はじめに
- お互いに理想個体であるとします。
- 広く知られている略称を用います。
- 受けサイクルでの採用を想定しています。
- 改良案の一案としてフォークでの投稿になります。
- 初投稿です。
採用理由
受けサイクルは強力な構築ではありますが、相手に1ターンでも猶予を与えれば負けに直結する場面が多くあります。
そんな受けサイクルを崩す地面弱点ポケモン、主にメガゲンガーメガルカリオ ドリュウズ メガバシャーモカプ・コケコ などを対面からほぼ確定で倒すために最低限のA振りで本来のHD型の役割を損なわないようにしたい。
HDグライオンについて
受けサイクルにしばしば採用されるHDに厚く努力値を振ったグライオンには、以下のような理由が挙げられます。
- 電気技の一貫性を切る
ボルトチェンジでサイクルを回してくる電気タイプへの受けだし、またサブウェポン(主にめざ氷)を耐えるためにもDに厚く振ります。
- 対ギルガルド、ヒードラン
受けサイクルでも受けにくく、なおかつどくどくなどの定数ダメージが稼ぎにくいこの二体にたいして強く出るため。
- 状態異常耐性(欠伸ループカット)
主にステロ+欠伸でサイクルをまわさせられ不利な展開になるのを防ぐため、また耐久ポケモンを倒すための状態異常攻撃を防ぐため。
- 汎用受け
地面/飛行、という非常に優秀な耐性を持っていて、定数ダメージ稼ぎと回復を同時に行えるので対面性も高いです。
性格を変更することによるデメリット
耐久が足りなくなります。採用理由よりでんきタイプのサブウェポン(主にめざ氷)を受けきるには十分な耐久ですが、採用理由より特化ギルガルド(ブレード)のシャドーボールZ耐えまで考慮すると、こちらが有利ですが乱数になってしまいます。
具体的に特化ギルガルド(ブレード)のシャドーボールZで比較すると
しんちょうH212D252グライオンは81.3~96.6%(確定一発耐え)
いじっぱりH212D252グライオンは89.8%~105.6%(乱数37.5%)
しかしながら、カバルドンメガボーマンダギルガルド(シールド)が流行したシーズン7でのゴーストZ採用率は約33%に対し、今現在(シーズン10)での採用率は約26%と低下傾向にあります。加えて他の役割対象には耐久が足りていて、なおかつ上記で挙げた地面弱点ポケモンへの役割増加を加味して、今回の育成論ではいじっぱりの採用とします。
構成
努力値:212-44-0-×-252-0
実数値:177-133-145-×-127-115
特性:ポイズンヒール
持ち物:どくどくだま
採用技:じしん/まもる/選択/選択
構成理由
- 努力値
H212は4n+1かつポイズンヒールの最大回復量です。
A44は最低限の努力値ふりで上記で挙げたポケモンを高乱数で落とせるようにするためです。
グライオンのじしん→ミリ耐えからのメガルカリオのわるだくみ(^o^)
グライオンのじしん→ミリ耐えからのメガバシャーモの剣舞(^o^)
グライオンのじしん→ミリ耐えからのドリュウズの犯罪ドリル連打(^q^)
etc...とならないように少し欲張ります。
残りはDにぶっぱしてできるだけ耐久を稼ぎます。
〈コメントより追記〉
A28でドリュウズが100.5%~117.8%(確定一発)
A52でカプ・コケコが100.6%~120%(確定一発)
A60でメガルカリオが99.3%~117.2%(乱数93.8%)
となります。パーティによって重いポケモンを高乱数で落とせるところまでAを振るといいと思います。しかしながらAに60割いてしまうと特化ギルガルド(ブレード)のシャドーボールZが半乱数以上になり、Aに60以上割くとでんきタイプのサブウェポン(主にめざ氷)が一発耐えられなくなってきますので注意が必要です。
筆者はC252メガリザードンYのめざ氷を最低乱数で耐えて上記の地面弱点ポケモン全てを高乱数倒せるギリギリのA44を採用しましたが、コメントでいただいた通り考察が足りていなかったと思うので追記しました。
〈コメントよりいただいた調整案の追記〉
努力値:204-52-0-0-252-0
この調整であれば、Hはポイズンヒールの最大回復量で、Aを52まで振れて、また特化ギルガルド(ブレード)のシャドーボールZが本育成論の調整と同じ乱数で耐えることができます。
非常に参考になる調整案だったので追記しました。
- 確定技
・じしん
採用理由のため確定です。
・与ダメ
H188メガゲンガー:95.5%~113.2%(乱数68.8%)
無振りメガルカリオ:96.5%~115.8%(乱数81.3%)
無振りドリュウズ:101.6%~121%(確定一発)
無振りメガバシャーモ:98%~116.1%(乱数87.5%)
無振りカプ・コケコ:99.3%~117.2%(乱数93.8%)
H252ギルガルド(シールド):53.8%~64.6%
H252ギルガルド(ブレード):130.5%~154.4%(確定一発)
H252ヒードラン:121.2%~145.4%(確定一発)
無振りアーゴヨン:110.8%~131%(確定一発)
H252カプ・レヒレ:32.2%~37.8%(乱数三発93.2%)
無振りメガメタグロス:58%~69.6%
・まもる
ターン稼ぎや回復、Z技回避などグライオンと相性が良いので確定です。
- 選択技
・ハサミギロチン
倒されにくい、という特徴を持つグライオンが試行回数を増やせる一撃技です。低速サイクルに打ち込んだり、サイクルを回すこと自体に圧力をかけれることが大きいと思います。
・はねやすめ
特殊受けを安定させ、サイクルを多く回せます。ポイズンヒールと相まってものすごい回復量となります。
・どくどく
グライオンと相性のいい定数ダメージの代表格です。はがねタイプ対面でも積極的に交代を読んでうっていくといいと思います。
・ちょうはつ
低速サイクルやカバルドンなどのステロ展開に有利にでれます。また、メガハッサムにも3ギロチンほどチャンスを残せます。
・がんせきふうじ
起点回避に有用な技で、いじっぱりなので火力もそれなりにでます。低乱数ですが後出し霊ボルトを倒すことができます。
〈コメントより追記〉
・みがわり
上記の地面弱点ポケモンを一発で倒せるようになったため、より有用な技になったと思います。まもみがでターンを稼ぎやすくなりますし、ガルドとの択にも使えます。
- 性格
採用理由によりいじっぱりで確定です。
- 特性/持ち物
採用理由によりポイズンヒール/どくどくだまで確定です。
被ダメ
特化ギルガルド(ブレード)のシャドーボールZ:89.8%~105.6%(乱数37.5%)
C252メガリザードンYのめざ氷:85.8%~101.6% (乱数6.3%)
C252メガゲンガーのたたりめ:71.7%~85.3%
特化カプ・テテフのPFサイコキネシス:67.7%~80.2%
C252カプ・コケコのめざ氷:61%~72.3%
C252カプ・コケコの珠めざ氷:79%~93.7%
C252アーゴヨンのりゅうせいぐんZ:87%~103.3%(乱数24%)
特化ミミッキュのぽかぼかフレンドタイム:64.9%~76.8%
無振りギルガルド(ブレード)のかげうち:15.2%~18.6%
さいごに
この育成論のご閲覧ありがとうございました。
コメントには遅れても返信させていただきます。
荒れる要因となるコメントは削除させていただきます。
上記のポケモンたちに困っている方にはぜひ使っていただきたいです。