概要
アシレーヌの耐性による役割対象は、物理に偏重している。そこで、本論ではB振り+オボンによって役割性能を向上させることを目的とした。
育成
- 努力値配分
性格:控えめ(or冷静)
努力値:84-0-252-172-0-0
実数値:166-84-126-184-136-80
(冷静の場合A94-S72となる。後は同上)
まず、Cラインを171-120ギャラ超高乱2まで確保する。役割対象は、ギャラより耐久が低い、或いは弱点を突けるポケモンが多いため、ここを調整指標とした。それ以外の努力値は、物理アタッカーを見るためにBを振り切り、余った分をHに全て振った。これは役割を最大限考慮した結果であるため、奇数調整・S調整等の考察はしない。
- 技構成
アリア/ムンフォ/アクジェ/滅びの歌
一致技は遂行に使うため必須。また、襷個体の役割対象に繰り出すためにアクジェも搭載しておきたい(逆にいうとアクジェの搭載理由は襷潰しのためAに下降補正でも良い)。滅びはバトンバシャやゴーリ、ラス1対面で使う。
役割シミュレート
確率などは一部、概数で表現している。また、原則急所は考慮しない。
物理耐久+オボンにより、中火力の地震程度なら受けることができる。襷個体もアクジェで仕留め切れる。ただし、A182マンムーの地震×2+礫は22.9%の確率で落とされてしまう。そのため、地震を誘う対面から繰り出すのはなるべく避けるべきである。
A182一致地震→49.3~58.4(98.4)
A182一致礫→9.6~12
217-80マンムーにアリア→108.7~
183-105ガブにムンフォ→102.7~
167-120カイリューにムンフォ→100.5~
- ギャラドス
ギャラドス
まず、ケースごとのギャラにレーヌを繰り出した時にレーヌが耐える確率を記載する。ギャラ側は繰り出し際に舞って、その後地震を使ってきたものとする。
(意地)素→素:100%
(陽気)素→メガ:85.9%
(陽気)メガ→メガ:69.5%
(意地)素→メガ:51.4%
(意地)メガ→メガ:2.3%
陽気個体は概ね繰り出せそうだが、意地個体は不可である。ただ、これ以上物理耐久に回すにはCを削る必要があり、Cを削るとギャラへの確定数が変わってくるため結局勝ちの目は増えない。そのため、ここを妥協点とした。
A177素+1地震→47.5~56.6(85.9)
A207メガ+1地震→56~66.2
171-120素ギャラにムンフォ→49.1~57.8(96.5)
- パルシェン
パルシェン
珠ロクブラ及び素のロクブラ+礫を耐えるため、珠・襷両方の個体に繰り出しができる。ただし、珠ロクブラ5発のうちで1発急所を貰ったときに耐える確率は78.9%になる。それでも、ロクブラの命中や急所率を考慮すると繰り出しは十分可能だろう。
襷個体の場合は礫の1回が急所でも確定で耐える。
印パルは気合いでなんとかすること。
A161+2珠ロクブラ→19.2~23.4
A161+2ロクブラ→15~18
同上礫→17.4~20.4
125-65にムンフォ→122.4~
- マッシブーン
マッシブーン
鉢巻馬鹿力でもオボンを合わせれば2耐え可能である。チョッキ個体でもなければ返しのムンフォで落とせる。そのチョッキ個体ならば受けはかなり容易。
ただし、鉢巻毒突き個体は対面でも怪しい。
A210鉢巻馬鹿力→50.6~60.2
同上毒突き→91.5~108.4(50)
183-105チョッキにムンフォ→68.8~81.9
- フェローチェ
フェローチェ
基本的には耐久が低いマッシブーンみたいなもの。A特化珠個体の膝でも2耐えできるため後出しから勝てる。フェローチェにはロクな先制技がないため襷個体ならアクジェを使えば良い。
毒突き個体にも対面なら勝てる。
A207珠膝→46.9~55.4(71.9)
A207珠毒突き→78.3~92.1
- キングドラ
キングドラ
最高火力のドロポンでもオボン込みで2耐えする上、返しで確1のため繰り出し可能。
C161眼鏡ドロポン(雨)→49.3~58.4(98.8)
151-115にムンフォ→112.5~
- オニゴーリ
オニゴーリ
息吹もしくは地震とアリアなら撃ち合いで負けることはない。ただし、ムラっ気・フリドラ・零度など不安要素か多すぎるため、安定させるなら滅びを撃つのが良い。
A100地震→18~21.6
C105息吹→12.6~14.4
同上フリドラ→37.3~44.5
177-105にアリア→50.8~59.8
- バシャーモ
バシャーモ
フェローチェよりも火力が低いため、受けることができる。A189珠の膝+岩雪崩×2も耐えるため怯み効果も1度なら許容出来る。かなりHに振っていてもアリアで飛ばせる。
バトン臭かったら滅びの歌を撃てば良い。
A189珠膝→42.1~50.6(3.1)
同上岩雪崩→33.7~39.7
173-101にアリア→107.5~
- ウルガモス
ウルガモス
メイン両方に耐性があるため基本的に受け出し可能。だが、ギガドレ持ちには繰り出しから勝てない。冷静にすることでアリア+アクジェのダメージ幅がいい感じになるが、ギガドレの回復で結局落とせなくなる。ギガドレのない個体ならアリア連打でも勝てるためウルガを手っ取り早く処理したい時以外は冷静である必要はない。
C205+1ギガドレ→77.1~91.5
同上文字→42.1~50(0.39)
161-125D+1にアリア→63.3~74.5
161-85にアクジェ→29.8~34.7(5.6)
- ヒードラン
ヒードラン
眼鏡オバヒを2耐えする。オバヒダメージを2回貰ったら激流が発動するためアリアで処理することができる。ただし、眼鏡ラスカは2耐えしないため注意すること。身代わり持ちの嵌め型も対処可能。
C200眼鏡オバヒ→48.7~57.8(95.3)
198-126にアリア→75.7~88.8
198-126にアクジェ→16.1~19.1
- カバルドン
カバルドン
D特化オボンとかでもアリアを2耐えしないため、ステロ+欠伸の展開をさせない。
215-136にアリア→64.1~76.2
- ボーマンダ
ボーマンダ
捨て身を1度しか耐えないため受け出しは不可能である。が、捉え方を変えれば対面・羽休め読みでの繰り出しなら勝てるということになる。即ち受けづらいボーマンダの処理ルートを増やすことができる。特殊型なら受け出し可能。
A216捨て身→83.7~99.3
C189ハイボ→41.5~49.3
- クチート
クチート
ボーマンダと同じく受け出しはできないが、対面ならじゃれつく+不意打ちを耐えるため勝つことができる。等倍物理メガでも対面で勝てるのはBCオボンならではの働き。
A172じゃれつく→83.7~99.3
A172不意打ち→21.6~25.9
157-115にアリア→52.2~61.7
総論
- 役割対象(△は微妙な相手)
ガブリアス/マンムー/カイリュー/△ギャラドス/パルシェン/マッシブーン/△フェローチェ/キングドラ/△オニゴーリ/バシャーモ/△ウルガモス/△ヒードラン/カバルドン/ガラガラ/サザンドラ/ヤミラミ/バルジーナ/マニューラ/ローブシン等
これらの強力な物理アタッカーに役割を持つことができる。ただし、役割を遂行した場合レーヌ側もほとんど体力が残っていないため、役割対象を選出時点で絞らなければならない。なるべくレーヌ抜きで補完し、どうしてもできた穴をレーヌで埋めることで真価を発揮するだろう。
今回はレイアウトを大幅に変更しました。
追記
- マリルリとの差別化
・フェアリー技の命中の安定性
特に2回撃つ時、ムンフォは100%2回当てられるがじゃれつくは81%まで落ちる。
・カバにステロか欠伸のどちらかしか展開させない
・ギャラがゴツメ・メガのどちらでも投げられる
マリルリはゴツメギャラとの打ち合いで勝てないためゴツメ個体の場合1度バックする必要がある。
・身代わり貫通
ヒードランや身代わり+積み技など。
・火力を落とされる要素やスリダメを貰う要素が少ない
物理アタッカーは火傷・威嚇などで火力を落とされる。また、マリルリは接触技主体なのでゴツメや鮫肌が痛い。