初めましての人は初めまして。まさやんと申します。今回の投稿2回目になります。
前回のアローラダグトリオの育成論では様々ご意見いただきありがとうございました!
今回はエルフーンエルフーンの育成論となります。
- お互いに理想個体を前提にしてます。ただし今回こちらの理想個体は5Vではありませんので、後述の努力値の項目を参照してください。
- 一度名前が出たポケモンは次からアイコン画像のみとします。
- ダメージ計算はトレーナー天国様のツールを元に計算しています。
- 不要という声が多ければ削除いたします。
- 攻撃→A、防御→Bなどの略称を用います。
追記
- 7/10 確定技"しぜんのちから"について詳細を追記。採用理由の項目をわかりやすく修正。がむせっか戦法について追記。他のトリルおきみやげ型との差別化追記。耐久個体値0の場合の受ダメージの項目追加。
はじめに
今回は起点作りエルフーンを考察していきます。これと似た型がBWの育成論(育成論BW/2015)(育成論BW/3437)にあるのですが、運用の仕方が異なったり、努力値配分が全く違うのでフォークではなく新しい育成論として投稿します。
またおきみやげ型?知らんな。
エルフーンとは
草・フェアリータイプでかわいい。
- 種族値
H60 A67 B85 C77 D75 S116
種族値を見るとSが高く、他は並程度。
しかし、特性"いたずらごころ"が強力なため、ガチパにも入り込めるスペックがある。
- いたずらごころとは
変化技の優先度を+1にする。これにより相手も先制技かつ素早さが負けていなければ変化技を先制で打てるようになる。7世代からは悪タイプに無効、カプ・テテフカプ・テテフのサイコフィールドによる無効化など弱体化があったが、それでもまだこの特性は強力であると言える。
採用理由
- トリックルームによる鈍足アタッカーのサポート
- おきみやげによる積みエースのサポート
- がむせっか戦法による相手の積みストッパー
以上3つを1体で担うことができる。どの役割を持たせるか一戦一戦変えることができるのは大きな強みであると考える。差別化は別立ての項目参照。
- がむせっか戦法とは
襷+がむしゃら+先制技で相手の一体を確実に倒す戦法の総称。今回はいたずらごころが先制で技を出せることを利用した型になっている。技の詳細は後述の技の欄を参照。
努力値振り
Cぶっぱ
Sぶっぱ
余りはどこに振ってもいい
Cは後述する"しぜんのちから"の威力を上げるため。
Sは元の速さを生かすのと、相手とのS関係をはっきりさせやすくするため。意外と後者の理由は重要。後述参照。
また個体値もCとSがVなら襷のおかげで耐久は必要ないのでこだわらなくてもよい。むしろ耐久はなければないほどちょっとした攻撃でもHPが1に近づき、"がむしゃら"の効率が上がるのでいい。
もっといい調整がありましたらコメントお願いいたします。
技構成
確定技
- しぜんのちから
【変化技】"いたずらごころ補正あり"
地形によって出せる技が攻撃技が変わる。
基本的にレート対戦では"トライアタック"に変わる。
各種カプ系フィールドでは、
- エレキ→10万ボルト
- サイコ→サイコキネシス
(いたずらごころの仕様上、フィールドの特性で無効化される)
- グラス→エナジーボール
- ミスト→ムーンフォース
に変化する。
カプ対面ではレヒレ以外半減になるので注意が必要。
ただし、上手く立ち回れれば普段はうてない技を飛ばせる上にフィールドの恩恵も受けられるので強力な一手となりうるポテンシャルもある。
エルフーンが使うと"いたずらごころ"の補正がのるのでお手軽な先制攻撃技に早変わり。
ただし悪タイプ、サイコフィールド下では無効化されるため注意が必要。
技マシン。
- がむしゃら
【物理技】"いたずらごころ補正なし"
相手と自分の体力を同じにする。
間違えやすいがこれは"いたずらごころ"の補正はのらないので注意が必要。またノーマル技なのでゴーストタイプには無効なので合わせて注意が必要。きあいのタスキとのシナジーが大きい。
教え技。
- おきみやげ
【変化技】"いたずらごころ補正あり"
相手のAとCのランクを2段階下げて自分は瀕死になるという技。相手へのデバフが強力で対面相手が物理型であろうと特殊型であろうと両刀だろうと関係なく攻撃を下げて退場できるため、後続の積みエースが安心して積み技を積めるタイミングを作れる。
タマゴ技。(ハネッコ系からのみ)
- トリックルーム
【変化技】"いたずらごころ補正なし"
5ターンの間、素早さが低いポケモンから攻撃できるようになる。ただし、必ず先制できる技には無効。もう1度使用すると元に戻る。技の優先度自体が-7で、これは"いたずらごころ"でも変わらない。
正確にはいたずらごころのおかげで優先度が-6になるのかもしれないが試したことがないのでわからない。
技マシン。
以上は全て確定技とする。理由については後述する運用方法を参照してほしい。
読んでいただいた上で候補技があればぜひコメントをお願いします。
差別化
技の差別化はドーブルのみだが、差別化は
1.Sの違い、2.タイプの違いで十分差別化できると考える。
むしろ、Lv1エルフーンでも同じことが出来るので差別化は必要だろう。ちなみにエルフーンの進化前モンメンモンメンは"トリックルーム"を覚えない。
- Lv1エルフーンエルフーンとの差別化
同じ技構成が可能だが、今回の型は新型をうたっているので差別化をすると、
- Cをあげることにより"しぜんのちから"の威力をあげ、前の味方が削りきれなかった相手を落とせる範囲を広げる
- Sの関係がはっきりしやすいので後投げでの運用範囲が広がる
これが大きい差別化になる。
例えば、前者の例ではLv1エルフーンでは"しぜんのちから"をうってもいいとこ2〜3程度のダメージしか与えられないがCに振ってあるエルフーンであれば、もう少しダメージを見込めるだろう。(ダメージ計算は後に後述する)
後者の例ではLv1エルフーンではSが低いため基本的には後投げしたらいたずらごころを利用できる"おきみやげ"か"しぜんのちから"しか選択肢がないがLv50エルフーンであればSが低い相手には"がむしゃら"という選択肢も生まれることになる。
- 7/10追記
- 他のトリルおきみやげ型との差別化
これに関しては"がむせっか戦法"による置物のなりにくさと"いたずらごころ"による後投げからのリカバリーが可能な点が大きいと考えている。
- 前者の例
トリルおきみやげを決めるメリットが少ない時にでも相手の積みエースを止めるための要因として選出できるため腐りにくさがある。
- 後者の例
A↑2ミミッキュに対し後投げをし、タスキで耐えた後、素の素早さはエルフーンが勝っているため、"かげうち"に縛られることなく"おきみやげ"を決めることが出来る。
現環境で最速エルフーンが後出しが難しいパターンはSがエルフーンを抜かれている場合、
上記2体でも最速エルフーンが抜かれていないもしくは先制技がないという自信があるなら後投げしてもいい。
またゲッコウガに関しては後述のダメージも参照していただければ後出し可能な時もある。(半減技を受ける場合)
もしくは技優先度+2の
- フェイント持ち
- しんそく持ち
それ以外には後出しでも"おきみやげ"のリカバリーがきく。
しかし、他のトリルおきみやげ型では後出しし、タスキで耐えても先制技で潰される可能性があり、タスキが必要ないほど高耐久のポケモンあっても相手の技を読んで出さなければ確定2発を取られる恐れがある。
しかしこの型であれば上記4点だけに留意すればいいため後出ししてもいいタイミングがわかりやすい。
運用方法について
今回の型はいくつか運用の考えられるパターンがある
1.トリル展開
2.おきみやげによる積みエース展開
3.襷がむしゃら+しぜんのちからによる相手の積みストッパー
どの運用をするのかは自分と相手のパーティーの相性を考え、最もいい選択をすることになるだろう。またトリックルーム後のS関係やや素の状態でのS関係など常に相手と自分の動きを考えての運用が必要な為、ある程度バトル慣れしている中〜上級者向けのポケモンと言える。
そして重要なことだが"いたずらごころ"の恩恵で"トリックルーム"をうった後、Sが逆転し本来ならエルフーンが後攻になる場合でも"しぜんのちから"と"おきみやげ"は先攻でうてるため、そこも考慮しながらの立ち回りが必要。
苦手な相手
- ちょうはつ持ち
サポート型の多くがそうだが"ちょうはつ"持ちは苦手な相手と言えるだろう。
- 氷タイプの連続技
特にパルシェンパルシェンはトリル展開をしようとした場合"つららばり"で何も出来ずに落とされてしまうし、連続技による襷貫通もあるため"がむしゃら"も選択しづらく、"おきみやげ"くらいしかやることがない。パルシェンもアンコールを警戒してたいてい初手の対面で"つららばり"をうってくることが多い。
〜受ダメージ〜 ここのみお互い理想5Vで計算
パルシェンパルシェンA特化のつららばり 未殻破
1発 32.5〜40% スキルリンクのため確定瀕死
マンムーマンムーA特化のつららばり
1発 40〜48.8% 確定3発
- 悪タイプ全般、カプ・テテフ
また、論の始めの方にも述べたが特性の性質上『悪タイプ』と『カプ・テテフカプ・テテフ』も苦手な相手と言える。
- ゴーストタイプ
何も出来ないわけではないが襷"がむしゃら"+"しぜんのちから"のコンボが通らないので"トリックルーム"か"おきみやげ"の中で展開していかなければならなくなる。
ダメージ計算@しぜんのちから
※しぜんのちからは"トライアタック"として計算
〜与ダメージ〜
…さーせん、ダメージ計算めんどくさくなってきたw
他に必要そうなダメージ計算があればコメントいただきたい。
- 7/10追記
〜受ダメージ〜※こちらはHBD全て個体値0無振りを想定
A特化マンムーこおりのつぶて
85〜101.6% 乱数1発(18.8%)
陽気ASメガバシャーモメガバシャーモフレアドライブ
266.6〜315% 確定1発
A無振りテッカグヤテッカグヤヘビーボンバー
151.6〜180% 確定1発
A特化メガハッサムメガハッサムバレットパンチ
140〜166.6% 確定1発
臆病CSゲッコウガ
あくのはどう
36.6%〜43.3% 確定3発
みずしゅりけん
1発 6.6〜8.3%
ダストシュート(A無振り)、めざ炎、激流ハイドロカノンZ、れいとうビーム
確定1発
陽気ASメガメタグロスれいとうパンチ
148.3〜175% 確定1発
C無振りポリゴン2ポリゴン2れいとうビーム
88.3%〜105% 乱数1発(31.3%)
ちなみにC無振りアナライズ、無振りC↑1れいとうビームは確定1発
…弱点は不一致でもほぼ耐えられません。
A特化ミミッキュミミッキュじゃれつく
73.3〜87.5% 確定2発
A特化ミミッキュシャドークロー
57.5〜68.3% 確定2発
A無振りカバルドンカバルドンじしん
35%〜40.8% 砂ダメ込み確定3発
他にも必要な計算があればコメントお願いします!
最後に
ここまで育成論を読んでいただきありがとうございました!エルフーンは結構起点作りが多いのですがトリル型はあんまり見ないのでこういう使い方もあるんだ〜くらいに思ってもらえればいいのかなとも思ってます。
ご意見、批判等ありましたらぜひコメントにお願いします!低評価の場合理由も付け加えてもらえるとありがたいです(^o^)/