前置き
- 攻撃/防御/特攻/特防/素早さをそれぞれH/A/B/C/D/Sと言う略称を使います。
- 個体値はA以外全て31(V)であることを前提とします。
- 不要と言う声が多ければ削除いたします。
はじめに
初めまして。今回が3回目の投稿となる「ぴ」と申します。
今回投稿させていただくのは後続をサポートする壁張りラティオスです。
今作ではオンバーンが登場し竜最速の座を奪われ採用率は激減しましたが、やはりそのポテンシャルは健在だと私は思います。
壁張りとは
壁張りとは壁(光の壁・リフレクター)を貼り後続の積みやその他戦いにおいて戦いやすくするためのサポートすることです。
非常に高いCとSがあるのでこのような役割をラティオスに持たせるのはもったいないと思う方がいるかもしれませんが、それだからこそ相手の裏をかくことができとても使いやすいです。
壁張りラティオス自体ある程度名が知り渡っているものですが、やはりラティと言えば第一にアタッカーの印象が強いので相手としては挑発を打ちにくいことと思います。ですので知り渡っていても相手の裏をかくことができます。
ラティ以外の壁張り要因との差別化ですが、置き土産や追い風の存在、ガブへの対抗手段の有無、アタッカーが有名で挑発の打たれにくさの面で十分差別化が可能かと思います。
運用
基本的に先発で壁を貼って倒されるのが仕事です。
1ターン目に相手の先発のポケモンが物理アタッカーなのか特殊アタッカーなのかを見極め、物理アタッカーならリフレクター、特殊アタッカーならば光の壁を貼ります。そして2ターン目は先ほどと反対の壁を貼ります。もし余裕があり3ターン目が回ってきたら別のサポートをします。
持ち物
光の粘土
…壁張りが第一の目的ですので、壁を長い間場に残しておけるこのアイテムは第一に候補に挙がります。確定欄はこちら。
オボンの実
…こちらを持たせると壁を貼った後+αで行動がしやすくなります。具体的には壁を貼る→置き土産で後続起点を作りやすくなります。
気合いの襷
…こちらを持たせると最低限1回は壁を貼ることができます。ただ後述しますがこの育成論上の振り方でメガゲンのシャドボ、珠ゲッコウガの冷ビ、鉢巻ファイアローのブレバは耐えることができるため優先度は低めです。また、このアイテムを持たせる場合調整もHSブッパの方がいいと思います。
努力値
調整案
220-0-4-4-28-252(Lv50実数値183-×-101-151-134-178)
HB…余り
HD…臆病珠ゲッコウガの冷ビ耐え
C…余り
S…最速
この振り方に至った理由ですが、まず前提として壁を貼れば弱点を突かれても急所を引かない限りほぼ確実に耐えることができます。具体的には補正有り鉢巻バンギのかみ砕く+砂ダメ、補正有りメガネガルドのシャドボをどちらも耐えることが可能です。
ですので、調整の際にはラティより速い~同速を意識しました。
具体的にその程度のSを持つポケモンで環境上位~中堅を上げてみますと、ファイアロー・マニューラ・オンバーン・ゲッコウガ・ライコウ・ボルトロス・ゲンガーあたりかと思います。
上から見ていくとファイアローの鉢巻ブレバはH振りだけで耐えることができました。
マニューラ・オンバーンは結論から言うと厳しいです。マニューラの補正無し珠叩き落とすは性格でBに補正をかけなければ確1になってしまうため、意識するのが厳しいです。オンバーンの場合もHDに多く努力値を振れば補正無し流星群を耐えることができるようになるのですが、Sを削ってまでオンバーンを意識すると他の相手に対して薄くなりますし、何より珠もちの場合返り討ちに合うため意識するのは厳しいです。
ライコウ・ボルトロスのメガネシャドボ・悪波程度なら耐えることが可能です。
ゲンガーなのですが具体的には補正無しシャドボならメガゲンのものでも耐えることが可能です。珠ゲンだと確定で耐えることはできないのですが珠ゲンはPGLによると1%もいないので特に意識する必要はないと判断しました。ちなみに珠ゲンだとこの振り方で18.8%の乱数1発です。同速のS勝負のことも考えると可能性としてはかなり低いと思います。1%未満の珠持ちのためにもう少し多くDに割くと他が手薄になってしまうため割くのはやめました。
よって唯一残った珠ゲッコウガを意識した調整にしました。
Sは下げられる最低限としてガブリアス抜きと言う目安がありましたが前述したとおりそこまでSを下げて他に努力値を回すよりガブより少し早いポケモンに対しても強気で出れる最速の方が有用性が高いと判断したため最速にしました。
技
- 確定技
リフレクター
…この型のメインです。これを前提とした育成論ですので言うまでもなく確定で。
光の壁
…こちらも上に同じく確定で。
- 選択
置き土産
…壁を貼り終わった後の自主退場にも使え、相手の起点防止や後続が積みポケだった場合のサポートに使えるのでかなり優先度は高め。むしろ個人的には確定技です。
流星群
…壁張り後などの攻撃技として。一応D4ガブを確1にできるためかなり有用です。ちなみに竜の波動だと1発で倒すことができない為選択外です。
追い風
…後続のポケモンのSが遅い場合はこちらも選択肢に入ります。追い風で見方が早く動けるようにして優位に立たせます。
電磁波
…追い風と似たり寄ったりですがこちらも後続のSサポートです。追い風と違いターン制限がないもののすべてのポケモンに対して有効ではないのが欠点です。
毒々
…相手の高耐久ポケモンと対面したときに打っておくと後で後続が処理しやすくなるかと思います。
神秘の守り
…後続の火傷等の防止になります。
ダメ計
壁無し
補正無し珠ゲッコウガの冷凍ビーム確定2発(82.5%〜99.4%)
補正無し珠ゲンガーのシャドーボール乱数1発(86.8%〜103.8%→18.8%の確率で倒されます)
補正無しメガゲンガーのシャドーボール確定2発(83%〜98.3%)
補正有り鉢巻ファイアローのブレバ確定2発(80.3%〜95%)
壁込み(目安として)
補正有り鉢巻バンギラスのかみ砕く確定2発(74.3%〜88.5%→砂ダメも耐えます)
補正有り鉢巻ハッサムの虫食い確定2発(82.5%〜97.2%)
補正有りメガネギルガルドのシャドーボール確定2発(61.2%〜72.6%)
相性のいいポケモン
(珠orメガ)ハッサム
所謂ラティハッサム。相性補完が抜群です。また、ラティハッサムの組み合わせ自体、サイクルを回すパターンやラティがハッサムの起点を作るパターンなど様々なものがあるため、ラティの型が読まれにくいのも利点です。
(メガ)ルカリオ
相性補完が優秀で抜き性能も高いです。ただラティがステロを覚えないので耐久が低いルカリオだと少し不安はあります。
※いくつか例を挙げましたが、基本的に積みアタッカー全般と相性はいいと思います。
最後に
いかがだったでしょうか?
このラティオスは多くの人が知ってはいるものの読まれにくく、挑発も打たれにくいので非常に使いやすいと思います。
評価やご指摘お願いします。