- 本サイトで一般的に使用されている略語や専門用語が含まれております。例:特化(努力値252+性格補正) ステロ(ステルスロック)...など
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前置き
ご高覧頂きありがとうございます。
ハバタクカミハバタクカミ
今現在ランクマッチを支配している、最強ポケモンの一角です。
優秀なタイプ、逆イシヘンジンイシヘンジンみたいな種族値、広い技範囲...
時にはでんじはを撒き散らかし、あまえるで物理受けもやってのけます。
ムウマージムウマージの涙で田植えができそうです。
これら以外にも豊富な型を持つハバタクカミ
安定してぶちのめせるポケモンはいないのかと
あわよくばサポートもできちゃうポケモンはいないのかと探した結果、
今回の主役であるスナノケガワスナノケガワに辿り着きました。
スナノケガワスナノケガワについて
(飛ばして頂いても構いません)
スカーレット限定でエリアゼロに出現するパラドックスポケモン
レアコイルレアコイルの古代の姿とされており、
昔はイケイケだったのか、全体的にロックな見た目になっています。
対戦においての特徴を書いていきますと、
- 種族値
- C121 S101と攻撃面は高水準
- 耐久もH85 B97 D85と悪くありません。
- 腐ってもパラドックスポケモン、と言ったところでしょう。
- こだいかっせいによる能力上昇
- 特性の詳細は割愛させて頂きます。
- すばやさに特化させ、こだいかっせいを発動させた際の実数値は252となり、ここまでしても準速レジエレキレジエレキと同速です。
- 何がしたいのでしょうか。
- 豊富な変化技
- でんじはは勿論のこと、リフレクター&ひかりのかべやじゅうりょくなど先発要員に欲しい物は大抵揃っており、
- 果てはじばそうさなんてふざけた技まで覚えます。
以上のことを踏まえた上で、
一言で言うなら「パッとしない」という印象のポケモンでしょう。
採用理由
- 先発に出てきやすいハバタクカミを安定して処理できるサポート要員であり、こだいかっせいによるS上昇で誰に対しても最低限の仕事を遂行できることが採用理由となります。
- 詳しくは後述しますがスナノケガワにあまえるなんてまず撃ちませんし、でんじはは無効、マジカルフレイムのC下降もへっちゃら。
- 奇襲性能と汎用性を両立している先発要員としての価値は高いのではないでしょうか。
持ち物
ブーストエナジー
- こだいかっせい、クォークチャージを即座に発動させることができます。
- 本記事で紹介する型ではS↑が基本になると思われます。
- 今回はこれを第一候補としていますが、パーティにパラドックスポケモンが複数いる場合はポケモン達と相談してみてください。
きあいのタスキ
- HPが満タンの時、本来ひんしになる威力の技を喰らってもHP1で耐えることができるようになります。
- 想定外の技が飛んで来ても、最低限ステロを撒くぐらいはできるように。ブーストエナジーを取られた場合の第一候補ですね。
いのちのたま
- 技の威力が1.3倍になる代わりに、攻撃する度に体力が1/10削られます。
- 後述するテラスタイプによっては採用もアリかも?くらいの優先度です。
特性
こだいかっせい
これしかありません。強力な種族値を代償に個性を奪われています。
性格、努力値と調整
性格はまじめで確定とさせて頂きます。両刀型かつ、ただえさえ微妙な耐久を削る訳にもいかないので仕方なく
コメントでのご指摘を受け、むじゃきに変更させて頂きました。
- 努力値と調整
- H44...余りを耐久に振り分けました。
- A124...後述するヘビーボンバーでハバタクカミを確定1発で倒せます。
- C84...こだいかっせいでSを上げたいので少し低めに調整。最低限の火力は出ます。
- D100...性格補正で下がった耐久を補うため。
- S156...こだいかっせいにより実数値は232となり、最速スカーフヒートロトムウォッシュロトムカットロトムフロストロトムスピンロトムや準速スカーフウーラオス(いちげき)ウーラオス、準速スカーフガブリアスなどを抜くことができます。
コメントでのご指摘を受け、努力値調整を一部変更させて頂きました。
技構成
- 確定枠
ヘビーボンバー
- 相手と自分の体重によって威力が変動する物理はがね技。
- 同じく鋼技のラスターカノンもスナノケガワは覚えますが、H4ハバタクカミに5~6割ほどしか入らず、マジカルフレイムのC下降も痛いです。
- スナノケガワの体重は60.0kgと高校1年生みたいな重さですが、ハバタクカミはそれを遥かに下回る4.0kg。特典が豪華な図鑑でしょうか。
- 威力120で押し潰すことができ、今回のコンセプトには欠かせないので確定とさせて頂きます。
他にもヘビーボンバーでハバタクカミを倒すというコンセプトの育成論が投稿されているのですが(育成論SV/1715)、技構成や努力値配分、持ち物など自分の考えとは異なる点が多かった為、別物として投稿させて頂きました。
ほうでん
- 威力80、3割の確率で相手をまひにできるタイプ一致技。
- 麻痺によりサポート能力に拍車がかかり、無限の勝ち筋を生み出せます。
- 選択枠
ステルスロック
- 接地している相手が出てきた際、HPの1/16を削ることができる設置技。
- 後続に負担をかけることができ、様子見で適当に撒き散らかせます。
- 優先度高
でんじは
- 相手のすばやさを半減、毎ターン1/4で行動不能という強力な状態異常を押し付けることができます。
- よりサポートを重視するならほうでんよりもこちらの方がいいかも?
- 優先度中
テラバースト
- 奇襲で倒すと言うよりかは、最低限のダメージを与えて起点にされるのを回避する目的で使います。
- 優先度中
だいちのちから
- 威力90、1割の確率で相手の特防を下げるタイプ一致の特殊技。
- これを入れると他の技次第でグライオングライオンに手も足も出なくなるので注意。
- 優先度低
ひかりのかべorリフレクター
- 相手の特殊、物理技の威力を5ターン半減できる変化技。
- 技スペの都合上片方しか入れられないこともあり優先度は低め。ステルスロックとの選択になりそうです。
- 優先度低
テラスタル
- テラバーストを採用するなら第一候補になります。
- カイリューカイリューやグライオングライオンなど、今をときめくポケモン達の起点になることを防ぐことができ、ヘビーボンバーと合わさってかなりの奇襲性能を誇ります。
- 優先度高
- ほぼオーガポン(かまど)鬼さまピンポイントメタ。
- 前述のテラス型で対面した際、かなり厳しいと感じた為候補とさせて頂きます。
- 優先度中
他の先発ステロ要員との差別化
キラフロルキラフロル
- スナノケガワよりも高いCと、どくげしょうによるサポートが強力。
- しかしSが86と比較的低めで、ハバタクカミやパオジアンパオジアンら瞬足アタッカーに対する動き易さ、対抗手段の多さで勝っていると考えています。
ラグラージなど、あくびステロ両立勢
- ステロを撒いてあくびで交代を促し、相手全体に負荷をかけていくのが得意なポケモン達。高耐久な子が多く、後続の積みの起点を作る役割も担っています。
- しかしこれらのポケモン自身が相手の頭数を減らすといった場面は少なく、不利対面では受けのためだけにテラスタルを切らざるを得ないことも。
- その点スナノケガワは火力方面も優れており、テラスタルを切った後もテラバーストで積極的に攻めることができます。
- 置き物になりづらいという点で、これらのポケモンとは違う活躍ができるのは明確な長所でしょう。
立ち回り例
- 先発で繰り出し、後続のサポートに徹する役がメインとなります。
- ハバタクカミと対面した際はヘビーボンバーで奇襲、カイリューやランドロス(化身)、オーガポン(かまど)に対してはテラバーストでちょっかいをかけるなどし、やることがなくなったらほうでんで嫌がらせをするのが基本の立ち回りとなります。
- 古代で磨いた陰湿な技術を最大限に活かしましょう。
与ダメージ計算
ヘビーボンバー
ほうでん
- H4ウーラオス(れんげき) (96.5~115.9%) 乱数1発(87.5%)
- H4テツノツツミ (128.7~154.5%) 確定1発(63~74.7%) 確定2発
- H252 D252 チョッキママンボウ (35.2~41.9%) 確定3発
- H252サーフゴー (32.4~38.6%) 乱数3発(98.5%)
- H4キラフロル (42.1~50.9%) 乱数2発(2.7%)
- H252オーロンゲ (36.1~43%) 確定3発
テラバースト(こおり)
- H4 マルチスケイルカイリュー (69.4~82.6%) 確定2発
- H252 マルチスケイルカイリュー (58.5%~69.6%) 確定2発
- H4 ランドロス(霊獣) (167.2~198.7%) 確定1発
- H252 ガブリアス (122.7~145.1%) 確定1発
- H252 グライオン (160.4~191.2%) 確定1発
- H4 ドラパルト (89~106%) 乱数1発(37.5%)
- H4 ブリジュラス (48.7~57.8%) 乱数2発 (94.9%)
- H4 キノガッサ (125~150%) 確定1発
- H252 D4 モロバレル (60.6~73.3%) 確定2発
テラバースト(どく)
- H4 オーガポン(かまど) (76.9~92.3%) 確定2発
- いのちのたまを持たせた場合 (100~119.8%) 確定1発
- H4 キノガッサ (125~150%) 確定1発
- H252 マリルリ (66.6~79.2%) 確定2発
被ダメージ計算
- A特化ハチマキ カイリュー しんそく (71.5~84.2%) 確定2発
- C252 ハバタクカミ ムーンフォース (56.9~67.8%) 確定2発
- A特化ハチマキ ちからもちマリルリ アクアジェット {80~94.5%} 確定2発
- A特化ハチマキ ゴリランダー 優先度+1グラススライダー (81.2~95.7%) 確定2発
- C252 テツノツツミ ハイドロポンプ (124.8~149%) 確定1発
- テラスの場合 (62.4~74.5%)
- A特化 オーガポン(かまど) ウッドホーン (99.3~117.5%) 乱数1発(87.5%)
- テラスの場合 (24.8~29%) 乱数4発(100%)
相性の良い味方・構築例
- コータスコータスやウネルミナモウネルミナモを並べておくことで、晴れにタダ乗りするのが大好きなキセルハバタクカミを誘い出すことができます。
- ウネルミナモをハバタクカミで見ようとしていた相手のプランが崩壊するため、後続が格段に動きやすくなります。
- またコータスのひでりでこだいかっせいが発動するので、一度引いた後も爆速で動けることも相性が良いですね。
- あとはゴリランダーゴリランダーなど、高火力な先制技使いをステルスロックで補助してあげるのもいいかもしれません。
最後に
ここまで読んで頂きありがとうございました。
ハバタクカミをペシャンコにできるスナノケガワ
パラドックスポケモンの中でもやや不遇気味な立ち位置にいますが、決して弱くはないと思っております。
是非皆さんも使ってみて、悪どい笑みを浮かべてもらえれば幸いです。