今回で3回目の投稿となる陰キャです、よろしくお願いします。
諸注意
- 当育成論ではHP/攻撃/防御/特攻/特防/素早はH/A/B/C/D/Sという略称を用います。
- 指定がない限り相手は6Vを前提とします。
- ±はランク補正のことです。
- 一部、俗称・略称・当て字を用います。
- 投稿時点で使用、入手が不可の過去作のポケモンについて触れる場合があります。
- 不要であるという声があれば削除します。
シルヴァディの紹介
今作で新登場したポケモン、発売前にタイプ一致の大爆発を覚えることでき、新特性のARシステムでアルセウスのように専用の持ち物でタイプを変えることができる仕様であるのも判明し、多くの期待が寄せられましたが95統一という微妙な種族値により対戦ではめったに見ない存在となりました。また、Zすてゼリフのバグにより、このポケモンのもう一つの取り柄であったすてゼリフの使用を一時的に禁止されてしまいました。
採用理由
ちなみに今回は2016年12月12日現在すてゼリフが使えない状況を考慮した上での育成論となります、諸注意には書きませんでしたがご了承ください。「すてゼリフが使えないならどうしようか」と考えた上での育成論となります。
さて、本題となりますが、この育成論のシルヴァディの技構成と努力値をパッと見て、疑問のない人はおそらくいないでしょう。まず何がしたいのかというと上からのタイプ一致珠大爆発で強引に1対1交換を狙うこと、サブウェポンの技範囲を活かして多くのポケモンに対応することが挙げられます。
「じゃあなんでシルヴァディでそんなことをやるの?」という声が出そうですが、タイプ一致で大爆発がうてて、サブウェポンに火炎放射、冷凍ビーム、岩雪崩までうてるポケモンはシルヴァディ・ドーブル・べロベルト以外にいません(一応べロベルトは大文字や吹雪も覚えます)。この中でもシルヴァディは攻撃・特攻・素早さの種族値が一番高いポケモンでアタッカー性能での差別化により今回採用しています。
「シルヴァディなら他の型じゃダメなの?別にこの型にする必要なくね?」という声もあると思います。あくまで私が過去に考えていた型ですがスカーフ・眼鏡・鉢巻アタッカー型、専用メモリを持たせてアタッカー運用やタイプ一致マルチアタック、Zクリスタル、耐久型などがあります。ですが私が過去に考えていたこれらの型はどうしても他のポケモンの劣化でしかないと感じました。どこが劣化だと感じたかというと…
- スカーフ・眼鏡・鉢巻アタッカー型
たしかに技範囲は広いがタイプ一致で相手の弱点をつけず火力が低すぎる、スカーフすてゼリフも今はできない。広い技範囲のあるポケモンならサザンドラなどいる。
- 専用メモリを持たせてアタッカー運用やタイプ一致マルチアタック
先に書いておきますがシルヴァディの持つことのできるメモリはアルセウスのプレートとは違い、持ち物による技の火力アップはありません、ただタイプを変えることによりタイプ一致でうてる技が変わるというだけです。
持ち物がメモリに依存して他のアイテムは持てない上にタイプ一致流星群や火炎放射など他のポケモンでやればいい話、マルチアタックは物理の威力90、他のポケモンのタイプ一致技の方が火力があることが多い、「グラウンドメモリ持たせてマルチアタック?ガブの地震でおk」と言われるだけ。
また、選出画面でメモリを持たせた場合タイプを判別されにくいというメリットもありますが、相手がメモリのタイプを予想したプレイングをすることはほぼありません。おそらくシルヴァディがマイナーすぎて知られていないのか専用メモリを持ったシルヴァディを使うとは思われてないのでしょう、というよりいちいちタイプを読まずにノーマルタイプと決めうって殴ってくるのが一番妥当だと思います。今作からシルヴァディと対面した時点でタイプがわかる仕様にもなっています。
- Zクリスタル
Zすてゼリフは今できない、シルヴァディの最高火力のウルトラダッシュアタック<メガガルーラのねこ捨て身の火力である。その他タイプ不一致Z技の火力も他のポケモンの方が上回っている場合がある。
- 耐久型
耐久数値は悪くはないが、単ノーマルで受けに適する耐性ではない上に肝心のすてゼリフが今できなく、回復技は眠るのみ、輝石ポリ2などの方が数値は優れている上に電磁波やどくどくなど覚える変化技が似ている。
以上の点で他の型なら他のポケモンの劣化だと感じたので、他のポケモンではできないことができ、多くのポケモンに対応するためにこの型を採用することにしました。
型の詳細
- 特性
ARシステム以外にないのでこれで確定。今回は専用メモリを持たせないので役に立つ特性ではありませんが仕方ありません。
- 持ち物
物理技も特殊技も威力の上がるいのちのたまで確定です。これがないとサブウェポンで4倍弱点を突いても倒せなくなる相手もいるので。
- 個体値
6vを前提とします。
- 性格と努力値
今回は物理技も特殊技も採用し火力を下げたくないので性格は無邪気とします。
論中ではH20,A124,B44,C68,S252の努力値で確定とします。この努力値振りでダメ計を後に行います。
H20B44:H無振りで珠ダメと相性の悪い10nになるのを避けるため、また特化メガボーマンダのスキン捨て身確定耐え
A124:珠大爆発でH252カプ・ブルル確1
S252:上から大爆発をうちたいので最速、同じ95族にはカプ・テテフなどがいるため
C68:余り、Cに全振りしても火炎放射で耐久型ナットレイを一撃では倒せないため、また火炎放射でH252メガハッサムが確1、冷凍ビームでH252メガボーマンダが確1
- 技構成
・大爆発
これがないと他のポケモンの劣化になるので確定
・冷凍ビーム
広い技範囲を活かして氷4倍勢にうつため確定、ちなみにメガボーマンダとはメガボーマンダ側が攻撃特化の場合はスキン捨て身+珠ダメで相うちになる場合がありますがスキン捨て身+珠ダメ耐えはさらに耐久に努力値を割くことになるので今回は上記の耐久調整としました。
無振りガブリアス、H244ランドロス、H244グライオンが確1
・火炎放射
広い技範囲を活かして炎4倍勢にうつため確定。
・岩雪崩
広い技範囲を活かして岩4倍勢にうつため確定。
H252ファイアロー、H252メガリザY、H244ウルガモスが確1
ここまで書いておいて今更ですが「火炎放射や冷凍ビームじゃなくても炎のキバや氷のキバ覚えるしわざわざ両刀にしなくてよくね?」という声があるかもしれませんので言及しておくと、炎のキバや氷のキバは威力が低く、A252でも氷のキバで無振りガブが乱数になったり、炎のキバでH252メガハッサムが乱数2発になったりするため、火炎放射と冷凍ビームを採用しています。
この他にもアイアンヘッドやエアスラや10万ボルトなどを覚えますがバンク解禁後の環境までも含めて刺さりやすい技を採用した結果上記の技構成になりました。パーティ単位でアローラキュウコンやマッシブーンやゴツメギャラがどうしても重いのなら確定技以外の技をサブウェポンとして採用するかどうかは各自に任せます。
主要ダメ計
4倍弱点を突ける相手に関しては上記での技構成で触れたので与ダメは大爆発のみです。サブウェポンで2倍弱点を突いても倒せない相手がほとんどです。
- 与ダメ
・大爆発
威嚇込みH244メガギャラドス/H244メガギャラドス 62.1%〜73.6%/93%〜109.4%乱数1発(50%)
H196B60マリルリ 111%〜131.5%確1
無振りウツロイド 97.2%〜114.6%乱数1発(81.3%)
- 被ダメ
A252鉢巻ガブリアスの逆鱗 88.4%〜104.6%乱数1発(31.3%)
A特化鉢巻ナットレイのジャイロボール 97.1%〜114.4%乱数1発(81.3%)
C252カプ・テテフのサイキネ(サイコフィールド下) 78%〜91.9%(確2)
C252珠カプ・コケコの10万ボルト(エレキフィールド下) 82%〜97.6%(確2)
運用方法・立ち回りについて
・サイクル戦向きの耐性ではないので基本は先発か死に出しです。後出しはおすすめできません。
・大爆発で1対1交換ができそうな相手には爆発、サブウェポンで一撃で倒せるポケモンには素直に弱点を突きましょう。
・4倍弱点を突ける相手には4倍弱点を突くことが優先です、倒した後に爆発以外の技で倒せない相手が出てきたら爆発で退場します。
・先発でゴーストタイプと対面したら素直に引きましょう、またこちら側がどの技を使っても倒せない相手と対面した場合も同様です。
・相手がゴーストタイプに引いてくることは考慮して動きましょう。
・専用メモリについて触れましたが、相手がこちらのタイプを理解できない場合は今作の対戦ではほとんどないのでそれに期待するのはやめた方がいいです。
不利な相手
・シルヴァディよりも速く、一撃で倒してくるポケモン・・・フェローチェなど
・シルヴァディよりも速く、シルヴァディ側に有効打が無いポケモン・・・メガメタグロスなど
・シルヴァディよりも遅いが超耐久型・・・ポリ2クレセなど
・大爆発を無効化できるゴーストタイプ
カプ・テテフは同速ですがC特化サイキネ(サイコフィールド下) 85.5%〜101.1%乱数1発(6.3%)なので相手が準速スカーフの場合やメガネや珠持ちの場合を考えると、環境にいるテテフを高確率で大爆発で倒せます。
カイリューやアローラガラガラには岩雪崩で怯ませれば勝てる可能性があります。ちなみに…
H252アローラガラガラへの岩雪崩 44.9%〜54.4%乱数2発 (44.5%)
組ませると良いポケモン
アローラガラガラ・・・フェローチェやメガメタグロスを対面で倒せる確率が高いです。
メガゲンガー・・・上からゴーストタイプの弱点を突けます。
サザンドラ・・・同様にゴーストタイプに強いです。
終わりに
最後まで読んで頂いた方に感謝します.気になる点があればコメント欄にコメントをお願いします。