採用理由と役割
素早さがあればジャラランガはある程度活躍できるのでは、という発想からスタートし、ランクマッチ上位の構築に入っていたみがわりはらだいこ型の育成論を見て作りました。足りない火力を積み技で補い、多くの環境ポケに突っ張れることを目指した積みアタッカーです。
持ち物
フェアリーを半減できるロゼルの実。Hに振ったことで耐久に自信ができたので、一撃死の危険性が高い4倍弱点を克服すべく持たせた。
特性
怖い音技使いはニンフィアニンフィアや特殊ジャラランガ程度である上に、ランクマッチで出現するジャラランガの多くはぼうおんなので、音技を押す勇気がある人は少ないと踏んで採用。
性格・努力値と調整
素早さ196振りは、ボディパージ1積みで最速スカーフエースバーンエースバーン(実数値282)を抜くことが出来る。
ロゼルの実込みで、ひかえめ特攻252振りのカプ・レヒレカプ・レヒレのムーンフォースを1発耐えることができる(82.1〜97.6%)。
余りは攻撃に回した。
上位で成績を残しているみがわりソウルビートカムラ型とは、物理型であることと素早さでこちらが上回ることが差別化点。
技構成
ドレインパンチ…一致最高火力。HP回復が美味しいため採用。ただ威力は貧弱でビルドアップを積んでいない場合ウーラオス(いちげき)一撃ウーラオスに51.2〜61.8%のダメージ。1回積めば物理受け特化バンギラスバンギラスを確定1発で仕留められる。あくまで火力を追求するならインファイトやばかぢからに変えてもよし。
れいとうパンチ…サンダーサンダーや地面勢に通りがいいこおり技。威嚇とビルドが入って攻撃ランク変動なしならHP252振りのランドロス(化身)霊獣ランドロスに79.5〜95.9%,耐久無振りのガブリアスガブリアスに83〜98.3%入る。同じく通しやすいかみなりパンチ、フェアリータイプを倒しやすくなるどくづきやアイアンヘッドが主な入れ替え候補。
ボディパージ…この型の生命線。素早さを2段階上げて、多くのポケモンの上から行動できるようになる。技範囲を圧迫してまで採用したのは,「一ターンで」メジャーなポケモン達を抜くことを重視したため。素早さに余裕ができることで,相手の後続を見て次の技を選ぶことができるようになる。これは素早さを2ランク上げるのに2ターンかかるりゅうのまいでは真似できない芸当の筈。
ビルドアップ…火力と物理耐久が同時に上がる!と言えば聞こえはいいが、つるぎのまいを覚えたならそちらの方が良かったと思う。物理アタッカー相手に強く出られて,ボディパージをした後なら大抵の相手の上から積み,次のターンのドレインパンチでペースを奪う動きが可能になる。
立ち回り例
相手の交換の隙にボディパージを積むことができればこちらのもの。ドレインパンチとビルドアップのお陰で、ゴーストポケモンを除いて物理同士の殴り合いに非常に強い。
苦手なポケモン
ミミッキュミミッキュ…タイプ的に苦手。しかし先に積んでおくことができれば返り討ちにできるため,逆に狩りやすいポケモンでもある。僕がこの型をどくづき搭載で試運転していた時に1vs1で突破したことがあります。(こちらがビルドアップを積んでいない場合,攻撃特化いのちのたま持ちミミッキュのじゃれつくがロゼルの実込みで85.1~102.3%,かげうちで19~23.2%のダメージ。1回でもビルドアップを積んでしまえばじゃれつくでの確定発数もずらせる)
ギルガルド(シールド)ギルガルド…ドレパンとれいパンだとまともにダメージが通らない。
カプ系…技2つでは全てに有効打を持つのはほぼ不可能。どくづきだとフェアリーに勝ててもゴーストタイプ相手に滅法弱くなる。先程例に挙げたレヒレも、かくとうとこおり技では倒せないので難しいところ。
相性の良い味方・構築例
はがね、フェアリータイプのポケモンがおすすめ。特に、テッカグヤテッカグヤ、エアームドエアームド、アーマーガアアーマーガアはジャラランガとセットで全てのタイプの一貫を切ることができる。