前提
- 本育成論では種族値、能力値、個体値においてHABCDSという略称を使用することがあります。
- 特に指定が無い限り、個体値は全て31として計算しています。
- 低評価をくださる場合、改善点をいただけると有り難く思います。
- シュシュプの育成論については、既に投稿されている方がいます。(フォーク元として掲載)
フォーク元の投稿者様はあくまでも「楽しむ」ことをメインで書かれておりますが、私はあくまでも「勝つため」にこのシュシュプの育成論を書かせていただきます。また、詳しい運用法に微妙な違いがあるため別物と判断しました。問題があれば削除します。
シュシュプとは
第六世代で登場したフェアリー単の進化前ポケモン。通信進化枠です。かわいい。
進化前のポケモンということは、進化後のポケモンがいます。フレフワンですね。このフレフワン、挑発を無効にする特性「アロマベール」を持っているためトリックルーム要因として駆り出されることが稀にあるようです。自身のSも低いのでおあつらえ向きでしょう。
で、そのフレフワンとシュシュプは同じ特性を持っています。それならばシュシュプでも同じことをやれるでしょう。使ってみましょう。
当然、レベルは1で。
何故レベル1?
簡単な話です。レベル50で使うとフレフワンの劣化になるからです。種族値はフレフワンの方が高い。
もし「パーティにフレフワンが二匹ほしいなぁ…」と感じるならばレベル50で採用する意味もあるでしょうが、まぁ無いと思います。
ではレベル1のメリットは何か。それは言うまでもなくがむしゃらの存在です。
シュシュプの場合、がむしゃらを使用すると相手ポケモンのHPを問答無用で12以下にすることができます。これは大きな採用理由になるでしょう。
何故シュシュプ?
シュシュプを採用する一番の動機が特性であるアロマベールにあります。
この特性、味方へのメンタル攻撃を防ぐという何やらアバウトな書き方をされていますが、『アンコール』『いちゃもん』『かいふくふうじ』『かなしばり』『ちょうはつ』『メロメロ』を全て無効化するという効果を持っています。そう、挑発を無効にできるのです。
がむしゃらは攻撃技ですので、挑発は関係ないです。では挑発を無効にできて何が良いのか。シュシュプは自力でトリックルームを発動することができます。レベル1ですから、トリックルームの補助なしには行動できませんからね。
「アロマベール」、「がむしゃら」、「トリックルーム」。この3つを兼ねているのはシュシュプのフレフワンのみです。そして、フレフワンよりもHP実数値が低いシュシュプの方が優れているといえるでしょう。
シュシュプでやりたいこと
挑発を無効にしつつ、トリックルームを張り、がむしゃらでHPを削ります。上で言ったことと変わらねぇ。
しかしまぁ、シュシュプを考えなしに選出しても相手は人間。シュシュプでやりたいことは勿論わかっていますから、猫騙し要因なり先制攻撃持ちなりを選出してくるはずです。私ならする。
では、パーティ内に猫騙しには強いが挑発に弱いトリックルーム要因がいるとどうなるでしょうか。ここでは取り敢えずブルンゲルとしておきましょう。
相手からすると、「挑発は効く、猫は効かない」というトリラーと「挑発は効かない、猫は効く」というトリラーがいるとなると選出するポケモンに悩みます。挑発と猫持ち両方選出される場合も多々ありますが、こちらはあとの四匹でその両方に対応できるようなポケモンを用意すると、相手の裏をかけますね。
シュシュプの強みの大部分はそこにあります。選出段階から圧力をかけられる、(≒選出しなくても強い)のがシュシュプでしょう。
勿論相手に猫持ちがいないならシュシュプをそのまま出してもいいです。トリックルームで黙らせましょう。
勿論これは、「上手くいった時」、理想の展開です。現実は相手のゴーストタイプが交代で出てきたり、先制技を読んで技を選択しなければならないことは多くあります。きっと。
その辺りは経験慣れ勘が物を言う場面だと思います。相手はシュシュプに何をされると困るのか?を上手く考えながら立ちまわると、あなたもシュシュプマスターになれるでしょう。
特性
アロマベールで確定。挑発無効はそれだけで強い。
シュシュプを使う動機ですので、これ以外は有り得ないです。
いやしのこころ
なんとあのメガタブンネと同じ特性。パーティ内のタブンネ感を増量したい人にお勧め。
持ち物
きあいのタスキで確定。
アロマベールがあることで挑発が効きませんから、メンタルハーブは不要です。というかこれがないとあらゆる攻撃で即死します。
技構成
- がむしゃら
今回のコンセプト技。というよりレベル1にする大きな動機。
ガルーラと違ってゴーストには通りません。ガルーラを使い過ぎるとよく陥る現象なので注意。
- トリックルーム
シュシュプを使う大きな動機。
パーティを全体的に遅めにする必要はあるが、制圧力は抜群。
- まもる
見え見えの先制技を防いだり、集中されて落とされることのないように確定でいいでしょう。
あると無いとでは動かしやすさが大きく変わってきます。
- スキルスワップ
確定欄。使う機会は少ないです。というより殆どボルトロスとファイアロー、メガガルーラのメタのために入れています。特性を失ったファイアローとメガガルーラは強さが半減ぐらいします。
使った後はアロマベールを失いますが、その時は既にトリックルームを貼れているので問題なし。以降は挑発を打たれてもほぼ関係がないです。
特性に頼ったコンボを封じれるかもしれない。また、使用する範囲技がねっぷうの場合にはヒードランのもらい火を消して一貫させることが出来ます。
- その他選択技
マジックコート…ドーブル対策になりそう。でもドーブルピンポにしかならない。
神秘の守り…モロバレルとドーブルの対策。威張ると一緒に採用するのもいいかもしれない。
威張る…勝ち筋になり得る。がむしゃら威張るで一匹倒せるかもしれない。
ほしがる…襷消費の後に使えるかもしれない。
おさきにどうぞ…微妙なSのポケモンを、S5という速さから速攻で動かすことが出来る。勿論がむしゃらの方が基本的には火力が出るのだが、使う場面があるかもしれない。
手助け…不意打ち読みで使うと不意打ちを透かしつつ火力補佐ができる。対メガガルーラで最も輝くであろう技。対キリキザンやアブソルでも使うことがあるかもしれない。
確定欄はがむしゃら/トリル/守る/スキスワですが、スキスワの枠は手助けやお先にどうぞを採用しても良いと思います。それ以外の技はあんまり使わないんじゃないかな…。
相性の良いポケモン
育成論ORAS・XY/1656
このレベル1ガルーラの育成論に書いたポケモンは基本的に相性が良いです。
なので、それらは省略します。相性が良い理由も基本的には同じです。
ブルンゲル
ご存知猫騙しの効かないトリックルーマー。自身が潮吹きによって範囲攻撃も可能で、レベル1ポケモンとの相性も良いです。
高耐久なので結構な攻撃を耐えつつトリックルームが出来ます。弱点は挑発が効くこと。そのため、シュシュプとの相性は特に良いです。
メガガルーラ
猫騙しが出来て火力が十分にあり、やろうと思えば範囲攻撃もできるオカン。
正直メガガルーラは説明不要なレベルの強さを持っているので特に言うことは無いです。猫騙しが出来るだけでも強い。
欠点は、猫騙しを使うポケモンの中では初速が遅いこと。
長所は、トリックルームを使わなくても速さがあること。
他にも沢山いると思いますが、特に良いのはこの辺りでしょうか。
以上で育成論を終了します。何か質問等ございましたらコメントをお願いします。
また、フォークが存在するのでその辺り問題があるようでしたらコメントで教えてくださると助かります。