ポリゴンZ - ポケモン育成論ORAS・XY

はじめに

皆さんはじめまして、初めての投稿になります。
今回は私が好きなポリゴンZというポケモンの育成論を投稿したいと思います。
BW2で使っていた型をそのまま流用しているので、XYではかゆい所に手が届かない場合があるかもしれません。

• この育成論では、ステータスを上から順にH,A,B,C,D,Sと表記させていただきます。
• 個体値は理想個体（31-0-31-31-31-31）との仮定の上で進行させていただきます。
• ダメージ計算には、トレーナー天国様のダメージ計算機を使用させていただきました。

ポリゴンZについて

ポリゾンZの種族値を見ると
H85　A80　B70　C135　D75　S90
となっており、低い耐久、強豪揃いのS100より少し遅くなんとも言えないS･･･と、
Cの高さ以外はむしろ平均より劣っていると言っても過言ではないかもしれません。
その他の特徴としては、メガ進化ポケモンを除く全ポケモンの中で破壊光線を最も強く撃てるポケモンだということです。
特性もダウンロードや適応力といった火力の底上げ特性ばかりなのでスカーフや追い風等で先手を取れるように工夫してやれば抜き性能は中々あると思います。

この型でしたいこと

この型では、あえてSを削って耐久に回しすことにより、居座ってきた物理アタッカーの攻撃を耐え、返り討ちにしてやろうという型です。
全体的に痒いことろに手がギリギリ届かないので、ポケモンのHPがある程度削れてくる中盤〜終盤のアタッカーとして活躍してもらいます。

性格・努力値・持ち物・特性

• 性格

ひかえめ
調整1の場合はこれ。少しでも火力の底上げをするためのC上昇性格です。イカサマの火力が下がるのもおいしいですね。

おくびょう
調整2の場合はこちら。これで最速135族抜き抜きまでSが上がります。

• 努力値調整

・調整1
努力値　H0　A0　B164　C252　D0　S92
実数値　H160 A不問 B111 C205 D95 S122
B164･･･これは、A特化拘り鉢巻ファイアローのブレイブバードを確定で耐える調整になっています。この調整でA特化根性ローブシンのマッハパンチ、陽気ウィンディのインファイトを確実に耐えることができます。
C252･･･最高の火力が欲しいのでCはぶっぱです
S92･･･余りをSに振ります。これでスカーフを持つと最速115族と同速になります。(エテボ、チラチ、スターミー等)

※Bの努力値を8だけSに回すことで、ファイアローの鉢巻ブレイブバードを最高乱数以外耐え調整にし、最速115族抜きにすることもできます。(saltさん提案)
　この調整にすると、ファイアローに何もできずに落ちる可能性が出てきますが、その分スターミーやチラチなどの素早さと火力を持ち合わせたポケモン達に確実に先手を取ることができるようになります。その辺りのラインはお好みで振り分けてください。

こちらの型はSを削って火力と耐久を確保することにより、対面性能をあげて終盤以外にも序盤での戦闘員としてある程度使えるようにしています。

・調整2　(vishop　さん提案)
努力値　H0　A0　B164　C124　D0　S220
実数値　H160　A不問　B111　C188　D95　S138
B164･･･調整は上記にて。Bに196振ると陽気ムクホークのインファイトを最高乱数以外耐えます。
C188･･･余りをCに
S138･･･スカーフ持ちで最速S135族抜き調整です。

こちらの型はCを削ってSと耐久に回し、終盤での性能を求めた調整となっております。
火力が下がりますので、他のポケモン達で相手のHPを削って補う必要があります。

• 持ち物

拘りスカーフ
ほぼこれで確定です。
削ったSを補うアイテムです。これを持たせることにより、
調整1では、最速S115族と同速になります。(115族抜きではありません、同速です)
調整2では、最速S135族抜きまでSが上がります。

拘りメガネ
ある程度の耐久があるポケモンに対して、今ひとつ痒いところに手が届かないので、メガネを持たせることによりギリギリ落とせなかった相手を落すことができます。
ただし、Sが122とかなり遅くなり、S4振り100族までしか抜けないので、事前に追い風やネバネバネットでサポートしておく必要があります。

• 特性

ダウンロード
相手の能力次第でAかCのどちらかが上昇する特性。相手依存で安定はしないけれど、Cが上がれば申し分ない火力がだせます。

てきおうりょく
ダウンロードより火力が低くなりますが、相手の能力値に頼ることなく安定して火力を底上げできます。

技構成

• 確定技

破壊光線
威力は申し分ありませんが、撃った後は1回休みになるロマン溢れる技。
ラス1同士での対面になった時によく撃ちます
これがないと突破できない相手もいるのでほぼ確定技です。

かみなり
水、飛行に対して撃ちます。弱点をつくことが前提ですが、XYで威力が下がってしまったので弱点をついても火力が足りないと感じることがあります。
安定性を求めて10万ボルトでもいいかもしれませんが、雷でも火力不足に感じるのであまりオススメはしません。

ふぶき
竜、飛行に対して撃ちます。これも雷同様威力が下がり、火力不足に感じることがありますが、4倍弱点をつくとこを前提とするなら安定性のある冷凍ビームでもいいかもしれません

悪の波動
火力はありませんが、破壊光線による火力ゴリ押しができないゴーストタイプに抜群が取れます。威力、範囲共に同じシャドーボールでも問題はありません。
運次第ですが、怯みによる行動回数の確保か、Dダウンによる間接的な火力補充のどちらかお好きな方を選びください

ダメージ計算

• 与ダメ　※威力は　2倍吹雪、2倍雷＜破壊光線

破壊光線　（）内はC１段上昇時　【】内は適応力

• 調整1

H252メガガルーラ　 67.9%〜80.6%　確2　（101.8%〜120.2%　確1）　【90.5%〜107.5%　乱1】
H252水ロトム 86.6%〜103.1%　乱1　（129.9%〜153.5%　確1）　【115.9%〜137.5%　確1】
H252メガフシギバナ　66.3%〜78.6%　確2　（99.4%〜117.1%　乱1）　【88.7%〜104.8%　乱1】

• 調整2

H252メガガルーラ　60.8%〜72.1%　確2　（91%〜107.5%　乱1）　【81.1%〜96.2%　確2】
H252水ロトム　78.3%〜92.3%　確2　（116.5%〜137.5%　確1）　【104.4%〜123.5%　確1】
H252メガフシギバナ　59.3%〜70.5%　確2　（88.7%〜104.8%　乱1）　【79.1%〜94.1%　確2】

かみなり

• 調整1

H4メガギャラドス　 66.6%〜79.5%　確2　（ 99.4%〜118.1%　乱1）
H252マリルリ　82.1%〜97.5%　確2　（121.7%〜143.9%　確1）
H252スイクン　60.8%〜72.4%　確2　(90.8%〜107.2%　乱1)
H252トゲキッス　65.6%〜78.1%　確2　（98.9%〜116.6%　乱1）
H252ファイアロー 103.7%〜122.1%　確1

〜１０万ボルト〜
H4メガギャラドス　54.9%〜65.4%　確2　(81.8%〜97%　確2)
H252マリルリ　67.6%〜80.1%　確2　(100.4%〜118.8%　確1)
H252スイクン　50.2%〜59.9%　確2　（75.3%〜88.8%　確2）
H252トゲキッス　54.1%〜64.5%確2　（81.2%〜95.8%　確2）
H252ファイアロー　85.4%〜100.5%　最高乱数以外耐え

• 調整2　(雷)

H4メガギャラドス　59.6%〜71.3%　確2　（88.8%〜105.2%　乱1）
H252マリルリ　73.4%〜86.9%　確2　（109.1%〜129.4%　確1）
H252スイクン　54.1%〜64.7%　確2　(82.1%〜96.6%　確2)
H252トゲキッス　58.3%〜69.7%　確2　（88.5%〜104.1%　乱1）
H252ファイアロー　91.8%〜109.1%　乱1
H4ルチャブル　 118.1%〜140.2%　確1

ふぶき

• 調整1

H252　メガガブリアス　137.6%〜163.7%　確1
H252　カイリュー　マルスケ発動時　71.7%〜84.8%　確2　(107%〜126.2%　確1)
H無振り　ラティオス　70.5%〜83.4%　確2　（104.8%〜124%　確1）
H252チョッキ　ヌメルゴン　34.5%〜40.6%　確3　(51.7%〜60.9%　確2)
H252特大パンプジン　93.7%〜110.4%　乱1　(139.5%〜164.5%　確1)
H252オーロット　　87.5%〜103.1%　乱1　（129.1%〜153.1%　確1）

〜冷凍ビーム〜
H252　メガガブリアス　113.4%〜133.9%　確1
H252　カイリュー　マルスケ発動時　58.5%〜69.6%　確2　(87.8%〜104%　乱1)
H無振り　ラティオス　69.2%〜82%　確2　（102.5%〜121.7%　確1）
H252チョッキ　28.4%〜33.5%　乱3　（41.6%〜49.7%　確3）
H252特大パンプジン　76%〜90.6%　確2　（113.5%〜134.3%　確1）
H252オーロット　70.8%〜84.3%　確2　（106.2%〜126%　確1）

• 調整2　(吹雪)

H252　メガガブリアス　124.6%〜146.9%　確1
H252　カイリュー　マルスケ発動時　63.6%〜75.7%　確2　（95.9%〜113.1%　乱1）
H無振り　ラティオス
H252チョッキ　30.4%〜36.5%　乱3　（45.6%〜54.8%　乱2）
H252特大パンプジン　83.3%〜98.9%　確2　（123.9%〜146.8%　確1）
H252オーロット　77%〜91.6%　確2　（116.6%〜137.5%　確1）

あくのはどう

• 調整1

H252盾ギルガルド　44.3%〜52.6%　乱2　（65.8%〜77.8%　確2）
H252剣ギルガルド　106.5%〜125.7%　確1
H252メガゲンガー　64.6%〜76.6%　確2　（95.8%〜113.7%　乱1）
H252シャンデラ　67%〜80.2%　確2　（101.7%〜119.7%　確2）
H252デスカーン　60.6%〜71.5%　確2　(89.6%〜106.6%　乱1)

• 調整2

H252盾ギルガルド　26.3%〜32.3%　確4　（39.5%〜46.7%　確3）
H252剣ギルガルド　94.6%〜112.5%　乱1　（141.3%〜166.4%　確1）
H252メガゲンガー　58.6%〜69.4%　確2　（86.2%〜101.7%　乱1）
H252シャンデラ　61%〜71.8%　確2　（89.8%〜106.5%　乱1）
H252デスカーン　54.5%〜64.2%　確2　（81.2%〜95.7%　確2）

• 被ダメ

A特化鉄拳命珠ローブシン　マッハパンチ　84.3%〜102.5%　乱1　最高乱数以外耐え
A特化鉢巻ファイアロー　ブレイブバード　84.3%〜99.3%　確2
陽気A252ウィンディ　インファイト　83.7%〜98.7%　確2

A特化メガバンギラス　ストーンエッジ　75%〜88.7%　砂ダメ込み　確2
A特化オノノクス　逆鱗　83.1%〜98.1%　確2
A特化シュバルゴ　メガホーン　78.7%〜92.5%　確2
A特化ドサイドン　アームハンマー　90%〜106.2%　乱1
A特化剣ギルガルド　聖なる剣　85%〜101.2%　乱1
A特化メガガブリアス　逆鱗　93.7%〜110.6%　乱1
A特化メガガルーラ　恩返し　95.5%〜112.5%　乱1
A特化A１段上昇メガギャラドス　滝登り　86.2%〜101.8%　乱1
陽気A252ムクホーク　インファイト　87.5%〜103.7%　乱1

無補正A種族値110までの不一致インファであれば１発受けきることができ、
等倍の物理技はA特化A種族値150の一致120技が最高乱数で落ちる程度の耐久があります
A特化ゼクロム　逆鱗　84.3%〜100%　乱1

タイプ一致の格闘は受かりませんので、マッハパンチを読む場合以外は素直に引きましょう。
A種族値75の一致格闘技で簡単に落ちてしまいます。
A無補正A252　ズルッグ(A75)　飛び膝蹴り　105%〜125%　確1

C特化メガサーナイト　ハイパーボイス　84.3%〜100%　乱1　最高乱数以外耐え
C特化メガライボルト　雷　68.1%〜81.2%　確2
C特化メガフシギバナ　ギガドレイン　43.7%〜52.5%　乱2
C特化眼鏡水ロトム　ハイドロポンプ　86.2%〜101.8%　乱1

臆病C252命珠　ラティオス　流星群　93.1%〜110.6%　乱1
臆病C252メガゲンガー　気合玉　108.7%〜128.7%　確1
臆病C252ゲンガー　気合玉　88.7%〜105%　乱1

特殊方面の耐久はあまり無いので特殊アタッカーに対しても素直に引くことをオススメします。

型説明

• 簡単な運用法

主に死に出しか先発として繰り出していき、スカーフ持ちではない相手に先手を取り、攻撃を耐えることにより攻撃回数を稼ぎ不足しがちな火力を補います。
S115族以上の素早さを持つ物理アタッカーの攻撃は鉢巻ではない限りほぼ耐えることができますので、攻撃を耐えて高火力技で返り討ちにできます。(ルチャブルを除く)

・事前に重力などで場を整えておくと格闘タイプの飛び膝蹴りを封じると同時に吹雪、雷、破壊光線の命中が安定します。ただ、中盤以降でこいつに重力ができるだけの余裕があればいいのですが･･･

• 相性の悪い相手
• 調整1

調整1との相性の悪い相手は、まずルチャブルが辛いです。意地っ張りなら先手を取ることができますが、最速の場合は何もできずに狩られてしまいます。

• 調整2

調整2は調整1より火力が大分落ちるので、メガガルーラ等の耐久があるポケモンに後攻から殴られて落とされてしまうので、やはりある程度相手のHPを削っておく必要があります。

• 共通

一概にスカーフ持ち全般も辛いと言っていいと思います。スカーフ持ちが出てきた場合、確実に先手を取られると言ってもいいでしょう。不一致抜群のほとんどは乱数耐えなので相手に攻撃ができるかできないかは完全に運になってしまいます。

おわりに

今回はポリゴンZを紹介させていただきました。
この育成論を見てポリゴンZに可能性を感じてもらえたなら嬉しいです。
また、初の育成論のため色々とアドバイス・ご指摘等いただければ幸いです。