はじめに
初めまして、育成論を初投稿させていただきます。大江戸ハマチと申します。アクセス頂きありがとうございます!
至らぬ点もありますが、ご覧になってくださると幸いです。
※非公式用語(HABCDS、種族値努力値個体値)等を用いています。
個体値は全て6V想定です。
ダメージ計算は全てポケソル様のツール(https://sv.pokesol.com/calc)を用いています。
ストライクについて
初代から登場している虫/飛行タイプのポケモンです。
第2世代では進化先としてハッサムハッサムが追加され、第5世代で進化の輝石が実装されたことにより、
輝石を持たせればハッサムと同じ合計種族値(500)を持ちながら
高い耐久値を得られるというポテンシャルを秘めたポケモンとなりました。
輝石持ちの実質種族値は70-110-130-55-130-105となり、
非常に種族値バランスの良い「実質600族」として一躍注目を浴びました。
しかし、虫飛行・貧弱なサブウェポンという技範囲の狭さ、微妙なタイプ耐性が足を引っ張り、
一線級の活躍を見込むのは難しいポケモンでした。
ですが、SVでテラスタル(特に鋼)が実装されたことにより、
「走攻守ともに優れた種族値配分」「優秀なタイプ相性」「平均以上の技範囲」を持つことが出来るようになりました。
本育成論では、シーズン1(パルデア図鑑のうちコラミラ・準伝・パラドックスを除いたレギュレーション)の環境において、
先発起用して初手(相手によっては第2手)で鋼テラスタルすることを前提とした「輝石持ち基本型」として記していきます。
(今後のレギュレーションに応じて改良版も投稿予定です)
採用理由と役割
・先発、初手鋼テラスタル剣舞、高耐久により、最初手でアドバンテージを取れる。
(元タイプで1/4・無効となる格闘・地面はまず飛んでこないため)
・対策必須級のキノガッサへのメタ
・サーフゴーのゴルドラを軽減し、C下げでやや優位に立てる
・フェアリーアタッカーとして人気のデカヌチャン ミミッキュへの牽制(ただし、こちらが最速である必要があり、デカヌチャンはたきおとす搭載型に注意)
・高い耐久値と優れたタイプ耐性を活かし剣舞で積みアタッカーに
持ち物
コンセプト上「しんかのきせき」で確定です。
進化前であるため持ち物は非常に読まれやすく、はたきおとすを受けてしまうと一気に火力が落ちてしまうため、はたきおとす持ち(主にマスカーニャデカヌチャン等)には要注意です。
特性
つばめがえしの火力を上げるため、テクニシャン一択です。
性格・努力値と調整
対面で上を取れる相手が一気に増えるため、ようき最速を採用しています(実数値172)。
残りは耐久を確保するためH252、A4振り推奨です。
・スカーフでなければ最速でも抜ける(S104以下)
ミミッキュ デカヌチャン ガブリアス イルカマン ケッキング サザンドラ ウインディなど
・最速が同速(S105)
パーモット ゾロアーク クエスパトラ ムウマージ フリージオ
・準速なら抜ける(S106~122)
ゲンガー エーフィ ライチュウ イッカネズミ ルガルガン など
・準速でも無理(S123~)
サンダース ファイアロー カマスジョー ドラパルト マルマインなど
技構成
【確定枠】
つばめがえし
テクニシャンが適用されるタイプ一致メインウェポン。
シーズン1には虫弱点のあくタイプがあまりいないため(害悪型マフィティフか悪変化マスカーニャ、ワルビアルくらい)シザクロは採用しません。
必中なので回避率上昇を無視できます。害悪型フワライド対策もバッチリ。
つるぎのまい
耐久を活かして火力を底上げする積み技。
鋼テラスタル後は積み無しワンパンはほぼ不可能のため、初手の安牌として。この型が有名になったら挑発が飛んでくるかも
舞う回数の目安についてはダメージ計算を参照。
鋼テラバースト
今まで苦手だった岩、氷、及び環境を荒らす
ミミッキュデカヌチャン等フェアリータイプへの打点に。
鋼テラスタルした時点で、撃つ前からテラバ持ちなのがあっさりバレてしまうのが欠点ですが、剣舞した後であれば岩氷フェアリーに圧をかけられること請け合いです。
【選択枠】
とんぼがえり
先発起用のため候補としてはかなり強め。一応選択にしました。
苦手な相手(後述)に上から撃つこと前提。上を取れない相手には素直に交代しましょう。
テクニシャン適用外のため火力は微妙ですが、テラスタル剣舞からのごり押しが出来なかった場合の保険や、相手の選出を見てからのフィニッシャー起用として。
かわらわり
ノーリスクで打てる格闘技。
受けや崩しが多用する両壁対策になる上に読まれにくいのがメリット。
ただしインファイトと比べると火力がかなり落ちるので、壁が無い状態だと「一致つばめよりはマシ」程度の火力なのが難点。
テラスタル
元タイプの相性補完・タイプ耐性・苦手なタイプへの打点を兼ねる鋼テラスタル一択です。
炎には相変わらず弱くなってしまうため、ウインディラウドボーン相手には大人しく引き下がりましょう。
また、初手は安心ですが、テラスタル後は地面に弱くなってしまうのがネックになります。地震持ちにはガブリアスカバルドン、てんねんドオーヘイラッシャなど苦手な相手がゾロゾロいるので、テラスタルによって良くも悪くも今まで以上に有利な相手・不利な相手がハッキリ別れるようになります。
立ち回り例
基本:先発起用→初手鋼テラスタル剣舞→弱点を突けるならつばめorテラバorインファでワンパン、まだ積めそうなら再び剣舞。
苦手な相手にはとんぼか交代。
【相手別立ち回り】
VSキノガッサ
剣舞せずともつばめがえしで確定一発。
ただし剣舞読み胞子を警戒し、テラスタルせずつばめがえしがオススメです。
ただし、ガッサ対策の対策として炎テラバされると痛手(A特化ガッサ炎テラバが 輝石H全振りストライクに 67.8 ~81.4% 確定2発)。
VSミミッキュ
初手はテラスタルせず、つばめがえしで化けの皮を剥がします。
2手以降は上から鋼テラバ(化けの皮込で耐久無振りなら確1、H全振りでも乱1 6.25%)。
じゃれつくを半減出来るので、トリルを張られてもターン稼ぎが出来ます。
ただし鬼火搭載の搦手型には要警戒。
剣舞でAを戻し、第2手を見ましょう。
VSデカヌチャン
初手テラ無し剣舞。はたきおとすが高確率で飛んできますが、第2手にテラバでH全振りでも確2に持ち込めます。(ついでにデカハン半減も狙う)
VSサーフゴー
初手ゴールドラッシュ読みでテラ剣舞。
読み通りなら再び剣舞し(Cが下がるのでシャドボでもまだまだ耐えられる)、つばめで打ち合いに持ち込みます。
ただし、初手わるだくみの場合シャドボが飛ぶ(C特化で確2)可能性が高いので、トンボを挟んでからノーマル(特にハピナス)と交代すると安心。
VSキョジオーン
初手岩技or呪いorステロ読みでテラ剣舞。
第2手にテラバでHB特化でも確2。地震でも呪いのA1↑込で耐えられます。
与ダメージ計算
つばめがえし
ガッサ
HB特化でも確1
ガブリアス
H全振り剣舞1(54.5%~64.2%)確定2発
H全振りB76までは確2圏内
サフゴ
H4振り
剣舞1で (35.9 ~ 42.6%) 確定3発
剣舞2で(53.8 ~ 63.0%) 確定2発
H全振り
剣舞1(29.9 ~ 35.5%) 乱数3発 : 25.19%
剣舞2(44.9 ~ 52.6%) 乱数2発 : 25.78%
鋼テラバ
ミミッキュ(化けの皮被ダメ込)
H4振り(104.4 ~ 125.3%) 確定1発
H全振り (84.6 ~ 101.5%) 乱数1発 : 6.25%
デカヌチャン
H全振り剣舞1 (64.1 ~ 75.6%) 確定2発
キョジオーン
HB特化剣舞1 58.0 ~ 69.6% 確定2発
上記+呪いでB1↑ (38.7 ~ 46.4%) 確定3発
クレベース
HB特化剣舞1 (45.6 ~ 54.5%) 乱数2発 : 49.6%
剣舞2(68.4 ~ 81.2%) 確定2発
性格補正なし剣舞1なら(50.5 ~ 60.4%) 確定2発
バンギラス
H全振り剣舞1(88.0 ~ 104.4%) 乱数1発 : 18.75%
HB特化剣舞1(64.8 ~ 76.4%) 確定2発
被ダメージ計算
サフゴ
C252ゴルドラ半減
26~30.5 確4
C特化ゴルドラ半減
23.7~28.3 乱4
C252 ↓1シャドボ
21~25.5
ゴルドラと合わせて47~56
C特化
23.7~27.7
ゴルドラ込47.4~57
ガブリアス
A特化ストーンエッジ半減
25 ~ 30 (14.2 ~ 17.0%)
A特化げきりん半減
45 ~ 54 (25.5 ~ 30.5%) 確定4発
A特化地震抜群(第2手以降想定)
(85.9~101.7)乱1
性格補正なし 78~92.7 確2
キョジオーン
A無振り地震 抜群
35~41.9 確3
A全振り
44.1~52 乱2 9.76%
A全振り呪い1地震
64.5~76.9 確2
デカヌチャン
はたきおとす+デカハンマー(半減かつ輝石無し受け)を想定
A全振り
18~21.5+32.3~38.5=50.3~60
A特化
19.2~23.2+35.5~41.9=54.7~65.1
苦手な相手
剣舞を積めず、逆に弱点を突かれてしまいます。
ドオーはストーンエッジといわなだれが使えるので、テラ無しでも引きたい相手。
ヘイラは物理耐久の高さから打ち合いで勝てません。
いかく・良耐久・炎タイプ・弱点を突けないウインディ
何もできません。素直に引きましょう。
一致地震・あくび・吠える・高物理耐久カバルドン
カバに限りませんが、あくび持ちには弱いです。
相性の良い味方・構築例
弱点の炎地面格闘をカバー出来るファイアロー(ただし、疾風の翼&飛行テラスタル初手バ火力型を使いたいのが悩みどころ)
物理受けカバーとしてカバルドンキョジオーン クレベースや
対面で勝てる物理アタッカーを誘導するためハピナス 輝石じゃなくてタスキか?と思わせるダミーとしてラッキーもオススメです。
終わりに
最後までご覧頂きありがとうございました! コメントお待ちしております!
それでは(筆者のやる気があれば)また別の育成論でお会いしましょう! アディオス バイバイだよ〜!!