はじめに
目を通していただきありがとうございます。はなまる という者です。今回初めて育成論の投稿をさせていただきます。不備等ございましたらご指摘ください。
- この記事では非公式の用語「H A B C D S」を用います。
- ダメージ計算については「ダメージ計算ツール:ポケマス」さんを参考にしています。
採用理由と役割(修正版)
アメモースの採用理由ですが、現在のシンオウ地方における対戦環境にて贔屓目に見ても日の目を浴びていないという点から相手に型を悟らせず、対応に追われている隙に自分の場を組みたてることで自身がエースになりうるのです。技範囲も他のむし・ひこうタイプのポケモンアゲハントやバタフリーに比べ広いことから今回の育成論を執筆するに至りました。 役割としては基本的には先発で繰り出した後に蝶舞→特殊技でのエース役となっています。アメモースを駆使してガブリアスラティオスに強気で出れるということを書いてみました。詳しくは下記に続く記事をご覧いただければと思います。
持ち物
- ヤタピのみ
のちに記載しますが、仮想敵の攻撃を耐え効果発動→蝶舞のC上昇と合わせ、抜き性能の底上げを想定。
- きあいのタスキ(提案)
耐久を捨て置き、C Sに振る場合や苦手な岩タイプの技も見て確実に動きたい場合に採用の余地あり。
- ヨロギのみ(提案)
4倍弱点の岩技を半減にしてくれるきのみです。用途が限定的なので今回は確定させません。
特性
「いかく」確定です。先発に来がちなキノガッサやガブリアスに対して有効です。というか、通常特性が「いかく」しかありませんし夢特性の「きんちょうかん」と比較すればいうまでもありません。
性格・努力値と調整
- 性格:ひかえめ
努力値配分の関係上、Cに努力値を割けないので性格で補います。
- 努力値配分
H:204 A:0 B:0 C:0 D:124 S:180(計508)
物理技を打たない、かつ、蝶舞の恩恵を受けないためAは0。
相手ポケモンに威嚇が刺さった前提での立ち回りを想定しているためBは0。
Cはヤタピのみ、蝶舞のバックアップがあれば十分な火力になることと、高くないSを考慮し一度攻撃を受けるため耐久面に振りたいので0。
Hに204、Dに124振っているのはメジャーな特殊アタッカーラティオスのひかえめ珠れいとうビーム(10万ボルト)を一発耐えられるように、威嚇込みガブリアスの珠げきりんを耐えられるようにしています。しかし、同条件のラティオスの流星群は乱数一発(18.8%)で倒されてしまいます。その他ダメージ計算は下記参照。
Sに180振ることで実数値123となり、準速70族キノガッサやレントラーなどを1上回ります。キノガッサに対し上からエアスラッシュを打つことができます。さらに蝶舞を一回積むことでガブリアスはもちろんラティオスラティアスや最速115族、準速130族も置き去りにします。
技構成
- 確定枠
- ちょうのまい
鬼に金棒、アメモースに蝶舞です。今回のコンセプトであり、この技がなければ輝けないため無論確定です。
- むしのさざめき
むしタイプの特殊技最高打点のこの技、採用しない理由がありません。
みがわりを貫通できるのもつよいです。
- エアスラッシュ
同じくタイプ一致の技です。運が良ければ怯みも狙えますし、なにより舞わずともキノガッサを倒せます。
- れいとうビーム
意外にもアメモースはれいとうビームが撃てます。巷に散見される地面・竜・飛行ポケモンたちへの強力な打点といえます。
- 互換できる技
- ふぶき
れいとうビームよりも高い火力がありその分決定力も増します。しかし命中70というリスキーさから今回は自由枠にしています。特性:ゆきふらし のポケモンと合わせて使う場合には吹雪で構わないと思います。
- ギガドレイン
苦手な岩タイプの打点であり回復もできる技です。また、今回の確定技では補えない弱点を突くことも可能です。
- エナジーボール
上に同じく草タイプの技です。10%のとくぼうダウンが狙えるうえ、威力も高めです。ギガドレインとの選択になると思います。
- とんぼがえり
タイプ一致で打てる貴重な技です。その性能から威嚇を撒いて苦手対面を避けることが可能ですが、性格・A努力値・素早さ・耐久面からみて使える場面が多くないと考え今回は自由枠とします。
- ねっとう
苦手な岩・炎タイプへの対抗策です。威嚇に加え追加効果のやけどを引くことができれば物理ポケモンを追い込めます。これもれいとうビームとの選択になると思います。
- アクアジェット(遺伝)
アメモースが使える唯一の先制技です。相手も先制技を有していた場合に強く1匹落としきる力を増してくれるので自由枠の中でも優先順位は高いと思います。
立ち回り例
何度かBDSP内のグローバルルームにて合言葉「6350 4649」にて対戦してみて多くのトレーナーが先発にキノガッサガブリアスラティオスを繰り出してくる印象を受けました。彼らに対し先発でアメモースを繰り出すことで相手の技を一撃耐え、蝶舞を積み2ターン目で倒していくというのが基本的な立ち回りになります。
1ターン目の技を受けるタイミングでは高頻度でヤタピのみ発動圏内になるので2ターン目の火力に関しては大きな期待ができます。
今回採用した技であれば幅広いタイプまで対応できるので器用に動かせると思います。が、ポケモンには多様なタイプがありどうしても抜群が取れない場合もあります。能力上昇だけではケアできない場合もあるのでそのときはおとなしく後続にバックしましょう。
また、壁を張ってくれるポケモンやみがわり→バトンタッチができるポケモンの裏に控えさせておくのもいいと思います。
与ダメージ計算
※記載する計算は確定枠の技、C上昇なしの場合です。各ダメージ%はC1段階上昇で1.5倍、2段階上昇で2倍してください。記載の要望があった際には逐一追記する予定です。
- エアスラッシュ
性格補正なしH4振りキノガッサ:(205.8 ~ 247%)確定1発
性格補正なしH4振りガブリアス:(29.3 ~ 34.7%)乱数3発(8.9%)
性格補正なしH4振りユキノオー:(65 ~ 77.1%)確定2発
性格補正ありH252振りユキノオー:(49.7 ~ 58.8%)乱数2発(96.5%)
- むしのさざめき
性格補正なしH4振りラティオス:(66.6 ~ 80.7%)確定2発
性格補正なしH4振りユキノオー:(77.1 ~ 91.5%)確定2発
性格補正なしH252振りメタグロス:(32.6 ~ 39%)乱数3発(99.7%)
性格補正ありH252振りユキノオー:(58.8 ~ 71%)確定2発
性格補正ありH252振りクレセリア:(37 ~ 43.1%)確定3発
- れいとうビーム
性格補正なしH4振りガブリアス:(93.4 ~ 110.8%)乱数1発(62.5%)
性格補正なしH4振りラティオス:(44.8 ~ 53.8%)乱数2発(39.8%)
性格補正なしH252振りカバルドン:(45.5 ~ 53.9%)乱数2発(38.7%)
性格補正なしH4振りフライゴン:(115.3 ~ 138.4%)確定1発w
性格補正なしH4振りカイリュー(マルチスケイルあり):(45.5 ~ 53.8%)乱数2発(35.5%)
被ダメージ計算
性格補正ありA252振り珠ガブリアス
げきりん:(125.1 ~ 147.9%)確定1発・威嚇込み:(83 ~ 98.8%)確定2発
ほのおのキバ:(91.2 ~ 108.1%)乱数1発(50%)
性格補正なしC252振り珠ラティオス
りゅうせいぐん:(86.5 ~ 102.3%)乱数1発(18.8%)
10万ボルト:(80.7 ~ 95.9%)確定2発(れいとうビームも同様)
性格補正ありA252振り珠カイリュー
げきりん:(98.8 ~ 116.3%)乱数1発(93.8%)・威嚇込み:(65.4 ~ 77.7%)確定2発
三色パンチ:(80.7 ~ 95.9%)確定2発
性格補正なしC252振りユキノオー
ふぶき:(65.4 ~ 77.7%)確定2発
性格補正なしA252振りユキノオー
いわなだれ:(116.9 ~ 138%)確定1発
威嚇込み:(79.5 ~ 93.5%)確定2発
苦手なポケモン
- スカーフ持ちのポケモン
蝶舞一積みで抜けない場面が多くうごけないため。
- 岩タイプのポケモン
4倍弱点をタイプ一致で撃ってくる天敵。アメモースが水技を覚えるかタスキorヨロギのみを持つことで気持ち程度の反抗も可能に。
初手からをやぶるで2ターン目には上をとられてしまい彼の主砲であるロックブラスト・つららばりを受けきれないため。また、パルシェンに限らずタスキ+先制技を使ってくるポケモンが苦手です。
相性の良い味方
タイプ相性を補完してくれるバンギラスやメタグロス、耐熱ドータクンほかにもヌオー、それこそガブリアスやラティオスラティアスなど高水準のポケモンと選出し意表を突くのもいいと思います。
さいごに
最後まで読んでいただきありがとうございます。初めての育成論投稿ということもあり、文の乱れや理論の破綻があるかもしれません。その際はご一報ください。今回の評価やコメントを参考に、今後機会があればまた育成論を書きたいと思います。
修正履歴
- 12/17 採用理由 について全文書き換えました。
- 12/18 持ち物 の項目内にて岩半減実を誤って「ヤチェのみ」と記載していたため修正しました。