注意
本育成論はバトン型テッカニンであり、バトン先のポケモンについても記入しています。
本来の育成論の使い方であるテッカニン単体の育成論でないことを了承した上でお読みください。
あいさつ
ぽけぐりです。剣盾で初めてランクマッチに潜り、歴としては1ヶ月もない初心者ですが、テッカニンの考察を投稿させていただきます。
はじめに
- 指定のない限りすべてのポケモンは理想個体を想定します。
- HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さ、ダイマックスをH、A、B、C、D、S、DMの略称で表記します。
- ポケモン名やタイプ表記、道具名などに一部略称を用います。
- ご質問、ご指摘はコメントにて受け付けます。
テッカニンについて
特性:かそく により毎ターンS上昇
バトンタッチで後続に繋げる
サンの実できあいだめ状態にした上でバトンタッチをする
採用理由
Sが上昇するので安全にバトンタッチが通せる点は他のバトンタッチポケモンにない長所だと思ったので採用しました。
主な後続アタッカーと戦い方
- パルシェン
HA振り 意地 ピントレンズ持ち つぶて/つらら/ロクブラ/からやぶ
ピントレンズを持たせてサンの実バトンと組み合わせて確定急所*5回攻撃を打ちます。バトンタッチの弱点である、「相手も積み技を多様してBDをあげる」や「黒い霧で能力変化を打ち消される」や「ミミッキュ、コオリッポ 、タスキ持ち」などをカバーできるのが急所*5だと判断しました。
バトンタッチを想定しているのでS無振りです。
- バンギラス
H252 C222 S36 ひかえめ 弱点保険持ち あくは/10万/放射/きあいだま
バトンタッチをすると必ず一回の攻撃は受けるので弱点保険との相性がいいのと、耐久値が高く、アタッカーとしても運用できるバンギラスを採用しました。S36振りはS3段階上昇で最速パルト(ハチマキドラパルトが強かったので)を抜きます。
主な戦い方は
テッカニン(S2or3段階上昇してバトンタッチ)→バンギラス→テッカニン(サンの実発動)→パルシェン
で勝ちを狙いに行きます。
努力値
H188(実数値HP160)
みがわりといえば4n+1でしょうが、ミミッキュのかげうち・ウインディのしんそく など、先制技持ちが少なからず居座っている環境では4nにして1nであるHP40で先制技を耐える必要があります。
そして164でない理由は160のほうが環境ダメージ、状態異常ダメージが計算しやすいのと、みがわり*2+砂嵐*3でサンの実を発動させるためです。
S4振りはS1段階上昇で70族からやぶを越えるためです。主にポットデスを見てます。(パルシェンなら素引きするので)
残りをBとDに。
技構成
まもる・みがわり・かたくなる・バトンタッチ全て確定。
最初はかたくなるではなく剣舞でしたが、打つタイミングがあまりないのと、
ハチマキドラパルト・ハチマキウオノラゴンにこのパーティーが壊滅するのでかたくなるを採用しました。
ドラパルトに関しては多様な型・すりぬけも考慮するため難しかったのですが、
みがわりを打たずに、まもる→かたくなるスタートで、残りHPでハチマキ持ちかそうじゃないかを見極め、ハチマキならS2段階B1段階上昇してバンギラスに、ハチマキでないならもう一度かたくなるを打ち、サンの実を発動させながらS3段階B2段階上昇してパルシェンに繋げます。
弱点
- パーティーにこいつがいたらテッカニンを選出しない
メタモン・カバルドン
:全てパクられて上から殴られるだけで壊滅します。見た瞬間にテッカニンは選択対象外です。
カバルドンはステロ・ほえるをされると意味がなくなります。大幅に有利を取られた状態でテッカニンも機能しないのは負け確みたいなものです。
- 要注意
ニンフィア・ジャラランガ・アーマーガア・ギャラドス・カマスジョー・パルシェン・ロトム
:ニンフィア・ジャラランガは音技持ちなのでみがわりが打てません。
アーマーガア・ギャラドスは挑発を持っている場合があります。
カマスジョーはすいすいでテッカニンの上を取られる唯一のポケモンです。ダイマックスを切られるとまもるみがわりまもる連打でも耐えることができません。
パルシェンが先発で出てくるとかなりきついです。こっちは素引き安定ですが、それを読まれてからやぶをされるとかなり不利です。
ロトムは10万連打でバトンタッチで出てきたパルシェンが倒されます。バンギラスで倒すしかありませんでした。
- 立ち回り次第
ドヒドイデ
:黒い霧持ち。急所ランクは下がらないのでどうにかしてサンの実パルシェンを降臨させましょう。
ダメージ計算
- ドラパルトが一番多い対面且つ難しいのでこれだけ書きます、かなり長いです。
前提:Aぶっぱ意地or陽気 すり抜け想定。
すり抜けを考えるとみがわりは置けない。
想定するパルトは以下の3つ。
1:スカーフパルト(テッカニンはS振ってないので2段階上昇させないと速度勝てない)
2:ハチマキパルト(威力おばけ)
3:弱保パルト(普通)
そして技の出し方は、”まもる”→”かたくなる”までが確定。順に追っていきます。
[1ターン目]
自:まもる
相:ドラゴンアローor炎技
・ドラゴンアロー:2ターン目へ
・炎技:すり抜けパルトっぽいのでバトンタッチする。
[2ターン目]
自:かたくなる
相:ドラゴンアロー(相手がスカーフなら先にドラゴンアロー)
・相手が先の場合:スカーフパルト確定。残りHP38~58。バトンタッチする。サンの実発動したならパルシェン、しないならバンギラス。
・こっちが先の場合:相手のダメージ量でハチマキなのか違うのかを見極める。
・残りHP38~58:ハチマキ意地パルト確定。(残りHP49以下)
・残りHP50~68:ハチマキ陽気パルト確定。(残りHP50以上68以下)
・残りHP76~92:Noハチマキ意地パルト確定。(残りHP69以上85以下)
・残りHP86~98:Noハチマキ陽気パルト確定。(残りHP93以上)
[3ターン目以降]
・ハチマキ意地、陽気パルトの場合:まもる、バトンタッチ。サンの実発動してたらパルシェン、してなかったらバンギラス
・Noハチマキ意地、陽気パルトの場合:まもる、かたくなる、バトンタッチ。パルシェンに。
長くなりましたが、言いたいこととしては、
スカーフ・ハチマキパルトに対してはB1段階上昇でバンギラス(パルシェン)へ、
弱点保険パルトに対してはB2段階上昇でパルシェンへ繋げることができます。
ハチマキ意地パルトのアローでもB1段階上昇バンギラスには確3、
弱点保険意地パルトのアローはB2段階上昇パルシェンには確4
と、起点にできます。
ドラパルトはすり抜け、ハチマキ、スカーフ、と数多くの型がありますが
まもる→かたくなる でどんな型なのかがわかり、対策ができた上で安全にバトンタッチができます。
最後に
サンの実テッカニンは、急所ランク2段階とS数段階上昇ができる点で他のバトンタッチとの差別化で、ピントレンズを持たせたスキルリンクパルシェンとのシナジーを狙った構築です。
他のテッカニンの型として「タスキ剣舞テッカニン」「チイラの実テッカニン」、他のアタッカーとして、「スキルリンクチラチーノ」「強運キッス」「スナイパードラピオン」など試していましたが、一番強いのがサンの実テッカニン+スキルリンクパルシェンでした。
しかしHA振りピントレンズパルシェンはテッカニンがいる前提のポケモンなのでテッカニンを選出しない場合はバンギラス含めた残りの4体で戦わなければならず、裏選出の3体は最後までまとまりませんでした。
あとまもる読みのダイマックスなどもきつく、プレイングが簡単そうに見えてかなり難しい構築のように思いました。
レンタルパーティーも公開しています。面白そうだなと思ったら使ってみてください。
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(追記)
サンの実はバトルタワー通算100勝で手に入ります。指摘してくださった方ありがとうございます。
(追記)
努力値を
D66 S4 から D0 S70 に訂正しました。
S4振りして余ったものをDに降っていましたが、1回目バトンしたポケモンがダイマエースバーンに倒された場合にSが負けているとみがわりを打てずに相手のダイジェットでジリ貧になる試合がありました。
なのでS181ではなくS189にしてエースバーンを抜く調整にします。
中途半端なDで助かったという場面もなかったため、H188 B252 S70 で確定させていただきます。失礼しました。