はじめに
自主退場技として滅びの歌が使いたい。ヘドロミミッキュみたいな感覚で。
- 略称、非公式用語を使用します
- ダメージ計算サイトにはポケマスを用います
- 以下常体を用います
採用理由
1.フレンドガードを活かした味方のサポート枠
2.滅びの歌起動枠
この2点が採用理由となる。
ピッピとニョロトノの中間のような性能といえばわかりやすいだろうか。
- 1.フレンドガードを活かしたサポート枠について
特性フレンドガードにより味方が受けるダメージを3/4にできる。手助けと合わせて誰でも手軽に耐久も火力も補強できる。
同じ特性でよりメジャーなポケモンにはピッピピッピがいる。サイドチェンジしか修得できないプリンと比べてピッピはこの指とまれを修得でき、確実に味方の被弾を防ぐことができる。耐久指数もピッピが若干上である。
わざわざピッピを採用せずにプリンを採用する理由としては滅びの歌による崩しができるからである。
- 2.滅びの歌起動枠について
プリンは滅び勢の中でもゴチルゼルゴチルゼルの延命に向いている。それはフレンドガードの存在とサイドチェンジの修得による。
ゴチルゼルの弱点をすべて半減以下で受けることができるのでサイドチェンジと相性がよく、フレンドガードと合わせてゴチルゼルの延命に役立つ。特に影踏みの効かないゴーストタイプを無効化でき、そのゴーストタイプ筆頭のドラパルトに関してはドラゴン技も無効化できるのが優秀。
ゴチルゼル自体がサイドチェンジを修得するので滅び役にまでサイドチェンジを仕込む必要は無いと思われるかもしれないが、猫騙しやトリックルームを押すターンは被弾しやすいので、持てるなら持っておきたい技である。
ちなみに滅び要員の中ではププリンププリンに次いで鈍足であり、ルリリルリリと肩を並べる。素早さ種族値20以下のメジャーなポケモンといえばコータスコータス、ナットレイナットレイ、ツンデツンデツンデツンデが存在する。ツンデツンデとコータスはそれぞれ鋼技/全体技の採用率が高く、プリンが苦手としている。ナットレイも鋼タイプで一致弱点を受けてしまうものの、ジャイロボールの威力はかなり低くなり、最も多い耐久戦術に対して滅びの歌が刺さるので、ダイマ型以外には有利と言える。
特性
フレンドガード
味方の受けるダメージを3/4に抑える。採用理由に直結するので確定。
持ち物
気合の襷、進化の輝石から選択。
プリンの耐久はかなり低く、輝石を持っても2発耐えれない場面が少なくない。確実に1度耐える気合の襷も有力な選択肢となる。
確定欄では枠を競合しづらく、猫騙しを被弾しても無効化されない進化の輝石にしておく。
性格・努力値
呑気H20-B244-D244
※S個体値0
輝石を持つ場合の総合耐久指数最大かつ16n+1。
ゴリランダーの使用率が高く、グラスフィールドの恩恵を受けやすいため基本的に16n-1より16n+1が好ましい。自分の構築にバンギラスキュウコン(アローラ)等がいる場合は16n-1になるH4BD252を推奨。
- 素早さ個体値妥協ラインについて
滅びの歌やジャイロボールの仕様上、素早さは遅ければ遅いほうが好ましい。ただし、最遅にしてもナットレイやコータスとは同速であること、コータスやツンデツンデには不利を取りやすいことからどうしても厳選が面倒な場合の妥協ラインを2つ乗せる。
1.個体値9以下(実数値26)
最遅A特化ツンデツンデのジャイロボールがほぼ確定3発(7/16^2)。今作のツンデツンデはダイマ技で積みながら戦うのが強いイメージがあり、あまりジャイロボールは打たれない気がする。
2.個体値19以下(実数値30)
最遅30族ブリザポスモロバレル抜かれ。メジャーなポケモンが生息するラインで、素早さ関係を明確にしておきたい。
ちなみにA4ナットレイのジャイロボールは個体値31(実数値36)でもB特化ボディプレスに劣るため、無視して考えてもそこまで問題にならないと思っている。
技構成
基本的には4枠全て確定である。
- 滅びの歌
場を対象として3ターン後に瀕死にさせる。滅びの歌の効果でお互いのポケモンの残機が0になった場合、行動順の最も遅いポケモンを使っていた側が勝ちになる。
初手ダイマから2体倒して交代できない状況を作ったり、ゴチルゼルの影踏みで盤面をロックし、確実に相手を倒したい。流し効果を利用した着地狩りは無理があるか。
- 手助け
優先度+5で味方の火力を1.5倍にできる。
フレンドガードのお陰で、大ダメージを受けるリスクは減らせているので手助けを選択しやすいのはプリンとピッピの特権。
- サイドチェンジ
優先度+2で味方と自分の位置を入れ替える。
攻撃の狙いを外すことができ、味方を守ることにも自分を守ることにも有効。この指とまれのような確実性はないものの、決まれば強力なのは間違いない。
非常に嫌われる技なので無闇に使うのは止めたほうが良い。でもプリンが反復横跳びしてる姿は可愛いかもしれない。
- 守る
相手の技を防ぐ。
滅びのターン稼ぎにもサイドチェンジとの択作りにも使える。ダブルバトルの定番技。
立ち回り考察
初手に投げて手助けやサイドチェンジでダイマエースのサポートをし、残数有利が取れたら滅びの歌で締めるのが理想の動き。
ダイマエースが動かし難い場合にはゴチルゼルに下げながら滅びの歌を選択し、エースの苦手なポケモンを倒す。
滅びの歌でしか処理できない相手がいる場合はなるべく温存したいが、単体で強いポケモンではないのでなるべく初手から投げたいし、エースよりもプリンに負荷が掛かるように立ち回りたい。
絶望的に挑発に弱いので、守るとサイドチェンジを駆使して被弾を避けたい。もし挑発を食らったからと言って安易に交代すると、裏の負担が増えたり隙ができやすいので、悪足掻きでもフレンドガードを継続する居座りについても考慮したい。
被ダメージ計算
物理耐久:陽気A252ランドロスランドロス(霊獣)の地震(ダブルダメージ)→49.7~59%
特殊耐久:特化カプ・レヒレカプ・レヒレのムーンフォース→39.3~47.1%
儚い。
B特化ナットレイナットレイのボディプレス→26.9 ~32.1%
これくらいなら滅ぼせそう。
相性の良いポケモン
- ランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)
プリンの苦手な毒/鋼に一致で弱点をつけ、一致ダイジェットで抜き性能も高く、無効タイプ2つ+威嚇+蜻蛉返りで滅びの適性もある夢のようなポケモン。
- ゴチルゼルゴチルゼル
影踏み要員。ソーナンスソーナンスは癖が強すぎる。序盤から滅びの歌を使う場合には強いが、前衛が疲弊した後で出してもできることが少ないのがネック。