はじめに
どうも、ハカメモリーです。今回はインテレオンの育成論です。
激流、スナイパーを生かしたアタッカーの育成論がほとんどなので、かえんだま、なげつけるを使った起点づくり型を提案します。
なげつけるは覚えるポケモンが多いうえ、今回のかえんだまなげつけるはトリックやサイコシフト、もっと言えばおにびでいいと思う方が多いかもしれませんが、このインテレオンにしかできないことがいくつかあるので、ぜひ読んでいってください。
このインテレオンの役割
1.かえんだまなげつけるによる物理アタッカーに対するストッパー、起点づくり
ギャラドス、ボーマンダ、ナットレイ、バンギラス、ブリザポス、ウーラオス(いちげき)、ガブリアス、ウオノラゴンなどにかえんだまが刺さります。
自分で起点を作って積む動きも強力。
2.積みバトン
かえんだまなげつけるでの起点づくりはできるポケモンが多いので、もう一つ役割を設けます。
上から積み技→バトンタッチと動いて裏のアタッカーで全抜きを図ります。上からのバトンは後続のエースがダメージを食らってしまいますが、このインテレオンの場合はなげつけるで後続のダメージを抑えることができます。インテレオンはきあいだめ、ふるいたてる、つるぎのまいの三つの積み技を覚えますが、今回はきあいだめで採用。
特性スナイパー、技ねらいうちと相性が良く、めいそう同士や鉄壁とつるぎのまいの積み合戦になったときに強く出られます。インテレオンの特性スナイパーもあって、強力です。
あくびで起点をつくってくるタイプのポケモンに対しても、かえんだまのやけどであくびを無効化できるのできあいだめが安定するのも強いポイント。
3.特性スナイパーとC125、威力160の特性無視のキョダイソゲキによる高速特殊ダイマアタッカー
雨を降らせるのは強力ですがちょすい、よびみずに完封されるのは嫌なので巨大個体がおすすめ。C無振りでも、きあいだめを積めればスナイパーの急所キョダイソゲキで特化トリトドンやH振りラグラージを(乱数ですが)落とすくらいの火力はあります。水技の通りがいい相手にはエースとして運用するのもなしではないです。
差別化
S120以上、つまりエースバーンの上から抜群を突いたり、きあいだめ→バトンやなげつけるの動きができるポケモンは現状インテレオンしか存在しません。
積み技をきあいだめにこだわらないなら、同じようなことができるポケモンにドラパルトが挙げられますが、特に後続のエースを皮やタスキで止めに来る悪ウーラオス(いちげき)、ミミッキュに対して(ドラパルトよりも)有利に立ち回れる点が差別化点です。
努力値調整と性格
- 案1
おくびょうH236 B4 C4 D12 S252
BD両方の耐久を確保した振り方。Sはエースバーンの上を取りたいので特化、D4はDL対策。特に耐久調整をせずとも役割対象のポケモンにある程度役割を持てるのでHぶっぱにしました。
HPは16n-1調整でかえんだまのダメージを最小限にしています。DL対策済み。
HSベースの場合、(相手がやけど、火力UPアイテムなし前提ですが)ウーラオス(いちげき)のあんこくきょうだ、インファイト、かみなりパンチ、ガブリアスのげきりん等のダメージを半分以下に抑えることができます。
(コメントでの指摘、ありがとうございました。)
- 案2
BS252、C4
B方面の耐久に特化した振り方。Sは同上、Bぶっぱすることで(当たり前だが)Hぶっぱより硬くなり、HPに余裕が生まれやすくなります。
DSぶっぱの調整は、HBが無振りだと悪ウーラオス(いちげき)のあんこくきょうだの確定数が変わったり、エースバーンのとびひざを耐えなくなったりして積みバトンの役割が遂行しにくくなるので、オススメしません。
持ち物
- かえんだま
なげつけると組み合わせることで相手の物理ポケモンをやけどにすることができます。副次的な効果として、あくびループを切ることができる点も少しありがたいポイント。
- でんきだま
エースバーンにも無条件で撃つことができますが、サンダーが多い環境なのとインテレオンの耐久がないのでやけどにより物理耐久を補えるかえんだまのほうが良いと判断しました。
技
- なげつける
確定。今回のコンセプト技。
- バトンタッチ
こちらも確定。積みバトンのほかに、対面操作にも使うことができる便利な技です。
- きあいだめ、ふるいたてる
積み技。正直わるだくみやめいそうが欲しくなるがこの二つ(あとつるぎのまい)しかないのでどちらかは搭載しましょう。
- 水技
今回はきあいだめ採用なので急所に当たりやすいねらいうち採用。ふるいたてるの場合は追加効果が優秀なねっとう、より威力の高いなみのり、ハイドロポンプをおすすめします。
- 氷技、飛行技
れいとうビーム、ふぶき、エアスラッシュ。入れるならバトンタッチか積み技を捨てるしかないので、おすすめはしません。
- くろいきり
きあいだめを採用している場合、相手の能力変化だけを一方的に無効化できる。(きあいだめ状態はきりでリセットされない)
技スぺがもう一つあればぜひとも採用したいが残念ながら技スぺは四つしかありません。現実は非情である。
立ち回り例
(例)対悪ウーラオス(いちげき)@タスキ
1.
インテレオン投げつける→ウーラオス(いちげき)やけど&タスキつぶし
ウーラオス(いちげき)あんこくきょうだ(やけど)→H振りインテレオンに40.6~48.5%
2.
インテレオンきあいだめ
ウーラオス(いちげき)あんこくきょうだ→同上
3.
インテレオンバトンタッチ
ウーラオス(いちげき)ふいうち(失敗)
※ちなみに、3ターン目に攻撃技を押すとふいうちで普通に死にます。気をつけましょう。
とにかく上からやけどを押し付け、あわよくばきあいだめバトンを決めます。
ウーラオス(いちげき)の場合、相手がスカーフやはちまきだとバトンは成立しませんが、やけどを入れただけでも仕事としては十分。
与ダメージ計算
- ねらいうち
エースバーン(D4振り)
→90.3~108.3%(乱数1発)
→(急所、ダイマ想定)102.5~121.9%
等倍時はこれの1/2
カバルドン(HD想定)
→45.5~53.9%(乱数2発)
→(急所)101.8~121.3%
カバ対面はかえんだまであくびも効かないので初手きあいだめ安定。
ウーラオス(いちげき)(無振り想定)
→48~56.5%(乱数2発)
→(急所)108~126.8%
サンダー(H振り想定)
→30.4~36.5%(乱数3発)
→(急所)69~82.2%
急所なら、ステロ込みで倒せる可能性があります。
ラグラージ(H振り想定)
→28.9~34.7%(乱数3発)
→(急所)65.7~78.2%
- キョダイソゲキ
サンダー(同上)
→60.9~72%(確定2発)
→(急所)137~161.9%
ラグラージ(H振り想定)
→57.9~68.5%(確定2発)
→(急所)130.4~154.1%
トリトドン(HD想定)
→41.2~48.6%(確定3発)
→(急所)92.6~109.1%
(非急所時のダメ計を修正しました。)
被ダメージ計算
(やけど込み)
あんこくきょうだ
→41.1~48.5%
インファイト
→41.1~48.5%
かみなりパンチ
→34.2~40.5%(確定3発)
- ブリザポス(A特化)
インファイト
→32~38.2%(乱数3発)
げきりん
→41.1~48.5%
じしん
→33.8~40.6%(確定3発)
苦手なポケモン
相性の良いポケモン
- きょううんトゲキッス
きあいだめバトンなら確定急所な上に持ち物が自由。きょううんのポケモンの中でいちばん実用性が高いです。サンダーにさえ気を付ければ、バトン先としてはかなり強力です。ヒードラン、ポリゴン2対策に「はどうだん」搭載をオススメ。
リーフブレードが確定急所になります。タイプ相性で受けられやすいですが、急所でごまかせる可能性があります。ハチマキ、スカーフ、タスキと相性が良いですね。
インテレオンが苦手な草、電気タイプを半減、また、ダイジェットも半減にできるのでバトン先として相性が良いです。ランドロスのいかくを食らいやすいタイプなので、確定急所は強力。特性や技で確定急所にできるわけではないので、するどいツメなど、急所率UPのアイテムを持たせておきましょう。
草、電気を半減にしつつダイジェットも半減にできるポケモンにはジバコイル、ストリンダー(ハイ)、ジュラルドン等もいます。
いかく、かいでんぱを受けたくないポケモン(ランドロス(化身)、サンダー、エースバーン)や、もとの火力やサブウェポンの火力が少し足りないポケモン(ポリゴン2、レジエレキ、レジドラゴ)とも相性が良いです。
おわりに
なげつけるインテレオン、いかがでしたか?アタッカーではないインテレオンの型を提案したく、今回の育成論を書きました。殴り勝てる相手には積んで攻撃、勝てない相手はバトンで逃げると意外と扱いやすいのでぜひ使ってみてください。