- 指定がない限りお互いに6Vであるとします。
- HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早はH/A/B/C/D/Sという略称を用います。また、タイプのノーマル/電気/地面/格闘/エスパー/ゴースト/飛行/ドラゴン/フェアリーは無/電/地/格/超/霊/飛/竜/精という略称を用います。
- 努力値の後の±は性格補正を指します。
- 技名の前の↑↓はランク補正を指します。
前置き
こんにちは、orcaです。
今回投稿させていただくのはメタモンです。メタモンは性質上書くとことが非常に少ないポケモンですが内容が薄い育成論にならないようしっかり考察していきます。
不要という声が多ければ削除します。
メタモンとは?
第1世代で登場した単ノーマルポケモン。4世代まではもっぱら孵化のためだけに使われていましたが5世代で夢特性の変わり者を獲得し一気に実戦級になりました。今作でもメガシンカをメガストーンなしで使えたり強力な積み技を逆利用したりとその優秀さは相変わらずです。
変わり者とは?
メタモンの固有特性である変わり者ですが効果が少しわかりにくいのでここで説明しておきます。
<コピーできるもの>
- 相手のHPを除いた能力値
- 相手の能力変化(ランク補正) ←超重要です
- タイプ、特性、技、見た目
- メガシンカ
<コピーできないもの>
- HP(自分の残りHPがそのまま反映)
- めざパのタイプ
- 技のPP(強制的に全て5)
- なつき度、状態異常、持ち物
- 身代わり状態の相手(変わり者が発動しない)
- 変身した状態の相手
- イリュージョン状態の相手
<その他注意点>
- 味方の蜻蛉ルチェンで相手を倒した直後など、相手の場にポケモンがいない状態で繰り出すと変わり者が発動しない
ざっとこんなものですかね。意外とコピーできないものもあるのである程度は把握しておいてください。
採用理由
- 積みエースストッパー
相手が積み技により全抜き体制に入った際メタモンを死に出しすることでランク補正をコピーし全抜きを阻止します。
- 擬似抜きエース
変わり者によりランク補正をコピーできるので変身する相手によっては逆にこちらの全抜きが狙えます。
- 技構成・型の把握
メタモンを先発で出すことで相手の技構成を無償でみることができ場合によっては相手の持ち物や型まで把握できます。1ターン目でこれが可能なのは大きくその後の戦闘を有利に進められます。
- 選出縛り
見せ合いにメタモンがいるだけで相手は積みポケを選出しにくくなりこちらの選出がある程度楽になります。
持ち物
同族とのタイマンで有利をとりやすいスカーフか襷で選択とします。
<スカーフ>
- 相手がスカーフでない限り確実に先手を取れるので一番の仕事である相手のエースを確実に突破するという能力が高い
- ステロなどで削られてもアイテムの性能が失われない
- 補助技を基本的に使用しにくい
<襷>
- 拘らないためある程度耐久ポケとも戦える
- 拘らないため一匹突破した後の抜き性能が高い
- 同速ゲーを制さない限りHPが少ししか残らないため先制技に縛られやすい
- 確1で落とせないと1/2の確率で負ける
安定のスカーフ、爆発力の襷といったところですね。とりあえずこの先はスカーフを前提として話を進めていきます。
性格、努力値など
まず努力値はH252までは確定です。Hは変身後で唯一適用される能力であり振らない理由がありません。
他の努力値はまず後続にSが70~165のポケモンがいる場合その数値にメタモンのスカーフ込みの素早さを合わせると、先発で出したときに特性の発動順で相手のポケモンとの素早さの上下関係を知ることができます。少しピンポイントな感じは否めませんが有効な場合もあるのでやっておいて損はないです。ただ何も考えずにS調整をするのは無駄なので場に出した時に特性が表示されるポケモンで特に意識したい相手がいないのであれば最遅をとって相手の威嚇を無効化するのが無難ではあります。
次に性格について、素早さ調整をするのであればその調整に合うものを穏やか・慎重・大人しい・生意気からの選択、最遅をとるのであれば生意気で確定です。
個体値はHVは確定として他は素早さ調整と希望するめざパの個体値に依存します。めざパの例としてはV-奇-奇-偶-偶-奇でライボルトなどの電気を意識した地面があげられます。
最後になつきですが、現状の採用率が恩返し>八つ当たりなのでMaxにしておくことをオススメします。
と、ここまで色々と書きましたが、基本的にHVのH振りで変わり者なら採用できるので拘れるところまで拘ってくださればいいと思います。
相性のいい味方
- クレッフィ
ある意味で起点要因。クレッフィは基本、威張身代電磁波で戦っていけばいいのですがもし物理に威張るを撃った状態で突破されてもその相手を逆に利用してメタモンが抜いていけます。メタモンが襷でも電磁波でSを補助できるのもポイントです。
運用
基本的にエース、特に積み技を使った相手に死に出ししていきます。相手に出した後は変身した相手によって動かし方は変わってくるのでそのポケモンにあった動かし方をしていってください。また、メタモンがいると多少相手の起点になることを気にせずに立ち回れるので流星群や逆鱗といった起点にされやすい技や拘り持ちを扱いやすくなります。
最後に
できることは5世代と変わっていませんがメガシンカという強力なポケモンの出現により活用できる機会は増えたのではないかと思います。厳選も強い拘りを持たない限り楽なので是非使ってみてはいかがでしょうか?
最後まで観覧いただきありがとうございました。