役割
ドリュウズの役割を全抜きエースとして組み込み
その全抜きの障壁となるものをなるべく取り除くように補助する。
具体的には主に
- ステロを撒くこと
- 砂を8ターンも継続させること
- 起点にならないこと
の3点である。
それに加えて砂でのスリップダメージ稼ぎ・襷潰しも担う。
六世代との違い
役割破壊や火力増強のZが搭載されたりと、
耐久調整による「行動保障」の信頼度が下がった。
また逆に、Z技の登場によってドリュウズの選択肢も増えた。
また、メガガルーラの減少によってイカサマ採用の優先度が下がった。
(六世代のさら岩バンギ:育成論ORAS・XY/1636)
脱出ボタンバンギとの違い
脱出バンギはドリュウズの対面操作をしやすくバンギをクッションとして使いやすい。
一方さら岩バンギはステロを撒くことを第一の目的とし、
砂ターンを長くすることによってドリュウズのサポートを行う。
脱出バンギ構築は選出全員で相手に圧力をかけていくのに対して
さら岩バンギ構築はドリュウズを全抜きエースとして目一杯活用するための構築となる。
カバルドンとの違い
バンギは技範囲・火力と持ち物の自由さがある。
また、挑発を対面で撃たれづらい。
氷技でガブマンダを、悪技でヤドランを、炎技でハッサムナットをという広い範囲で打点を持てる。
もちろん全部の技を採用できるわけではないが選択肢の広さと汎用性というのが強みとなる。
カバは単タイプ故の弱点の少なさが強みでそれに加えてあくびがある。
七世代に入りレヒレが登場しカバは少し動きづらくなった。
しかしバンギカバどちらも強いポケモンなので単純に優劣は付けられないだろう。
調整
HCベースか耐久ガン振りかのどちらかになる。
HCベースは六世代のさら岩バンギの調整としてメジャーな配分である。
どちらも特殊技を採用している理由はパーティのバランスやガブランドへの確定数を考えると冷凍パンチより冷凍ビームの方が優れているからである。
耐久調整の意図はガブ・マンムーの鉢巻以外の地震耐え程度を確保することによって鉢巻以外ならバンギの仕事ができ、鉢巻なら後続で起点にできるというところにある。
HCベースは
耐久に振っていないガブをほぼ落とせるという火力を保障されていること
が最大の利点となる。
耐久ガン振りだと
ガブマンムーの珠地震耐え+テテフの気合玉耐え(育成論サンムーン/498の配分)
を両立させることができる。
この配分は特殊耐久への安心の度合いが増す。
HCベースの配分候補はどちらも図太いで
H252-B84-C172振り
H204-B108-C172-D4-S20振り
の2種類が考えられる。
前者は珠ガブ・マンムーの地震を確定耐え、後者は1/16以外耐えである。
前者はHに振り切って特殊耐久もなるべく確保するという配分。
後者は物理耐久はほぼ同じだがHを削り努力値の節約を行いテッカグヤ等との同速対決に勝ちやすくするようにした配分。
Cは前述の通り冷凍ビームで無振りガブを14/16で落とせる数値を確保。
後者の配分でも眼鏡ラティの流星を下降込み2発耐えが可能であるということを考え、
確定欄は後者を採用した。
2017/2/27 現在、PGLのデータによればテテフの眼鏡が12.4%であり、
テテフは控えめ臆病の選択もあり、更に現状の配分でも11/16は控えめ眼鏡ムンフォを耐えられることから控えめ眼鏡ムンフォ耐えの配分が生きる場面は比較的少ないと判断した。
耐久ガン振りなら先述のリンク先の脱出バンギと同配分の
図太いH252-B84-D148-S20振り
でいいだろう。
技構成
ステロ/吠えるor岩封/冷b/@1
ステルスロック
さら岩バンギの必須技。ドリュウズの押し込める範囲を増やす。
吠える・岩石封じ
起点回避に。害悪系には吠えるをしまくって砂の再展開をしたりという使い方もできる。
起点回避という意味で岩石封じは吠えると選択となる。
汎用性を考えて確定欄は吠える。
岩石封じは攻撃での負荷の役割と同時にミミッキュの皮を剥がすという役割も持てる。
冷凍ビーム
実際のところは準確定技。ドリュウズとの技範囲の補完をとりつつ4倍も狙う。
無振りガブ→98.3%〜115.8%(14/16)
H振りメガマンダ→85.1%〜100.9%
無振り霊獣ランド→114.6%〜136.5%
無振りレボルト→61%〜72.7%
H振りカバ→47.4%〜55.8%
候補技
悪の波動
メインウェポンとなりうる。
H振り水ロトム→31.2%〜36.9%
H振りメガヤドラン→62.3%〜74.2%
H振りガルド→44.3%〜53.8%
火炎放射・大文字
ハッサムナットを焼くことができる。ダメージ計算は前者が放射、後者が文字
確定数を考えると文字を採用したい。
H振りメガハッサム→88.1%〜106.2%(5/16) / 108.4%〜128.8%
D特化メガハッサム→63.2%〜76.8% / 76.8%〜92.6%
D特化ナット→75.1%〜90.6% / 92.8%〜110.4%(9/16)
無振りメガルカリオ→71.7%〜85.5% / 86.8%〜103.4%(3/16)
H振りテッカグヤ→38.2%〜45% / 46%〜54.9%
イカサマ
グロパンガルーラやマンムーへの対抗策。
環境のグロパンガルの個体数によって入れるかどうかは変わる。
10万ボルト
氷技との範囲は素晴らしいが元の火力がそこまでないのと撃つ仮想的がそこまでいない。
挑発
起点回避の意味では吠えるで間に合うことが多い。
<被ダメージ計算>
眼鏡ラティ 流星群→55.2%〜65.6%
C↓↓眼鏡ラティ 流星群→27.3%〜32.8%
C特化眼鏡テテフ ムンフォ→88.2%〜103.9%(5/16)
補正なし眼鏡テテフ ムンフォ→80.3%〜95%
無振りスイクン 熱湯→27.8%〜33.8%
無振りレヒレ ムーンフォース→33.8%〜41.7%
眼鏡水ロトム ハイドロポンプ→ 87.5%〜104.4%(3/16)
眼鏡グドラ ハイドロポンプ(雨無し)→83.5%〜98.5%
意地珠ミミッキュ じゃれ→66.1%〜79.1%
意地メガマンダ 1舞地震→77.6%〜91.5%
珠ガブ・マンムー 地震→85.5%〜100.9%(1/16)
ドリュウズの型について
襷・風船・珠・ジメンZ・ハガネZの主に5択(+弱点保険で6択)
それぞれ性能は違うがどれもエース運用ができるので、使用感によって持ち物を選択すればよいだろう。
構築
バンドリマンダの並びが強い。
裏にガッサジバコスイクンを入れるのが割とメジャー。
以上です。不足分あれば追記します。