テンプレ補完
- 一般的な略称や表現を用います。
- ダメージ計算はトレーナー天国様のものを使用しています。
- お互いに理想個体を前提としています。
型概要・解説
- 月光乱舞クレセリア
三日月の舞で、削れた / pp切れた / 状態異常で機能停止したエースを再生させる。この技を用いて、エースで暴れる→クレセバックみかまい→再度エースで暴れる と動く一連のギミックを「月光乱舞(※)」と呼び、主にタイマン性能に優れたエース : メガガルーラやメガヘラクロスを軸としたパーティーに組み込む。また、素の数値の高さやサポート技の豊富さから、汎用受けとしての役割遂行にも優れている。
※月光乱舞という言葉の定義については「s操作技と組み合わせることが前提」など複数の解釈があるが、本論では上のように定義域の広い解釈で用いる。
採用理由
- 三日月の舞による味方の回復
上記の通り。疲弊したアタッカーを再利用する。採用理由とは直接関係ないが、自主退場技である点もそこそこ役立つ。
- 受け出し性能
物理特殊ともに高い耐久数値を持つため、非常に広い範囲へ受け出すことができる。
- 汎用性
前述した広い受け出し可能範囲を持つこと・みかまいによる月光乱舞ギミックの他にも (技構成と持ち物次第で) 物理受け / トリラー / 状態異常撒き などの役割が持てることから、状況に応じた立ち回りがしやすく汎用性が高い。カスタマイズ性もあり、様々なパーティーに組み込みやすいのも1つの強み。
調整
- 【配分】
性格 : ずぶとい
努力値 : H252 / B252 / D4
実数値 : 227-x-189-95-151-105
- 【解説】
Z技を代表とする火力のインフレにより、クレセの最大の強みである高い耐久数値でさえも危ういので、特殊耐久との調整はせず、役割対象のタイプが多い物理に特化。トリル前提であっても、汎用性を確保するためにs下降補正はかけない方がいい。
- 【持ち物について】
基本はゴツゴツメットかオボンのみの2択。
ゴツメは物理へのダメ蓄積が可能なことから、サポート役としての削りはもちろん、月の光連打で物理受けとしての運用も可能になるため、より立ち回りの幅が広がり、汎用性が高まる。
オボンの実は2耐えできる範囲を増やすことができるので、受け出し→相手攻撃→みかまい という動きを取りやすくなる。すなわち、役割遂行の安定化を図れる。後にダメ計を載せるが、鉢巻きカイリューの逆鱗やメガリザYの放射に対して有用に働く。
その他の候補としては挑発を1度だけ防ぐメンタルハーブ等が挙げられるが、採用理由に則して考えた場合に優先されるのは上の2つ。
技構成
三日月の舞 / 選択技 / 選択技 / 選択技
コンセプトである三日月の舞は確定。
残りの3つの枠は選択だが、挑発対策 + ミリ耐えした相手への削り + α として最低1枠は攻撃技に割くのが好ましい。
【選択技 : 攻撃技】
- 冷凍ビーム
ガブリアス・HDメガマンダ意識。物理受けとしての役目を意識するならこれ。
- サイコキネシス
バシャーモ意識。タイプ一致であるため、等倍以上の相手へ火力を出しやすい。
- ムーンフォース
メガギャラドス意識。ギャラマンダの身代わりを壊せる他、一応悪・ドラゴン・格闘への打点となる。
- 目覚めるパワー
対ナットとしてめざ炎、対ドランジバコとしてめざ地など。前者はメガガル軸など、後者はメガクチ軸などで採用価値がある。
【選択技 : 補助技】
- 毒毒
クレセリア最大のダメージソースであるため、優先度高め。
- 電磁波
エースのS逆転手段として有効。正直、相手に毒を入れることができなくなるため、優先度は低い。
- トリックルーム
メガクチ / メガヘラ / ポリ2などの味方に合わせて採用。攻撃技に依るが、ゲコやバシャ等の後出しに合わせて使うことで有利に立ち回れるようになる。
- 月の光
回復技。相手の技を受けきってゴツメダメや毒毒ダメを稼ぐのには必要不可欠。
- リフレクター
例えばミミッキュの剣舞に合わせて使うことでその後の2↑Zシャドクロ+2↑シャドクロを超高乱数耐えできるようになるなど、対面から積みZに崩されにくくなる。無論、後続の補助としても有用。
- その他候補
身代わり/スキルスワップ/凍える風
名前だけ挙げておく。
【構成例について】
確定欄は汎用受けとしての役割を果たすために〈 冷B / 月の光 / 毒毒 〉という構成にしているが、例えばサポートに重点を置くなら〈 攻撃技 / 電磁波 / 毒毒 〉としたり、トリルエースと組ませるなら〈 攻撃技 / トリル / 毒毒〉としたりなど、パーティーに合わせてカスタム可能。また、重いポケモンによっては、補助技2個採用よりも攻撃技2個採用の方がパーティー内での立ち回りの幅が増える場合もあり、ここら辺の選択は本当に味方と相談してほしい。
構築
- ガルクレセ
メガガルーラとクレセリアの組み合わせで、メガガル自身が非常に対面性能が高いことや、メガガルーラがクレセを交代先に選びやすいことなど、多方面で相性がとてもいい。月光乱舞の最優秀パートナー。
- ヘラクレセ
こちらもメガガル同様に高いAと耐久値を持つなど対面性能がとても高く、相手によってトリルを使うか、使わないかのスイッチを選べる。
有名な月光乱舞エースを2匹だけ記しておく。最初の方に書いた通り、クレセ自身技構成をカスタムして様々なパーティーに組み込めるポケモンなので、これ以外にも多くのエースとの優秀な組み合わせを作れる。
参考被ダメージ
受け出す際もしくは月の光連打する際に指標となるラインのダメージ計算を載せる。
- 物理
A特化メガボーマンダの捨て身タックル
→ 割合: 40.9%〜48.8% 回数: 確定3発
A252メガギャラドスの噛み砕く
→ 割合: 44.9%〜52.8% 回数: 乱数2発 (18%)
A特化鉢巻きカイリューの逆鱗
→ 割合: 48%〜57.2% 回数: 乱数2発 (91.8%) (オボン込みで12%程まで下がる)
- 特殊
C252珠カプ・コケコのEF10万ボルト
→ 割合: 42.7%〜50.2% 回数: 乱数2発 (1.2%)
C特化眼鏡アシレーヌの泡沫のアリア
→ 割合: 43.6%〜51.5% 回数: 乱数2発 (6.6%)
C特化メガリザードンYの晴れ火炎放射
→ 割合: 51.9%〜61.2% 回数: 確定2発 (オボン込み2耐え)
以上です。