注意
1. この育成論はシングルバトルを想定し、登場するすべてのポケモンは理想個体を前提とする。
2. HABCDS等の略称を用いる。
3. ステータスは、実数値にて表記を行う。
4. 当育成論は、ポケモンHOME解禁前の環境を想定して記述している。
採用理由
1. 吹き飛ばし+ステルスロックを扱える
最重要。吹き飛ばしの強制交代による起点回避とステルスロックによるスリップダメージ蓄積を同時にこなせる。
2. 特殊フェアリーに強く出れる駒として運用可能
C178珠ニンフィアのダイフェアリー+ダイバーンをオッカの実込みで超高確率耐えの調整を施している為、妖技読みで繰り出した後の役割破壊技(主に炎技)も合わせて耐え、一致鋼技で打点を与えられるだろう確率が高い。
3. 鋼タイプかつそこそこの耐久数値を持つ為、多くの相手の前で最低限の行動を行える
今作、強制交代技(ほえるor吹き飛ばし)とステルスロックを扱えるのは、ダイオウドウとカバルドンとバンバドロのみ。
カバルドンとバンバドロは地面タイプの為、水・草・氷タイプ相手への役割遂行が難しいが、ダイオウドウの場合はいずれも弱点ではない。
また、鋼は格闘・地面・炎が弱点であるが、格闘は高火力を叩き込んでくるポケモンが今作の場合は少なく、地面はA205ドリュウズの地震を耐え、炎はオッカの実を用いる事で対応出来ている。
以上のことから、多くの相手の前で最低限の行動を行える強みが生まれている。
4. ある程度ドラパルトに強い
2と3で出てきた耐久調整の副産物ではあるが、A172珠ドラパルトのゴーストダイブを確3、C152ドラパルトの大文字をオッカの実込みで確3にそれぞれ出来るようになっている。また、確定欄からは外れるが、力尽くじゃれつくでH163B95ドラパルトを最低85%削ることも可能。
調整
能力上昇:B↑C↓
特性:ヘヴィメタル
持ち物:オッカのみ
努力値 H:220 B:172 D:116
実数値 H:225 A:150 B:122 C:x D:104 S:50
H-B:
A205ドリュウズ 地震 確2(83.5%〜99.5%)
A172珠ドラパルト ゴーストダイブ 確3(41.7%〜48.8%)
H-D:
C178珠ニンフィア ダイフェアリー(36.4%〜42.6%)
C178珠ニンフィア ダイバーン(48.4%〜57.3% オッカ込)
→MAXダメが96と129なので、2連続で最高乱数を引かない限り耐える。
C172眼鏡炎ロトム オーバーヒート 確2(80.4%〜95.1% オッカ込)
C152ドラパルト 大文字 確3(27.1%〜32% オッカ込→54.2%〜64.0%)
最低限のもののみ掲載。追記の要望はコメントまで。確認後、追記の可否を検討。
確定技
吹き飛ばし
ステルスロック
採用理由の強制交代による起点回避とスリップダメージ蓄積を行う為に確定。
鋼技選択
ヘビーボンバー
ダイオウドウの最高打点。
A無振りでも火力は十分出る他、妖タイプなどのDM+弱点保険が蔓延している現環境で、DM相手への技が失敗する効果は不用意に弱点保険を発動させない効果としても捉えられる為、本論では確定欄とした。
また、特性力尽く採用時でも、仮想敵の妖タイプは体重がダイオウドウの1/5(130kg)未満である為、これが一番高い打点となる。
H175B116トゲキッス 確1(100.5%〜120.0%)
(A187ドリュウズのアイアンヘッド耐え調整を崩せる)
H163B95ドラパルト 確2(66.2%〜77.9%)
アイアンヘッド
力尽く補正が入るものの、火力がヘビーボンバーに比べて劣る点と、DM+弱点保険を不用意に暴れさせ易い、という2点から確定欄からは除外した。
どうしてもDM相手へ打点を持たせたい場合は一考。
H161B115トゲキッス 中高乱1(75%)(94.4%〜113.0%)
※力尽く補正込。
選択技
岩石封じ
本論のダイオウドウはステルスロック+吹き飛ばしによる後続のサポートを主目的としている為、S操作による後続サポート性能を引き上げられる岩石封じを確定欄とした。
S操作によるサポートが主なので、ダメージ計算は目安。
H157B127炎ロトム 確3(35.6%〜42.0%)
じゃれつく
この技を採用する場合の特性は力尽く推奨。
ある程度持つ対ドラパルト性能を引き上げる為、他の候補技よりは優先度が高め。
H163B95ドラパルト 低乱1(12.5%)(85.3%〜101.2%)
※力尽く補正込。ドラパルトが珠型だった場合、珠ダメ込で68.7%まで乱数が上がる。
その他候補技
パーティによって重くなりがちな対ナットレイに用いれるヒートスタンプ、対耐久ポケモンを相手にした際に有効な地割れ、トリトドンが重い際に有用なパワーウィップ、補助技を用いる相手に有効な挑発、DMした相手への遅延として用いれる守るや堪える辺りが候補。
各々のパーティに応じて、厳しい相手が居た際にこれらの技を選択すると良い。
注意点等
・繰り出すタイミング
- 先発
- 半減技読みの繰り出し
- 耐久を活かしDM相手への遅延を行う
基本的に上記3つが主となる。
・苦手な項目
- アンコールによる起点作り(エルフーン等)
- 居座りが出来なくなる滅びの歌
- オッカの実等で防ぎきれない火力を扱うポケモン(控えめ眼鏡日照りキュウコン等)
これらの点には注意が必要。
相性が良いポケモン(例)
・ギャラドス
・リザードン
ダイオウドウが弱点とする炎・格闘・地面の全てを半減以下に出来る。
特にリザードンの場合、単体では若干足りない抜き性能をダイオウドウのステルスロックが補佐出来る点が良い。
・ウインディ
地面技は一貫してしまうが、ダイオウドウ自体が炎技を良く誘う為、普段あまり見ない貰い火ウインディも活躍できる可能性を秘めている。
↓貰い火ウインディの参考資料↓
育成論ソードシールド/279
・バルジーナ
高い耐久を持ち、ダイオウドウが誘う地面技を無効に出来る以外にも、吹き飛ばしを習得するのが大きい。
生半可な打点では突破が困難である為、相手がバルジーナに打点があるポケモンを繰り出す、という動きになり易いが、その際に吹き飛ばしで流し、ダイオウドウで撒いたステルスロックのダメージを稼ぐ...という流れにも持ち込み易い。
追記の要望はコメントまで。確認後、追記の可否を検討。
育成論は以上です
・更新履歴
2019/12/20 01:36:42
初版投稿。
〜2019/12/20 10:12:51
誤字および脱字を修正。
〜2020/02/01 10:50:25
冒頭の注意の項目に「当育成論は、ポケモンHOME解禁前の環境を想定して記述している。」の一文を追記。