はじめまして。ASORまでポケモンをやっていたのですがSM、USUMと引退しておりました。前作ポケ大量リストラということで復帰致しました。
はじめに
この育成論では略語などを使います。分からない用語等はご自分で調べて下さい。
今回使用した用語一覧↓
[H、A、B、C、D、S、個体値、努力値、V、接触、特化、最速、準速、◯◯族、16n+1、乱数、乱◯、確◯、ねむカゴ]
ダメージ計算は、iPhoneアプリ「ダメージ計算SS」を使用しています。
バイウールーバイウールーとは
種族値H72、B100、D90と中々の耐久を持っており、素早さもS88族とロトムより3高い数値となっています。
バイウールーは特性「もふもふ」により多くの物理技の技威力を半減させることができます。これにより数値以上の耐久をみせてくれます。
コンセプト
基本はコットンガードバトンにより物理受けアタッカーを作ることになります。
また、HB252で使用していた時に矢鱈ロトムを呼び、なす術なく終わることが多かったので今回はロトム意識の型となります。
特性
もふもふ
接触技の技威力を半減させるが、炎技の威力が倍になってしまう特性。耐久が欲しいので今回はこれで確定です。
半減するのは「物理技」ではなく「接触技」ですので、タネマシンガンやロックブラスト等の非接触技には効果がありません。特に、ダイマックス技は全て非接触のため半減して受けることができません。覚えておきましょう。
持ち物
食べ残し
毎ターン約6%HPを回復させるアイテム。
回復手段がないので回復アイテムで確定。お好みで木の実などを持たせてもOK
個体値
H.B.Dの個体値はV必須。それ以外は不問。
一応ロトムを意識しているため、S無振ロトム(耐久振り)かどうかを判別するためにSの個体値は出来ればVが欲しい。この育成論ではS個体値はVとして進めさせて頂きます。
性格
ACのどちらかを下げてDを上げる性格であればどちらでも問題ないです。確定欄では一応イカサマ意識のAを下げる性格である「おだやか」にしています。
剣の舞を採用する場合は、ダメージ量が結構ズレてするのでAは下げた方が吉。
ダイマックスを強いられる状況まで想定するなら、C降下B上昇の『わんぱく』の方がいいかもしれません。
努力値
H252 B100 D156 ←薬だけで振れる努力値!楽!
HD←C特化水ロトムウォッシュロトムのハイドロポンプ最高乱数2連以外耐え調整
B←余り
H236 B108 D164
Hを16n+1調整して同じ耐久になるまでDを振った結果、更にBにも1多く振れる配分。
こちらはロトムウォッシュロトムのハイドロ確3になります。
この振り方のほうが物理耐久が低いのでボツ。攻撃面での確定数も変わらない。
素早さ
バイウールーバイウールーのS種族値は88族、つまりドリュウズドリュウズと同速。そこそこ早い。S無振の場合、S無振ロトム抜き抜き調整に該当するSになります。
つまりロトムに先手を取れるか取られるかで大体の努力値を推察することができます。便利。
後述する高速移動を使う場合は、S無振でも1回積むだけで、
最速145族(アギルダーアギルダー)と同速
準速スカーフ90族(ルカリオルカリオ、ロズレイドロズレイド)よりS実数値が3高く
最速スカーフ78族(ホルードホルード)と同速の素早さを手に入れられます。
確定技
ボディプレス
Bが上がれば上がるほど火力が上がる技。コットンガードとの相性がとてもよく、バイウールーが単体でも強くなれる理由。確定です。
コットンガード
物理受け、物理バトンの為の積み技。他の積み技をしたり殴る時間などが確保できるため、最速でB6段上昇できるこの技で確定。
バトンタッチ
この型のコンセプトなので確定。
技候補
剣の舞
↑バイウールー自体に恩恵がないのが欠点。イカサマの火力が上昇する。バトン先のポケモンと応相談。
一応ダイナックルの火力も上がる。一応ね。
高速移動
↑S逆転してバトンの成功率を上げる。バトン先も動けるようになる。
1回積み→最速145族、準速スカーフ92族(存在しない)、最速スカーフ78族と同速(S216)
電磁波
↑相手の素早さを半減させる技。擬似的に高速移動1回積みの素早さを入手できます。メリットとデメリットがあるので一概にどちらがいいというのはないです。今回はロトム意識ということなので、確定欄は高速移動にしてあります。
メリットは、バトンが失敗しても後続の素早さをサポートできること。運次第で相手の行動を奪えること。黒い霧を使っても素早さのリセットが行われないこと。
デメリットは、電気や地面タイプ、特性『柔軟』、ミストフィールド発動中など、使えない場面があること。複数回使えず、擬似S2段上昇よりも早くなれないこと。
身代わり
↑バトン先へのダメージを嫌う方に。特に先制バトンの場合はバトン先に負担がかかるのでその負担軽減に。
黒い霧持ちと対面した際に毒毒を躱すことができる。身代わりを壊そうと躍起になってる所で積めば黒い霧を選択させることも可能。その時間で身代わりなりバトンなりすればバトン先も安全に出てこれる。
被ダメ H実数値179
・特殊技
C特化水ロトムウォッシュロトム
ハイドロポンプ
76〜90(42.4〜50.2%) ←乱2(最高乱数2連以外耐え)
眼鏡時ハイドロポンプ
112〜133(62.5〜74.3%) ←確2
C特化草ロトムカットロトム
リーフストーム
88〜105(49.1〜58.6%) ←C降下込み確3
眼鏡時リーフストーム
133〜157(74.3〜87.7%) ←C降下込み確2
C特化火ロトムヒートロトム
オーバーヒート
177〜208(98.8〜116.2%) ←乱1(87.5%)
C降下込みオーバーヒート
88〜105(49.1〜58.6%) ←乱2(98.0%)
C特化ロトムシリーズヒートロトム ウォッシュロトム カットロトム フロストロトム スピンロトム
放電
55〜66(30.7〜36.8%) ←乱3(62.6%)
ボルトチェンジ
49〜58(27.3〜32.4%) ←確4
悪の波動
37〜44(20.6〜24.5%) ←確5
C特化ドラパルトドラパルト
大文字
97〜115(54.1〜64.2%) ←確2
C2段上昇 C252トゲキッストゲキッス
エアスラッシュ
102〜121(56.9〜67.5%) ←確2
ダイジェット(エラスラ)
177〜208(98.8〜116.2%) ←乱1(87.5%)
大文字
198〜234(110.6〜130.7%) ←確1
・物理技 コットンガード1回積みは0.4倍、2回積みは0.25倍して下さい。
A252ウオノラゴンウオノラゴン
エラ噛み
76〜91(42.4〜50.8%) ←乱2(最高乱数2連以外耐え)
A特化バンギラスバンギラス
ストーンエッジ
87〜103(48.6〜57.5%) ←乱2(94.5%) 砂ダメ込み確1
A特化ドラパルトドラパルト
ドラゴンアロー
74〜90(41.3〜50.2%) ←乱2(最高乱数2連以外耐え)
A252 ガラルヒヒダルマヒヒダルマ(ガラル)(五里霧中)
氷柱落とし
103〜123%(57.5〜68.7%) ←確2
フレアドライブ
98〜116(54.7〜64.8%) ←確2
A2段上昇 A252ミミッキュミミッキュ(命の珠)
じゃれつく
72〜86(40.2〜48.0%) ←確3
ダイフェアリー(じゃれつく)
204〜242(113.9〜135.1%) ←確1
A2段上昇 A特化スキルリンクパルシェンパルシェン
つららばり
170〜210(94.9〜117.3%) ←乱1
A特化ドリュウズドリュウズ(かたやぶり)
アイアンヘッド
70〜84(39.1〜46.9%) ←確3
地震
87〜103(48.6〜57.5%) ←乱2(94.5%)
ダイマ技(アイへ、地震)
114〜135(63.6〜75.4%) ←確2
A特化ギャラドスギャラドス
滝登り
31〜37(27.3〜20.6%) ←乱5(12.5%)
ダイマ技(滝登り、飛び跳ねる)
108〜127(60.3〜70.9%) ←確2
A1段上昇時 ダイマ技(滝登り、飛び跳ねる)
160〜190(89.3〜106.1%) ←乱1(37.5%)
B2段上昇 B特化アーマーガアアーマーガア
ボディプレス
78〜94(43.5〜52.5%) ←乱2(16%)
B4段上昇時 ボディプレス
118〜140(65.9〜78.2%) ←確2
与ダメ
コットンガード1回積み状態でのダメージ量になります。0回積みは0.4倍、2回積みは1.6倍して下さい。確定数は左から順に0回積み、1回積み、2回積みでの数字になります。
H252B4ロトムウォッシュロトム ヒートロトム カットロトム
79〜93(50.3〜59.2%) ←確5、確2、確2
H252ギャラドスギャラドス
51〜60(30〜35.2%) ←乱8、乱3、乱2(81.6%)
H252バンギラスバンギラス
308〜364(148.7〜175.8%) ←確2、確1、確1
HB特化ナットレイナットレイ
102〜120(56.3〜66.2%) ←乱4、確2、乱1(31.2%)
B4ドリュウズドリュウズ
226〜266(122.1〜143.7%) ←乱2(95.7%)、確1、確1
B1段上昇 B4ドリュウズ
150〜178(81〜96.2%) ←確3、確2、確1
HB特化アーマーガアアーマーガア
64〜76(31.2〜37.0%) ←乱7、乱3、乱2(99.6%)
相性のよいポケモン
バイウールーがサポートしきれないDの高いポケモンだとバトン先として使いやすい。
攻撃技が格闘のみなので、最低でもゴーストタイプを殴れるポケモンは必須。
トゲキッストゲキッス、ニンフィアニンフィア
単体でも強く、バトンが決まらない場合でもなんとかしてくれる場合がある。
トゲキッスは悪巧みがあり、火力を補うことが出来る。天恵での怯みや強運の急所など、運次第ではあるが手がつけられなくなることも。
一方ニンフィアは瞑想を搭載でき、火力を上げつつ更に特防オバケになれる。しかもメインウェポンは身代わりを貫通する。
カビゴンカビゴン
言わずと知れた特殊耐久オバケ。厚い脂肪なら火ロトムも受けれる。Sが遅いので高速移動の恩恵は少ない。使う場合は剣の舞の方がいいかも?
ジャラランガジャラランガ
BD数値はとても高いがHPが低いため耐久指数が少ないポケモン。Hが少なければもっとBを高くすればいいじゃない。
その他にも平均して微妙に高い種族値のポケモン。その微妙なSもバトンで補える。更にCとDも自前のソウルビートで補える。ついでにBS共に上昇するのでバトンまでの積み回数が少なくてもなんとかしてくれることも。
ソウルビートを使用する場合、少ないHPを更に減らすことになる為回復手段が欲しい。
ヌメルゴンヌメルゴン
Dが高く、耐性も悪くない。どのロトムにも対応することができる(氷以外)。ミミッキュやドラパルトなど、環境に多いポケモンに弱いのがネック。しっかりとB6段上昇バトンをしていこう。
ドサイドンドサイドン
ダイマ前提のアタッカーとして使ってます。バトン先ではなく、不利対面での交代要因として。
ウールーが対応できない火ロトム、ドヒドイデ、ミミッキュ、ドラパルト等に出していく。ダイアースやダイロックによる砂嵐でDを補う形になる(ダイロックの砂嵐はバイウールーの食べ残し回復を打ち消すので要注意)
天敵
くろいきり持ち
せっかく積んだのに元に戻される。黒い霧搭載してるポケモンは自己再生も搭載してるポケモンばかりなので、無理矢理突破することができない。
ミロカロスミロカロスやドヒドイデドヒドイデなどを処理できるポケモンが欲しくなる。
積み技をして相手に黒い霧を使わせ、その使用ターンに合わせて交代することで無償で交代できます。
火ロトムヒートロトム
オバヒで確実にジンギスカンにされます。この子で対応できないので交代するしかないです。交代を読んでボルチェンをしてくる場合もしばしば。ボルチェン拒否の為の地面タイプがいると更に交代先に負担をかけることができます。
私は対処としてドサイドンを起用しており、眼鏡火ロトムをラス1に追い込んだ際に悪の波動で拘らせる場面が多々ありました。悪の波動で拘っている場合であれば火ロトム相手でも殴り勝てます。拘っていない場合はこちらが観念することになりますが。
非接触炎アタッカー
エースバーンエースバーンやリザードンリザードンなどの非接触技で攻めてくる炎アタッカーには何もできない場合がありますので、素直に後続に任せましょう。エースバーンの火炎ボールはA特化の時点で確1。事前にコットンガードを積んあれば耐えますが。
その他の特殊炎アタッカーですが、C実数値174(特化C107族、252振りC122族)の一致大文字、C実数値147(特化C82族、252振り95族)の一致オバヒがギリギリ確2です。勿論火力UPアイテム無しです。それ以上の火力は受けられません。ラム肉として調理されます。
ちなみにコータスコータスの晴れオバヒはC無振りでも乱1(43%)です。
炎技であっても、接触技であれば等倍となりますので案外耐えます。
差別化
他のバトンタッチを使用するポケモンとの差別化ですが、バトンタッチとコットンガードを両立できるポケモンはバイウールーのみとなりますので、特別差別化は必要ありません。
今回はロトム意識の型となりますので、この育成論投稿時に既に投稿されている型(HBねむカゴ)との差別化は必要ないと感じます。また、眠るで技スペが1つ消えているので、バトン先へのサポートがB上昇のみとなります。サポートできる能力の数の違いもあり、差別化はできていると思います。
水ロトムのハイドロポンプを意識することで全てのロトムシリーズの雷、氷ロトムの吹雪なんかも同じ確定数で受けることができます。Dに振らない場合、確2なので頑張って仕事をしても高速移動をバトンすることくらいしかできません(S無振個体だと判明している場合はコットンガードバトンもできますが)。
最後に
バイウールー自体はコットンガードとボディプレスをするだけで物理アタッカーに対しては滅法強く、単体での抜き性能もとても高いポケモンとなっております。パーティー次第では3タテも普通にやってのけます。
物理火力超インフレのこの時代、環境の逆風を受けているポケモン達に救いの手を。好きなポケモンにバトンを繋いで活躍させよう!