こんにちは、近日後悔と申します。
今回はミロカロスの育成論を紹介しようと思います。
不要との声が多ければ削除致します。
前置き
・お互いに6Vを想定しています。
・HABCDS等の略称や技の漢字化があります。
ミロカロスとは
第三世代で初登場し、当時は一風変わった進化条件となかなかの強さによって
それなりに存在感のあったポケモン。
ですが赤緑リメイクによって過去作ポケモンが解禁された途端に見なくなってしまいました。
種族値を見てみますと95/60/79/100/125/81とそれほど悪くないように見えます。
そこそこあるCとS、何より高耐久で特に特殊耐久には目を見張るものがあります。
にも関わらず使われない理由は、耐久水枠として使うには他にライバルが多すぎるからです。
それでもミロカロスにしかない強みはありますのでそれを活かしたタイマン重視両受け型の育成論を紹介させていただきます。
採用理由
タイマン重視の両受けとなります。
積み技持ちのアタッカー相手だと分が悪いですが物理特殊問わず受けることができるため、
相手の選出が読みづらい場合にとりあえず連れておくと何かと役に立ちます。
差別化
他の耐久型水枠として採用されるポケモンとはミラーコートと自己再生で差別化をします。
安定した再生技により長時間居座ることができ、ミラーコートにより受けきれない特殊電気・草を無理矢理突破できます。
再生技(眠るを除く)とミラーコートを両立できて耐久がそこそこある水ポケモンには他にママンボウとトリトドンがいます。
ママンボウとは火力で差別化し、トリトドンとは耐久値と4倍弱点の有無で差別化ができていると考えます。
性格、努力値
ずぶといH252B252D4で確定。物理耐久がやや足りていないので特化していますが、
Dに振らなくてもH振りだけで十分な特殊耐久が得られます。
余った4はSに振ると4振り80族抜き、最速40族抜きとなります。4振りしている可能性のある80族にはヌメルゴン、カイリュー、フシギバナがおり、最速にしている可能性のある40族にはドサイドン(ロックカット型)がいます。
特性
ミロカロスは特性が3種類あります。どの特性もそれなりに有用ですので全て考察はしておきますが、上に載せたものほど優先度が高いです。
- かちき
第六世代から登場した新しい特性。こちらの能力が下げられると特攻が二段階上がります。噛み砕くやシャドーボールといった技を撃ってくる相手に有効。
- メロメロボディ
夢特性。接触技を受けるとたまに異性の相手をメロメロにします。相手の性別依存なため安定はしません。これを採用する場合こちらの性別を♂にしておくと対メガガルーラ性能がやや上がります。
- ふしぎなウロコ
状態異常になると防御が1.5倍になりますが、そのメリットがあってもやはり状態異常は痛いです。
持ち物
- ゴツゴツメット
物理受けとして使うにはやや耐久が足りておらず、回復でいっぱいいっぱいになりがちですので再生を連打しているだけでダメージが稼げるゴツゴツメットが最有力候補に挙がります。
- たべのこし
長時間居座りやすくなる他、バンギラスを相手にする場合に砂ダメを実質無効にできたりします。
- オボンのみ
初撃のみ確定数をずらすことができます。どくどくを採用する場合はこれでも可。
- アッキのみ
物理耐久の補強に。
技
- 確定技
・自己再生
差別化に必須なため確定。
・ミラーコート
これも差別化に必須。特殊ATを返り討ちにします。やや読まれ易いのが難点。確定で。タマゴ技。
- 選択技
・熱湯
火傷を引ければ物理耐久の代わりになります。
・波乗り
威力、PP共に安定した水技。熱湯と選択。
PPが少ないハイドロポンプは耐久型と相性が悪いので今回は候補外。
・凍える風
素早さを確実に下げる追加効果のある氷技。一度撃つと最速86族抜きとなります。教え技。
・冷凍ビーム
威力、PP共に安定した氷技。凍える風とは勝てる相手が変わってくるので倒したい相手を見て選択ということになります(ダメージ計算参照)。
・どくどく
耐久相手に刺さる他、一度撃ってしまえばゴツゴツメットがなくても再生連打で強引に突破できたりします。
・ドラゴンテール(情報提供:Enter様)
積み技を使ってくる相手への牽制に。これを採用する場合はステルスロックを撒いておきたいですね。
ダメージ計算
計算ではトレーナー天国様のものをお借りしました。
補正なしA252ガブリアスの逆鱗 42%〜50.4% 低乱二(1.2%)
・こちらの冷凍ビーム 相手がH252振りなら 72.5%〜87.4% 確二
・こちらの凍える風 相手がH4振りなら 52.1%〜63% 確二
・こちらの凍える風 相手がH252振りなら 44.6%〜53.9% 乱二(34%)
ゴツゴツメットで仕留めるつもりならまだしも、氷技で仕留めることを考えると凍える風ではやや心もとない感じはします。
補正なしA252ガブリアスの鉢巻逆鱗 63.8%〜75.7% 確二
流石にこれは受けきれませんが、相手の接触2回分のゴツメダメ+冷凍ビームなら相討ちになる可能性が非常に高いです。
補正ありA252カイリューの鉢巻逆鱗 71.2%〜84.6% 確二
・こちらの冷凍ビーム 相手がH252振りなら 68.6%〜82.8% 確二
・こちらの凍える風 相手がH252振りなら 44.4%〜52.5% 低乱二(9.4%)
与ダメはどちらもゴツメを想定しているためマルスケ非考慮です。
ゴツメダメ1回+冷凍ビームでは倒しきれないのでまた相討ち覚悟になりますが
凍える風だとカイリューのSが一段階下がり、ミロカロスより遅くなるので
2回撃てるようになるため押し勝てます。
補正ありA252メガガルーラのおんがえし(おやこあい込み) 57.9%〜68.3% 確二
補正ありA252メガガルーラの地震(おやこあい込み) 37.6%〜44.5% 確三
流石にメガガルーラは受けきれません。
♂メロメロボディ+ゴツゴツメット持ちならあるいは、といった感じでしょうか。
補正ありA252ファイアローの鉢巻ブレイブバード 50.9%〜60.8% 確二
・こちらのなみのり 相手がH252振りなら 74.5%〜88.6% 確二
・こちらの熱湯 相手がH252振りなら 65.9%〜78.9% 確二
こちらのダメージは確二になっていますが、ブレイブバードの自傷ダメ込ならどちらも乱一、
ゴツメダメージ込みなら確一です。
補正ありA252バンギラスのかみくだく 31.6%〜37.6% 高乱三(87.1%)
・こちらのなみのり 相手がH252振りチョッキ持ちなら 23.1%〜27% 乱四
・こちらの熱湯 相手がH252振りチョッキ持ちなら 20.2%〜24.1% 確五
流石に長期戦になるため追加効果引きそうで怖いですが、特性がかちきなら安心して処理出来そうです。
補正ありA252ドサイドンの地震 41.5%〜49% 確三
・こちらのなみのり 相手がH252振りなら 110.8%〜131% 確一
・こちらの熱湯り 相手がH252振りなら 98.6%〜117.5% 高乱一(87.5%)
どちらもハードロック込みですが流石に4倍だと余裕です。
補正ありC252サンダーの眼鏡10万ボルト 100.9%〜119.8% 確一
流石に特化して道具強化一致弱点打たれるとキツいですが…
補正ありC252サンダーの10万ボルト 66.3%〜80.1% 確二
補正なしC252メガライボルトの10万ボルト 66.3%〜78.2% 確二
補正なしC252ラティオスの眼鏡雷 78.2%〜92% 確二
補正ありC252メガフシギバナのギガドレイン 56.4%〜66.3% 確二
補正なしC252メガリザードンYのソーラービーム 65.3%〜77.2% 確二
持ち物強化なしだと一致弱点でも余裕で耐えますし、不一致なら道具強化弱点でも耐えます。当然返しのミラーコートで確一です。
補正ありC252メガサーナイトのハイパーボイス 53.9%〜63.8% 確二
弱点でなくてもこのくらいの火力だとミラーコート頼りになります。
補正ありC252ギルガルドのシャドーボール 34.1%〜40.5% 確三
補正ありC252ヌメルゴンの10万ボルト 41.5%〜49.5% 確三
・こちらの冷凍ビーム 相手がH252振りなら 24.3%〜29.4% 乱四
・こちらの凍える風 相手がH252振りなら 16.2%〜19.2% 乱六
ここまで相手の攻撃が弱くなると普通の撃ち合いで処理できます。
むしろミラーコートでは確一になりません。
最後に
以上で育成論は終わりです。
評価の際はコメントを頂けると今後の参考になります。
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