【型の概要】
チョッキエンテイを使っていると聖なる炎以外の技が腐ることが多く、火力補正のない聖なる炎ではクレセリア、カバルドン、ポリゴン2等の数値受けに安定して受けられてしまう
しかし鉢巻エンテイだとC222メガゲンガーのヘドロ爆弾×2、A-C171-222ギルガルドのシャドーボール×2+影撃ちを耐える耐久と物理受けを崩す火力を両立することができない
そこで思いついたのがチョッキエンテイと同程度の特殊耐久と最低限の火力を確保して仮想敵への役割を維持しつつ、誘う低速物理受けポケモンを崩せる意地っ張りHDベースのどくまもエンテイである
【採用理由】
★仮想敵+物理アタッカー、物理受けの並びに強い
こちらから繰り出していける相手はチョッキエンテイと同じ(ゲンガー、ギルガルド、鋼、草、妖精等)
HDに厚く振ることで食べ残し+守るの回復分込みでチョッキエンテイと同程度の耐久を再現できる
また、有利対面で身代わりを貼ることで聖なる炎を数値で受けてくるクレセリア、カバルドン、ポリゴン2等をどくまもで返り討ちにできて、ガブリアスを始めとした物理アタッカーに火傷を入れた次のサイクルでみがまもで削りきる立ち回りも可能
→チョッキエンテイの役割と鉢巻エンテイの崩し性能を擬似的に両立している
・対受けループの駒になれる
ラッキー+ヤドラン+エアームドという並びに強い
ラッキーの地球投げを身代わりが確定で耐える
ヤドランは出てくるタイミングで身代わりを合わせれば嵌めることができる
エアームドのアイアンヘッドは身代わりが二発耐えるので火傷を入れてtodを仕掛けられる
・鋼に強く、特殊フェアリーに崩されないどくまもポケモンである
同じ強みをもつヒードランと違い瞑想ニンフィアの起点にもならない
【配分構成】
仮想敵であるメガゲンガーに後出しから勝てるように、また特殊フェアリーに強いどくまもポケモンという個性を活かす為の調整が下記の意地っ張りHDベースの配分調整である
※理想個体前提
※ダメージ計算は四捨五入で表記
※残飯×1で最大HPの6%回復
エンテイ@食べ残し
意地っ張り
H164 A12 B12 D252 S68(余り)
211 150 107 * 127 129
聖なる炎/毒々/身代わり/守る
A-
・聖なる炎
167-101メガゲンガーが確定2発で落ちる(50~59%)
201-128ニンフィアが確定3発で落ちる(33~39%)
157-145メガクチートが威嚇×1込みの聖なる炎で確定2発で落ちる(51~61%)
157-145メガクチートが火傷ダメージ×2込みの聖なる炎で高乱数で落ちる(15/16)
135-100メガゲンガーが火傷ダメージ×3込みの聖なる炎で高乱数で落ちる(15/16)
※聖なる炎初撃で火傷が入ればゲンガーに繰り出した際に攻撃を3発耐えられなくても、ゲンガーに繰り出す→聖なる炎→守る→攻撃という手順で無振り相手なら相討ちがとれる
H-B
C238メガサーナイトのサイコショック×2を食べ残し×2込みで高乱数で耐える(48~57%)
A100エアームドのアイアンヘッド×2を身代わりが確定で耐える
H-D
C222メガゲンガーのヘドロ爆弾×2を食べ残し×1込みで確定で耐える(43~50%)
C222メガゲンガーのシャドーボール×3を食べ残し×5込みで高乱数で耐える(37~45%)
C191メガゲンガーのヘドロ爆弾×3を食べ残し×5込みで高乱数で耐える(36~43%)
※メガゲンガーに繰り出す→引かせる→守る→次のサイクルで殴る→守るという手順で食べ残し×5回復
C177ボルトロスの球10万を食べ残し×1込みで確定で耐える(44~52%)
H-B-D
AC171-222ギルガルドのシャドーボール×2+影撃ちを残飯×2込みで耐える
S-
必要な数値を満たした分の余り
耐久型のサンダーやHCベースのメガサーナイトに抜かれたくないので最低限S125(最速ギルガルド+2)は欲しい
※聖なる炎でHSメガゲンガーを確定2発、図太いニンフィアを素眠りに追い込んでから確定3発で落とす為に必要なA実数値は149、A150にするとメガクチートと無振りメガゲンガーを火傷込みで15/16で落とせる
※B12振りにするとサイコショックとアイアンヘッドの乱数がズレる
※眠るピクシー等にtodを仕掛けたいのでHは16n+3に留めてみがまもを最大回数展開できるようにしている
※H-Dの項の立ち回りで食べ残しの発動回数を稼ぐことでメガゲンガーの攻撃を3発耐えられるようになるので、陽気キノガッサ抜きを切ってここまでDに厚くしている
陽気キノガッサ、図太いボルトロス、HAベースのガルーラを上をとりたいなら場合はこちらの調整で
意地っ張り
H164 A12 B12 D188 S132(余り)
211 150 107 * 119 137
聖なる炎/毒々/身代わり/守る
H-D
C222メガゲンガーのヘドロ爆弾×2を食べ残し×1込みで高乱数で耐える(44~53%)
C177ボルトロスの球10万を食べ残し×1込みで高乱数で耐える(46~55%)
技構成はメインウェポンの聖なる炎、誘うポケモンに刺さる毒々、定数ダメージ稼ぎと食べ残しの試行回数を稼ぐ守る、状態異常技を避けつつ毒守ると合わせることで低速を嵌められる身代わりまで確定で、抜く技がありません
地均しを無理に採用すると単体性能が落ちるのでヒードランは他で見ましょう
【組み合わせ】
例をいくつか
・メガガルーラ+エンテイ+クレセリア
ガルーラが誘うゲンガーと物理受けをエンテイで崩す
物理受けはエンテイで消耗させるのでガルーラの構成は対面性能と抜き性能を重視した陽気猫捨て身型、猫不意打ち型で採用したい
メガガルーラ+エンテイの並びだとバシャーモ、ボーマンダ等のガルーラより早い高火力アタッカーに弱いのでそれらを受けられるクレセリアで補完
・メガメタグロス+エンテイ+浮いたポケモン
メタグロスが苦手なゲンガー、ギルガルド、鋼タイプをまとめてカバーしつつ物理受けをエンテイで消耗させる
この二匹に一貫する地震を透かしつつ水タイプにも強めなゴツメサンダーで補完
メガメタグロス、HDどくまもエンテイ、ゴツメサンダーという並びを軸にした構築で一応レート2000には乗せました
【後書き】
育成論は以上です