ムーランド- ポケモン育成論サンムーン

【ダブル】補助型ムーランド

2017/02/17 00:44

ムーランド

HP:HP 85

攻撃:攻撃 110

防御:防御 90

特攻:特攻 45

特防:特防 90

素早:素早 80

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ムーランド  ノーマル  【 ポケモン図鑑 】

性格
わんぱく(防御↑ 特攻↓)
特性
いかく
努力値配分(努力値とは?)
HP:252 / 防御:252 / 特防:6
個体値:31-31-31-x-31-31
実数値:192-130-156-x-111-100 (素早さ比較)
覚えさせる技
つぶらなひとみ / がんせきふうじ / てだすけ / ねむる
持ち物
カゴのみ

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このポケモンの役割
物理 / 受け
ルール
ダブルバトル
登録タグ

考察

はじめに

皆様はじめまして。
当記事にて初投稿となりますアセルテと申します!
今回は私がXYの頃から愛用しておりますムーランド、その素晴らしさを共有するべく投稿に至ったという次第であります!
「今回が初投稿ですので、どうぞお手柔らかにお願いします^^」
などとは申し上げません。
ですがせめてこの記事を読んで少しでも多くの方が
「ムーランドやべぇ…。採用待ったなしだわ…。」
「こんな奴が埋没していたとでも言うのか…ッ!」
「あっしも使うでありますー!ほひー!」
とムーランドを見直して下さればこれ幸いと言った所存です。

この育成論ではHP/攻撃/防御/特攻/特防/素早さをH/A/B/C/D/Sと呼び、また努力値等の一般的な俗称を用います。個体値は全て31であることを前提とします。
ダメージ計算はトレーナー天国様のツールを使わせていただきました。

ムーランドとは?

全国図鑑NO.508 「かんだいポケモン
初登場はポケモンBW。
ヨーテリーの最終進化系。
ベルをはじめとするトレーナーが使用。
意外な大きさに驚いたプレイヤーは数知れず。
本作においてはライドポケモンとしてケンタロスと人気を二分するほか、
アーカラ島に進化前のヨーテリーが出現する。

採用理由

  • 威嚇持ち

ダブルバトルにおける強特性の一角。
相手のAを下げることで、自分と仲間のポケモンの物理耐久を上げる事が出来ます。
ボーマンダやギャラドス、ウインディがこの特性の強さを証明しているでしょう。

  • 高い耐久性

HP85
攻撃110
防御90
特攻45
特防90
素早さ80
という種族値を持ち、そこに威嚇が入る事で優秀な物理耐久になります。威嚇込みの耐久性はなんと特性ファーコートのトリミアンに比肩するレベル。
更にAを一段階下げる先制技「つぶらなひとみ」を使え、物理アタッカーにとっては厄介極まりない相手でしょう(つぶらなひとみに関しては後述)。
特防も悪くなく、HPに全振りするだけで道具無し控えめカプ・テテフのフィールド込サイコキネシス程度なら最大HPの72.3%〜85.9%のダメージに抑えられます。

  • 弱点の少なさ

単ノーマルタイプのため、弱点は格闘のみ。
その格闘がメジャーな点は手痛いですが、不一致物理程度であれば鼻で笑えるほど耐えられます。

  • つぶらなひとみ

XYから登場した変化技「つぶらなひとみ」を覚えます。
そもそもつぶらなひとみの効果ですが
タイプ:フェアリー
分類:変化 威力:ー命中率:100
PP:30 範囲:1体選択 直接攻撃:×
効果
相手のこうげきを下げる。素早さに関係なく先制して使用できる(優先度:+1)。
といった技です。
威嚇でこうげきを一段階下げた上で、先制技で更に一段階落とせる芸当が出来るのはムーランドとレントラーだけの特権です!
これを用いる事で、隣に出すポケモンの物理耐久が不安な場合のケアを行えます。

  • マイナー

同じ威嚇持ちのボーマンダやギャラドス、ウインディや似たような性質のトリミアンと比べ、マイナー故に何してくるか分からないという点があります。動きが読めないという事は相手にとってはそれだけで脅威となり得るでしょう。

もふもふダンディーわんわんお。

差別化

今回は同じ威嚇撒きサポーター役のウインディ、
そして上で触れたレントラーとトリミアンとの違いを述べさせて頂きます。
※ギャラドスやボーマンダはエースアタッカー、ナットレイやカプ・レヒレに関しては威嚇を撒けないという点で度外視します。

  • ウインディ

もふもふわんわんおライバル。
ウインディは炎単タイプ故の弱点の多さがネック。
水、岩、地面の3つも格闘と同じく環境に多いですね。
またつぶらなひとみを覚えないため、威嚇以降の更なるA下降は見込めません。
一応甘えるを覚えられますがXD産なので到底不可能に近いでしょう。
その上ウインディは♂♀比が7:1で孵化歩数が5,000歩強に対し、ムーランドは1:1で孵化歩数が4,000歩ちょっとと、理想個体の作りやすさにも差が見え隠れします。
どうでもいいけど。
そして些細な事ですが人気故に、相手にはある程度行動が読まれてしまいます。
以上の点から差別化できますが、ウインディには燃え尽きるや神速などと言った優秀な攻撃技が揃っており、鬼火も兼ね備え攻守共に抜かりないため、差別化というよりも住み分け程度の差となります。

  • レントラー

レントラーは「なんかこう…アタッカー的な…」というイメージを与える事が出来ます。完全に主観。
その上でんきタイプのため相手のギャラドスなどの選出に対し圧をかけられます。
またムーランドと同じくつぶらなひとみを使えるため一見こちらの方がいいように思われます。
しかし種族値を鑑みると
HP 80
攻撃 120
防御 79
特攻 95
特防 79
素早 70
と、ムーランドを見た後だと若干心許なさを感じます。完全に主観。
その上地面弱点のため、ダブルとは言えガブリアスやドリュウズなど、Aの高い地面タイプの一致地震は脅威になりますし、何よりカプ・コケコやサンダーなどと言った強力な電気枠をレントラーに使ってしまうのは若干惜しいように思いますので、これはムーランドでいいでしょう。

  • トリミアン

もふもふわんわんおライバルその2。
威嚇一段階込みで比肩するとは言え、物理耐久はほんの少しだけトリミアンに軍配が上がります。
しかし上記のナットレイの例で示した通り、威嚇の有無が大きいように思われます。
ただ特性「かちき」や「まけんき」持ちが流行った時にはあるいは、といった感じでしょうか。
これまた些細な事ですが、ムーランドはムーバーやGTSを使わなくても今作だけで手に入ることも若干アピールポイントになっております。

特性

いかく

威嚇一択です。
他の特性は「すなかき」や「きもったま」ですが、これらはアタッカー気質なのに対し、威嚇は受けと妨害を担当するにおいて大きなアドバンテージになるため、この型においては威嚇を採用しましょう!

性格・努力値・個体値

性格:わんぱく
努力値:HBぶっぱ残りD
個体値:31/31/31/×/31/31
実数値:192/130/156/58/110/100

上記でこそわんぱくにしていますが、ここは図太いでも慎重でも穏やかでもいいと思います。
B補正で物理受け特化でもD補正で特防に若干のフォローでもお好きな方を!
落とす能力はAかCになりますが
・Aを落とせば混乱自傷とイカサマ対策になる
・Cを落とせば岩石封じ搭載型で火力がそこそこ出る
となります!(岩石封じに関しては後述)
また、Aに下降補正をかけるならばA個体値は最大値を狙わなくてもよくなります。
なおここではHPにぶっぱしていますがそうすると偶数になってしまうので奇数調整してもいいと思います。
したほうがいいです。

持ち物

カゴの実

ここまではムーランドの良いところを述べてきましたが実は「自己回復技を眠る以外持たない」という致命的な欠点を抱えております…!
そこでねむカゴを用いて強引に回復することでこれをカバーしようと思います。
他の持ち物候補としてはゴツゴツメットや食べ残しを推奨します。

技構成

正直相手の妨害がメインですので何を搭載するかはパーティーと相談、皆様のお好きなように!と言った感じです。
ただ一応ムーランド使いの先駆者として、いくつかオススメを提示させて頂きます。

  • つぶらなひとみ

再三言ってますつぶらなひとみ。
劇的プッシュ。
先制技でAを落とせるのは思った以上に便利です。
ちなみにZ技化するとこちらのBが一段階上昇するそうなのでフェアリーZを持たせるのも面白いかもしれませんね!(今知った)
ヨーテリーLV10で習得。

ねむる
回復技に乏しいが故の悪あがき。カゴ必須。
一応威嚇持ちの物理受けという性質を持っているのでカゴ消失後の眠るでも、手持ちに引っ込めて物理受けが必要になったら繰り出すという形でも使えます。
毒々やマヒ、火傷を治せるのもGOOD。
技マシン。

  • 岩石封じ

相手のSを落とせます。
電磁波とは挑発で止まらない点で差別化可能。
なおS操作のためなので火力は度外視するものとしますが、メガリザードンYあたりには中々のダメージを与えられます。
技マシン。

  • てだすけ

ダブルバトル専用技。
ムーランド自体には火力はほぼありませんが、これを使うことで手助けの対象となるポケモンが、高い耐久を持つポケモンをごり押して落とせる事も多々ありました。
レベル技。

  • バークアウト

相手全体に攻撃し、特攻を一段階下げる。
こちらの特攻に依存する音技です。
特殊アタッカーに対する牽制になります。
技マシン。

  • でんじは

言わずと知れた妨害技。
弱体化されたとは言え、素早さ二分の一は強力です。
岩石封じとの違いは
・交代されても残る
・ダメージは入らない
・地面タイプには通らない
・挑発で詰む
・命中率が低い
といったところでしょう。
技マシン。

  • あまえる

「つぶらなひとみじゃ足りないわ!」というワガママなアナタに。一気に2段階落とせますが先制技ではないので注意。
遺伝技。

  • あくび

この技を使った次のターンに相手を眠りにする技。
あくび自体は強力ですがこの型では居座る相手に真価を発揮するので微妙でしょうか。
遺伝技。

被ダメージ計算

岩石封じとバークアウトの与ダメージ計算に関しては
めんどくさい火力としては期待しないものとするため計算せず、被ダメージの計算結果のみ掲示します。
また、ダメージを与える相手はガブリアス、メガボーマンダに限定します。
なぜならめんどくさいわたしが強いと思ったからです。
ここでのムーランドは腕白HB252D6で実数値は
192/130/156/58/110/100
で計算するものとします。

  • 対ガブリアス(性格補正↑)

Aダウン無しZげきりん
ダメージ: 177〜208
割合: 92.1%〜108.3%
回数: 乱数1発 (50%)
急所ダメージ: 264〜312
割合: 137.5%〜162.5%
攻撃:200

Aダウン無し球地震
ダメージ: 90〜107
割合: 46.8%〜55.7%
回数: 乱数2発 (71.9%)
急所ダメージ: 134〜160
割合: 69.7%〜83.3%
補正: [ダブル]
攻撃:200

A1段階ダウンZげきりん
ダメージ: 118〜139
割合: 61.4%〜72.3%
回数: 確定2発
攻撃:133

A1段階ダウン球地震
ダメージ: 60〜71
割合: 31.2%〜36.9%
回数: 乱数3発 (80.2%)
補正: [ダブル]
攻撃:133

A2段階ダウンZげきりん
ダメージ: 88〜105
割合: 45.8%〜54.6%
回数: 乱数2発 (53.5%)
攻撃:100

A2段階ダウン球地震
ダメージ: 44〜55
割合: 22.9%〜28.6%
回数: 乱数4発
補正: [ダブル]
攻撃:100

  • 対メガボーマンダ(性格補正↑)

Aダウン無し捨て身タックル
ダメージ: 112〜133
割合: 58.3%〜69.2%
回数: 確定2発
急所ダメージ: 169〜199
割合: 88%〜103.6%
攻撃: 216

A1段階ダウン込みすてみタックル
ダメージ: 76〜90
割合: 39.5%〜46.8%
回数: 確定3発
攻撃: 144

A2段階ダウン込みすてみタックル
ダメージ: 57〜67
割合: 29.6%〜34.8%
回数: 乱数3発 (11%)
割合: 88%〜103.6%
攻撃: 108

Cダウン無しハイパーボイス
ダメージ: 103〜123
割合: 53.6%〜64%
回数: 確定2発
急所ダメージ: 156〜184
割合: 81.2%〜95.8%
特攻: 189

運用

主に「相手の物理アタッカーに対し、有効打はあるが物理耐久に不安のあるポケモンのサポートとして初手出し」が最も多かったです。
私はアシレーヌやミロカロスと組み合わせました!
テテフともきっと相性は良いでしょうが、いかんせんフィールドのせいで先制技であるつぶらなひとみが潰されるので考え物です。

おわりに

私はこうしてウインディらと比較しましたが
きっと皆様はどっちが孵化効率がいいかという観点でケンタロスを比較対象にしていることと思います。
確かに!確かに右手が空くのは大きいですが!
割と器用でパーティー全体の物理耐久の底上げに役立つ一面が隠されていることを忘れちゃいけません!
ぜひこれを機会に単なるライドから手持ち候補として考えてあげて下さいませ…!!

投稿日時 : 

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ジャイロボール / タネマシンガン / のろい / ねむる

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コメント (3件)

  • ページ:
  • 1
17/02/17 01:40
1ふみゃー (@fmattaun)
トリミアンとの差別化は仲間の耐久も相対的に上がることでいいのでは?と思いました。
あと細かいですが技構成のねむるだけボールマークがないです。
17/02/17 03:08
2秋桜 (@poke_cosmos)
サポートしかできないポケモンに回復技を持たせるこの育成論の構成は弱そうですね。ムーランドが好きで拘りを持って使ってることは伝わりましたが、多分あなたが思ってるより今のムーランドは強いですよ。ムーランドはすなかきからのノーマルZが強力で、威嚇やバークアウトでサポートする選択肢も持っているという強みの説明だけで他のポケモンと差別化は不要です。試しにQRパーティで他人のムーランド入り構築をいくつか使ってみれば世界が広がると思いますよ。
17/02/17 20:10
3羊龍 (@merry_2232)
・トリミアンを使う人は少ないので特性ファーコートのトリミアンに比肩するレベルと言われてもしっくりきません。
だからそれが硬いのか硬くないのかを判別する材料になりません

・マイナー故に何してくるか分からないと言われても
ムーランドにできることは限られています
そもそもムーランドはマイナーではないと思いますが…
6体見せる場面で威嚇か砂かきかの判断は難しくありませんし
使える補助技も目星がつきます

・ダブルで物理受けという役割自体成立しにくいと思います
ムーランド自体耐久が優れているというわけでもないので
相手の攻撃2発を耐えられません
それを眠カゴを使ってまで耐える戦法をとるのは難しいのでは?
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