はじめに
344です。今回は眼鏡ラティオスについてです
今世代のラティオス
1.メインウェポンの威力低下
2.上から確定1発を取れるポケモンの増加(メガガルーラや鉢巻ファイアローやゲッコウガなど)
3.フェアリータイプの追加
4.ギルガルドやメガハッサムなどの新たな鋼タイプ
これらが5世代まで環境の中心だった眼鏡ラティオスが弱体化したと言われている主な理由です。これを踏まえた上で考察して行きたいと思います。
努力値性格
H204 B12 C244 D4 S44 控えめ
B...意地っ張りA252霊獣ランドロスのはたき落とす高乱数耐え
C...波乗り2発でH252メガハッサムが乱数2発(90%)
D...C252メガゲンガーのシャドボ最高乱数以外耐え
S...最速71族(メガバンギラス)+1
何故この努力値配分なのか?
眼鏡ラティオなら臆病CSぶっぱ安定では?という方もいらっしゃるかと思うので解説しておきます。まず、CSラティオスを使う大きな利点としてS110という高い素早さから自分より遅いポケモンを高火力で殴れるというメリットがありますが、先程も挙げたように主力技の威力低下、上から確定または高乱数で落とせるポケモンの増加より、上から殴ろうにも先に殴られて落とされる。上から叩いても絶妙に数値が足りないことで返り討ちにあう。ということが頻繁に起こる6世代で臆病CS眼鏡ラティオスを使うには少し厳しくなっています。
では先程挙げた調整案であればどうでしょうか?
まず1についてですがCに補正を掛けることでC実数値199+拘り眼鏡という破格の攻撃力で火力不足を解消しています。例えば流星群を受けに来るメガハッサムに波乗り2発で14%でしか落とせないところを90%で落とせたりCSならば臆病CSでは50%の確率でしか落とせなかったH252サンダーが確定で落ちたりなど。
2についてはSを最低限にして耐久に振ることで普段であれば1撃で落とされるような技、例えばC252メガゲンガーのシャドボや鉢巻ファイアローのブレバなどを耐えられるようにして返り討ちにします。
3,4についてはタイプ相性ということで少し無理があるので他のポケモンで補う必要がありますが、ラティオスを弱くさせてる要素は少し解消することが出来ました。また、これ以外にも耐久値が上がることで受け出しがしやすくなってサイクルに参加しやすくなるなどのメリットがあります。
あと、注意していただきたいのがこう書くとメリットだらけのように見えますが勿論CSでないデメリットとしてサザンドラやガブリアスなどに弱くなるのでそれらのポケモンに対するメタが必要になってきます。
例を挙げるならマリルリであればラティオスが苦手なガブリアス、サザンガルドの並びにも強く、ラティオスがマリルリが苦手なメガバナやライコウやサンダーに強いです。また、マリルリが腹太鼓を覚える為相手が壁貼りラティオスと錯覚してくる可能性も有り、オススメです。
サザンドラとの差別点が気になる方はコメント欄の28をご覧ください。
技構成
流星群/サイコショック/選択×2
流星群は説明不要のメインウェポン。サイコキネシスではなく、サイコショックにすることで流星群を受けに来やすいチョッキニンフィアやチョッキマリルリにサイキネよりダメージ量が入る上、瞑想を持ったスイクンやライコウにも強くなれるのでショックで確定です。
〜選択技〜
- 波乗り
受けにくるヒードラン/バンギラス/ハッサムあたりに刺さります。
優先度高め。
- トリック
受けにくる受けポケモンや、補助技メインのポケモンを機能停止させます。優先度高め。
- めざパ炎
受けにくるナットレイ/ハッサム/シュバルゴあたりに刺さります。
優先度高め。
この場合個体値31-偶-31-30-31-30、努力値はH156B28C240D36S48となります。
- 草結び
少しピンポイントですが交代で出てきたチョッキバンギラスに93%で2発で落とせます。
他にもスイクンなどの水タイプに。
優先度やや低め。
- 10万ボルト
ギャラドスや流星群無効のマリルリあたりに抜群取れますが、チョッキマリルリには耐えられますしメガギャラドスになられると耐えられるので優先度は低めです。
- 置き土産
後続の起点作りが可能ですが、拘ってるのでやや使いにくいです。
優先度低め。
- 寝言
催眠対策です。
優先度やや低め。
ダメージ計算
※臆病CSラティオスとの違いを分かりやすくする為に本育成論のラティオス/臆病CSラティオスという表記にしています。
【流星群】
→はC2段階ダウン後のダメージです
H4メガガルーラ
確定1発/93%〜乱数1発(56%)
H252サンダー
確定1発/91%〜(乱数50%)
H252マルスケカイリュー
92%〜 乱数1発(56%)/84%〜乱数1発(6.3%)
H252ギャラドス
90%〜 乱数1発(43.8%)/81%〜98%
H252クレセリア
64%〜76%→32%〜38%/60%〜70%→30%〜34%
H無振りメガバンギラス
58%〜70%→30%〜36%/54%〜65%→28%〜31%
H252ギルガルド
38%〜45%→20%〜25%/34%〜40%→17%〜20%
【サイコショック】
H252ニンフィア
77%〜92%/71%〜85%
H252マリルリ
65%〜76%(オボン混みでも確定2発)/60%〜70%(オボン混み乱数2発(96%))
H252メガフシギバナ
確定1発/93%〜 乱数1発(56%)
H252スイクン
48%〜57%乱数2発(89%)/44%〜52%(乱数22%)
【波乗り】
H252メガハッサム
48%〜56% 乱数2発(89%)/44%〜51% 乱数2発(14%)
H252ヒードラン
80%〜95%/73%〜87%
H252クチート
85%〜 乱数1発(6.3%)/78%〜92%
H252メガクチート
56%〜66%/51%〜61%
【めざめるパワー炎】
H252ナットレイ
確定1発/99%〜 乱数1発(93%)
H252クチート
確定1発/確定1発
H252メガクチート
75%〜90%/68%〜81%
【被ダメ】
↑補正A252霊獣ランドロスのはたき落とす
86%〜 乱数1発(12%)/確定1発
↑補正A252鉢巻ファイアローのブレバ
82%〜96%/確定1発
C252球ゲッコウガの冷凍ビーム
89%〜 乱数1発(18%)/確定1発
↑補正A252メガバシャーモのはたき落とす
93%〜 乱数1発(56%)/確定1発
C252メガゲンガーのシャドーボール
86%〜 乱数1発(6.3)/確定1発
無振りギルガルドの影うち
41%〜49%/50%〜59%
1舞A252メガギャラドスの氷の牙
83%〜99%/98%〜乱数1発(87%)
↑補正A252メガハッサムのバレパン
41%〜49%/49%〜59% 乱数2発(98%)
採用理由
- 高火力によるサイクル崩し
流星群サイコショック+αの広い範囲で相手に負荷をかけていきます。
ラティオスはマリルリやニンフィアなどのメジャーなフェアリーを呼びづらく、(ショックで確定2発)逆にギルガルドやメガハッサムなどの鋼を呼びやすいのでサザンドラと比べて確実に負荷をかけていきやすいです。
技構成、型が読まれにくいのも利点です。
- トリックによる役割破壊
これはトリックを採用した場合に発生するメリットですが、受けに来るポリゴン2やナットレイなどの耐久ポケモンを機能停止させることが出来ます。
- 役割対象(確定欄の技構成を想定)
クレセリア/霊獣ランドロス/ヒードラン/ファイアロー/ギャラドス/メガフシギバナ/ライコウ/サンダー/ゲッコウガ/メガリザードンY/カイリュー/スイクン/バシャーモ/メガヘラクロス/Wロトム/Hロトム/ローブシン/メガゲンガー/キノガッサ/ハピナス/ドサイドンetc...
以上です。
誤字脱字意見質問等あればコメント欄まで。
※7/1 20:51 努力値の修正
※7/6 11:37 努力値最修正