スターミー - ポケモン育成論ORAS・XY

【特性を侵略】物理受け兼妨害スターミー

2015/07/31 01:34 / 更新:2015/09/08 22:28

投稿者 : 直進熊 (@chokushinkuma)

スターミー

ＨＰ: 60

攻撃: 75

防御: 85

特攻: 100

特防: 85

素早: 115

ブックマーク 4.48 4.48 4.48 4.48 4.48 4.48 4.48 4.48 4.48 4.48 閲覧:13424登録:6件評価:4.48(9人)

スターミー エスパー【ポケモン図鑑】

性格: おくびょう(素早攻撃)

特性: はっこう

努力値配分(努力値とは？): HP:116 / 防御:236 / 素早:156
実数値:150-72-135-120-105-170
覚えさせる技: ねっとう / リフレクター / スキルスワップ / じこさいせい
持ち物: たべのこし

このポケモンの役割: 物理 / 受け

ルール: シングルバトル / 見せ合い63

登録タグ

考察

初めてまして。初投稿の直進熊と申す者です。
今回はスターミーについての育成論を書かせていただきました。

はじめに

ステータスはHABCDS表記となります。
初投稿ですので至らない点もあると思いますので、コメントで指摘してくださるとありがたいです。

スターミーとは

第一世代で登場したポケモン。高めのcとsから、アタッカーとして活躍。近年では多彩な補助技から小さくなるなどの害悪戦法も登場、根強い人気を誇るポケモン。一方で最近の火力インフレについていけず、あまり特性も恵まれているとは言えず、よくも悪くも中堅止まりな印象。

今回はそのスターミーの高いsを活かした物理受け兼妨害型を考察していきます。

役割

役割対象

高めのsから厄介な特性を持つ物理アタッカーにスキルスワップを仕掛けて受けやすくし、同時に相手の役割を破壊します。よって役割対象はメガガルーラやメガクチートなどの特性が強力なポケモンとなります。

特性

・はっこう
対戦での使い道のない、押し付けるのに最適な特性。この型に最も適していると言えるので今回採用。
・しぜんかいふく
交代すると状態異常が回復。熱湯を採用するため、見送りましたが、麻痺をまかれたりする可能性もあるため、こちらでも問題はありません。
・アナライズ
後攻で攻撃すると技の威力が上がる特性。相手に押し付ける以上、Sが高いこちらが致命傷を負いかけないので、不採用。

差別化

ヤドラン／メガヤドラン

同じタイプを持つポケモン。種族値的にこちらの方が物理受けには適していますが、メガガルーラのグロウパンチによる攻撃二段階上昇を妨害でき、先手で自己再生が撃てるといったメリットがあるので差別化できているといえます。

フーディン

高いSからスキルスワップが撃てますが、耐久力がありませんので、差別化できているといえます。

メガフーディン

S無振りでガブリアス+1となり、耐久に特化するとスターミーより多少耐久がありますが、特性がトレースとなるのでスキルスワップによる役割破壊は出来なくなります。相手の特性を利用して攻めるならこちらをおすすめします。

ムウマージ

今回主な役割対象としたメガガルーラなどの100族よりも速く鬼火なども撃てますが、回復技がなく耐久的にこちらの方が適しているといえます。

能力

努力値振り

H112 B252 S140
Sは最速100族+1調整。残りをHとBに振りました。メガガルーラ、メガバシャを重く見るならこちら。

H112 B238 S156
ガブリアス抜き調整。
耐久に不安は残りますが、あまり役割の持てないガブリアスにあたってしまった時などに壁張りなどの最低限の仕事を出来るようになります。
また霊獣ボルトなども相手にできるため、汎用性のあるこちらを確定とします。ダメージ計算はこちらの物となります。

性格

ずぶといにしたいところですが、S補正がないとHに全く振れなくなってしまうのでおくびょうとなります。(補正最速100族=補正なしS全振りスターミー)

持ち物

・たべのこし
自己再生で回復しながら戦うため、こちらの方が使いやすいです。
・オボンのみ
たべのこしと選択で。もともとあまりHPが高くないので回復量は少なめです。
・ゴツゴツメット
メガガルーラピンポイントで。しかし特性を入れ替えてしまう以上、猫だましぐらいにしか意味がありません。

確定技

・スキルスワップ
今回の型のメインです。これがなければこの型にする理由がありません。
・自己再生
耐久が高くないので必須です。
・リフレクター
B全振りといってもやはり耐久に不安が残りますのであると非常に便利です。後続にも繋げるためほぼ必須といったところです。

候補技

・熱湯
一致技でやけどにできる可能性があるのでぴったりな技です。おやこあいをうまく入手できれば~~六割火傷~~五割火傷という破格性能を入手できます。
・冷凍ビーム
熱湯と選択で。ガブリアスなどを意識するならこちらですが、後述で述べるように特性に関係なく強いポケモンは役割対象外となるので、あまりおすすめはしません。
・まもる
たべのこしの定数回復稼ぎに。しかし技スペースが足りていません。

→他に候補技がある場合はコメントでお願いします。

不採用技

・ちいさくなる
これをいれると別の型になってしまうので今回は不採用。
・あやしいひかり
同理由。
・コスモパワー
同理由。積む暇があまりありません。

戦法

物理受けといいながら、どちらかというと妨害が主なので後出しは耐久的にもあまりおすすめしません。また、かなり癖のある使用感で、択を迫られることも多いです。
このポケモンは特性による火力増加ポケモンには強いのですが、単純に種族値が高いポケモンにはスキルスワップ妨害または壁張り程度の仕事しかできません。Dに振っていないためゲンガーなどの特殊高速高火力ポケモンにはなにもできないこともあります。ですので、選出にはかなりの読みが必要ですが、はまった時はとても強く負担もかけていけます。

運用法

後出しができないため死に出しor先発が安定となります。不利な相手が出てきた場合、妨害して起点を作るもしくは壁を張って退場、相性のいい味方に交代といった感じとなります。
蜻蛉返りやボルチェンからの繰り出しは積まれる危険性があり、あまり積まれてしまうと受けられなくなるのでおすすめはしません。
相性のいい味方としては特防高めなヒードランやバンギラス、フリージオなどかとおもいます。

→相性のいい味方候補があればコメントでお願いします。

ダメージ計算

ダメージ計算はトレーナー天国様の物を使用しております。

被ダメ

A全振り補正メガガル

猫だまし(おやこあい込み)

ダメージ: 49～58
割合: 32.8%～38.9%

捨て身タックル

おやこあい有り,壁無し
ダメージ: 145～172
割合: 96.6%～114.6%
回数: 乱数1発 (87.5%)

おやこあい無し,壁無し
ダメージ: 97～115
割合: 64.6%～76.6%
回数: 確定2発

おやこあい有り,壁有り
ダメージ: 72～86
割合: 48%～57.3%
回数: 乱数2発 (93%)

おやこあい無し,壁有り
ダメージ: 48～57
割合: 32%～38%
回数: 乱数3発 (96%)

不意うち

おやこあい有り,壁無し
ダメージ: 130～154
割合: 86.6%～102.6%
回数: 乱数1発 (18.8%)

おやこあい無し,壁無し
ダメージ: 88～104
割合: 58.6%～69.3%
回数: 確定2発

おやこあい有り,壁有り
ダメージ: 65～77
割合: 43.3%～51.3%
回数: 乱数2発 (6.6%)

おやこあい無し,壁有り
ダメージ: 44～52
割合: 29.3%～34.6%
回数: 乱数3発 (5.4%)

雷パンチ

おやこあい有り,壁無し
ダメージ: 122～144
割合: 81.3%～96%
回数: 確定2発

おやこあい無し,壁有り
ダメージ: 41～49
割合: 27.3%～32.6%
回数: 確定4発

A全振り補正メガクチート

不意討ち

力持ち有り
ダメージ: 154～182
割合: 102.6%～121.3%
回数: 確定1発

力持ち無し
ダメージ: 78～92
割合: 52%～61.3%
回数: 確定2発

叩き落とす(持ち物有り)
力持ち有り
ダメージ: 186～220
割合: 124%～146.6%
回数: 確定1発

力持ち無し
ダメージ: 94～112
割合: 62.6%～74.6%
回数: 確定2発

叩き落とす(持ち物無し)
力持ち有り
ダメージ: 124～148
割合: 82.6%～98.6%
回数: 確定2発

力持ち無し
ダメージ: 64～76
割合: 42.6%～50.6%
回数: 乱数2発 (2%)

A全振り補正鉢巻ファイアロー

蜻蛉返り
ダメージ: 86～102
割合: 57.3%～68%
回数: 確定2発

ブレイブバード
ダメージ: 109～129
割合: 72.6%～86%
回数: 確定2発

A全振り補正鉢巻ガブリアス

逆鱗
壁無し
ダメージ: 151～178
割合: 100.6%～118.6%
回数: 確定1発

壁有り
ダメージ: 75～89
割合: 50%～59.3%
回数: 確定2発

与ダメージ

H全振りD無振り補正無しメガガルーラ
熱湯
ダメージ: 46～55
割合: 23.5%～28.2%
回数: 乱数4発

H236D252慎重ファイアロー
熱湯
ダメージ: 84～98
割合: 45.9%～53.5%
回数: 乱数2発 (30.9%)

HD無振りメガバシャーモ
熱湯
ダメージ: 110～132
割合: 70.9%～85.1%
回数: 確定2発

おまけ

奪うと便利な特性

・おやこあい
メガガルーラから入手。言わずと知れたぶっ壊れ特性で熱湯の追加効果の発生確率と威力が上昇。相手の火力も減らせるため、有利に立ち回れる。

・加速
バシャ、メガバシャ、ペンドラーなどから入手。相手の無双性能を大きく減らせ、バトン戦法の妨害もできます。

・ポイズンヒール
グライオンなどから。相手の無限回復戦法を無効化できます。スキルスワップは身代わり貫通のため、安心して撃てます。

・威嚇
霊獣ランド、ムクホークなどから。スキルスワップで交換した瞬間に発動してくれるため相手のAを１段階下げれます。物理受けとしてありがたいです。

・蓄電
霊獣ボルト、ランターンなどから。電気技を無効化できます。蓄電は電気タイプが持っていることが多いため、相手を撹乱できます。避雷針、電気エンジンでも可能。

・スキン系
メガサナ、メガボーマンダ、ニンフィアなどから。タイプをノーマルに戻せるので火力を激減できます。後続のゴーストタイプなどが投げやすくなります。

最後に

個人的に好きなポケモンなので採用理由は愛というのが大きいです。しかし、メガガルーラからおやこあいを奪い、~~六割火傷~~五割火傷の熱湯が撃てるようになったり、加速を奪って相手の積みを妨害するなど、使っていて楽しいポケモンでもあります。あとはポイズンヒールの耐久型などとも戦えますが、他力本願であることが多いです。六世代になって強力な特性が増えたので、スキルスワップというマイナーな技に注目してみるとまた違った見方でいろいろなポケモンを見れるのではないでしょうか。
初投稿ですのでお見苦しい点や説明不足な部分も多いと思いますが、少しでも参考になればと思います。

投稿日時 : 2015/07/31 01:34

最終更新日時 : 2015/09/08 22:28

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コメント (17件)

15/07/31 02:01

1あ

Sは最速100族+1調整。残りをHとBに振りました。

熱湯で火傷になるかもしれないのに陽気ガブリアスより1遅くしますか？

15/07/31 02:24

2直進熊 (@chokushinkuma)

<1コメントありがとうございます。

ガブリアスは特性を入れ替えても火力が落ちるわけでもないので個人的には役割対象外と感じています。スターミーは耐久が低いので少しでもと思い陽気ガブは今回は考慮しませんでした。単なる壁張りであるのならばBをSにまわすのもアリだと思います。

15/07/31 03:00

3ぬっ

スキルスワップに力を入れすぎているのでは？と感じました。
ガルーラのダメ計を見ても猫だましをされた時の最適解はリフレクター。一番火力低下につながる力持ちも2倍故リフレクターからでもOK。更にSを後2上げればリフレクターで鉢巻ではないガブの逆鱗を受けきれるようにも見えます。
スターミーを物理受けで使うとしたら回復技が天候に左右されず、回復技のPPが多いゴツメジャローダのような使い方の方がいいと感じたのですがいかがでしょうか？

15/07/31 03:24

4直進熊 (@chokushinkuma)

コメントありがとうございます。

スキルスワップに力入れすぎている感は否めません。しかし、PGLのランキングを見てもらうと、ほとんどの物理受けはガルーラのいいカモだとわかります。その理由を個人的に考察した結果、やはりおやこあいグロウパンチが原因ではないかと。リフレクターが最善策なのはおっしゃる通りなのですが、リフレクターをしたターンにグロウパンチをされては本末転倒な気がします。そこでスキルスワップという選択もできるようにしたのが今回の型となります。かなりの読みが必要というのは十分承知の上です。

15/07/31 03:30

5直進熊 (@chokushinkuma)

また、ジャローダのように使うという案はとても参考になりましたありがとうございます。
リフレクターを主に、スキルスワップを狙っていくような立ち回りで実際に安定しますのでそこのところを表現しきれてませんでした。
ご指摘ありがとうございます。

15/07/31 04:11

6ｇ

細かい事ですが不採用技の所に、
小さくなると怪しい光を載せるのならコスモパワーも入れておいた方がいいのではないでしょうか。

15/07/31 12:49

7蚊

後続のことも考えてsをガブ抜きにしてガブに上からリフレク張れるほうがいい気がしたのですが。

15/07/31 12:49

8直進熊 (@chokushinkuma)

<6
コメントありがとうございます。修正させていただきました。

15/07/31 12:56

9直進熊 (@chokushinkuma)

<7
コメントありがとうございます。

ガブリアスに対しては役割対象外と感じているのですが、後続を気にするなら確かにsにまわした方が良いと思います。ただやはり耐久的に厳しいのと、壁張るだけならもっと適役がいると思います。
ですが、ガブリアスの人気を考え、選択肢としてガブリアス抜き調整振りも加えておきます。

15/07/31 13:25

10ルクス (@Oniglali_Hiver)

スターミーの高いSから死に特性を押し付ける発想は面白いと思いました。
昔スターミーを使ってた者としては、またスターミーを使いたいと思える良い育成論です。

＞最後に
＞（略）六割火傷の熱湯が撃てるようになったり、
熱湯の火傷率は30%なので火傷しない確率が0.7^2で49％、実質的に五割火傷です。
気になったので一応。

15/07/31 13:37

11直進熊 (@chokushinkuma)

<10

コメントありがとうございます。
単純に30%×2で60%と思ってました。恥ずかしい,,,
修正させていただきます。

15/07/31 16:52

12アイダホ

＞0
S調整についてですが、ガブを抜くついでに霊獣ボルトを抜け、スキルスワップで蓄電奪って～みたいな立ち回りも可能になるのでガブ抜き調整安定じゃないですか？
敢えて確定欄をの努力値振りを100族抜きに抑えてB実数値を2伸ばす具体的な利点があるのなら教えてください。

あと、役割対象にメガガルやメガクチが挙がっていますが、後出し出来る耐久ではない以上、これら役割対象とどのように対面するのか（死出しなのか、選出誘導による初手対面なのか、味方のとんぼルチェンで対面操作するのか等）についての考察をもっとしていただきたいです。

15/07/31 17:32

13直進熊 (@chokushinkuma)

<12
コメントありがとうございます。

霊獣ボルトですか。完全に役割対象外と思っていたのですが、確かに刺さる相手が多くなる以上、ガブリアス抜き調整の方が良いかもしれません。確定欄の修正をさせていただきます。

もともと先発メガガルーラによる無双を抑えるために作った型なので少し意識をメガガルーラに向けすぎました。
個人的にこのスターミーは先発から無双しにきたメガガルーラ、メガバシャ対策として作ったので先発が安定します。不利な相手の場合交代といった運用方をしています。

今出先なので修正は遅れると思います。
ご指摘ありがとうございました。

15/08/02 11:59

14直進熊 (@chokushinkuma)

修正が完了しました。

15/08/17 17:37

15@home (@home_0522)

こんにちは。
メガフーデインとは耐久値でスターミーと差別化をされていますが、親子愛などの特性を意識するならメガフーデインでトレースして後続へ負担をかけていく形の方がスターミーでスキルスワップをして余計に被ダメをもらうよりもいいと思うのですがどうお考えですか？

15/08/17 21:18

16そもそも

このスターミーと図太いHBのメガフーディンで比較したらステータス負けていますので、差別化理由が耐久力というのはおかしいですね
素のフーディンなら数値不足、メガフーディンはトレースなのでスキルスワップを使うのに向いていない、とそれぞれ理由が異なるのでこの二つを一緒くたに書いているのが紛らわしいです

あとポイズンヒールのとこグライガーって書いてますけどグライガーはポイズンヒールじゃないですよ

15/08/19 12:59

17直進熊 (@chokushinkuma)

<15

コメントありがとうございます。
トレースで相手に負担をかけるのであればメガフーディンでよいと思います。
ただ、相手の役割を破壊という面ではフーディンには出来ないことではないでしょうか。
相手の特性を利用するという面は同じですが単純に役割が違う気がします。

<16

コメントありがとうございます。
紛らわしい表現でした。ご指摘ありがとうございます。