注意事項
この記事を書いたのはリストラポケモンが解禁させる前であり、現在とは環境が異なります。また投稿主はしばらくポケモンをプレイしていないため、投稿内容のの更新はできていません。その点を認識した上でお読みください。
採用理由
今作の現環境におけるドリュウズの役割について
今作は従来のような強力な特殊妖ポケモン(カプ・コケコカプ・テテフメガサーナイト等)が激減した。また現環境のパーティーにはどれだけミミッキュをメタれるかが求められる。そういった環境において型破りドリュウズに求められる役割は「ミミッキュの処理 + その取り巻きへのある程度の圧力」である。断じて特殊妖への後出しからの処理ではない。ちなみに最も対策したい特殊妖筆頭のトゲキッスはダイジェット + ダイバーン で受け不可である。特殊妖ポケモンがダイマックスを切らない条件であれば現状の調整で大抵なんとかなる。
性格
準速ミミッキュを抜くため陽気。
意地っ張りでも抜けるラインで調整する場合は意地っ張りにした方が効率的。
特性
ミミッキュを一撃で葬るため型破り。
持ち物
ウォッシュロトムのハイドロポンプを耐えられる突撃チョッキ。
努力値
191(44) - 179(188) - 81(4)- * - 90(36) - 151(236)
- S
最速ウッウ抜き、準速ミミッキュ+3、準速モルペコ+2。
岩石込みで最速スカーフウォッシュロトム抜き。
- A
H振りウォッシュロトムを地震で確定1発。
H191-B128までのトゲキッスに岩石封じ + アイアンヘッドで確定。
これ以上振って確定数が変わるポケモンが少ない。
- HD
H16n-1調整 D2n調整。
C特化ウォッシュロトムのハイドロポンプ耐え。
- B
端数。
技構成
じしん
威力命中共に優秀。
入れない理由はない。
アイアンヘッド
ミミッキュを倒すために必要。
怯みで無理やり勝ちに繋げる選択肢も取れる。
がんせきふうじ
基本的に交換読みで打つ技。
ギャラドストゲキッス対面でSを上げさせないことができる。
つのドリル
弱保持ちトゲキッスと対面した場合、ダイアタック → ダイスチルで殴り勝つことができる。アーマーガアにも打つことができるがバンドリ意識のボディプレスを採用した個体がいるので引いた方が賢明。
- 選択肢
じだんだ
どうしても交代際に地割れが撃ちたい人は外した後ならこちらの方が火力が出る。
当然それ以外だと火力が落ちるので地震の方が安定する。
いわなだれ
岩雪崩でないと倒せない敵が思いつかない。
じわれ
サニーゴ(ガラル)に対してのみ使う。
以下ダメージ計算
特殊アタッカーに対しては強気に立ち回れるが物理方面は貧弱。
ジュラルドンはこちらに有効打がなく有利に見えるが、調整次第で地震を耐えられメタルバーストが飛んでくるので慎重に立ち回る。
陽気ミミッキュのA↑↑シャドークローが68.7%で倒されるので、後出しで剣の舞を積まれた場合はダイマックス推奨。
陽気珠ダイホロウ2連は受かりません。PT編成でゴースト技を最大限牽制すること。
今の環境は弱点保険の個体が蔓延しているので、確実に倒せない敵の弱点を不用意に突かないこと(バンギラスやギルガルド(シールド)やトゲキッス)。
各能力値は全て実数値です。
- 与ダメ
- A179地震
H157-B129ウォッシュロトム: 100.6% ~ 119.7%
H167-B160ギルガルド(シールド): 76.6 ~ 91%
H165-B100ウインディ: 124.8 ~ 149% (威嚇込み 83.6 ~ 99.3%)
H181-B151ナットレイ: 37 ~ 44.7%
H181-B200ナットレイ: 28.1 ~ 33.7%
H157-B224ドヒドイデ: 58.5 ~ 70%
H175-B135ジュラルドン: 86.8 ~ 102.8%
H177-B156ジュラルドン: 75.7 ~ 91.5%
- A179ダイアース
H167-B160ギルガルド(シールド): 98.2 ~ 116.1%
H165-B100ウインディ: 160 ~ 189% (威嚇込み 106.6 ~ 127.2%)
H197-B111ウインディ: 119.7 ~ 143.1% (威嚇込み 80.2 ~ 95.4%)
H207-B130バンギラス: 98.5 ~ 115.9%
- A179アイアンヘッド
H131-B100ミミッキュ: 125.1 ~ 148%
H161-B115トゲキッス: 86.9 ~ 104.3%
H191-B128トゲキッス: 67 ~ 79.5%
H201-B96ニンフィア: 83.5 ~ 99.5%
- A179ダイスチル
H131-B100ミミッキュ: 201.5 ~ 238.1%
- A179岩石封じ
H171-B99ギャラドス: 47.9 ~ 57.3% (威嚇込み 32.7 ~ 38.5%)
H191-B128トゲキッス: 33.5 ~ 39.7% (+アイへで確定)
H145-B81ウッウ: 70.3 ~ 82.7%
- 被ダメ
ステルスロック: 3.125%
- HD
C172ウォッシュロトムハイドロポンプ: 82.7 ~ 98.4%
C172ウォッシュロトムダイストリーム: 106.8 ~ 125.6%
C157ウォッシュロトムダイストリーム: 97.3 ~ 114.1%
C137ウッウ波乗り: 54.4 ~ 65.9% (+うのミサイル耐え)
C189トゲキッス大文字: 60.7 ~ 72.2%
C189トゲキッスダイバーン: 77.4 ~ 92.1%
C178ニンフィアハイパーボイス: 20.9 ~ 25.1%
C178ニンフィアマジカルフレイム: 39.7 ~ 47.1%
C178ニンフィアC↑マジカルフレイム: 58.6 ~ 70.1%
C178ニンフィアダイバーン: 68 ~ 80.6%
C206ブリムオンマジカルシャイン: 17.8 ~ 21.4%
C206ブリムオンマジカルフレイム: 46 ~ 54.4%
C206ブリムオンダイバーン: 78.5 ~ 93.1%
- HB
A142珠ミミッキュシャドークロー: 47.1 ~ 56%
A142珠ミミッキュA↑↑シャドークロー: 93.7 ~ 110.9%
A142珠ミミッキュダイホロウ: 80.1 ~ 95.8% (2連で確定)
A142珠ミミッキュA↑↑ダイホロウ: 161.2 ~ 190.5%
A156珠ミミッキュシャドークロー: 51.8 ~ 61.7%
A156珠ミミッキュ影討ち: 29.3 ~ 35.6%
A177ギャラドス滝登り: 103.6 ~ 122.5%
A160ギルガルド(シールド)インファイト: 94.2 ~ 110.9%
A204バンギラス地震: 99.4 ~ 117.2%
A204バンギラス炎のパンチ: 75.3 ~ 89% (こだわりハチマキで確1)
組むと良さそうなポケモン
- バンギラスバンギラス
砂パを偽装できるため相手の選出を大幅に制限できる。
ダイマックス技の晴れや雨天候を繰り出すだけでかき換えられるもGood。
- サニーゴ(ガラル)サニーゴ
苦手な物理アタッカーを受けてくれる。
唯一苦手なミミッキュをドリュウズで処理できるのも好相性。
- ギャラドスギャラドス
タイプ的にドリュウズと相性が良い。
ドリュウズに飛んでくる炎闘を半減、また地面は無効であり、加えてそれらを撃ってくる物理に対して威嚇を入れことができる。
積んだギャラドスのストッパー要員としてミミッキュを選出されることがあるため、互いにフォローしあえる
- ミミッキュミミッキュ
蛇足
多く寄せられるコメントに回答します。
この論に納得して疑問を抱かなかった方はスルーして構いません。
タスキの劣化では?
今回チョッキを採用していますが、主な理由はタスキ枠にドリュウズを据えたくなかったことです。ですのでタスキを否定する気はありませんし、タスキが余っているのであればそれを持たせるのは全然ありだと思います。ただし、タスキを持ち物候補に入れたりはしません。なぜならこのドリュウズはチョッキ用に努力値調整をしているからです。タスキの方がいいよ!と思う方は別で育成論を書かれれば良いかと思います。
チョッキだとドリュウズミラーで勝てないのでは?
タスキを持たせてもスカーフを持たせても型破りで使用する場合、砂かきタスキドリュウズには勝てません。それでもミラーを意識したい、もしくは型破りミラーの場合だけでも有利に立ち回りたいという方は無理にこのドリュウズを使う必要はありません。このドリュウズはエース運用を想定していないのでミラーはある程度諦めています。タスキやスカーフを持たせたドリュウズを使うのが一番お気に召される形になるかと思います。
なぜチョッキでないといけないの?
ずっとタスキが余っているのならタスキでもいいですよと言っているのですが、どうしてもチョッキでなければいけない理由を求める方がいらっしゃるので、いくつかタスキではなくチョッキを選択するメリットを述べておきます。
ステロで腐りにくい
自身のタイプのおかげでステロダメージが少なく、耐久を維持できます。タスキの場合は耐久に振らない場合が多く、中途半端なSも相まって腐ることが多いです。
後出しできる場面が増える
無妖電毒虫超飛岩竜鋼と半減以下にできるタイプが多く、それらの特殊技に対して後出ししやすくなります。基本的にタスキの場合は後出しできないので明確なメリットになり得ると思います。読みを含めたある程度のプレイングが求められますが、そこから負荷をかけたり、技を誘発してクッションの役割を果たしたりと活用場面はたくさんあります。
堪えるタスキウッウに対面で勝てる
ドリュウズで見るべきポケモンというわけではないのですが、放置しておくと特性も相まってパーティーへの負担も大きいので対面で処理できるのはそれなりのメリットがあると思います。ちなみにタスキだと負けます(岩雪崩怯みを除く)。
タスキを他のポケモンに持たせることができる
結局これが一番大きなメリットであり、ドリュウズにタスキを持たせない理由でもあります。型破りドリュウズはSが中途半端かつ自力でSをあげる余裕のないポケモンです(手段が高速スピンのみ)。コメントでも申し上げましたが、タスキを持たせるならばもう少しSの高いポケモン、もしくはSを上げられる(ダイジェット等)手段がある、または先制技を持つ、攻撃回数が複数回保証できるポケモンの方が良いです。タスキでもチョッキでも行動保証回数が変わらないのであればタスキを持たせるメリットは薄く、チョッキで済ませた方がパーティー単位でのメリットは大きいと思っています。
努力値が2余っているようですが...
レベル50かつ個体値が奇数の場合、もっとも無駄のない努力値の数値は8の倍数でない4の倍数(8n-4)です。またそれらを効率的に振り分けるためには奇数個の能力にそれぞれ振り分けることになります。8n-4の奇数倍は必ず8n-4を満たす数値となります。努力値の最大数510から8n-4の最大値(508)を引くと2余ってしまいます。これはどこに振っても実数値に関係しないので明記していません。