皆さんどうもこんにちは、野菜丼です。今回はカイオーガの育成論になります。カイオーガといえばスカーフ、という固定観念をぶち壊す型となっておりますのでスカーフカイオーガガチ信者の方はご注意ください。あ、今回もHABCDS等の専門的な用語を使わせていただきます。よろしくお願いします。
採用理由と役割
カイオーガを使いたかったのですが、スカーフは別のポケモンが持ってたということもあり、「せや!なら保険で素早さ上げたろ」となったからです。もちろん、からぶりほけんならではのメリットもあるのでそれも後で紹介します。
持ち物
コンセプト上、からぶりほけんで確定です。
特性
あめふらししかないのであめふらしです。まあ、他の特性があってもあめふらしを使うと思いますが。
性格・努力値と調整
素早さよりは火力を重視したひかえめ。いわなだれやがんぷう採用でもひかえめにしてください。
技構成
【メインウエポン】
こんげんのはどう
専用技です。威力110の命中85。威力は同じですが命中が80のハイドロポンプと選択ですが、2連外しとかが怖いので僕はこっちを使っています。まあ外れるときは外れますが。
ハイドロポンプ
こんげんのはどうと同威力ですが、命中が5低いです。からぶりほけんの発動率があがるのでこっちもありですね。特にからぶりほけんを絶対発動させたい方はこっちをおすすめします。ただ、シングルなら好みでいいと思いますがダブルの場合は敵全体にダメージを与えられるこんげんのはどうがおすすめ。
【サブウエポン】
ふぶき
よっぽどのことがない限り確定です。今暴れまわっているボーマンダ、ガブリアスなどの氷4倍勢に刺さる刺さる。命中安定のれいとうビームより威力が20も高く、命中70も逆にからぶりほけんの発動により逆にメリット。この火力を見るとれいとうビームとか弱く感じます。
かみなり
雨下で必中なのが少し惜しいですが、普通に命中安定技として採用するといいでしょう。雨がやんだり、晴れや砂嵐、あられ状態にされた場合はからぶりほけんの発動チャンス。特に晴れや砂嵐、あられのときはこんげんのはどうやふぶきより命中が下がるため、からぶりほけん発動の絶好のチャンスです。こちらも優先度はかなり高め。
いわなだれ
対ヌケニン用技ですが、一応岩4倍弱点勢にも打てます。ただし、自身がもうダイマックスできない状態で、[1]相手のタスキが潰れているまたは消費済であり、雨がやんでいたり晴れや砂嵐、あられ状態の時 [2]タスキを持っていて、まだ発動可能な時 の2つのパターン以外のときは基本的にヌケニン以外には打ちません。
[1]の時は、こんげんのはどうやかみなりの命中よりいわなだれの命中の方が高いので、倒しやすいということです。もちろん、からぶりほけんを狙うしかないときはこんげんのはどうやかみなりを使うほうがいいです。
[2]の時は、タスキで耐えられた後に動けない確率を考えてです。いわなだれは 命中90%×怯み30%=27%なのに対し、かみなりは 命中100%(必中)×麻痺30%×しびれて動けない25%=7.5%なので、バタフリーの眠り粉などが怖かったらいわなだれを打ったほうがいい、というわけですね。ヌケニンで止まらないように、採用度は高め。
みがわり
催眠ややどりぎ、その他の面倒な技の対策になります。かみなりやでんじはで麻痺を撒けたら、身代わり連打で痺れを待つという害悪プレイもできます。汎用性が高いので、採用しておくと便利ですが、体力を削るので乱発しないように。
ぜったいれいど
みなさんご存知一撃技です。当然ぜったいれいど等の一撃技が外れてもからぶりほけんは発動しませんが、素早さの努力値を耐久にさくぶん耐久が上がるため、ぜったいれいどの試行回数を増やせます。ラッキーなどの耐久ポケが嫌な方はぜひ。
でんじは
相手を麻痺状態にできます。かみなりとの違いは麻痺にできる確率と命中です。かみなりは必中+30%麻痺なので、麻痺にできる確率は30%なのに対し、電磁波は命中90の当たれば確実に麻痺にできるので90%で麻痺にできます。麻痺にする確率だけを見ると電磁波のほうが高いわけですね。あと、命中90ということはからぶりほけんの発動が可能ということなので、そこもメリット。ただ、かみなりと違いダメージを入れたり身代わりを破壊できないので、そう考えるとかみなりのほうがいいと思います。入れるならみがわりとのセットがおすすめです。
はかいこうせん
一応ダイマックスして打つことでダイアタックを打てます。弱点をつけませんがその分等倍範囲が広く、からぶりほけんも10%で発動できます。まあ、採用度はかなり低いですね。
がんせきふうじ
いわなだれよりも威力が劣るうえ、命中も高いです。怯みも狙えないので、素早さを下げたい場合以外は採用しないでください。ふつうのカイオーガだったとしても命中100で威力同じ、10%で全能力上昇で高い特攻に合う原始の力を使ったほうがいいです。
立ち回り例
基本的には高火力で殴るだけです。からぶりほけんがあるので命中不安技もどんどん打っていってください。
スカーフではなく、からぶりほけんを使う理由
理由は主に3つです。
1 耐久に努力値を回せる
からぶりほけん型は、スカーフの1.5倍より高倍率の2倍が見込めるため、その分素早さから耐久に努力値をまわせます。例えば全ポケモン最速のレジエレキを参考にすると、スカーフでは準速でも抜けませんが、からぶりほけんが発動したならSに220振ることで最速レジエレキも抜けます。もちろん準速までしかケアしないならその分耐久に努力値をまわせますし、そもそもレジエレキには上を取らせるという前提で素早さを削れば削るほど耐久が上がります。準速レジエレキまでのケアなら140振れば上が取れ、最速フェローチェまでのケアならなんと12振るだけで大丈夫です。
2 逆に遅さを利用できる
さっきまで速さばかり注目していたので、今度は遅さに注目すると、スカーフを持たせないことで例えばザマゼンタ(王)の下を取れます。これで何が起きるかというと、スカーフカイオーガの対策で下からメタルバーストしようとしたのに、上を取ってしまいメタルバーストが失敗する、ということがあります。(というか実際ありました)他にも、遅い分トリル下で上を取りやすかったりします。まあ、もとの素早さがかなり速いのでそこまで期待はできませんが、スカーフならあった「トリルを貼られたせいで上を取られた」ということを減らせます。
3 技の打ち分けができる
スカーフと違い、死に出しヌケニンやヌケニンに対して投げて引かれ、起点にされるなどの事故を避けられます。こだわり解除のダイマよみダイウォールなども誘発できて便利。あと、ダイマックス跡もスピードは上がったままなのも便利です。
与ダメージ計算
みなさんスカーフカイオーガの育成論とかで見飽きてると思うので、あまり多くはのせません。また、ダメージはからぶりほけん発動で最速レジエレキ抜きのものです。
[こんげんのはどう、ハイドロポンプ]
H252ザマゼンタ(王)→確定2発
H4ザシアン(王)→乱数一発(50%)
H4レジエレキ(光の壁込み)→乱数1発(68.8%)
H4ウルガモス(ダイマックス中)→確定1発
H4ウルガモス(ダイマックス中、蝶舞1積み)→確定2発
H4リザードン(ダイマックス中、晴れ下)→乱数2発(1.2%)
ふぶき
HD特化ボーマンダ→確定1発
H4ガブリアス(ダイマックス中)→乱数1発{75%}
H252ガブリアス(ダイマックス中)→確定2発
いわなだれ
H4バタフリー→確定1発
H4ウルガモス→乱数1発(31.3%)
H4リザードン(ダイマックス中、晴れ下)→確定3発
被ダメージ計算
こちらも与ダメージ計算と同じ努力値振りです。
C特化レジエレキのサンダープリズン→確定2発(追加ダメージをくらうとやられる。十万ボルトは31.3%の乱数1発)
A特化ザシアン(王)のじゃれつく→乱数1発(62.5%)(ワイルドボルトの場合は確定1発)
A特化ザマゼンタ(王)のインファイト→確定2発
C特化珠サンダーの十万ボルト→乱数1発(43.8%)
A特化ボーマンダのげきりん→確定2発
A特化ガブリアスのじしん→確定2発(げきりん採用だったときも確定2発)
A特化ヌケニンのポルターガイスト→乱数2発(97.3%)
苦手なポケモン
普通にタイプ相性上不利なポケモンが苦手ですが、耐久に振れば振るほど不利な相手にも勝ちやすくなります。ですが、電気タイプ相手だと弱点をつけないので、水半減で耐久もそこそこある水、草ロトムが苦手です。
相性の良い味方・構築例
せっかく雨を降らすので、裏に雨エース(特に電気無効のガマゲロゲ)との相性がいいと思います。
最後まで見てくれてありがとうございました。