はじめに(そして諸注意)
- はじめましての方ははじめまして。
そうでない方もはじめまして。12回目の育成論になります、高松です - この論に出てくるポケモンは全て理想個体を想定しています
- ダメージ計算はトレーナー天国様のものを使用させていただきました
- 一般的であり、調べればわかる程度の漢字表記、略語等を使用します
- その他不備や質問等ございましたら、コメントの方でお願いします
採用理由
採用理由:対面性能が高く、バシャテテフに強めなスカーフ枠を採用したい
一般に、こだわりスカーフというアイテムを持たせる理由は以下の3つに大別されます。
1.S上昇系の積みポケへのストッパーにしたい
2.Sを上げることで対面で勝てる相手を増やしたい
3.通りがいい技を生かして全抜きエースにしたい
マフォクシーの場合、スカーフを持たせる理由は2.と3.になります。
- 2.Sを上げることで対面で勝てる相手を増やしたい
これがもっとも重要な部分です。マフォクシーはマジカルフレイムにより、上から殴りながら相手のCを下げることが可能になります。
これにより電気Zコケコやメガゲンガーなども対面から打ち勝てます。炎が等倍以上の特殊アタッカーへの対面性能が高いことが一番の強みです。
- 3.通りがいい技を生かして全抜きエースにしたい
炎タイプには特性の貰い火以外無効がなく、またマフォクシーが削れた場合猛火が発動します。確定欄の調整での猛火マジフレの指数は30037.5。臆病の場合は27337.5です。
臆病の方は陽気スカーフガブの地震(27300)と同等です。通りがよく、S104でこの指数が出るのは抜きエースとして及第点と言えます。
1.の目的でポケモンにスカーフを持たせる場合、よく採用されているのはリザガモス意識のウツロイドやガブリアス、ギャラマンダ意識のカプ・コケコ辺りでしょうか。
大事なのは+1程度じゃ抜かれないS、そして仮想的に刺せる技範囲になります。
マフォクシーはSこそ104と非常に速く、多く削れたポケモンを止めることは可能です。しかし、技範囲的に刺していける仮想的が少ないため、ストッパーとしての性能は最低限あるが、ストッパー目的で採用する場合はガブやウツロ等に一歩劣ってしまうと言えるでしょう。
またマフォクシー自体の性能として、バシャーモとテテフの一致技を全て半減する優秀な耐性があります。
これはスカーフ持ちがバシャーモに更に上から一貫を取られることの防止、そして鋼を選出できない時のテテフへの回答になることを表します。
バシャーモとテテフは高い火力で一貫を取ってくることが多く、それらへの対策になりえることも他のスカーフ持ちと比べた利点になります。
型
- 特性 :猛火
- 持ち物:こだわりスカーフ
- 性格 :ひかえめ(C↑A↓)orおくびょう(S↑A↓)
- 努力値:[H 4][A - ][B 4][C220][D 28][S252]
- 実数値:[H151][A - ][B 93][C178][D124][S156](控えめ)
- 実数値:[H151][A - ][B 93][C162][D124][S171](臆病)
H-D:特化テテフのサイキネ+1段下降シャドボ確定耐え
特性は殴り合いを制するために猛火で確定。素のマジフレ+猛火マジフレで相手に殴り勝つことを目的とします。
H-D方面に少し割くことでスカーフじゃない打ち分けられるテテフに対しても後出しが効くようになります。
性格
対テテフやメガバシャ、H252メガゲンと殴り合うことを意識すると性格は控えめになります。
控えめにすることでマジフレ+猛火マジフレでテテフが超高乱数、H252メガゲンが確定。ショックで無振りメガバシャが確定になります。
逆に言えば、臆病だとそれらが中乱数、低乱数になってしまうということですね。対面性能を意識し、役割対象がハッキリしているこの型であれば控えめの方が優秀です。
臆病を選ぶことの利点は、それらへの乱数に甘えても最速スカーフウツロイド、ガブ、最速ニトチャリザの上を取れることですね。最低限のストッパー性能による腐りにくさ、抜き性能を求める場合臆病に軍配が上がります。
上に書いたスカーフを持たせる理由の2.を強く意識するのであれば控えめに、3.を強く意識するのであれば臆病にしましょう。
技構成
構成内容:マジカルフレイム/サイコショック/選択1/選択2
※ダメ計は全て控えめで計算しています
- 確定技
マジカルフレイム:コンセプトかつ打ち合いに必須な技。置き土産的に使うこともでき、猛火も乗る安定技。
40%〜の場合は+猛火マジフレで確定です
H252メガゲン→40.1%〜47.3%
無振りテテフ→39.3%〜46.2%
無振りコケコ→54.4%〜64.8%
↓↓Cダウンを考慮した被ダメ↓↓
C252メガゲンのシャドボ→72.8%〜87.4%
C252コケコのZ10万→78.1%〜92%
特化テテフのサイキネ(Cダウン無し)→40.3%〜47.6%
特化テテフのシャドボ→43.7%〜51.6%
サイコショック :メガゲンガーやウツロイド、舞ったウルガモスを意識した場合ショック>キネシス。
無振りメガバシャ→104.5%〜123.8%
無ぶりウツロイド→129.7%〜153.5%
H4ウルガモス→45.3%〜54% (38.7%の乱2)
H252メガゲン→97%〜114.9%(81.3%の乱1)
- 選択技
オーバーヒート :スカーフの打ち逃げと相性がいい反動のない最高打点。猛火発動の場合テテフを確定で倒す火力が出る。
無振りテテフ→66.8%〜79.3%
H252メガメタグロス→109%〜128.3%
H252ギルガルド→91%〜108.9% (56.3%の乱1)
マジカルシャイン:ガブ、マンダ、舞ったメガギャラのストッパーとなれ、素のゲッコウガに抜群が取れる。技範囲が広がるが火力が足りない。
無振りガブリアス→55.7%〜66.6%
H4メガマンダ→ 57.3%〜67.8%
H4メガギャラ→42.1%〜50.2%(0.39%の乱2)
無振りゲッコウガ→80.2%〜95.2%
火炎放射(大文字):終盤抜いていける、居座り可能な炎ウェポン。マジフレでよい場面も多いため優先度は低め。
無振りメガメタグロス→90.3%〜108.3%(56.3%の乱1)/ 109.6%〜131.6%
H252ギルガルド→64.6%〜76.6% /79%〜93.4%
すりかえ :耐久ポケモンの機能停止用に。
その他の被ダメ
- 特化メガバシャ
フレドラ→55.6%〜66.2%
飛び膝蹴り→60.9%〜71.5%
岩雪崩→ 94%〜111.2% (62.5%の乱1)
陽気岩雪崩→86%〜101.9% (12.5%の乱1)
- 特化テテフ
Zサイキネ→78.1%〜92.7%
眼鏡サイキネ→ 60.9%〜71.5%
- A252メガメタグロス
アイヘ(思念)→ 41%〜48.3%
雷パンチ→52.3%〜61.5%
地震→105.9%〜125.8%
例え役割対象と言えど、安易な受け出しは事故の元になります。
メガバシャ対面は、陽気岩雪崩程度の役割破壊であればまだ大丈夫。意地やエッジを持たれると厳しいですが、それは水ポケでバシャを見ようとした時に雷パンチを打たれるのと同じで仕方ないでしょう。
終わりに
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
相手のCを下げつつ自分の火力を猛火で上げるのは、使っててかなりドヤれます。楽しい。
臆病と控えめで悩ましいですが、自分のパーティに合わせて決めてみてください。