皆さん、こんにちは
育成論の閲覧ありがとうございます。
今回、初めて投稿させていただく”ちむちむ”と申します。
至らない点等あるかもしれませんがよろしくおねがいします。
育成論中ではHP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さのことをH、A、B、C、D、Sで表記する場合があります。
ブラッキーとは
種族値
H95 A65 B110 C60 D130 S65
確定欄の振り方をした場合のレベル50時のステータス
H202 A63 B130 C80 D200 S86
まずは今回紹介させていただくブラッキーについて。
第2世代で登場したイーブイの進化系の一種であり、HP、防御、特防が非常に高いのが特徴のポケモンです。
タイプはあくタイプであり、似たような役割を持つことができるポケモンとしてバルジーナがいます。しかしバルジーナとは見た目で大きく差別化できています。
また特殊受けですのでラッキー、ハピナス、バンギラスなどとの差別化も必要だとおもいます。
努力値について
特殊受けですのでHPと特防に252振りしています。
あまりの4については確定欄では素早さに振っています。メジャーなs65族はハッサムくらいしかいませんが、ハッサムは鉢巻型の場合は無振り或いは4振りの可能性があり、勝ちの目が残ることがあるからです。
防御に4でもいいと思います。
採用理由
このブラッキーの採用理由は願い事と高い耐久を持っていることです。
願い事とは、次のターン終了時に自分のHPの半分の量だけ、場にいるポケモンのHPを回復させるワザです。
願い事を使えるポケモンは少なく、願い事が使えて物理、特殊ともに耐久が高いポケモンはブラッキーとラッキーとハピナスくらいです。シャワーズ、ママンボウなども耐久は高いのですが、それぞれ防御、特防が低いので安定しません。その点、ブラッキー、ラッキー、ハピナスは防御、特防共に高い次元にあります。
願い事ラッキー、ハピナスは入手法が特殊なため、個体数が少ないと思っていたのですが、どうやらローテーションバトルでは普通に使われているようなので願い事ラッキー、ハピナスとの差別化も考えます。願い事をパーティに配るという役割においてはブラッキーではラッキー、ハピナスに敵いません。耐久もHPの高さも全く敵わないからです。
ブラッキーとラッキーの差は攻撃技の差だと思います。イカサマと地球投げの違いです。ラッキーで使う上で一番問題になるのは積みの起点になりやすいことだと思います。鋼タイプの積みアタッカーが楽に積めてしまいます。ブラッキーはイカサマにより安易な積みを許しません。またラッキーは食べ残しを持てないため、とんボルチェンなどのサイクルをクルクル回されるような場面ではブラッキーのほうが長生きする可能性もあります。
ブラッキーとハピナスの差別化ですが、こちらも攻撃技の差になります。ハピナスは元々の耐久が高いため特攻特化にして、Bに252振るだけでも特殊耐久はブラッキー以上、物理耐久はブラッキーより少し劣る程度になります。そしてその場合の攻撃の威力は火炎放射でH252ハッサム確定1、プレートを持てばギルガルドを大文字で確2、HDナットレイを中乱数1と毒々が入らない鋼に対して相当な火力を持つことができます。またこちらの技が4つ割れるまでは相手はれいとうビーム、10万ボルト等の技に怯えることにもなるため、ハピナスの前で積むのはリスキーであると考えられます。耐久型が苦手とする毒々などにも特性で対応可能であり、ブラッキーではハピナスに勝てる点がほとんどないように感じます。
しかしブラッキーで相手ができて、ハピナスでは苦しいと考えられるモンスターもいます。瞑想ライコウ、メガガルーラなどです。この2匹は環境に相当数いるためそこそこ優位な点ではあるとおもいます。瞑想ライコウについてはブラッキーは確実に勝てますし、メガガルーラには勝てるとは言えませんが、グロウパンチを相手の安定択にさせません。またブラッキーはアイテムなしガブリアスの2段階上昇地震を確定耐え、げきりんを低乱数で耐えるため相手に少しダメージが蓄積していれば相打ちか突破が可能ですが、願い事ハピナスでは技スペースの関係上冷凍ビームを入れれないため突破できません。
ブラッキー、ハピナスで相手にできる敵が違います。そこが差別化点になると思います。
とくせい
ブラッキーの特性は「シンクロ」と「せいしんりょく」の2つです。
このブラッキーはどくどくを撒くのでシンクロは邪魔になることが多いです。
特にポリ2やクレセリアなどの耐久ポケが電磁波をしてくることが多いので精神力のほうがいいです。
精神力にしておくとトゲキッスや岩雪崩や猫騙しで怯みを狙ってくる相手に強くでれます。
意外と夢特性が精神力であることが知られていないのか怯みを狙われることはよくあります。
ワザ候補
確定
ねがいごと
自分の回復だけでなく、うまく使えば味方を回復させることができ、他の受けポケモンとの差別化点でもあるので確定です。
どくどく
攻撃力の低いブラッキーにとって重要なダメージソースです。
イカサマ
攻撃力が低いブラッキーと非常に相性がいいワザです。
多くのポケモンに刺さります。積みの起点になるのも防ぐことができます。
選択
まもる
ねがいごと、毒々、たべのこしと非常に相性がいいです。確定欄ではこちらです。
トリック持ちのポケモンと対面した際にこだわりトリックが怖いため、これがあると相手の持ち物の予想がある程度つくようになります。
また弱点である格闘タイプの超火力ワザの飛び膝蹴りを安易に撃たせないようにもできます。
つきのひかり
ねがいごとは発動までに1ターンかかり瞬発力に欠けるため、こちらの採用もありうると思いました。
PPが最大で8しかないため受け続けるには少し不安になります。
また守るを外すため、毒ダメの蓄積や拘りアイテムを持った相手のワザを見ることができなくります。
しかし相手の特殊アタッカーの裏に積みアタッカーがいる際には、願い事発動のための守るで1ターンのアドバンテージを与えてしまうのを防ぐことができます。
まもるを採用した場合でも積み読みでイカサマを入れてしまえば、相手に大打撃を与えることができるのでまもるでいいかな、とは思います。
ダメージ計算
ここではダメージ計算と共に各モンスターとの戦い方も説明していきます。
見にくかったら教えてください。
特化となっているのは性格補正+努力値252振りということです。
ギルガルド
A特化せいなるつるぎ 116〜138 (57.4%~68.3%)
無振りせいなるつるぎ 90〜106 (44.5%〜52.4%)
C特化ラスターカノン 51〜61 (25.2%〜30.1%)
こちらのイカサマ
H252 A無振りブレードフォルムギルガルド 確定1
H252 A無振りシールドフォルムギルガルド 48~56(28.7%~33.5%)
H252 A特化シールドフォルムギルガルド 72~86(43.1%〜51.4%)
ギルガルドには強く出ていけます。
相手がs振りでなければ交換読みでせいなるつるぎを撃たれていても、イカサマで倒せますし、キングシールドをされても相手の攻撃をまもるで受けたりしているうちに食べ残しで体力の回復ができます。
倒せないギルガルドはs振りされている剣の舞型と毒々身代わり型です。
この2種はかなり厳しいです。
また保険ギルガルドとは聖なる剣とキングシールド、ねがいごととその他のワザの打ち合いになり、お互いに有効打を与えることができない状況に陥ります。
ギルガルドには出ていくことはできますが泥試合になりやすいです。
相手がせいなるつるぎを切っている場合に限り、保険を発動させても受けきれるため勝てます。
また私が使っている場合なのですが、相手が引くか、ギルガルドを捨ててくることが多かったです。理由については不明です。キングシールドでAダウンするため、イカサマにも適用されていると勘違いする方がおおいのでしょうか。
サザンドラ
C252メガネ流星群 108〜127 (53.4%〜62.8%)
C252メガネ気合玉 132〜156 (65.3%〜77.2%)
流星群はC下降補正があるので余裕で受けれます。すぐに毒々を入れたくなりますが、引かれてブラッキーの苦手な相手が出てきて回復ができずにブラッキーも引くことになると、2回目のサザンドラを受けれないので、対サザンドラでは相手のループを崩すまでは願い事から入るのがいいとおもいます。
気合玉は交換読みで撃たれると厳しいですが、対面からなら願い事とまもるをしながら外れるのを待てば勝てます。DダウンしなければPP切れまで粘れます。
めいそうライコウ
こちらのライコウを想定します育成論ORAS・XY/440
積みなし10万 36〜43(17.8%〜21.2%)
1積み10万 52〜63(25.7%〜31.1%)
2積み10万 70〜84(34.6%〜41.5%)
こちらのイカサマ
イカサマ 46〜55(95.8%〜114.5%)身代わり破壊率87.5%
レートに潜っていますが、めいそうライコウに負けたことはないです。
私が今まで出会っためいそうライコウということになりますが、イカサマで身代わり破壊率は100%です。A個体値を粘っていない場合は100%になります。
その場合は相手に瞑想を積む隙を与えないので倒せます。
めがねライコウ
CS252振りめがねを想定します。
10万ボルト 64〜76(31.6%〜37.6%)
ボルトチェンジ 51〜60(25.2%〜29.7%)
イカサマ 46〜55(27.8%〜33.3%)
めがねライコウはボルトチェンジで戻り続けられると少し辛いです。
同時に組んでいるであろうハッサムのとんぼ返りも痛いです。
ハッサムが鉢巻型なら守るでワザを見極めつつ、食べ残しで体力を回復できるので多少はマシです。メガハッサムの場合はつるぎのまいが怖いので回復をしにくいので辛いです。その辺はパーティー単位での対策なのでここではあまり触れません。
めがねライコウの攻撃を相当回数受けれるので、裏でとんぼ返り使いの対策をしておきたいです。
めがねウォッシュロトム
特攻特化を想定します。
ハイドロポンプ 81〜96(40%〜47.5%)
10万ボルト 67〜79(33.1%〜39.1%)
ボルトチェンジ 51〜61(25.2%〜30.1%)
やはりメガネでのボルトチェンジ連打は辛いです。
あとはメガネトリックも辛いです。
ただ毒にさえしてしまえばメガネを押し付けられても願い事連打で勝てることが多いです。
メガリザードンY
C252振り想定です。
オーバーヒート 118〜139(58.4%〜68.8%)
だいもんじ 100〜118(49.5%〜58.4%)
かえんほうしゃ 81〜 96(40%〜47.5%)
きあいだま 96〜114(47.5%〜56.4%)
気合玉が少し辛いですが、それ以外だと繰り出した次のターンに願い事から入れば受け切れます。
対面の場合はメガリザXの可能性もあり、りゅうまいされる可能性があるのでイカサマを選ぶのが良いとおもいます。大体りゅうまい後のリザXに7割以上のダメージを与えることができます。
物理耐久
物理耐久は簡単に少しだけ
A252メガガルーラ おんがえし 118〜141(58.4%〜69.8%)
A252鉢巻ガブ げきりん 142〜168(70.2%〜83.1%)
A特化鉢巻ハッサム とんぼがえり 186〜218(92%〜107.9%)
といった感じです。かなりの高火力も余裕をもって耐えることができます。
それぞれグロパン、つるぎのまいをしてきた場合のイカサマダメも載せておきます。
HA特化メガガル 174〜205(82%〜96.6%)
ASメガガル 159〜187(88.3%〜103.8%)31.3%で確1
B4ガブリアス 163〜193(89%〜105.4%)37.5%で確1
HA特化メガハッサム 148〜175(83.6%〜98.8%)
基本的には特殊受けのため、これらの物理アタッカーとのタイマンには勝てません。あくまで最後に残ってしまった場合などのために。
環境で高火力とされるこれらのアタッカーの攻撃を耐えることができるため、並程度の物理アタッカーなら普通に突っ張ることができます。ただ物理に関しては弱点をつかれやすいため、居座りづらいです。
相性の良い味方
ゲンガー
ブラッキーの弱点である格闘、虫、フェアリーをすべて半減以下にし、ゲンガーの弱点であるエスパーをブラッキーは無効にでき、悪も半減にします。相性補完はかなり優れています。
またゲンガーはHPが低く、黒いヘドロを持たせない限り回復手段を持たないため、ねがいごとサポートとの相性はいいです。
ブラッキーの苦手な身代わり持ち耐久ポケモンにも滅びの歌によって対抗できるのも良い点です。
ゲンガーの型については、私はヘドロゲンガーで使っています。理由はブラッキーが苦手なポケモンの中でもよく出てくるのがフシギバナであり、そのフシギバナに強いからです。しかしどのタイプのゲンガーにしても働いてくれるとは思います。
ヤドラン
ごつめヤドランです。
ブラッキーの弱点の内、最も多く使われるのは格闘タイプです。
それを半減にでき、今作の格闘ポケモンの中でも使用率が一番高いルカリオにも強いです。
ルカリオのメインウェポン2種を半減にできます。
ヤドランは特殊耐久もそこそこにはあるので、特殊ルカリオ相手にもある程度役割を持てます。具体的には電磁波を撒く程度ですが。メガルカリオから素早さを奪えば、相当相手をしやすくなります。
またバシャーモにも強く、バシャーモガルーラのバトンタッチ構築に対して、バトンタッチのタイミングで電磁波を入れることにより、ガルーラに対してブラッキーが上からイカサマを入れることができるようになります。
ブルンゲル
使ったことはないのですが、相性自体は良さそうだと思います。
ブラッキーの苦手なハッサム、ウルガモス、ルカリオのメインウェポンを半減にできますし、鬼火も撒けます。
ただ物理受けとして使うには少々数字が足りないのでピンポイントな対策として使うべきかな。ハッサムはサブウェポンにはたきおとす、どろぼうを持っていることが多いので注意がいります。
ガブリアス
毒の効かない鋼、毒に強いです。
こちらも使ったことないのですが鉢巻ガブが相性いいとは思います。
耐久調整をすればガブリアスは硬く、ねがいごとサポートと合わせれば相手からすれば厄介だと思います。
環境にいる鋼タイプはギルガルドが圧倒的に多く、他の鋼タイプはあまり見ません。
ギルガルドは1撃で落としてしまいたいため、鉢巻をオススメしています。
毒タイプに関してはゲンガー、フシギバナが多く、両方共じしんは抜群ではなく、ガブリアスは強いとは言い切れないので、他で対策したほうがいいかもしれません。
最後に
どうでしたか?
ブラッキーはあまり警戒されていないため、相手のプレイングミスを引き込むことができる場面は結構あります。特に特性のせいしんりょくは警戒されません。
メジャーであるハッサムが苦手というのが少し厳しいですが、うまく使ってやれば色んなポケモンにHPを与えることができるタンク役そして毒々守るでの削り役として働いてくれます。
足りない点や疑問点などあればコメントおねがいします。