はじめに
こんにちは、くんと申します。育成論投稿3回目です。スペレ17はイーブイが活躍できる可能性があるということでバトンエースについて考察しました。よろしくお願いします。
この育成論では各能力値をHABCDSと表記する等の一般的な略称・用語を用います。また、特に指定がない限りすべてのポケモンは理想個体を想定しています。ダメージ計算はトレーナー天国様のものを使用しています。
環境考察
スペレ17はレベル1限定シングルバトルということで、ポケモンたちのステータスの差が少ない。よって数値やタイプで受けて有利対面を作るサイクル戦では受けきれないことも多い。また、体力の低さを利用した頑丈きのみジュース戦法も多く見かけるため、1回積んだ程度では確1で倒せない場合がかなりある。結果、対面構築が流行っている。その影響かステルスロックやあくび、ふきとばし、くろいきり等の流し技を使うポケモンが少ないので、圧倒的な積み速度を持つイーブイには動きやすい環境といえる。
また、レベル制限のため準伝説ポケモンが使えず、カプ達によるフィールドもないので状態異常による起点作成も容易。ただし、サイコフィールドがないので先制技の需要が相対的に強化されている。バトン際のHP管理には注意が必要。
ネイティの採用理由
- 強特性マジックミラー
何と言ってもこれ。相手のふきとばしやアンコール、ちょうはつ、状態異常技といった搦め手を受け付けない。バトンが成功したときは非常に安定感がある。通常戦ではエーフィが担当する枠だが、このルールでは使用できないので、他のポケモンを探したところタイプ一致アシストパワーを使える特性マジックミラーのポケモンは他にネイティ系列ネイティネイティオしかおらず、替えがきかない性能のため採用価値が高い。
- 飛行タイプ
環境にツボツボが多く、ねばねばネットを巻いてくるため影響を受けない飛行タイプには価値がある。また、イーブイに合わせて出てくるアサナンヘラクロスルチャブル等の格闘技に対して受け出ししやすい。
型考察
レベル1のため努力値を振れる範囲に限界がある。
性格は物理技を採用する場合はまじめ、がんばりや等の無補正性格にするとどう努力値を振ってもA6になる。
特殊技のみで構成するならばイカサマ、混乱対策でひかえめやおくびょう等のA↓補正にする。この場合も努力値に関係なくA5になる。
確定欄ではひかえめを採用し、努力値の影響があるCとSにのみ最低限振っている。育成が面倒ならば適当にわいわいリゾートにCSぶっぱになるように放り込んでいても数値に影響はないため問題ないです。
確定欄実数値
12-5-6-7-6-7
持ち物
- 選択肢
しんかのきせき
BとDが1.5倍になるチートアイテム。12-9-9という驚異の硬さになる。確定欄ではこれを採用。
オレンのみorきのみジュース
1回限りはねやすめ以上の回復効果が見込める。めいそうを積むタイミングを作りやすくなる。パルシェンチラチーノメガヘラクロススキルリンクによる連続技にも強い。
半減実
ミミッキュピンポイント気味のカシブ、何かと飛んでくる岩石封じやいわなだれメタのヨロギなどが候補。
技構成
- 確定技
アシストパワー
レベル技。タイプ一致高火力技。半減タイプの相手程度なら確1取れる最強技。確定。
はねやすめ
技マシン。高速回復技。きせき+B↑↑D↑↑で要塞になる。確定。
- 準確定
めいそう
技マシン。CとDをさらに積み、詰み性能を上げていく。バトンに失敗しても立ちなおせる可能性がある。しかし環境にメタグロスギルガルド(シールド)等がいないためアシパでオーバーキル気味なところがあり、攻撃技の範囲を重要視するならば必要ないのではと考えて準確定。
- 候補技
マジカルシャイン
技マシン。アシパの通らない悪タイプに対する打点。確定欄ではこれを採用。
ミラクルアイ
レベル技。悪タイプにエスパーが等倍になるおもしろわざ。アシパワンウェポンにするならこれ。ただし、メガヤミラミで詰む。カグヤのヘビーボンバーがないため小さくなってくるやつが増えた時やムラっけドーブルドーブルが回避↑した時にも有効。
ねっぷう
教え技。対鋼に。コータスの晴れを利用できる。
シグナルビーム
教え技。対悪、対エスパーに。
ギガドレイン
教え技。対水、対岩に。というかほぼメガギャラピンポイントメタ。等倍相手にも削りつつ回復する立ち回りができるのでHP管理しやすい。
ふいうち
タマゴ技。高威力の先制技。特性から攻撃技を選択されやすいので決まりやすい。
ダメージ計算
- 与ダメージ
※ネイティはC↑↑状態とする
H13D7コータスコータス
アシストパワー 184.6%~215.3% 確定1発
H14D7メガガルーラメガガルーラ
アシストパワー 171.4%~200% 確定1発
H12D7メガクチートメガクチート
アシストパワー 100%~116.6% 確定1発
ねっぷう 116.6%~150% 確定1発
H13D7メガハッサムメガハッサム
アシストパワー 92.3%~107.6% 乱数1発(37.5%)
ねっぷう 107.6%~138.4% 確定1発
H13D7トゲデマルトゲデマル
アシストパワー 92.3%~107.6% 乱数1発(37.5%)
ねっぷう 107.6%~138.4% 確定1発
H12D9ツボツボツボツボ
アシストパワー 150%~183.3% 確定1発
H13D6イーブイイーブイ D↑↑
115.3%~138.4% 確定1発
- 被ダメージ
※ネイティはB↑↑D↑↑状態かつしんかのきせき持ちとする
C7コータスコータス
晴れふんか(威力150) 58.3%~75% 確定2発
A7パルシェンパルシェン
つららばり(1発) 16.6%~50%
A7ミミッキュミミッキュ
シャドークローZ 66.6%~100% 乱数1発(6.3%)
A8メガガルーラメガガルーラ
ふいうち(親) 33.3%~50%
A8メガクチートメガクチート
ふいうち 50%~66.6% 確定2発
バトンエース考察
イーブイバトンのエース候補で同タイプかつ役割が近いポケモンとしてマジックガードシンボラーがいるので比較していく。
- ネイティ
交代際に強い
場に出た瞬間にマジックミラーが発動する。そのため交代際にドーブルやキノココのほうし、リオルのほえる、クレッフィのいばる等をされても跳ね返すことができる。逆にシンボラーはターンの終わりに火炎玉で焼けるまでは眠りや麻痺ることがあったり、ふきとばされてしまったりする。
しんかのきせきを持てる
進化前であるネイティはきせきを持つことで12-9-9、能力上昇後だと12-18-18という高い耐久を得られる。シンボラーは素で13-7-7、能力上昇後だと13-14-14なのでかなり差がある。
- シンボラー
余計なダメージを受けない
コータスやツボツボが出してくるステロ、ゴーストタイプののろいやナマコブシのとびだすなかみを喰らわない点などがネイティより優れている。また、一度火炎玉で焼き鳥になってしまえば催眠や電磁波、その他追加効果による状態異常も効かなくなる(混乱はする)。
羽休めの回復量が多い
最大HPが13なので羽休めで7回復できる。ネイティは最大HP12なので6しか回復できない。この差で助かることがある。
やけどを押し付けられる
火炎玉サイコシフトによって物理アタッカーに対しての詰ませ性能が高い。
どちらも一長一短なので環境や相手のパーティを見て選出してほしい。
終わりに
いかがでしたでしょうか。第7世代最後と言われている今回のスペレですが、大好きなイーブイが活躍しやすい環境になっているのはうれしいです。育成も比較的容易なので、みなさんも一度やってみては?