はじめに
こんにちは。今回は前に1度投稿した輝石ヤルキモノを紹介したいと思います。以前の育成論とは調整等違う点が幾つかあります。
ヤルキモノについて
ヤルキモノは第三世代に登場した3段階進化ポケモンの2段階目のポケモンです。進化後は通常ポケモンでもっとも種族値が高いことで有名です。ノーマル単体で弱点が少なく、その高い種族値から進化の輝石を持たせることにより優秀な物理受けとなります。また特性やるきを持ち催眠で嵌められることがありません。
採用理由
1.高種族値からの物理受け
ヤルキモノは種族値を見ればわかる通りH80B80という進化前としては高い耐久値を持っています。更に、怠けるという瞬間回復技を覚え、物理受けとしては充分過ぎるポケモンです。バンギやメガギャラドス、メガメタグロスやメガハッサム等物理アタッカーを止めることができます。
2.挑発の採用による耐久ポケモンへの強み
ヤルキモノは他の耐久ポケモンには無い強みとして優秀なsがあげられます。殆どの耐久ポケモンを超えるs種族値をもっており、上から挑発を入れることにより、耐久ポケモンとの圧倒的有利対面に持ち込むことができます。カバはステロあくび等させる事無く突破出来、ポリゴン2、クレセリア等は回復技と毒を打たせないので有利に立ち回れます。積み起点回避にも使えます。
3.特性やるき
3つ目としてその特性があげられます。特性やるきは[眠らない]というシンプルな特性です。しかし、眠らないというのは耐久ポケモンととてもシナジーが良いです。耐久ポケモンは眠らせれ、嵌められたり、起点にされることが多いです。更に、あくびループを止めることが出来、あくびで流されることがありません。非常に優秀な特性だということがわかります。ガッサなんか恐くありません。
ポリゴン2との差別化
1.挑発による耐久ポケモンとの対面有利
2.特性やるきによる催眠対策
3.高いs種族値
以上があげられ、全く違うポケモンだということがわかるでしょう。
カウンター+怠けるという大きな打点
ヤルキモノは攻撃技にカウンターという技を持っています。自分のダメージを2倍にして返すため、Sに努力値を振っていて耐久値が少し落ちているこの型との相性は抜群です。またカウンターは一旦ダメージを貰うことがデメリットとなりますが、それを補える瞬間回復技を持っています。そのため、何度でもカウンターを使うことが出来ます。これはポリゴン2にも、カバルドンにも、クレセリアにも出来ない動きとなります。
調整案
【臆病or陽気S100振り】
H156/B252/S100
対面性能+受け性能を両立したい人はこれです
Sは最速ガッサ抜きです。ガッサに対して上からどくどく、怠ける連打は非常に強く、ここまで振ると最速パルシェン、準速ギャラドスを抜くことができます。またHBはこの振り方にすることにより一番物理に厚くなります。
性格は臆病です。ガッサ、準速ギャラ、パルシェンを抜き、努力値に余裕を持たせられます。地震を採用する場合は陽気をお勧めします。
【臆病or陽気S28振り】
H228/B252/S28
Sはそんなにいらないから、乱数を減らしたい人はこれです。
Sラインは最速61族抜きです。主にテッカグヤ等がいます。やどまも型を上から挑発出来ますが、有効打が無いため裏に任せる事になります。最速ポリゴン2も抜けている事から耐久ポケモンに抜かれることはほぼ無いでしょう。
上の調整よりずいぶん遅いですが、その分耐久が上がっています。このように振るとメガルカリオのインファイトも乱数耐えになります。
【腕白or図太いS52振り】
H220/B236/S52
Sは最低限でいいから、耐久が出来るだけ欲しい人はこれです。
無降りグライオンを抜くことが出来ます。上のどれよりも耐久値が高くなり、耐久ポケモンに対しても上から挑発することが出来ます。受け性能を特に意識したいならこの型になるでしょう。
地震を採用する場合は腕白で。
持ち物
進化の輝石固定です。これがないと始まりません。
技構成
- 確定技
怠ける
瞬間回復技です。受ける回数を増やし、耐久ポケモンとして瞬間回復技があるとないとでは全然違ってきます。
挑発
今回のコンセプトと言っても良いでしょう。積み起点回避と同時にほとんどの耐久ポケモンに上を取っていることから非常にヤルキモノと相性がいい技でしょう。
- 選択技
【攻撃技】
カウンター
物理受けをするポケモンとして非常に相性が良いです。物理を主としているポケモンへの大きな打点となり、Aに降っていなくても、凄まじい火力を出すことが出来ます。
地震
催眠を意識するとしたらメガゲンガーが上がって来るでしょう。どくどくも効かず、カウンターも入らないことから打点が無いため、ギルガルド、ゲンガー意識で入れても良いでしょう。
【補助技】
どくどく
受けポケモンとの相性が良いことで有名ですね。攻撃力が低くなりがちな受けポケモンですが、それを無視して固定ダメージを与え続けることができます。また耐久ポケモンへの打点となります。
ダメージ計算
- 被ダメージ【臆病S100振りを想定しています】
【物理】
意地っ張りA252メガギャラドス 滝登り
29.7%~36% 乱数3発(32.5%)
意地っ張りA252ランドロス 地震
36%~42.8% 確定3発
意地っ張りA252メガボーマンダ 捨て身タックル
51.4%~60.5% 確定2発
逆鱗 42.8%~50.2% 乱数2発(1.2%)
意地っ張りA252メガメタグロス コメットパンチ
41.7%~49.7% 確定3発
アームハンマー 61.7%~73.1% 確定2発
意地っ張りA252ガブリアス 地震
33.1%~39.4% 乱数3発(99.8%)
逆鱗 41.1%~49.4% 確定3発
意地っ張りA252ドリュウズ 地震
32.1%~43% 乱数3発(99.98%)
意地っ張りA252メガバンギラス 噛み砕く
31.4%~37.7% 砂ダメ込みで2発目超高乱数耐え
意地っ張りA252キノガッサ マッハパンチ
38.8%~48% 確定3発
陽気A252バシャーモ 飛び膝げり
73.1%~86.8% 確定2発
穏やかA252メガハッサム バレットパンチ
21.1%~25.2% 乱数4発
陽気A252メガルカリオ インファイト
102.8%~123.4% 確定1発
【特殊】参考程度に
C一段階アップ無降りポリゴン2 冷凍ビーム
32.5%~38.8% 乱数3発
控えめC252カプレヒレ ムーンフォース
44.5~53.1 乱数2発(27%)
相性の良いポケモン
カプブルル
HD慎重型にすることで、ヤルキの低いDを補えます。また宿り木を撒いたり、フィールドの効果もあってヤルキモノをサポートすることも可能で、非常に相性が良いです。
ギルガルド
格闘タイプを透かすことが出来、ルカリオに対して投げれます。ヤルキモノはDが無いため、レヒレやテテフに弱いですが、両方を見ることが出来るため非常に優秀です。また環境的にゴーストが刺さっていたり、フェアリー全般に強いのも特徴です。
ランドロス
威嚇を入れることで擬似的にヤルキモノの耐久力アップを図れるほか、メガバシャーモに強いため相性がいいです。とんぼがえりも覚えるため、サイクル戦では非常に有利な対面を作りやすいです。上2体の弱点の炎に強いのが何よりも良いです。
まとめ
奇跡ヤルキモノいかがでしたでしょうか?優秀なBを持っているため、ほとんどのポケモンへの受けだしが可能です。また優秀なSを持っているため、上から挑発することで、耐久ポケモンに強くなり、同時に積み起点回避もすることができます。このように優秀な面がいくつもあるため、生かしきるのは難しいですが、使って見てください。