- 非公式の用語及び略称を用いる
- 指定がない限り理想個体であるものとする
スカーフガッサの強み
- そもそものキノガッサの特徴
・テクニ種ガンにより相手の襷、身代わりによるごまかし、ミミッキュに強く出れる。
・キノコのほうしの存在による選出誘導。
・草、岩、格闘の広い技範囲。
・タイプにより相手の粉技の一貫を切ることができる。
・襷がメジャーであるため、初手ステロ要員やとんボルチェンを誘発しやすい。
- スカーフをもたせる利点
・マンムーやゲッコウガを上から叩くことができる点。特に前者は初手でステロを撒きに来ることが多く、襷を持っていることが多いため上から種ガンを打てば大きなアドが取れる。
・襷を想定された動きを取られることが多く、コケコなどが対面でボルトチェンジを打ってくることが多い。それらに上から攻撃することで大きな圧力を与えることができる。
・メガガルーラの上から馬鹿力を打ち込むことができるようになる。
・襷では組ませにくかったポケモンとも組ませやすい。
・キノガッサ同士の対面で、マッハパンチの打ち合いになった時、基本的に抜いているため有利が取れる。
総合して、想定されにくく、襷や化けの皮等によるストッパーに強く、身代わりのごまかしも受けにくく、補完の取れた技範囲を持つアタッカーであるといえる。
採用理由
- 対ゲッコウガ、マンムー等の初手に出てきやすく、本来はキノガッサを抜いているポケモンのメタ
- 終盤の掃除要員
- 格闘枠
- 草枠
構成
特性 テクニシャン
性格努力値 陽気AS余りB(丁度130族を抜くことができる)
カプ・コケコの上を取れる点を重視し、今回は陽気で確定とする。
技構成
確定 タネマシンガン 馬鹿力 岩石封じ
- タネマシンガン
テクニシャン補正により大きな火力が出せるメインウェポン。襷や化けの皮を撃ち抜ける此の技はキノガッサの強みの一つ。
- 馬鹿力
スカーフを持ったことで此の技を上からガルーラに打ち込むことができるようになる。搭載しないのであればそもそもスカーフを持たせる意味がない。
はっけいは火力が足りなすぎるため馬鹿力で確定。教え技である点には注意が必要。
- 岩石封じ
テク二補正がかかることで威力90、命中95、Sダウンのおまけがつく岩技とは思えないほど使い勝手の良い技となる。
甘えたリザードンなどに上から打ち込むこともできる為、確定技。
選択 マッハパンチorキノコの胞子
- マッハパンチ
マンムーの礫やゲッコウガの水手裏剣の上から打ったり、ガルーラの不意打ちを透かす事ができるため、あると便利な技。確定欄にはこちらを採用。砂ドリュウズに対する対策としても機能する。
- キノコの胞子
メガマンダなどとの不利対面に対するごまかしとして機能する技。130族を超えるSからの必中催眠は、拘りで縛るデメリットを差し置いても価値がある。
- 余談、ストーンエッジについて
無振りボルトロスをワンパンできる威力を持つが、現環境のボルトは耐久調整されていることが多く、また命中不安も抱えているため封じをさし置いて採用するケースは基本的にない。
ダメージ計算
- 攻撃面
- タネマシンガン(基本的に一発分の計算)
無振りアシレーヌを確定2
H252アシレーヌに35.2%〜41.7%
H252カプ・レヒレに25.9%〜30.5%
HBカプ・レヒレに18.6%〜22.5%
無振りマンムーに42.1%〜49.7%
無振りゲッコウガを抜群で確定2
無振りゲッコウガに等倍で30.6%〜36.7%
H252カバルドンに26%〜31.6%
HB特化カバルドンに 19.5%〜23.2%
H252水ロトムに39.4%〜47.1%
B4カプ・コケコに24.8%〜29.6%
H4ミミッキュに 29.7%〜35.1% (基本的に二回打てれば倒すことができる)
- 馬鹿力
H4メガガルーラを確定1
H244メガガルーラに97.6%〜116.5%
HBブラッキーに68.6%〜81.5% (Aダウン込みで確定2)
HBポリゴン2に56.5%〜67% (Aダウン込みで乱数2)
H244ヒ―ドランを確定1
H252ナットレイに90.6%〜107.1%
HBナットレイに67.4%〜80.6%
育成論サンムーン/562の調整のカミツルギを確定1
- 岩石封じ
無振りメガリザードンXに62.7%〜74.5%
H4メガボーマンダに49.1%〜58.4% (威嚇込みで32.7%〜38.5%)
H4振りボルトロスに89%〜105.8%
- マッハパンチ
無振りマンムーに68.1%〜81%
無振りゲッコウガに97.9%〜115.6%
B4振りドリュウズに82.1%〜98.3%
B4振りキノガッサに45.1%〜54%
- 耐久面
A特化ランドロスの地震が44.4%〜53.3%
無振りカプレヒレのムーンフォースが確定1
A特化バンギラスのストーンエッジが42.2%〜50.3% (砂込で二耐えは困難)
A252ガブリアスの逆鱗が91.1%〜107.4%
C無振りポリゴン2の冷凍ビームが78.5%〜93.3%
C252カプ・コケコの10万ボルトが51.8%〜61.4% ボルトチェンジが40%〜47.4%
A252マンムーの氷の礫が62.2%〜75.5%
運用
ダメージ計算の耐久面を見れば分かる通り、基本的に等倍以上のアタッカー、或いは受け気質のポケモンでも抜群を取られればほぼ即死する。
その為サイクルの駒として扱うのではなく、初手で相手の襷ステロ枠やゲッコウガなどにぶつけるか、死にだしで有利が取れる相手に出していくのが基本となる。
半減で有ればごまかし程度の耐久は有るため、相手がキノガッサの圏内まで削れていればコケコの10万などに後出しする動きも不可能ではない。
通常のガッサと同じく耐久の高い草は基本的に天敵。
相性のいい味方
- バンギラス
基本的にキノガッサが苦手な浮いているポケモン全般に強く、ガッサが地面に強めであるため良好な補完。
バシャーモ、フェアリーの一貫をケアできるポケモンを三枠目に用意できると良いだろう。
砂で削れるデメリットも襷じゃないためそこまで苦にならない。
- カプ・コケコ
バンギと同じく浮いたポケモンに強く、地面に弱いポケモン。エレキフィールドでキノコの胞子が使えなくなるデメリットもスカーフガッサであれば苦にならない。
その他フシギバナを始めとした高耐久な草に強いポケモンと相性がいい。