はじめに
指定がない限りお互いに6Vであるとします。
HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早はH/A/B/C/D/Sという略称を用います。
低評価をつける場合は理由を明記しましょう。
ダメージ計算の追加を希望する場合は、理由と相手の配分を添えてください。
概要
霊、電、特性浮遊が相まって半減5無効化3の優秀な耐性を持つ
ただし、他のロトムと比べると素早さが5上なだけで耐久面にかなり差が出るのがネック、その種族値の低さから受けが中途半端になりがちで、半回復で受けができるサンダー等の種族値差からの使用が敬遠されてきました。
しかし、XY以降から仕様変更により大幅に強化され種族値の差を凌駕する程の恩恵が得られています。具体的には以下の通り
1.メガガルーラの台頭で浮遊ゴーストの需要が増えた
2.霊技が鋼に等倍になったので技の通りが良くなった。
3.ファイアロー、マンダの影響で飛耐性の需要が増えた
4.フェアリー追加の影響で鋼、毒耐性の需要が増えた。
5.麻痺が無効化されるようになった
6.特殊技全体が弱体化された中でたたりめは強化されている
7.鬼火の命中率アップ
以上の点で他の特殊より優遇されているのがわかるかと思います。
これらを元に秘められたポテンシャルを探っていきましょう。
差別化要素
ロトムと同じ動きができる比較対象が多数存在しますのでとりあえず運用上近い形になる、ヒトム、ムウマ、クレセリア、サンダーの4体との差別化を考慮していきます。
1.メガカルへの繰り出し
ノーマル、地震、格闘無効化で繰り出すロトムのメインの役割対象
サンダーではゴツメで良くても相打ち、ムウマ、ヒトムは準速抜きが確保できません
2.メイン火力
対クレセでは状態異常時のたたりめで半回復以上のダメージが与えらます。クレセ、ヒトム、サンダーは毒毒が無ければ半回復を崩せません。
ムウマは電気技の火力が無いのでファイアローの対面が厳しい
3.鬼火
サンダー、クレセとの差別化要素
バンギ等が出てくる場面に効果的
4.電気耐性
ムウマ、サンダーに無い長所でムウマとは麻痺無効化も差別化要素
マリルリとも高相性
ただし耐性の無い筈のクレセの方が耐久力が高い程度なので過信は禁物
5.飛行耐性
マンダや、ファイアローの拘りブレバの1撃を止めれるのはムウマとの差別化要素となります。
6.虫耐性
クレセではヘラクロスやハッサムに繰り出ない
格闘耐性が無く、岩弱点のヒトムはヘラクロスには出しにくい
7.育て易さ
当たり前ですが準伝説のクレセサンダーと比べると育成し易い。個人的に重要な部分です。
ご覧の通り耐性と火力差で有利か不利かの明確な差が出ます。耐性を持てる相手には強く、他の受けよりも若干ながら火力が高いのが特徴でしょう。
技
たたりめ
痛み分け
鬼火
放電
鬼火→痛み分け→たたりめ
この流れはタイマン性能は高く、ずぶといオボンミトム程度なら競り勝てます。
痛み分けで毒持ち以外のポリゴン2がPP合戦となりますが、痛み分けのPPは20、再生が10なのでこちらも最終的に競り勝てます。電磁波持ちのポリ2、クレセリアはこれらで削っていきましょう。
タイプ一致の電気技が無ければムウマとさほど変わらなくなるのでこれも確定。捨てれる技は無いので全て確定とします。
持ち物
ひかりのこな
耐久性を上げる道具の中でオボンだと痛み分けとの相性がよろしくないので却下。耐性外の相手をすると食べ残しも無駄になりやすいので却下。
という事で消去方で粉になります。
負け試合の展開をひっくり返せる可能性を秘めたアイテムですが、あくまで1割でしかないので期待し過ぎの無いように。余談ですがロトムは必中技であるツバメ返し、雷、暴風、波動弾の耐性があるので粉に1番適したポケモンかもしれません。
配分
H252 B4 C4 D12 S236
臆病
ほぼHSブッパ
B調整でも構いませんが物理は無効化で出せる上に役割対象に特殊耐久も必要な場面もあるのでオススメはしません。
Sはガブ準速抜き、BD振りはダウンロード対策、素早さの確保は他のロトムとの差別化要素にもなる最重要な部分で、先手で火傷を撒けば耐久性も確保できます、ガルーラやリザードンといった100族も現時点で準速個体の方が多いので割と抜けます。
ガブも個体数は少ないですが、スカーフ以外の準速もいるので微差であれば調整しておくのが無難でしょう。
H252 D4 S252 おくびょう
最速でメガ前ガルーラ抜きとなります。
肝っ玉ガルーラ陽気恩返しが2発となるので意識しておいて損はありません。が陽気ガルーラの場合メガ化して岩雪崩等の威力75の技を撃ってくる方が強いのであまりメガ前で攻撃される警戒はしなくていいかとは思います。
ダメ計
たたりめ、ほうでんはロトム攻撃側
たたりめは状態異常時の計算
壁、火傷、アイテムは非考慮
- 対メガガルーラ
おやこあい込み ほのおのパンチ A特化
84〜100 (53.5%〜63.6%) 確:2発
与ダメ
ほうでん H4
43〜52 (23.8%〜28.8%) 乱:4発
- 対ガブリアス
げきりん 準A
127〜150 (80.8%〜95.5%) 確:2発
与ダメ
たたりめ H4
82〜97 (44.5%〜52.7%) 乱:2発
- 対ファイアロー
ファイアロー ブレイブバード A特化
51〜60 (32.4%〜38.2%)乱:3発
ほうでん H4
116〜140 (75.3%〜90.9%)確:2発
- 対メガボーマンダ
ハイパーボイス C特化
63〜75 (40.1%〜47.7%) 確:3発
流星群 C特化
141〜166 (89.8%〜105.7)乱:1発
捨て身タックル A特化
97〜114 (61.7%〜72.6%) 確:2発
竜舞1積みで
144〜171 (91.7%〜108.9%)乱:1発(50%)
与ダメ
ほうでん H4
49〜58 (28.6%〜33.9%)乱:3発
たたりめ H4
78〜93 (45.6%〜54.3%) 乱:2発
- 対クレセリア
サイコキネシス C4
55〜66 (35%〜42%) 確:3発
与ダメ
たたりめ H252 D4
114〜134 (50.2%〜59%) 確:2発
- 対メガヘラクロス
タネマシンガン A特化
110〜135 (70%〜85.9%)確:2発
与ダメ
ほうでん H252
42〜51 (22.4%〜27.2%),乱:4発
たたりめ H252
69〜82 (36.8%〜43.8%)確:3発
- 対サンダー
10万ボルト C4
38〜45 (24.2%〜28.6%) 乱:4発
ねっぷう C4
53〜63 (33.7%〜40.1%) 確:3発
与ダメ
ほうでん H252 D4
48〜57 (24.3%〜28.9%)乱:4発
たたりめ H252 D4
76〜91 (38.5%〜46.1%) 確:3発
- 対ミトム
ハイドロポンプ C4
79〜94 (50.3%〜59.8%)確:2発
与ダメ
ほうでん H252 D4
42〜49 (26.7%〜31.2%)確:4発
たたりめ H252 D4
67〜79 (42.6%〜50.3%) 乱:2発
運用
パーティ相性ではガルーラ、マリルリ辺りが候補
ガルーラは霊、格闘 マリルリは悪、電、毒を互いに相性補完がされます。
これらに止めにくるクレセやポリ2も電磁波読みで出しやすいのも特徴
その他繰り出し先はメガガルーラ、純格闘、地震読みといった無効化属性。耐性は多い反面、半減で何回も出せる程の耐久ではないので半減相手は基本的にはタイマンメインで考えておきましょう。
以上です。
ロトムは以外と対面に強く使っていて楽しいポケモンなのでぜひとも試してみてくださいみてください。