ついにウルトラサンムーンが発売されましたね^^
発売に当たって、互換切りなどが噂される中、原種のライチュウ/ナッシー/ガラガラがいずれレートで使えなくなってしまうのでは?という議論がありました。
この3匹はSMではアローラの姿しか入手できなかった為ですね...
しかしこの度、USUMではウルトラホールで進化させることで、これらのポケモンが手に入るようになっていることが明らかになりました!!!
ということで、ある意味今一番アツいポケモンの一角とも言える(?)原種ナッシーについて考察していきます!
ナッシー(アローラじゃない方)
なんとも言えない渋い笑顔を浮かべたヤシの実が3つ付いた、印象的な外見が特徴のポケモン。
最近、豊かな日差しが魅力の「アローラ地方」が登場。そこには変わり果てたナッシーさんの姿が...!!
心ゆくまで日光を浴びて育った「アローラナッシー」は、心なしか従来のナッシーより朗らかな笑顔を浮かべている。なお、進化前のタマタマの表情は変わらないらしい。
知名度でも、笑顔のさわやかさでも完全に負けており、今では「アローラじゃない方」「地味な方」を付けないと分かってもらえないという苦しい立場に追い込まれたカントーナッシー...
これはもうガチ対戦で見返してやるしかないね!
7世代のナッシーの強み
弱点だらけ、鈍足、鋼で止まる...と、一般的にあまり強いイメージがないナッシー。
そもそも、現環境においてこいつには何ができるんでしょうか?
1.カプ系を受けられる
7世代に入って一番の環境の変化と言えば、ミミッキュの登場もありますが、やはりカプ系の台頭ですよね。
これが、実はナッシーにとっては非常に追い風なのです。
なぜなら、ナッシーはコケコの電気、テテフのエスパー、レヒレの水、ブルルの草全てを半減でき、後出しから役割を持つことができるから。
↓ちょっとダメ系を載せます。(調整は全て確定欄)
- VSコケコ
CS10万 20.0~24.0
めざ氷/マジシャ 24.5~29.0
10万Z 39.0~46.0
- VSテテフ
特化サイキネ 27.0~32.0
ムンフォ 39.5~46.5
シャドボ 44.0~52.0(10.9%)
眼鏡サイキネ 41.0~48.5
サイキネZ 52.5~62.5
- VSレヒレ
特化レヒレの瞑想1ムンフォ 46.5~55.5
無振りムンフォ 22.5~27.0
ちなみに、コケコ、テテフ、レヒレの3匹全員にそれなりに安定して受け出せるポケモンは、こいつを除くと実はナットレイとカプ・ブルルくらい。この時点ですでにアローラナッシーとの差別化は完了ですw
2.ガッサ、アシレーヌ、水ロトムに強い
特化キノガッサの岩封 32.0~38.0
特化アシレーヌのムンフォ 38.0~45.0
わだつみ 38.5~45.5
特化水ロトムのドロポンZ 32.0~38.0
対策の難しいこれらのポケモンを安定して受けられるのは魅力的ですね。
アシレーヌのめざ炎、水ロトムの鬼火に役割破壊される心配がないのもポイント。
3.特性「しゅうかく」による自動回復力の高さ
これも忘れてはならない長所。
「しゅうかく」により、毎ターン終了時に50%の確率でオボンを拾ってくるドラえmナッシー。
実はこれの回復効率はかなり良く、しゅうかくの引きが良ければ全く回復技を使わずとも相手を受けきれる、なんてこともザラ。
これにより、有利な相手により安定して役割を持てるのみならず、交代読みで行動する余裕が生まれやすいことから相手の交代に対しても隙を作りにくいという強みができます。
4.トリックルームサポートができる
ナットレイやカプ・ブルルには真似できない補助技その1。
有利対面で相手の交代に合わせてトリルを始動し、トリルエースに交代する動きは非常に強力。トリパにおいてはこの技を覚えること自体が採用理由に直結すると言ってよく、差別化としては充分過ぎるほどです。
5.ねむりごなを使える
ナットレイやカプ・ブルルには真似できない補助技その2。有利対面において、主に相手の交代際を狙って撃っていきます。
非常に一貫性が高く、マンダやリザのようなアタッカータイプのポケモン、ガルドやカグヤのような受けタイプのポケモンのどちらにも突き刺さります。
そして、交代際に当てることができればこちらは無償で有利対面に繋げることができます。つまり、この技は味方のエース格の繰り出しを直接サポートできる「強力なサポート技」としての側面をも備えているわけです。
命中不安やフィールド無効を考慮に入れてなお採用価値の高い技で、ナッシーの重要な長所の一つであると言えます。
相性早見表
- 完封できる:キノガッサ、モロバレル
- 後出し可能:カプ・コケコ、カプ・テテフ、カプ・レヒレ、アシレーヌ、水ロトム、ニョロトノ、キングドラ、スイクン、エルフーン、ドヒドイデ、カバルドン、霊獣ボルトロス(トリルがあれば)
- 対面有利:CSメガゲンガー、メガラグラージ、ドリュウズ、アーゴヨン、マリルリ
- やや不利:ガブリアス、ジャローダ
- 対面不利だが攻撃は1発耐える→対面でトリル始動したり、1発殴ったりできる:
HSメガゲンガー、ペリッパー、ウツロイド、カミツルギ、メガフシギバナ、メガルカリオ、パルシェン、マンムー、ゲッコウガ(ダスト、とんぼ持ち以外)、ミミッキュ(ゴーストZ以外)
- 不利(一発で倒される):霊獣ランドロス、メガボーマンダ、メガリザードンXY、バシャーモ、メガバンギラス、ウルガモス、火ロトム、メガヘラクロス、フェローチェ、ズガドーン、カイリュー(Z持ち)
- 完封される:ギルガルド、テッカグヤ、ヒードラン、ハッサム、グライオン、サザンドラ、Aベトベトン、ナットレイ(めざ炎があれば有利)
ここまでナッシーの良いところばかり書きましたが実は...とある重大な欠点があります。
それは、現環境に天敵が多すぎるということです。
多くの炎、虫、飛行、鋼タイプが天敵で、霊獣ランドロスのとんぼがえりなんかでも瞬殺される虚弱体質ぶり。
なので、このポケモンを使う以上は交代読みの行動でどれだけアドバンテージを取れるかが一番のカギになってきます。
幸い、先述したようにナッシーには眠り粉を始めとした強力な補助技や、一致サイコキネシスのような一貫しやすい攻撃技があります。
回復に追われる隙に相手の強力なポケモンの無償光臨を許してしまうか、はたまた交代際に眠り粉を当てて逆にこちらのエースの無償光臨に繋げるか...そうした1ターンの動き方の違いが勝敗を分けることすらありうる。
...そういう意識を持つことがとても大事なんですなw
技構成例
こいつの技構成は大きく2パターンに分けることができます。トリパに入れる場合と、そうでない場合です。
<<トリル型>>
サイキネ/ウドハン/トリル/光合成or眠り粉
有利対面でトリルを始動させ、トリルエースに繋げていく動きをメインにする型。
一致技はどちらも確定クラス。
サイキネはメインウエポン。バシャーモやゲンガーに抜群が取れたり、マンダやリザに等倍が取れたりと、これがあるとないとで攻撃範囲が大違い。
ウドハンは瞑想レヒレ意識。レヒレに後出しから勝てるようにしたいなら必須。
こいつと相性の良いトリルエースに、レヒレに弱いポケモンが多いのもウドハンの優先度を引き上げています。(ドサイ、オニシズクモ、ドラン、ブシンなど)
ラスト1枠は自由度高め。受けを安定させるのに便利な光合成のほか、トリル後に上から打っていける眠り粉も強力。自主退場が欲しければ大爆発もアリ。
<<非トリル型>>
サイキネ/ウドハン/眠り粉/光合成
こちらの有利対面での行動は眠り粉がメイン。気合いで当ててエースの無償光臨を積極的に狙います。
レヒレには困ってない、むしろナットがキツすぎる...というパーティなら草技をめざ炎にするのもあり。
やどりぎのタネは受け回しを優位に進めるのに便利な技ですが、これをメインの動きにするとそれこそブルルの劣化になりがち。
ナッシーの場合は眠り粉やトリルによる直接的なサポートに長けている点を活かし、「強力なエースに添える」ことを念頭にパーティを組んだ方が基本的に上手くいきやすいと考えています。ということでやどりぎの優先度はワンランク下。
眠り粉がタマタマの時のレベル技で、ナッシーの状態で忘れさせてしまうと思い出せないのにはくれぐれも注意!!!
ちなみに、眠り粉を覚えさせた♂♀からタマタマを孵化させると、タマゴ技扱いで眠り粉を覚えるのでその場合は無条件に思い出せるみたいです。(ダダダりんさん情報提供感謝です)
調整例
- 努力値:236-0-4-12-252-4 なまいき
- 実数値:200-115-106-147-139-68
HP4n:オボン効率最大
サイキネでD4メガバシャーモを87.5%高乱1、D4メガゲンガーを75.0%高乱1
特化カプ・テテフのシャドボ10.9%低乱2
CS臆病珠アーゴヨンのヘドウェ62.5%耐え
CSメガゲンガーのヘド爆 82.0~97.0
無振りカバルドン抜き
主な役割対象であるテテフやレヒレに対する受けを出来るだけ安定させたいのでHDぶっぱ。
ウドハンを採用しない場合は性格をおだやかに。
瞑想レヒレにはムンフォの追加効果もあって打ち負ける可能性が高いですが、後続の圏内に入れられれば十分と考えるならウドハンの代わりにギガドレやリフストの採用もアリです。
ギガドレインは攻防一体で扱いやすく、
リーフストームはカバルドンにかなり強く出られるようになります。(先制眠り粉→サイキネ→リフストでHDカバルドンを50%の確率で何もさせずに倒せる)
下降補正を掛けないことによる素早さの差も大きな意味があり、遅めのマリルリに有利をとれたり、アローラベトン・メガクチート・ギルガルドに先制眠り粉ワンチャンができたりします。
相性の良いポケモン
<<トリパ>>
- ドサイドン
ナッシーと相性の良いトリルエースその1。
マンダに強いのが偉い。
- オニシズクモ
ナッシーと相性の良いトリルエースその2。
バシャーモ、マンムー、霊獣ランドロス、カバルドン、ゲッコウガなど有利な相手が多く、環境に通っているポケモン。
- ヒードラン/Aガラガラ
上記2体が苦手なナットレイやテッカグヤ、ジャローダ、カプ・ブルル等に強く出られるのが魅力的。Aガラガラは、電気タイプをある程度ナッシーで見れるので石頭がオススメ。
- ツンデツンデ
期待の新UB。ジャイロの火力が圧倒的でミミッキュに強い!相性補完も取れており、考察の甲斐がありそうな組み合わせ。まだ試せていないので、使用感分かる方はぜひ教えて下さいw
<<非トリパ>>
- メガバシャーモ+カバルドンorサンダー
カバルドンやサンダーで物理受け、ナッシーで特殊受けを担いながらメガバシャーモを通していく。
ナッシーは鋼で止まりやすいため、鋼に対して上から制圧していける炎タイプのアタッカーと相性が良いです。
こんな感じですね。新要素なんてなかった
返信遅くなったらすみません。
- [参考]その他のダメ計
特化ミミッキュのぽかぼかフレンドタイム
79.5~93.5
シャドクロ 58.0~70.0
かげうち 33.0~40.0
特化テテフの眼鏡ショック 48.0~56.5
眼鏡ムンフォ 58.5~69.0
ムンフォ+サイキネZ 48.0%耐え
無振りコケコのとんぼがえり 68.0~82.0
ASとんぼがえり 6.3%低乱1
特化ブルルのウドハン 48.0~56.5(GF/オボン込確3)
鉢巻ウッドホーン 44.5~52.5
特化ポリ2の冷B 43.0~51.0
モロバレルのイカサマ 39.0~47.0
一致イカサマ 58.0~70.0
[オボン/急所込]特化パルシェンのつららばり 67.5%耐え
特化マンムーのつららばり 27.0~33.0[×2-5](オボン込み高乱数4耐え)
CSゲッコウガの冷ビ 58.0~69.0
ASダスト 68.8%中乱1
陽気メガギャラの氷の牙 48.0~57.0
陽気メガグロスの冷P 69.0~82.0
陽気メガバンギの嚙み砕く 56.3%中乱1
C4テッカグヤのエアスラ 40.0~48.0
陽気ガブリアスのZ逆鱗 50.0%中乱1
逆鱗 58.5~69.0
特化レボルトのヘドウェ 56.0~66.0
めざ氷 36.0~43.0
↑トリルがあれば悪巧みレボルトの全抜きストップができる。
臆病CSズガドーンの大文字 43.8%中乱1
臆病デンジュモクの蛍火めざ氷 50.0%中乱1
ASメガルカリオのインファ 42.5~50.0
コメパン 63.0~75.0
CSラスカ 42.0~50.0
特化メガクチートのじゃれ 82.5~97.5
特化ドリュウズのアイへZ 18.8%低乱1
特化カミツルギの叩き 31.3%中乱1
特化ポリZC1上昇冷B 75.0~89.0
特化眼鏡サザンドラの悪波 68.8%中乱1
- サイキネ
187-166メガバナ 49.1~58.8(98.4%)
H4メガリザX 46.7~55.1(70.7%)
D4テテフ 28.9~33.7
HBカバルドン 37.6~44.6
H4カミツルギ 54.0~64.4
- ウッドハンマー
177-136レヒレ 65.5~77.9(反動ダメ38~46)
177-183レヒレ 48.7~58.7(反動ダメ28~34)
H4テテフ 56.1~66.4(反動ダメ27~32)
177-96テテフ 46.3~54.8(58.6%)
215-139カバルドン 53.0~62.3
H4ドリュウズ 52.1~61.8
反動ダメージは痛いですが、HPがオボン発動圏内に入ることでその分しゅうかく発動チャンスを稼げたりと、こいつの場合時々プラスの方向に働くことも。
- ギガドレイン
HC瞑想1積みレヒレ 31.6~38.5
H4テテフ 31.5~37.6(88.3%)
HDカバルドン 42.7~51.1
H4メガギャラドス 49.1~59.6(97.3%)
- リーフストーム
HC瞑想1積みレヒレ 55.3~65.5
H4テテフ 55.4~65.7
HDカバルドン 73.4~87.4
H4メガギャラドス 6.3%低乱1