- 指定がない限りお互いに6Vであるとします。
- HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早はH/A/B/C/D/Sという略称を用います。
- 努力値の後の±は性格補正を指します。
はじめに
今回はまだこのサイトに投稿されていないラムのみを持ったジャローダを考察します。
ジャローダについて
5世代で登場した草タイプの初期選択ポケモンであり高いSと豊富な補助技を活かし他のポケモンをサポートする型がほとんどでした。
6世代では特性あまのじゃくが解禁されアタッカーとしての運用も可能となりました。
ラムのみの理由
どうしてタスキやいのちのたまではないのか?それには理由があります。
順を追って説明します。
1.ジャローダの役割対象
ジャローダはタイプと特性により水タイプやステルスロック+あくびで起点作成をするポケモン(カバルドンやラグラージ)
その他にも壁や低火力高耐久ポケモンには滅法強いポケモンです。
2.役割対象とあまのじゃく
ジャローダは特性上リーフストームの試行回数を稼がなければ役割対象の高耐久ポケモンや壁貼り要因を倒すための火力が出ません。
裏を返せば積むことができれば止められるポケモンはごく少数です。
しかしこの試行回数を稼ぐということは本来得意な相手に隙を見せてしまう、ということにもなります。
例としては
・でんじはやほうでん等でSを奪われる。
・凍る可能性があるれいとうビームを打たれる。
・あくび等で起点にされる。
以上の場合得意な相手に逆に負けてしまうということが起こります。
技の追加効果は運と言ってしまえばそれまでです。
しかし相手に試行回数を稼がれているのですからそれだけ状態異常になる確率も高くなるのは当然です。
3.役割遂行のためのラムのみ
役割対象を確実に倒し、さらに起点にするために持たせるアイテムがラムのみです。
ラムのみを持たせることで役割遂行をする上での不安要素を取り除くことができます。
さらにカバルドンやラグラージといったあくびで起点を作るポケモンを後出しからでも起点にしたり
ラムとちょうはつを合わせ持つことででんじはでSを下げてくる高耐久ポケモン(ラッキークレセリアポリゴン2等)をより安全に起点にしたりすることができます。
採用理由
1.対水タイプ
水技を半減にしジャローダからは2倍の一致技を打ち込むことができます。
2.対高耐久
クレセリアポリゴン2ラッキー等を起点にしながら倒すことができます。
3.対起点作成
あまのじゃく+ラムのみ+ちょうはつで壁貼りやステルスロック+あくび等起点作成全般に強くなります。
特性
あまのじゃくで確定。
能力変化が反対になるのでリーフストームを打つたびにCが2段階上昇します。
その他にSを下げるがんせきふうじやこごえるかぜも逆にSが上昇します。
持ち物
- ラムのみ
これで確定。
状態異常を1度だけ回復します。
性格
おくびょう(S↑A↓)
これで確定です。理由は次項で説明します。
努力値配分について(めざ地個体の場合)
考察
個体値はV-×-V-U-U-Vとする。
耐久
先ず第1役割先の水タイプに焦点を絞りHDから調整を始める。
Hが無振りだと実数値150となりレベル定数ダメージ技で確定3となってしまうため最低でも4振りは確定。
れいとうビームを打ちジャローダの役割対象かつ個体数の多いスイクンに後出しから勝ちたい。
無振りスイクンからのダメージがH4振りだけだと43.7%〜51.6%乱:2発(5.9%)となり約6%は少々不安が残る。
Dに56振ると確定3発になるが他との兼ね合いもあり56も振るのは少々厳しい。
D24振りから乱数が動き0.39%で2発となるのでH4D24(実数値151-118)を妥協ラインとし確定。
なおH20D8(実数値:153-116)でも2%で2発となり物理耐久も少し上がるのでこちらでも可。
但しB=DとなるためダウンロードでCが上がってしまう。
B方面は役割対象が少なくCSを優先するため端数4振りのみとする。
素早さ
積んだ後なるべく上から攻撃をしたいので最速を推奨。
但し同速がジャローダのみ
S-1
・レート戦では見ないブニャット
・加速持ちのペンドラー
・メガシンカ前はSが低いメガルカリオ
S-2
・リーフストーム半減めざ地無効のボルトロス&トルネロス(個体数が圧倒的に多いボルトロスはへびにらみも無効)
となっているので選択する技次第ではボルトロス&トルネロスと同速のS236振りも有りなので最低ラインはS236振りとする。
火力
積みアタッカーとしてなるべく多くの相手を1発で倒したいので残りは全てCに振りましょう。
まとめると今回の調整は
・H4D24orH20D8:スイクンのれいとうビームが0.39%or2%で乱数2
・S236:ボルトロス&トルネロスと同速の最低ライン
・B4
・C余り
となっている。
実数値
151-×-116-?-118-179(余り240)
or
153-×-116-?-116-179(余り240)
めざ炎個体の場合
調整
個体値はV-2n-V-U-V-Uとする。
※調整の意図は上記の努力値配分についての項を参照願います。
耐久
H4B4D20振りorH20B4D4は確定とする。
素早さ
めざ炎の特性上最速は取れないので最速-1のS248振りを推奨する。
火力を重視したい場合は最速-2のS240振りを最低ラインとする。
まとめると
H-A-B-C-D-Sの順に
4-0-4-余り-20-240
を最低限振ってください。
※DとSの努力値振りがめざ地と少し異なるので注意してください
技構成
- 確定技
リーフストーム
タイプ一致のメインウェポン。
基本的にこの技を打ちます。
等倍リーフストーム>2倍りゅうのはどう>2倍めざめるパワー
となる点には注意
ちょうはつ
状態異常や回復技等を連打させないための技。
- 確定選択技
めざめるパワー(じめんorほのお)
じめんは主にクレセリアの裏に居るヒードランに。
ほのおは主にナットレイハッサムエアームドに。
- 選択技
りゅうのはどう
ボーマンダやヌメルゴン等に積んだ後ならば対抗できる技。
命中率が100%である点も大きい。
へびにらみ
ジャローダの技範囲ではどうしようもないポケモンへの起点回避やS下げ等役に立つ場面の多い技。
ダメージ計算
ダメージ計算forポケモンorasを使用。
ジャローダは確定欄の実数値H151-B116-C123-D118で計算。
- 与ダメ
リーフストーム
H252スイクン64.7%〜78.2%
H252クレセリア26.4%〜31.7%
H252ヤドラン90%〜106.9%
H252Wロトム91.7%〜108.2%
H252カバルドン92%〜108.8%
D4ガブリアス46.4%〜55.7%
H244D252+きせきポリゴン2/20.4%〜24%
H252D252+きせきラッキー10%〜12%
めざめるパワー(じめん)
H212D4ヒードラン45.5%〜55.9%
めざめるパワー(ほのお)
H252メガハッサム54.2%〜65.5%
H252ナットレイ46.4%〜55.2%
H252エアームド37.2%〜44.1%
りゅうのはどう
H4メガボーマンダ42.1%〜50.2%
H252ヌメルゴン24.3%〜29.4%
- 被ダメ
物理
A252ガブリアス/げきりん70.1%〜83.4%
特殊
無振りスイクン/れいとうビーム42.3%〜50.3%
C252+Wロトム/ハイドロポンプ29.8%〜35.7%
C252+メガヤドラン/だいもんじ92.7%〜109.9%
無振りサンダー/ねっぷう59.6%〜70.1%
最低限のダメージ計算ですので必要に応じて各自ダメージ計算をお願いします。
基本運用
壁貼りをしてきそうなパーティーが相手の場合先発で出して壁貼り要員にリーフストームを連打しましょう。
その他の場合は控えからでも充分仕事ができる型なので臨機応変に対応してください。
ジャローダがパーティーに居ると先発タスキ型警戒でジャローダに強いポケモンを先発に出される事が多い印象でした。
終わりに
閲覧ありがとうございます。
役割遂行を重視した安定感のある型なので是非1度使ってみてください。