皆様初めまして。マリオと申します。
初めての投稿になります。よろしくお願いします。
今作のクロバット
ポケモンXYにおいて、クロバットはあらゆる面で強化されています。
そのうちいくつか挙げていこうと思います。
- 新タイプ「フェアリー」の追加によるどくタイプの需要
ポケモンXYから新しく追加されたフェアリータイプは、(今も強力であることに変わりはありませんが)かつて強力すぎたドラゴンタイプに対してめっぽう強い相性を持っています。どくタイプは、そんなフェアリータイプに対して弱点を付け、フェアリータイプの攻撃に対してもどくタイプのポケモンに対して半減されます。今回紹介するクロバットも例にもれず、毒タイプの恩恵を受けることができます。
- どくタイプの「どくどく」の命中率が必中に変更
どくどくという技は、命中率が(高めとはいえ)90%と、安心できない数値です。しかし今作からは、どくタイプのポケモンに限り必中技として扱うことができます。たとえ、相手が穴を掘ってようと、空を飛んでようと、ゴーストダイブしてようと、必ず当てることができます。
- 特性「すりぬけ」の強化
ポケモンBW2までのすり抜けは「リフレクター」「ひかりのかべ」「しんぴのまもり」「しろいきり」を無視して攻撃することができる特性でしたが、今作で新たに「みがわり」を貫通して攻撃を打てるようになりました。
このように、今作で非常に大きな強化点をもらいました。特に、後者2つを組み合わせて「みがわり貫通で必中どくどくが打てる」ようになったことは他のポケモンにはない大きなアドバンテージです。今回はそんな利点を生かした型を紹介します。
詳細
※努力値、実数値の表記は、H-A-B-C-D-Sといった表記をします。ご了承ください。また、理想個体を前提として書いております。
- 性格
おくびょう
- 努力値
132-×-124-0-0-252
- 実数値
177-×-116-90-100-200
- 持ち物
くろいヘドロ(たべのこしでも代用可)
Hはくろいヘドロの回復の効率を図るため、16n+1調整しています。
Sは、どくどくを上から放つために最速にしています。特に今作は、新ポケモンが軒並みスピードが速いため、それらを出し抜くという意味でも最速がいいと考えます。
残りをBに振ることで物理耐久をある程度確保でき、例を上げるといじっぱりA252振りのファイアローのハチマキブレイブバードを余裕をもって耐えることができます(割合: 71.7%〜85.3%)。
Bは無振りでも上記の攻撃は耐えることができるので、あくまで「物理横行の現環境での保険」だと思ってください。
- 技
・エアスラッシュ
どくどくを入れた相手をひるませることで、どくのダメージのターンを1ターン伸ばすことができます。かみつくでも良いのですが、接触技のため、鮫肌やゴツゴツメットによるみがまもの試行回数の減少がありますので、エアスラッシュを採用します。ダメージを求める技ではないので、ダメージ計算は載せません。
・どくどく みがわり まもる
今回の型の確定技です。この技を使って相手をハメていきます。
得手不得手その他
- 得意な相手
クロバット特有の耐性(じめんタイプ無効、くさタイプ1/4、むしタイプ1/4、かくとうタイプ1/4、どくタイプ1/2)により、多くの相手を流すことができます。
とりわけ、現環境で猛威を振るっているフシギバナに対してめっぽう強いのは評価点です。(耐久振りしているC無振りのメガフシギバナ前提ですが、)メガフシギバナのヘドロばくだんがこのクロバットに対して割合: 20.3%〜24.2%と、身代わりが確定耐えしますので、めざめるパワーで弱点でも突かれない限りは、みがまもによる無限ループが可能です。
こういった得意な相手を流しつつみがわりを残し、後続にどくを入れていくのが基本の動きになります。なので、自分より遅い相手である場合、下記の苦手な相手以外であればほぼ誰でも相手できる計算になります。
- 苦手な相手
・はがねタイプ
どくどくが入らない相手はもちろん苦手となります。特に、エアスラッシュによる打点も望めないはがねタイプは、基本的に相手できません。PTの他のポケモンに任せましょう。逆に言えば、はがねをどうにかしてしまえば、このクロバットは格段に動きやすくなります。
・自分よりも速い相手(S上昇の積み技、特性、こだわりスカーフを含む)
メガライボルト等、自分よりも速く弱点を突いてくる相手は苦手です。特に、こだわりスカーフは誰でも持てる道具なので、早々に見極めが大事です。こういった場合、交代で出てくるところに狙ってどくを入れる等、工夫が必要になってきます。こういった相手も、無理せず、ほかのポケモンに任せた方が良いです。
- 相性の良いポケモンの例
・カバルドン
クロバットの弱点であるでんき、いわを受けることができ、砂による更なる定数ダメージを入れていくことができます。高い物理耐久により、クロバットが等倍で受けてしまう技の受けに使うこともできます。また、がんせきふうじ、じならし等のS下降技により、クロバットのみがまものサポートをすることもできます。(まだ未解禁ですが、)ステルスロックを撒くことでも相手の交換を抑えられ、どくハメのサポートになります。砂によるクロバットの回復ソースの打消しは気を付けましょう。
終わりに
クロバットの他にも、今作で強化されたポケモンというのは山ほどいます。また、今後も解禁されるポケモンもたくさんいることを考えると、ポケモンというゲームはこれからも飽きずに楽しめそうですね!