育成論初投稿です。BDSPの対戦環境で所謂厨ポケと言われているラティオスラティオス・ハッサムハッサムメタとして、ある程度の火力と耐久を持つガルーラガルーラの育成論を考え、実際に対戦で使用しました。
採用理由と役割
採用理由は前述の通りラティオスラティオスとハッサムハッサムのメタポケモンとしてです。役割としてはどちらかとの対面で勝てる型となります。
持ち物
持ち物は火力アップと耐久調整、HP調整を行っているのでいのちのたま採用です。ほかの持ち物ではこの育成論は成り立たないのでもし使用する際は持ち物かぶりしないように注意してください。
特性
ガルーラガルーラはどの特性も有用なので何にするか迷いました。はやおきは催眠対策としてある程度強い特性ですし、きもったまはゴーストタイプへタイプ一致のノーマル技を通せることが大きく、せいしんりょくはSをあまり振っていない関係上怯み技に対して心配しなくてもいい。メタ対象はラティオスラティオスとハッサムハッサムですが、ゴーストタイプのアタッカー(ゲンガーゲンガー、ムウマージムウマージなど)にもある程度強く出れるようにきもったまを採用しました。
性格・努力値と調整
実数値 H187(52) A161(252) B112(92) C73(100) D90 S112(12)
性格は両刀にする関係上、元々低い特攻を無駄にしないため6V確定と、ハッサムハッサムに対して物理方面での耐久調整を行う関係で防御は落としたくないので、やんちゃでの採用にしました。
攻撃方面の努力値調整としては、まずラティオスラティオス対面でねこだまし+ふいうちで落とせるようにA252振りです。また、A252、C100振ることで、ハッサムハッサム対面でもねこだまし+だいもんじで落とすことができます。(だいもんじ1発で56%強の乱数1発で落とせますが、確実に倒すためにねこだましから入りましょう。)
耐久方面の努力値調整ですが、A特化ハッサムハッサムのA+2バレパン+いのちのたまの定数ダメージ2回耐えするため、H52、B92で調整です。
SはS4振り90族抜き調整でS12振りです。S12振りが役立った場面は特にないですが、他に調整する部分もないので保険として、Sに振りました。特防に振ってもいいと思います。
技構成
ねこだまし、ふいうち、だいもんじはメタ対象へ打つ技として必須です。最後の@1は自由ですが、タイプ一致の高火力技のすてみタックルはHP調整をしている関係上採用できないので、役割が終わったあとに退場しながら高火力技で相手を削れるようにギガインパクトを採用しました。(以前はかいりきとしていましたが、かいりき採用が役立った場面がなかったので変更しました。)といいつつも、他のポケモンに対しても役割を持たせたい方は他の技を覚えさせてもいいと思います。だいもんじは鋼・草・虫・氷タイプに抜群を取れると言っても火力がゴミなので、鋼・氷に抜群を取れるかわらわりやドレインパンチなんかでしょうか。ただ、鋼・岩以外にはノーマル技が等倍なので、ギガインパクトも普通に機能します。どうしても鋼・岩タイプへの打点を持ちたい方は格闘技かじしんを採用するといいと思います。
正直私の中でも@1の技が明確に決まっている訳では無いので、この型のガルーラガルーラを採用する方は@1は好きな技を使ってください。
立ち回り例
選出は先発が安定です。あくまで対面で勝つ型なので後投げは出来ません。ラティオスラティオスとハッサムハッサム以外のポケモンと対面したら基本は後ろのポケモンに引くようにしましょう。きもったまとふいうちでゴーストタイプには強いと思いきや、おにび持ちには機能停止させられてしまうので、交代安定です。おにびを持っていなさそうであれば死に出しなどで対面しましょう。
私自身の所感になってしまいますが、BDSPの対戦環境にいるガルーラガルーラはねこだまし+とっておき型がほとんどなので、ガルーラガルーラを見てラティオスラティオスとハッサムハッサムが対策されていると思う人は少ないと思うのか、普通にラティオスラティオスやハッサムハッサムが選出されてくる可能性が高く感じました。
与ダメージ計算
B4振りCS252ラティオスラティオスにねこだましが45〜55ダメージ、31〜37.4%
B4振りCS252ラティオスラティオスにふいうちが112〜133ダメージ、72.3〜85.8%
H252振りハッサムハッサムにねこだましが19〜23ダメージ、
10.7〜13%
H252振りハッサムハッサムにだいもんじが161〜192ダメージ、91〜108.5%
H252振りハッサムハッサムにふいうちが47〜56ダメージ、26.6〜31.6%
その他ポケモンに対しては役割対象外の為ダメージ計算はしていません。気になる方はダメ計サイトで調べてみてください。
被ダメージ計算
A252振りテクニシャンハッサムハッサムのバレットパンチがガルーラガルーラに61〜73ダメージ、32.6〜39%
A252振りテクニシャンハッサムハッサムのハチマキバレットパンチがガルーラガルーラに91〜108ダメージ、48.7〜57.8%
A252振りテクニシャンハッサムハッサムのA+2バレットパンチがガルーラガルーラに121〜144ダメージ、64.7〜77%
CS252振りラティオスラティオス対面ではラティオスラティオスの技を食らわずに勝つことが出来るので被ダメ計算はしていません。耐久調整しているラティオスラティオスには負けますが、私自身の感覚としては耐久調整をしているラティオスラティオスには出会いませんでした。(たまにめいそう型もいるっぽいです。めいそう型はHに多少は努力値を割くと思うので勝てません。)
苦手なポケモン
あくまでラティオスラティオス、ハッサムハッサムが仮想敵なので、他のポケモンは苦手だと思っていいです。ラティハッサムのどちらかでも倒し、残りのもう1体の方に少しでもダメージを与えられれば役割終了です。
相性の良い味方・構築例
相性がいいポケモンとしては、A特化ベースのこだわりスカーフウインディウインディです。スカーフのS+1を考慮して最速ラティオスラティオスの上を取れるようにS調整を行い、あまりはD方面への耐久に回しました。じゃれつくが命中不安定技なので1回の外しは仕方ないものと思いましょう。
ウインディウインディの努力値配分はあくまでもガルーラで倒しきれなかったラティオスラティオスorハッサムハッサムの処理をするためのものですが、他のポケモンにもある程度戦えるので参考までに。
ウインディウインディ
性格 いじっぱり
特性 いかく
持ち物 こだわりスカーフ
技構成 フレアドライブ インファイト じゃれつく しんそく
個体値 C抜き5V
実数値 H169(28) A178(252) B101(4) C× D124(188) S120(36)
H28、D188 いのちのたまおくびょうラティオスラティオスのりゅうせいぐん確定耐え調整
S36 スカーフを持たせると最速ラティオスラティオスのS178を2抜き調整(S+1の実数値は180。S28振りだとS178になり同速になってしまいます。)
私自身、サイクル構築や受けループを使用するのが苦手なので対面構築を組むことが多いのですが、使用感はかなり良かったです。狙い通りにいった確率で言えば約8割強といったところでしょうか。
ただ、ラティオスラティオスとハッサムハッサムが入っていないパーティに対しては少し弱くなってしまうので、ほかの4体のポケモンは環境に多いウォッシュロトム水ロトム、マンムーマンムー、カイリューカイリュー、キノガッサキノガッサ、バンギラスバンギラス、ミロカロスミロカロス、マリルリマリルリ、ギャラドスギャラドス 、ヒードランヒードラン、バシャーモバシャーモなどに強く出れるポケモンを探してパーティを組みましょう。
以上でガルーラガルーラの育成論を終わります。
思いのほか書きたいことが多くて長くなってしまいました。使ってみた方がいらっしゃれば、使用感などを教えていただけると嬉しいです。