育成論初投稿なので、不十分な部分があれば申し訳ありません。できる限り改善に努めます。
シリーズ10について
現環境は禁止伝説級のポケモンが一体まで採用可能、さらにダイマックスが禁止というルールになっています。
そのため、高い素早さ種族値と高火力をあわせ持つザシアン(王)やバドレックス(こくば)、こだわりスカーフを持たせて素早さを補いつつ、特性のあめふらしとタイプ一致のしおふきで超高火力を叩き出せるカイオーガなどが非常に強力となっています。
エレザードについて
エレザードはタイプがでんきとノーマルの複合、特性がかんそうはだとなっています。
そのため、現環境で使用率上位のバドレックス(こくば)の主力技であるアストラルビット、カイオーガの主力技であるしおふきを共に無効化することができます。
上記の2つを無効化できるのは全ポケモンの中でもエレザードだけとなっており、唯一無二の性能と言えます。
採用理由と役割
採用理由としてはエレザードについての見出しで説明した通り、バドレックス(こくば)とカイオーガの主力技を無効化できることにあります。
役割としては、上記の2体に対して後出しから有効打を与えることにあります。
そのため、役割対象である2体が相手にいない場合、選出しない場合が多くなります。
こだわりスカーフ込みでほとんどの相手に対して先制できることから、ドラパルトやエースバーンなどの高速アタッカーに対しての採用は選択肢に入るかもしれません。
持ち物
持ち物にこだわりスカーフを持たせる理由としては、役割対象であるバドレックス(こくば)に対して先制を取れることにあります。
バドレックス(こくば)に対して先制を取る方法として、素早さ上昇状態をバトンタッチする、カムラのみやイバンのみを使用するなどの方法がありますが、エレザードは変化技などでの絡め手が得意なポケモンではないので、こだわりスカーフを持たせるのが最も手っ取り早い手段だと言えます。
特性
特性にかんそうはだを採用する理由としては、カイオーガの水技を無効化できることにあります。
カイオーガに対して後出しから役割を遂行するには水技の無効化が必須となるので、この型で他の特性を採用することは考えられません。
性格・努力値と調整
性格は、耐久に努力値を振っていないバドレックス(こくば)に対して、あくのはどうで確定1発のラインを確保するためにひかえめにしています。
努力値については箇条書きで記述します。
【特攻】
特攻はバドレックス(こくば)に対してあくのはどうで確定1発のラインを確保するため、MAXの252まで振っています。
【特防】
特防は最速カイオーガのれいとうビームを確定で2発まで耐えるラインの52まで振っています。
【素早さ】
素早さはこだわりスカーフ込みでこだわりスカーフ持ち最速カイオーガより2低くなるように204という調整にしています。
この調整にした理由としては、カイオーガに後出しからボルトチェンジを打った場合、仮に相手が交換をしてこなかった場合でも後続を安全に着地させることができるためです。
さらに、カイオーガに対してボルトチェンジを打ってこちらが先制した場合、相手の持ち物がこだわりスカーフでない可能性が高いと判断できることも大きな利点と言えます。
技構成
技構成についても箇条書きで記述します。
【かみなり】
エレザードは種族値的に火力が心もとないため、少しでも高い打点を出すため。
カイオーガに対しては、雨天候を利用して必中で打てるため非常に強力。
【ボルトチェンジ】
高い素早さを活かして上からダメージを与えつつ交換できるため。
カイオーガに対しては、後攻から打つことで後続を安全に着地させるため。
【あくのはどう】
バドレックス(こくば)に対して高火力を出せるため。
【なみのり】
苦手なじめんタイプに対してダメージを与えられるため。
今回はエースバーンなどに対して有効打になることから採用していますが、カバルドンやヌオーなどのポケモンを意識するならくさむすびの採用も考えられます。
立ち回り例
カイオーガのしおふきを誘いつつエレザードに交代、既にダメージを与えているならかみなりで仕留め、まだ相手が無傷ならボルトチェンジで交代し、相手も交代する可能性が高いのでそこに有利な後続をぶつける。
バドレックス(こくば)のアストラルビットを誘いつつエレザードに交代、あくのはどうで仕留める。
与ダメージ計算
・無振りカイオーガに対するかみなり(78.8~93.7%)
・無振りバドレックス(こくば)に対するあくのはどう(102.8~121.1%)
・無振りエースバーンに対するなみのり(81.2~96.7%)
・無振りドラパルトに対するあくのはどう(68.7~80.9%)
耐久調整がなされている可能性が高いポケモンに関しては、満足にダメージが与えられない場合が多いので、今回は省略させて頂きます。希望があれば追加させて頂きます。
被ダメージ計算
最速カイオーガのれいとうビーム(41.6~49.6%)
最速カイオーガのかみなり(24.8~29.9%)
最速バドレックス(こくば)のサイコショック(99.2~118.2%)
最速バドレックス(こくば)のサイコキネシス(67.8~79.5%)
苦手なポケモン
じめんタイプ全般が低耐久も相まってほぼほぼ受けられないのでかなり不利です。
対ゴリランダーは、抜群で通せる技が無く、向こうはばかぢからなどを持っているので不利です。ボルトチェンジをするにしてもグラススライダーで痛手を負わされてしまいます。
そもそも低火力低耐久なので抜群以上で技が通らない相手にはそこまで強く動けません。
相性の良い味方・構築例
エレザードの足りない火力を補えるステルスロックを持つポケモンは相性がいいと言えます。
特にデスバーンはカイオーガ、バドレックス(こくば)を誘いやすく、かつステルスロックを持っていてとても相性がいいです。
エレザードでは火力が及ばない高耐久ポケモンに対しても、のろいで定数ダメージを与えたり、みちづれで突破することができるので強力です。