以下の内容に必ず目を通してください。
- 指定のない限りすべてのポケモンは理想個体を想定します
- HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さをH、A、B、C、D、Sの略称で表記します
- その他わかる範囲の略称を用います
- ダメージ計算はトレーナー天国様のツールをもとに計算しています
- ご質問、ご指摘はコメントにて受け付けます
- 育成論に関係のないコメント、無益だと判断したコメントは予告なく削除します
それでは考察に移ります。
型概要
上記仮想敵はメガラグラージ軸の雨パが苦手とするポケモンばかりなので雨パの補完役としても優秀です。
採用理由・差別化
- 採用理由
- メタグロス軸、雨パ等における崩し役および補完枠
- ガルクレセドラン対策
- メガギャラドスストッパー
- 超、霊対策(妖複合を除く)
主な仮想敵
受け出し可能:








対面処理推奨:







※型次第で厳しい相手もいるのであくまで目安として捉えてください。
これらが重い構築の補完および耐性を生かしたサイクルパーツとしての採用が主になります。
- 差別化
持ち物
- カクトウZ
採用理由を満たすために確定です。
特性
性格
どちらか選択となります。
- 控えめ
また、火力に補正がかかることで耐久に努力値をまわす余裕が生まれます。
- 臆病
調整案
- 性格
- 努力値
- 実数値
- 調整意図
HB:A207メガギャラドスの1舞氷の牙+ステロダメージ超高乱数耐え
HD:C125ポリゴン2の冷凍ビーム超高乱数2耐え
S:準速ミミッキュ抜き抜き
C:悪の波動+気合玉ZでH191D116輝石ポリゴン2を確定
仮想敵に対する受け出しが成立するラインまで耐久に振り(ついでにDL対策)、必要火力を確保。余りをSに注ぎ込み準速ミミッキュ抜きとしました。ここまでSに割くことでミミッキュの上から挑発や蜻蛉返りを選択できるので立ち回りに幅が生まれます。
かなりCを削っていますが、これでもH171D150メガギャラドスを一撃で吹き飛ばすくらいの火力は有しています。確定欄はこちらの配分。
【素早さ重視】
- 性格
- 努力値
- 実数値
- 調整意図
HB:A207メガギャラドスの1舞氷の牙確定耐え
HD:C155ゲッコウガの冷凍ビーム高乱数耐え(81.2%)
S:最速ミミッキュ抜き抜き
C:悪の波動+気合玉ZでH191D116輝石ポリゴン2を確定
火力、耐久ともにギリギリになりますが、ミミッキュ対面での確実な行動保障を得ることができ、準速100族や最速グライオン等の上から行動できることがS補正最大のメリットです。メガガルーラ軸を意識する場合はこちらの調整をオススメします。
【火力重視】
- 性格
- 努力値
- 実数値
- 調整意図
HB:A233カミツルギの聖なる剣耐え
HD:C172ロトムの目覚めるパワー氷2耐え
S:準速ミミッキュ抜き抜き
C:H227D150クレセリアを悪波で確定2
これ以上Cに割いても仮想敵に対する乱数があまり変動しなかったので、耐久に少しだけまわしました。先の調整案と比較するとH167D115メガゲンガーが確2から乱1圏内(37.5%)になるくらいの違いが生まれるので、少しでも火力が欲しい場合はこちら。
今回は私が実際に採用した3パターンの配分を掲載しましたが、これをもとに各自調整をしていただければ幸いです。
技構成
- 確定技
悪技との補完が優秀で刺さる範囲が広く、この型の主軸となる技です。
ダメージ計算はZ適用時のもの。通常は約0.63倍のダメージになります。
※以下ダメージ計算は確定欄の調整のものになります
H191D116

H207D167

H171D150

悪の波動
一貫性が高いタイプ一致メインウエポン。
追加効果も優秀で仮想敵を考えても外す理由がありません。
H191D116

H135D115

H227D150

- 準確定技
受け系統や起点づくりから展開する構築にぶっ刺さる技。地震ワンウエポンのカバルドンや毒キンシ型のギルガルドに何もさせません。起点回避にもなり、この技があるかないかで仕事量がかなり変わるのでぜひ採用したい技です。浮いている挑発持ちは強い。
- 選択技
流し性能が高いポケモンなので刺さる場面は多いです。
ミミッキュ対面で化けの皮を剥がしつつ裏に繋げることができる点も優秀。
ダメージ計算は省略します。
羽休め
低火力サイクルを相手する際に経戦能力を長く維持できます。過労死しやすいため持っていると便利な技。
流星群
仮想敵であるロトム各種などに対する最高打点です。しかし、妖を呼ぶため無効にされやすく、採用しても技範囲自体はあまり広がらないので優先度は低めです。
H157D127

H197D156

H197D130

この他にも炎技各種、大地の力など覚えますが、気合玉と範囲が被り気味なので、この型における有用性は高くありません。また、ラスターカノンは妖タイプへの打点になりますが明確な解答にはならず、素直に蜻蛉返りで逃げた方がアドを稼ぎやすいため、本論での言及はしません、
色々試してお好みの構成を見つけてみてください。
ダメージ計算
記載のないものは各自計算してください。
- 被ダメ
C222

55.7〜66.1% 確2
C125

42.6〜50.2% 乱2(0.39%)
C155

76.5〜91.8% 確2
C200

44.2〜52.4% 乱2(18%)
C95

67.7〜80.8% 確2
(物理)
A216

86.8〜102.1% 乱1(18.8%)
A207

74.3〜88.5% 確2
A114

47.5〜56.2% 乱2(85.5%)
A183

45.9〜54%(47.3%)
同とんぼ返り
48〜56.8% 乱2(84.4%)
A132

32.7〜39.3% 乱3(87.3%)
立ち回り
挑発が使えるので展開系の構築には先発で出してもOK。
羽休めを採用しない場合は受け出し回数が限られるのでHP管理には注意してください。
過労死しやすいため、半減技に合わせる、釣り交換を決める、味方の蜻蛉ルチェンから展開するなど、なるべく負荷が掛からないように仮想敵と対面させて崩しの起点にしていきましょう。
序盤に蜻蛉返りを選択することで相手にスカーフ型の印象を植え付けることもできるので相手の誤認識を誘導する立ち回りをしても面白いと思います。
妖を強く呼び込むので裏でしっかりケアしてあげてください。
相性の良い味方
- メガメタグロス
メガメタグロス
- ギルガルド
ギルガルド(シールド)
冒頭でも言及しましたが、今回の仮想敵は雨パが苦手とする範囲とピッタリ合うので補完役として採用できます。ちなみに私はペリラグコケコサザングロスマリという並びで採用しましたが選出機会も多く、よくナットレイやポリゴン2を葬ってくれました。
あとがたり
ここまでご覧いただき誠にありがとうございました。今回は論が極力簡潔になるように試みてみましたがいかがだったでしょうか。
サザンドラ自体は環境的には逆風ですが、まだまだ第一線で活躍できるポケモンだと思うので、ぜひ育成してみてください。
次回はアクZサザンドラをご紹介できればと思います。(もしかしたら全然違うポケモンかもしれません)