初めに
お初にお目にかかります、krystaと申します。
この度は自分の好きなポケモンであるタマンタについて育成論を投稿させて頂く事になります。
マイナーを通り越し、自分以外に使っている人がほぼいないようなポケモンかもしれませんが、どうかよろしくお願いいたします。
- ダメージ計算にはポケモントレーナー天国様のツールを使用します。
- 個体値は理想個体を想定しています。
タマンタとは
第四世代から登場した、マンタインの進化前のポケモンです。
かわいらしい容貌をしていますが、対戦においては特に注目された事のないポケモンです。
しかし、ワイドガード習得者中最高の特殊耐久を誇るなど、
トリプルバトルにおいては活躍する術があると思いこの型を考えました。
しんかのきせきをもつことにより、(振り方にもよりますが、)物理は1割程度、特殊は2割程度マンタインより高い耐久を持てるようになります。
また、マンタインよりも素早さが低く、トリパに組み込む場合やトリパとの対峙を意識する場合のサポート力は中々高いです。
採用理由
・ワイドガード、追い風、手助けなどある程度広いサポート範囲
・高い特殊耐久、全体技耐性(水無効、炎半減、地面無効)によるある程度の居座り性能
努力値、性格、個体値
・パターンA
性格:なまいき
努力値:252-0-172-0-84-0 (個体値31-0-31-31-31-0)
実数値:152-25-92-80-166-49
特防補正、輝石補正の効率を考え、バランスを重視して配分した値になります。
元々無振り50族程度では安定して抜ける相手が少ないのと、マンタインとの差別化においてトリックルームの意識は重要なのでこちらが確定欄。
トリプルバトルでは物理、特殊問わず不特定多数の攻撃を受けるため、具体的な調整目標は定めておりませんが、なるべくどちらにも対応できるように意識しました。
ダメージ計算については後述します。
・パターンB
性格:おだやか
努力値:252-0-172-0-84-0 (個体値31-0-31-31-31-31)
実数値:152-22-92-80-166-70
スタンダードに用いたい場合の配分。
マンタインとの差別化がやや難しいので非確定欄。
基本的な動かし方
初ターンのねこだましの打ち合いなどにそれほど対応できないため、どちらかと言うと後発で選出する場合が多いです。
特に電気タイプが相手パーティにいる場合は、後発で相手の電気タイプがいない方に繰り出した方がいいと思われます。
しかし、初手から全体技持ちのエースを繰り出されそうな場合は、先発として積極的に運用していきたいです。
立ち回る際はあやしいひかりによる妨害や、うずしおによる交代制御をし、
全体技を許してはいけない状況が来たらワイドガードをうつというのが基本です。
自身の火力が無いためてだすけも非常に使い勝手がよく、終盤では噴火ヒードランなどの全体技持ちのエースの抜きをサポートしていく流れをとります。
物理耐久は並より高いもののそれほど安心できるものではないため、
カポエラーなどの威嚇持ちをパーティに入れておく事で機能を高める事ができます。
威嚇のはいった相手に更にうずしおを入れる事で、攻撃のランクの下がった相手を場に残させる事も可能です。
参考バトルビデオ(シーズン5レート帯1650前後):99RG-WWWW-WWW8-LTF4
確定技
ワイドガード
トリプルバトルにおいて使う場面が多いため、削ぐ理由がありません。
しかし読まれやすいため、これ以外にも相手を妨害できる技を搭載して択を増やしておきたい。
準確定技
あやしいひかり
火力の無いタマンタで負担をかけていけるため重要な技です。
実戦でも使う局面が非常に多かったので準確定とします。
選択技
優先度の高いものから記していきます。
うずしお 威力35、命中85 拘束技
4世代限定秘伝マシン技。
HGSSで覚えさせて、DPtに送った後ポケシフターをすることで5世代でも習得した状態をキープする事ができます。
火力の無いタマンタで負担をかけていけるため重要な技です。
ダメージ源としても妨害技としても優れており、あやしいひかりと組み合わせる事で混乱状態の相手を引かせないといった事も可能です。
ねっとうと比較しても使う場面はこちらの方が多かったです。
ねっとうとは選択。
てだすけ
4、5世代教え技限定。
自身の火力が無いため、味方エースの決定力を高められるのは非常に大きいです。
6世代限定卵技である追い風と両立できないのが残念な点。
ねっとう 威力80、命中100 3割でやけど
3割やけどによる物理アタッカーに対するプレッシャーは大きいのですが、
トリプルバトルの特殊アタッカーやサポーターの多さを考えると、それほど積極的に打つ技ではありません。
うずしおと比較すると、ヒードランのみがわりを破壊できる点で秀でています。
おいかぜ
6世代限定卵技。5世代教え技からは習得する事ができません。
サポート技としては非常に優秀ですが、てだすけ、うずしおと両立できないのでやや採用のしにくい技です。
こごえるかぜ 威力55 命中95 素早さ↓
4、5世代教え技。
純粋なサポート力としてはおいかぜに劣るものの、
てだすけ、うずしおとの両立が可能な点、相手のタスキを潰せる点などで勝ります。
さとりさんからご提案して頂き選択肢に追加しました、さとりさんありがとうございます。
まもる
ダブル、トリプルの基本技。
技スペースは厳しいですが、電気タイプの縛りを解除できるため欲しい場面は多く感じました。
その他選択肢
ミラーコート、どくどく、あまごい、あられ、ねむる、くろいきりなど
項目にするほどの優先度ではないのでまとめて紹介します。
ミラーコート:ある程度の電気技なら耐えられるのでワンチャンスにかけて採用する技
どくどく:クレセリアなどの高耐久サポーターに対して。うずしおと比較すると今一
あまごい:雨パに組み込む場合に使う可能性がある程度。
あられ:霰パに組み込む場合に使う可能性がある程度。
ねむる:ラス1でヒードランやクレセリア、メガカメックスなどと残った場合の詰ませ技。
くろいきり:積みの妨害や、相手からの威嚇の影響をなくすための技。トリプルは積みポケが少ないため使う機会はほぼ無い。
ダメージ計算(与えるダメージ)
火力に期待するポケモンではないため、多くは記しません。
ねっとう
H212D36ヒードラン 29%〜35.2% 身代わりを確定破壊
無振りゴウカザル 52.9%〜63.5% 確定2発
無振りファイアロー 54.9%〜64% 確定2発
H252シャンデラ 39.5%〜47.9% 確定3発
H252霊獣ランドロス 37.7%〜45.9% 確定3発
うずしお
無振りヒードラン 15.6%〜19.2% 身代わりを破壊できない
こごえるかぜ
全体技として計算。
無振りガブリアス 26.2%〜32.7% 確定4発
H252霊獣ランドロス 26.5%〜32.6% 確定4発
ダメージ計算(受けるダメージ)
特化=補正+252振り 252=無補正+252振りとします。
- 物理耐久
A特化ファイアローの珠ブレイブバード 61.8%〜72.3% 確定2発
威嚇後のA特化ファイアローの珠ブレイブバード 42.1%〜49.3% 確定3発
A特化霊獣ランドロスのいわなだれ(複数) 44.7%〜52.6% 乱数2発 (21.1%)
A252ガブリアスのいわなだれ(複数) 36.8%〜44.7% 確定3発
A252テラキオンのいわなだれ(複数) 55.2%〜67.1% 確定2発
A252メガガルーラのすてみタックル 57.2%〜67.7%+27.6%〜33.5% 超低乱数1発
A特化メガクチートのじゃれつく 83.5%〜98.6% 確定2発
C特化眼鏡ニンフィアのサイコショック 38.8%〜46% 確定3発
C特化メガサーナイトのサイコショック 51.3%〜61.1% 確定2発
- 特殊耐久
C特化ニンフィアの眼鏡ハイパーボイス(複数) 35.5%〜42.1% 確定3発
C特化メガサーナイトのハイパーボイス(複数)31.5%〜37.5% 乱数3発 (78.6%)
C特化メガカメックスのあくのはどう 25%〜29.6% 確定4発
C特化眼鏡サザンドラのあくのはどう 35.5%〜42.1% 確定3発
C252メガリザードンYのソーラービーム 25.6%〜30.2% 確定4発
C特化ギルガルドのシャドーボール 27.6%〜32.2% 確定4発
C特化ヒードランのふんか(複数) 16.4%〜19.7% 乱数6発
C特化FCロトムの10まんボルト 94.7%〜113.1% 乱数1発 (68.8%)
C252メガライボルトの10まんボルト 102.6%〜121% 確定1発
終わりに
初めてで至らないところが多いかと思いますが、以上で育成論を終わりとさせて頂きます。
トリプルバトルは人口も少なく、この育成論の内容自体もかなりマイナーなポケモンを取り扱っているため、全く需要は無いかもしれませんが、この育成論を通して少しでもトリプルバトルやタマンタについて興味を持って頂けましたら幸いです。
何かありましたらコメントして頂けましたら嬉しいです。