ヒードラン- ポケモン育成論サンムーン

毒身代守ドラン補完

2017/06/20 11:29 / 更新:2017/08/09 23:10

ヒードラン

HP:HP 91

攻撃:攻撃 90

防御:防御 106

特攻:特攻 130

特防:特防 106

素早:素早 77

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ヒードラン  ほのお はがね  【 ポケモン図鑑 】

性格
おだやか(特防↑ 攻撃↓)
特性
もらいび
努力値配分(努力値とは?)
HP:212 / 特防:164 / 素早:132
個体値:31-x-31-31-31-31
実数値:193-x-126-150-161-114 (素早さ比較)
覚えさせる技
マグマストーム / どくどく / みがわり / まもる
持ち物
たべのこし

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このポケモンの役割
補助
ルール
シングルバトル
登録タグ

考察

テンプレ補完

  • 一般的な略称や表現を用います。
  • ダメージ計算はトレーナー天国様のものを使用しています。
  • お互いに理想個体を前提としています。

型概要/解説

  • 毒みがまもヒードラン

毒を撒いて、残飯を持ちながら身代わりと守るを繰り返すことで相手を嵌めて毒殺する型。高い流し性能を持ち合わせた炎タイプであるため、他の多くのポケモンの中でも毒みがまもにとても長けたポケモンである。

採用理由/強み

  • 採用理由 : 毒みがまもによる削り

これを最大の採用理由として見ているため、ヒードランが毒みがまもすることについての強みを詳しく解説する。

1. 流し性能が高い
毒みがまもをするにあたって重要なのが流し性能。毒みがまもは通常、有利なタイプに繰り出す→流し際に、相手の交代先へ毒を入れる or 身代わりを張る→みがまもで嵌める という動きをとることが多いが、優秀な耐性から得手不得手がはっきりしているヒードランはこの動きを取りやすい。

2. 炎タイプ
毒を攻撃手段にする以上、毒が入らない鋼タイプと毒タイプへ別のウェポンを用意する必要がある。ヒードランは炎タイプであるため、鋼タイプのポケモンを呼びづらく、また、鋼タイプへの打点も持つ。

3. 技:マグマストームの存在
ドラン専用技のマグマストームは、「相手を拘束し、毎ターン最大HPの1/8を削る」という追加効果がある。この技により、相手の交代による毒ダメージのリセットを封じるとともに、遂行速度を速めることができる。また、毒ダメージが入らない毒タイプ相手やミストフィールド下でも、一貫して削りを入れることができる。

4. 火傷/毒/砂が無効
みがまもでターンを稼いで相手の毒ダメージを重ねないといけないため、こちらが定数ダメージを受ける=みがまもの施行回数が減ることはできるだけ避けたい。ドランは固有タイプにより 火傷・毒 (エンニュート以外)・砂嵐の定数ダメージ を無効化できるため、それらでみがまもループを崩されることがない。

5. 一部の身代わり貫通技への耐性
虫のさざめき / スキンハイボ等の音技、氷柱針 / タネマシンガン等の連続技に対して耐性を持つので、同じくみがまもループを崩されにくい。

まとめると、毒みがまもをする上で便利な要素をことごとく兼ね備え、トップクラスに役割遂行しやすいというのが強み。また、これらの要素を全て兼ね備えていることを、他の毒みがまもポケモンとの差別化点とする。

調整案

☆【0. 基本配分】
性格 : 穏やか or 臆病
努力値 : H212 / D-- / S--
実数値 : 193-x-126-150-??-??
持ち物 : 食べ残し

  • 【調整意図】

H … 16n+1 (残飯回復効率最大)

  • 【解説】

みがまもの施行回数を増やすため、持ち物は食べ残しとする。また、残飯による回復効率を上げるため、H実数値が16n+1となるH212振りは固定。残りの努力値はDかSに振る。Dに振る理由としては、ヒードランが後出ししたい耐久型の攻撃や、耐性のあるフェアリー技・エスパー技・氷技、及び等倍である電気技・ゴースト技が特殊に多いゆえ、それらにHPを多く残しながら後出ししやすくするため。また、Sに振る理由は、単純に上から嵌められる範囲を広げるため。このDとSの兼ね合いについては多くの調整が考えられるため、例として2つの調整案と、DとSの調整ラインを載せる。また本論では考慮しないが、炎タイプとしての遂行を重視するならCに割くのも勿論あり。

  • 【参考被ダメ】

物理の被ダメは以下2つで変わらないため、ここに載せる。
A特化マリルリの滝登り
 → 割合: 83.9%〜99.4% 回数: 確定2発
A特化鉢巻きガブリアスの逆鱗
 → 割合: 41.4%〜49.2% 回数: 確定3発
A特化メガヘラクロスのロックブラスト
 → 割合: 10.3%〜12.4% (身代わりが連続最高乱数以外2発耐え)

☆【1. 穏やか調整】
性格 : 穏やか
努力値 : H212 / D164 / S132
実数値 : 193-x-126-150-161-114

  • 【調整意図】

D … C252カプ・コケコのEF珠10万を残飯*2込みで連続最高乱数以外2耐え
S … 準速61族抜き

  • 【解説】

等倍の中〜高火力辺りの特殊技を残飯の回復込みで2耐えできるラインと、準速カグヤを抜けるまでのSラインを確保した調整。

  • 【参考被ダメ】

C252カプ・コケコのEF珠10万ボルト
 → 割合: 47.1%〜56.4% 回数: 乱数2発 (80.1%)(残飯*2込み高乱数2耐え)
C252ゲッコウガの水手裏剣 (1発分、身代わりへ攻撃)
 → 割合: 37.5%〜50% 回数: 身代わりが99.61%で2耐え
C特化眼鏡サザンドラの悪の波動
 → 割合: 42.4%〜50.2% 回数: 乱数2発 (1.2%)(残飯込み2耐え)

☆【2. 臆病最速調整】
性格 : 臆病
努力値 : H212 / D44 / S252
実数値 : 193-x-126-150-132-141

  • 【調整意図】

D … 特化ポリゴン2のシャドーボールを身代わりが確定耐え
S … 最速

  • 【解説】

上から嵌められる範囲を最大限に広げるため、素早さにぶっぱして余りをDへ持っていった調整。

  • 【参考被ダメ】

C特化ポリゴン2のシャドーボール (身代わりへ攻撃)
 → 割合: 81.2%〜97.9% 回数: 確定2発
C特化水ロトムのハイドロポンプ
 → 割合: 84.9%~100.5% 回数: 乱数1発 (6.3%)
C252カプ・コケコのEF10万ボルト
 → 割合: 44%〜52.8% 回数: 乱数2発 (21.5%)(残飯*1込み2耐え)

★【D調整ライン】
※必要な努力値を記載、性格補正有りを+で表記

  • 44 : C特化ポリ2のシャドボを身代わりが確定耐え
  • 140(36+) : 残飯*2込みでC4メガゲンガーのシャドボを3耐え
  • 220(108+) : C特化アナライズジバコの10万を残飯*1込み2耐え、11n
  • 188+ : 11n
  • 244+ : C無振りドヒドイデの熱湯・C252振りテテフのPFサイキネを身代わりが最高乱数切り耐え

★【S調整ライン】

  • 44 : 準速50族 (ラッキーなど) 抜き
  • 84(12+) : S4振りFCロトム抜き
  • 132(52+) : 準速61族 (カグヤ・バンギ) 抜き、凍風で最速ガブ抜き調整のスイクン抜き
  • 220(132+) : 最速61族抜き
  • 204+ : 最速70族 (ガッサなど) 抜き
  • 252+ : 最速 (上から嵌められる範囲最大)

性格補正有りと無しの両方の努力値を書いてはいるが、種族値の関係上、S実数値129〔252(164+)〕まではDに補正をかけた方が効率が良い。

技構成

マグマストーム / 毒毒 / 身代わり / 守る

どれも必要な技なのでこれで確定としたいが、以下に挙げる3つは、最もどくみがに向いている上の構成を崩してでも採用する価値がある技である。

  • 噴煙

マグマストームの枠に採用の余地がある。何よりも命中が安定した炎技であることと、3割の火傷に期待できる点がグッド。ミミッキュ対面やミリ耐えした相手を処理したい場面で、マグマストームよりも活きやすい。

  • 挑発

回復技を封じることができるのが一番の利点。守るか身代わりとチェンジ。用途としては、マグストの拘束が切れる前にラッキーを倒す / ねむねごスイクンなど眠る持ちポケモンに強くなる / 相手の挑発・身代わり対策等。マグストの拘束との組み合わせで動かす場面が多いので、これを採用する場合は噴煙の優先度は下がる。

  • 大地の力

上の構成であれば有効打が0であるヒードランミラーで戦えるようになる。地味に毒タイプへの打点になったりする。挑発と同じく守るか身代わりとチェンジ。

【マグマストーム与ダメージ】

H252メガクチート
 → 割合: 95.5%〜112.1% 回数: 乱数1発 (68.8%) +拘束ダメ*1で確定
H252メガフシギバナ
 → 割合: 33.1%〜39.5% 回数: 乱数3発 (99.34%)
H252メガゲンガー
 → 割合: 44.9%〜52.6% 回数: 乱数2発 (21.9%) マグスト*2 + 拘束ダメ*1で確定

【大地の力与ダメージ】

H244ヒードラン
 → 割合: 83.2%〜99.4% 回数: 確定2発
H4ウツロイド
 → 割合: 73.5%〜88.6% 回数: 確定2発
H252メガゲンガー
 → 割合: 53.8%〜63.4% 回数: 確定2発

苦手な敵

サイクルを活用すれば、自身より遅い敵は勿論、自身より速い敵も相手取ることができ、毒が通らない相手にもマグマストームで削ることができるため、毒みがまもドランが嵌められる範囲は広い。それでもドランが苦手とする相手を下に列挙する。

  • アシレーヌ

泡沫のアリアで身代わりを貫通しつつ弱点をついてくる。

  • ヒードラン

相手もこちらへの打点があるかどうかは分からないが、(大地を入れない限りは) 少なくともこちらからは何もできない。

  • カプ・レヒレ

水タイプであり、レヒレに毒が入らないだけならまだマシなのだが、ミストフィールドにより相手全員に毒を盛ることができなくなるため、とても厄介な相手。

  • グライオン

毒毒を餌とし、マグマストームも身代わりで看破してくる。ついでにほぼ全ての個体が地震持ち。

相性の良い味方

代表的な2匹を載せる。

  • クレセリア

お馴染みクレセドラン。どちらも準伝説のポケモンであるため合計種族値が高く、相性補完が良いためサイクルが安定しやすい。クレセドランで削ってメガガルなどのエースの一貫性を作り、エースで抜いていくのが一般的。

  • カプ・ブルル

ブルルドラン。この2匹は多方面で相性が良い。
・お互いの弱点を完璧に補い合うことのできる相性補完 (2匹に一貫するのはゴーストと岩のみ)
・草打点 (対水・地面)がある。
・宿り木の種による相手の削り・ドランの回復サポート
・グラスフィールドによる地震のケア・ドランの回復サポート(※)
・自然の怒りによる削り
ブルルができることをざっと挙げるだけでもこれだけ出る。持ち物はガブなどの地面に火力を押し付けられる鉢巻きやZ、水受けを安定させるチョッキなどがオススメ。

※グラスフィールドは相手のHPも回復してしまうが、グラスフィールドの回復量が一定なのに対して毒ダメージは毎ターン増加していく。加えて、 "フィールドがある間は" 残飯+みがまもにより "無限状態" を作り出せるため、結果的にグラスフィールドの展開はドランへ有利に働くことが多い。また、相手は必ず地面にいるとは限らないが、ドランは常に地に足をつけている。

以上です。

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2017/08/09 23:10

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コメント (6件)

  • ページ:
  • 1
17/06/20 12:17
1名無し
クレセリアの論と合わせて投稿お疲れ様です。2つ聞きたい事があります。

噴煙の火傷によって毒が入らなくなり、それが負けに直結したことはありましたか?

守るor身代わりを抜いた時の使用感はどうでしたか?

毒/守る/身代わり/マグマストームのテンプレしか使ったことが無いので、ご回答よろしくお願いします。
17/06/20 12:49
2みすず
>>1 コメントありがとうございます。

・噴煙の火傷が負けに直結したこと
ないです。というのも、噴煙を打つタイミングというのが毒の入らない鋼対面、ミリ耐えした相手を処理するとき、もしくは毒より火傷を入れた方が勝ち筋の出る場面であるためです。使用期間は短いので、もっと使ったら相手の交代先に火傷が入ってしまうなどという場面が出てくるのかもしれませんが、少なくとも私が使っていた期間の中で困ったことはありませんでした。

・守る身代わりを抜いた際の使用感
身代わりしか抜いたことがないので身代わりについてだけ。最大の欠点が交代際に身代わりを残せないことでしたので、単純な使用感としては嵌め性能が大きく落ちている。一応毒まもだけでも削りとしては充分強かったですし、まもみがでは見れなかった敵が大地挑発で見れるようになったなど明確に役立った場面も少なくなかったのですが、個人的にはテンプレ構成が一番使いやすいと感じました。
17/06/23 17:31
3ColorCircle (@sikisou)
55555
よい育成論だと思います。(自分は控えめアタッカーしか持ってないので調整を変えようかなぁ・・・)
前作でよく言われてたエルフドランにこのタイプを組み込むとしたらどういう運用にしたらいいでしょうか?
17/06/24 19:15
4みすず
>>3
コメントありがとうございます。エルフドランのエルフーンは残飯持ちが多いですが、どくみがドランを組み込むとしたら残飯は使えないので、エルフーンにゴツメを持たせて、アンコ宿り木等でドランを補助するのが良いと思われます。
17/08/08 10:51
5ののし
グラスフィールドの地面技に関しての記述は勘違いしやすいのできちんと明記した方がよろしいかと
「じならし」や「マグニチュード」はともかく実質地震しか半減しません、この書き方であると大地なんかも対象に見えますし
17/08/09 23:11
6みすず
>>5
修正しました。ご指摘ありがとうございます。
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