もりまさと申します。初投稿ですので、どうか優しい目でご覧ください。これからも育成論を投稿していきたいと考えておりますので、改善した方が良いところなどありましたらぜひ教えてください。
H,A,B,C,D,Sや努力値についてなど簡単な略語を用いますが、不明な点があればコメント欄にてご質問ください。
採用理由と役割
簡単に言うと、「先発に出して相手のステロ等を防ぎステロを撒ける」「いかくなどで相手の物理アタッカーに負担をかける」ことが役割です。
現在メジャーもしくはこれから増えそうなステロ撒き(ドリュウズ・カバルドン・ナットレイ・エアームド等)の上から挑発を撃ちつつステロを撒き、特性威嚇によってどんどん増えていく物理アタッカーに負担をかけ、さらにいたずらごころ挑発を悪タイプで透かすことができる唯一のポケモンであるという点がワルビアルの採用理由であり差別化ポイントです。ドリュウズドリュウズのS種族値88に対してワルビアルワルビアルはS92。5世代一番のステロ撒きは誰かドリュウズやナットレイに教えてやりましょう。
持ち物
きあいのタスキ
採用理由と役割より、確定です。これによってしっかりと任務を遂行することが可能になります。
性格・努力値と調整
最速でないと最速ドリュウズドリュウズを抜けないので性格はようきでSにぶっぱします。(スカーフドリュウズドリュウズにはどうしても上を取られてしまいます)タスキ持ちで耐久も特に要らないので少ない火力を少しでも高めるためAにぶっぱし、残りの4をHに振って奇数にします。
技候補のひとつであるカウンターのダメージをあげるためにHに振ったりBの個体値を削ったり下降補正をかけたりするという選択肢もありますが、Hに振っても相手がダイマックスせず腐ったりBを削ってドラパルトドラパルトのドラゴンアローで倒されてしまったりするというデメリットもあるので、皆さんのパーティと相談して検討してみてください。
技構成
挑発
ステルスロック
採用理由により確定です。以下選択技です。
- 地震(レベル技)
タイプ一致命中安定高火力の優れた非接触の攻撃技です。抜群を取れれば相手をそのまま突破できることもありますが、基本は削りのために撃ちます。確定欄はこちら。
- 岩石封じ(技マシン)
威力は低いですが、確定で相手のSを下げる効果によりワルビアルがやられたあとに有利な状態で裏のエースポケモンを投げられます。ちなみにファイアローに対面で勝つことも出来ます。確定欄はこちら。
- DDラリアット(技レコード)
地震が透かされるひこうタイプやふゆう持ちへの一致技。地震より威力は低いですが、無効タイプもなく安定しやすいです。先発として腐りにくさを優先するならこちら。
- カウンター(タマゴ技)
襷とシナジーのある物理アタッカー対策。ワルビアルはそこそこHPが高く、また弱点も多いので物理アタッカーに対して大きなダメージを与えることが出来ます。しかし、蜻蛉返りを持ってないアタッカーはいかくを見てそのまま交代する場合もあるので採用する場合は特性を自信過剰にするのも有効です。
- はいよるいちげき(教え技)
鎧の孤島で新たに追加された教え技で、威力70の虫物理技です。威力やタイプはあまり強くありませんが、確定で相手の特攻を1段階下げるという優秀な追加効果があります。これによって特殊アタッカーも起点にする余地が生まれます。いかくや岩石封じやはいよるいちげきなど、相手のステータスを下げる技が豊富ですね。
- かわらわり(技マシン)
オーロンゲオーロンゲや新たに鎧の孤島で登場したクレッフィクレッフィなどのいたずらごころを持った壁貼りポケモンに対して
1ターン目 相手が先制で壁貼り、こちらが後攻で挑発
2ターン目 (最速ワルビアルの方が速いので)こちらが先攻でかわらわりをして壁を無効化、向こうは引いてくるか殴ってくるが、襷もあるのでいずれにせよ次のターンも動ける
3ターン目 ステルスロックを撒く、もしくは引いてきた相手のポケモンに岩石封じなどを入れる
といった立ち回りが可能になり、今後さらに増えるであろういたずらごころの壁貼りポケモンにも強く出られます。逆に何なら出来ないんだこのポケモン
立ち回り例
基本的に相手にステロ撒きやこちらのステロが刺さりそうな相手がいるときに先発で出します。
- 相手の先発が起点作りのワルビアルより遅いポケモンなら挑発を撃ったあとステロを撒きます。相手にほとんどなにもさせずこちらは起点を作れるので、かなりアドバンテージを得ることが出来ます。
- 物理アタッカーが来た場合、カウンターのチャンスです。努力値を振らなければ物理耐久自体はそこまでない上に弱点が6タイプもあり、威嚇込みでもほとんどの場合物理アタッカーの一致技や抜群技でカウンターで襷まで、もしくは最低でも相手を倒せるレベルまで削られます。マリルリやエースバーンやゴリランダーやヒヒダルマ(ガラル)など、本来であれば思いっきり不利を取るはずの相手のエースポケモンをいきなり倒せることも多く、これによってかなり試合が有利に進めることができました。相手がダイマックスした場合は耐えられることもありますが(ダイマックスしても、元々のHP実数値が170以下のポケモンはだいたい持っていけます)、相手にダイマックスを切らせた上にかなりのHPを削り裏のポケモンの圏内に持っていけます。
- 特殊アタッカーが来た場合、はいよるいちげきや岩石封じを採用しているならそれを撃って起点にするかタスキを利用してステルスロックを撒くかしましょう。
- クレッフィオーロンゲなどの(特にいたずらごころ持ちの)壁貼りポケモンが来た場合、上記「技構成」のかわらわりの項目のような立ち回りである程度安定してアドバンテージを得ることができます。
- その他、連続技持ちなどが来た場合は出来ることはあまりありません。裏のポケモンに引くか、タスキの行動保証に乗っかってステロを撒くか攻撃技で削れるだけ削りましょう。
与ダメージ計算
相手を突破するためではなくあくまで削りや追加効果のためなので最低限となりますが、要望があれば順次追加していきます。すべてAぶっぱお互い非ダイマ想定です。
- 地震
HB特化カバルドンカバルドン
23.7~28.3% 乱数4発
無振りドリュウズドリュウズ
127.5~152.4% 確定1発
HB特化ナットレイナットレイ
26.5~31.4% 確定4発
- 岩石封じ
無振りファイアローファイアロー
112.4~133.3% 確定1発
CSヒートロトムヒートロトム
49.6~59.2 乱数2発
- DDラリアット
HB特化カバルドンカバルドン
20.0~24.1% 確定5発
無振りドリュウズドリュウズ
55.1~65.4% 確定2発
HB特化ナットレイナットレイ
23.2~27% 乱数4発
無振りドラパルトドラパルト
104.2~125.1% 確定1発
無振りイエッサン♀イエッサン♀
132.4~157.2% 確定1発
- カウンター
これは正直相手の技や調整などによって大きく左右されますが、相手がダイマックスしなければほとんどの物理アタッカーを持っていくことが出来ます。ダイマックスした場合突破できないのは元々のHP実数値がワルビアルのHP実数値以上のポケモン(現在メジャーなポケモンの中ではHPの高いゴリランダーゴリランダーやウーラオスウーラオス(れんげき)くらい)です。これらのダイマックスポケモンも裏のエースで楽に倒せるくらいまで削れます。
- はいよるいちげき
無振りイエッサン♀イエッサン♀
73.1~86.8% 確定2発
無振りサザンドラサザンドラ
49.1~58.6% 乱数2発
- かわらわり
HB特化オーロンゲオーロンゲ
18.8~22.2% 乱数5発
H252B116クレッフィクレッフィ
23.7~28.0% 乱数4発
被ダメージ計算
多くの攻撃を2耐えせずかつタスキを持っているので、一部のみ。(威嚇考慮)
HB特化カバルドンカバルドンの地震
29.8~35.0% 乱数3発
Aぶっぱドリュウズドリュウズの地震
42.1~49.7% 確定3発
A特化ドラパルトドラパルトのドラゴンアロー(クリアボディ考慮)
31.7~37.6% 確定3発
相性の良い味方
ステロで止まりやすかった積みアタッカー
私はウルガモスウルガモス軸の構築で使っています。ウルガモスかっこいいですよね。初めてプレイした世代が5世代なのでドンピシャです。
不利をとる相手
ワルビアルよりさらに上からステロを撒けるポケモン(ダグトリオダグトリオ(アローラ)など)や挑発を撃てるポケモン(ゾロアークゾロアークなど)
連続技でワルビアルを仕留められるポケモン(ウーラオスウーラオス(れんげき)など)
あとがき
5世代に登場したこのワルビアルというポケモンですが、メグロコ→ワルビルと黄土色のポケモンだったのに最終進化系になると急に赤黒くなるのが当時めちゃくちゃかっこよく見えていたのを覚えています。いざスペックを見てみると出来ることが結構多く、可能性を感じる素晴らしいポケモンでした。この育成論で少しでもワルビアルの魅力が伝われば幸いです。お願いだからゲーフリさんはたき落とす返して
追記
わにさんの指摘により、技の候補や立ち回りやダメージ計算に一部変更を加えました。
深集さんの指摘により、技の候補や立ち回りやダメージ計算に一部変更を加えました。