はじめに
- ダメージ計算はトレーナー天国のツールで行っています。
- 特に指定のない限りは理想個体(6V)を前提でとして扱います。
- この育成論は略称(HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早さはそれぞれH/A/B/C/D/S)や
手前勝手な略語を用いています。分からないことや間違いがあればご指摘ください。
コンセプト
ハピナスの課題である低めの物理耐久と低い火力による決定力を
火傷の攻撃半減、火傷の定数ダメージによって補う為に、
またトリックや挑発、毒などの搦め手を突破する為に
どうぐの火炎玉、わざの投げつけるを採用しました。
一応、投げつけるの解説をします。
あくタイプの攻撃技で持ち物を消費し、持ち物により異なる威力のダメージを与えます。
持ち物によって追加効果があり、「かえんだま」の場合は100%の火傷です。
ちなみにハピナスのAでは雀の涙ですが、「かえんだま」を投げつける威力は30です。
性格、努力値振り
性格 図太い
努力値 H132,B252,S124
実数値 347-×-68-95-155-91
H・・・HBがガブリアスのA200鉢巻逆鱗を最高乱数以外耐え。
B・・・物理耐久が足りていないので極振り。
S・・・無振りハッサム(実数値85)周辺を余裕をもって抜けるよう調整。
明確な仮想敵を設定していないため、まだまだ考慮の余地はあるでしょう。
今回はSをハッサム対面を想定し調整した後に、HBがガブリアスのA200鉢巻逆鱗を
最高乱数以外耐えという耐久に近かった為、Hを合わせ端数をSに振りました。
持ち物、特性
持ち物 かえんだま
特性 しぜんかいふく
どちらもコンセプトの関係上、確定です。
火傷によって普段よりは自然回復の発動機会は多いです。
火傷はダメージを受けてしまいますが毒や催眠に対して抵抗できる場合もあります。
技構成
(なげつける/ちきゅうなげ/タマゴうみ/選択)
- なげつける
今回の目玉技。相手を火傷にすることで物理アタッカーのこうげきを受けきります。
「ロトム」等が使う拘りトリックを投げつけることで無視することができ、
攻撃技なために「挑発」、「マジックミラー」は影響しません。
残念ながら悪の攻撃技であるため、仮想敵でもある「ギルガルド」が持つ事の多い
「弱点保険」が発動してしまいます。
自分が火傷になってしまうと「投げつける」が相手に想定されてしまう側面があるので、
積極的に選んでいきたい技となります。
- ちきゅうなげ
定数ダメージを稼げる攻撃技。投げつけると合わせて相手に負担を与えていきます。
火傷さえ入ればこの技で押し切れる相手も増えるので、確定技となります。
- タマゴうみ
回復技。受けポケであることや自分が火傷になる場合も考え、回復手段は必要でしょう。
火傷さえ入ればこの技で受け切れる相手も増えるので、確定技となります。
- れいとうビーム(選択技)
ここの枠はPT次第となります。火力がないので基本的に4倍弱点狙いで
上記の確定技では対処できない相手に合わせた技、
またはハピナスで確実に対処したい相手に合わせた技を入れます。
確定欄は「身代わり」を持っている場合があり「投げつける」が無駄になる「ガブリアス」を考え、氷技の「れいとうビーム」を採用しました。
選択肢は他の型のハピナスと似たり寄ったりだと思われます。
火傷の入らない炎タイプに対する技が欲しい所ですが、ハピナスでは覚えないようです。
4倍を狙う「10万ボルト」や「かえんほうしゃ」、地球投げの当たらない霊への「シャドーボール」等が候補でしょう。
運用
特殊に後出しして出てくる物理を火傷にする・・・といった動きが理想なのですが
既に記述したよう「火傷」になった時点で投げつける型であることは想定されてしまいます。
従って、先発選出することをお勧めします。
先発で相手の特殊を流し出てくるor居座る物理アタッカーを機能停止にする動きをし、
2サイクル目からは受けポケとして活用する流れで使っています。
ハピナスが基本的に受けポケなため、初手選出と予想されて動かれることはないでしょう。
火傷状態になっても気にしないのであれば、普段通りの運用である「特殊受け」も可能です。
仮想敵、ダメージ計算
火炎玉+投げつけるを採用することで、有利になる相手を考えていきたいと思います。
- メガバンギラス(S種族値61→71)
A237ストーンエッジが56.4%〜66.8%、火傷状態で28.5%〜33.7%。
砂ダメージを含めると低乱数で落とされる場合がありますが
基本的に投げつける→タマゴうみが間に合います。
- メガハッサム(S65→75)
A222バレットパンチが31.9%〜38%、火傷状態で16.4%〜19.3%。
羽休めの回復量に地球投げ+火傷が負けてますが火傷を入れられれば
3舞であろうとも耐えるので地球投げ連打で対処できます。
また、ばかぢから持ちには先制火傷が出来れば有利。
- メガギャラドス(S81)
A227滝登りが43.5%〜51.2%、火傷状態で21.9%〜25.9%。
挑発や竜舞から入ってくる場合には優位にたてます。身代わりに注意。
- ガブリアス(S102)
A182地震が43.5%〜51.2%、逆鱗が52.1%〜61.6%。
素で受けれます。剣舞地震を耐えれるという目安。身代わり、ラムに注意。
鉢巻相手なら火傷にして引きましょう。
- 各種ロトム(S86)
拘りトリックに対して投げつけるを選択することでロックされずに動くことができます。
ボルトチェンジで逃げられた場合も後続を火傷に出来るので、理想の対面です。
向こうが火炎玉トリックが出来るようになってしまうことには注意が必要です。
- 特殊ギルガルド(S60↓)
A170せいなるつるぎで48.9%〜58.2%、弱点保険でも受け切れます。
C222+保険ラスターカノンで37.1%〜44%、特殊技も問題なく受け切れます。
ただ、A振り+保険やDダウンの追加効果には対応できないため、安定はしていません。
目安として陽気ガブリアスの地震以下の火力であれば、余裕をもって受けることができます。
Sの競争相手でもあるローブシンやマリルリには火傷が有効なのですが、
それぞれ根性、腹太鼓と突破手段があるために相手は出来ません。
[与ダメージ]
- れいとうビーム
無振りガブリアス 67.7%〜80.8% 確定2
H4化身ボルトロス 42.5%〜50.3% 低乱2
- かえんほうしゃ
H252メガハッサム 63.2%〜74.5% 確定2
H252ギルガルド(刃) 55%〜65.8% 確定2
H252メガフシギバナ 12.8%〜16% (投げ>放射)
- 10万ボルト
H252ギャラドス 55.7%〜65.6% 確定2
無振りファイアロー 48.3%〜57.5% 高乱2
H252マリルリ 31.8%〜37.6% 高乱3
H4メガギャラドス 25.7%〜31.5% 確定4
- シャドーボール
無振りメガゲンガー 38.5%〜45.9% 確定3
H252ギルガルド(刃) 49.1%〜58.6% 高乱2
やけどによる定数ダメージは1/8なので12.5%程になります。
苦手な相手
基本的には普段のハピナスと一緒なので特筆すべき相手以外は省略します。
- メガガルーラ
A177猫騙し+恩返しを耐えられない上に火傷による型バレの危険があり。
PTで対策しましょう。一応、後出しを火傷にすれば有利です。
- 炎タイプ
ファイアローやバシャーモといった物理アタッカーはハピナスに後出しの可能性があり、
火傷が無効なので火炎玉を無駄に消費してしまいますので気を付ける必要があります。
- 宿り木の種
回復量が43と恐ろしいほどに回復されてしまいます。火傷で帳消し出来るとはいっても、
心中穏やかではいられません。すぐ交換しましょう。
終わりに
初投稿にここまでご付き合い下さり、ありがとうございました。
ご指摘ご注意があれば対応したいと思います。
4/11 与ダメ追記