前置き
- 非公式の用語(HP→Hなど)や略語(トリックルーム→トリルなど)を使用します
- この育成論はシーズン1を想定しています
- 何かご不明な点があればコメント頂けると幸いです
ドータクンについて
DPにて初登場した鋼・エスパー複合のポケモン
見た目通り耐久寄りの種族値をしており、両壁ステロからトリル、天候操作まで多種多様な補助技を習得します
そして、ドータクンを語る上で外せない要素として通常特性のたいねつとふゆうが挙げられます
本来鋼タイプの弱点であるはずの炎技を半減、及び地面技を無効化する特性は強力であり、相手からすれば非常に厄介でしょう
コンセプト/強み・弱み
ドータクンの強みは以下の3点です
1.一致抜群であろうとも1度は耐える耐久力
2.トリックルーム
3.特性たいねつ及びふゆう
この3点を活かし、効果抜群の技を強引に耐えて弱点保険を発動しつつトリックルームを発動、上がった火力で上から敵を処理する、言うなればセルフトリルエースとしての運用が本論のコンセプトとなります
前世代まででも弱保ドータクンは存在しましたが、今作の目玉要素でもあるテラスタルにより、前作のダイマックスほどでは無いにしろ安定しており使いやすいです
次に弱みです
1.一致抜群であろうとも1度は耐える耐久力
→この型の本領を発揮するために抜群技を受けなければならない都合上、トリルの影響を受けない先制技にとても弱いです
現環境には先制技を所持したポケモンが多く、かなり痛い欠点と言えるでしょう
2.トリックルーム
→ドータクンといえばトリックルームと言うほどに有名であるため、非常に挑発を打たれやすいです
トリックルームが打てない場合、どんなに火力があったとしても上から殴られて瀕死になってしまいます
最後に、トリックルームが残ったままドータクンが倒れた場合、後ろの味方の邪魔になる可能性を留意しておいて下さい
3.特性たいねつ及びふゆう
→これは特に裏もなくシンプルに強いです
型破りの存在を忘れないようにするくらいでしょうか
持ち物
コンセプト上弱点保険で確定
弱点保険が無いと火力はあくまで中の下程度です
特性
- コンセプト上たいねつで確定
飛行テラスタルを使用せずとも多くのポケモンがサブウェポンとして搭載している地面技をケア出来るふゆうも非常に魅力的であり、選択肢から外すのは惜しいことも確かな事実ではありますが、弱点を突かれることが重要な本論のコンセプト上本来弱点のはずの炎技を弱点扱いのまま等倍で受けられるたいねつで確定とします
性格
不足気味な火力の補強及びトリル下での行動速度を考慮しゆうかんで確定とします
努力値と調整
H-244 A-252 B-12
H=最大限の耐久確保+奇数
A=最大限の火力確保
B=余り
技構成
トリックルーム アイアンヘッド
いわなだれ じしん
トリックルーム 自由枠 自由枠 自由枠
自由枠は構築と相談して選択して下さい
- 確定枠
- トリックルーム
素早さを逆転させる伝家の宝刀
コンセプト上確定とします
- 自由枠
- アイアンヘッド
威力80 命中100
主な対象:キョジオーンセグレイブニンフィアetc…
一致メインウェポン、無効タイプが無い上怯み効果も備わっています、困ったらこれを撃てば問題無し
同タイプの技にこちらの素早さが相手より遅ければ遅いほど威力が上がるジャイロボールがあリますが、現環境には中速ポケモンも多く、幅広いポケモンを相手したい都合上本論では不採用とします
- いわなだれ or ロックブラスト
威力75 命中90
威力25 命中90
主な対象:ウルガモスギャラドスソウブレイズetc…
前者は怯みが狙えある程度火力が安定しており、後者は安定はしないもののミミッキュやソウブレイズなどのタスキ持ち相手に強い
両者とも命中100では無いのが懸念点
- じしん
- アイススピナー
- テラバースト
威力80 命中100
主な対象:様々
後述のテラスタルと相談して入れて下さい
テラスタル
確定欄は筆者の使用している飛行テラスタルになっていますが、他にも有用なテラスタルが複数存在し、どれも一長一短であるため各々の特徴を記載し選択式とします
構築と相談し決定してください
- 飛行
・本来弱点の地面技無効
・マッハパンチ、であいがしら半減
・こおりのつぶて弱点
・しおづけを誘発し強引に弱保起動可能
- 悪
・本来弱点の悪、ゴースト技半減
・かげうち、ふいうち半減
・マッハパンチ、であいがしら弱点
・ゴーストテラスタルへの打点確保
- 格闘
- 草
立ち回り例
ちょうはつやキノコのほうしなどが飛んでくるため基本初手には出さず、死に出しや後攻交代技で有利対面を作ります
また限定的ではありますが
・テラスタルを切っても良い状況
+
・相手がテラスタルを既に切り終わっている
など相手が想定外の行動を出来ないような場面であり、その上で炎技が飛んでくるようであれば、後投げして弱点保険を起動させるのも1つの手です
与ダメージ計算
1行目→素
2行目→A2段階上昇
- アイアンヘッド
HBキョジオーン
34.7〜41.5%
67.6〜81.1%
無振りセグレイブ
66.3〜78.9%
132.6%〜155.7%
H振りニンフィア
83.1〜98.0%
163.3〜193.0%
H振りバンギラス
52.1〜61.8%
104.3〜122.7%
H振りマリルリ
33.8〜40.5%
68.1〜80.1%
H振りオーロンゲ
59.4〜71.2%
118.8〜140.5%
- いわなだれ
無振りウルガモス
130.0〜155.0%
257.5〜305.0%
無振りギャラドス
52.9〜62.3%
104.7〜123.5%
無振りソウブレイズ
60.0〜70.6%
117.3〜138.6%
無振りヒートロトム
56.0〜67.2%
110.4〜131.2%
- ロックブラスト
- じしん
無振りサーフゴー
62.9〜75.3%
125.9〜148.1%
H振りジバコイル
99.4〜117.5%
196.6〜232.7%
H振りキラフロル
88.4〜105.2%
174.7〜206.3%
H振りウインディ
59.8〜71.0%
118.7〜140.1%
- アイススピナー
無振りサザンドラ
51.4〜61.0%
101.7〜120.9%
無振りドラパルト
61.3〜72.3%
120.2〜142.3%
無振りキノガッサ
69.6〜82.9%
139.2〜164.4%
H振りカイリュー(マルスケ無し)
98.7〜118.0%
195.1〜231.3%
HB特化カバルドン
24.1〜28.8%
47.4〜55.8%
- テラバースト
- 飛行
- 悪
- 格闘
- 草
被ダメージ計算
A特化ミミッキュ
かげうち
28.9〜35.8%
シャドークロー
52.0〜62.4%
C特化ドラパルト
シャドーボール
63.5〜76.3%
A特化ドラパルト
ふいうち
42.7〜50.8%
C特化サザンドラ
あくのはどう
73.9〜87.8%
C特化ウルガモス
ほのおのまい
38.1〜46.2%
A特化バンギラス
かみくだく
77.4〜93.6%
C特化サーフゴー
シャドーボール
77.4〜91.3%
無振りカバルドン
じしん
63.5〜76.3%
A特化カイリュー
じしん
64.7〜77.6%
A特化ドドゲザン
ふいうち
67.0〜80.9%
ドゲザン
83.2〜98.2%
A特化ウインディ
フレアドライブ
52.0〜62.4%
A特化ソウブレイズ
フレアドライブ
56.6〜67.0%
苦手なポケモン
足りない火力を弱点保険のA上昇で補うドータクンにとって、能力変化を無効にするこれらのポケモンは非常に相性が悪いです
1発で落とし切れず、あくびやふきとばしで流されるほか、回復技で粘られることでトリルを切らされてしまいます
先述の通り、攻撃を食らってからが本領を発揮する本論の型においては先制技が非常に辛く、相手に先制技を所持するポケモンが複数存在する場合は選出を工夫する必要があります
相性の良い味方
不足気味の火力をステロなどで補うことが出来ます
しかし、ちょうはつを所持したポケモンを呼びやすくなることにも繋がるので注意が必要です
ドータクンが仕留め損ねたポケモンをトリルに囚われず処理することが出来ます、中速ポケモンなら仮にトリルが残っても有効活用が可能です
後書き
閲覧ありがとうございました!
何かご不明な点がございましたらコメントにて質問頂けると幸いです
また、使用した感想などありましたらモチベーションに繋がるので是非教えて下さい!