はじめに
今回は私の愛用している特殊バンギラスについてご紹介いたします。
ステータスについてはHABCDSの略称、火力耐久は指数表現となっております。
また、用語について
遂行技=対面の相手想定で使う技
牽制技=交代先の相手想定で使う技
とさせていただいております。
以下早速本題。
なぜ特殊バンギラスを使うのか
バンギラスといえば、種族値の暴力メガバンギや先発でリードするバンドリマンダのバンギラスが強力で有名だが、
あえて特殊バンギを採用する意味付けを先に説明したい。
- パーティにおける役割
本論のバンギラスはパーティにおいて重たい相手をケアし後続を動かしやすくする、
または牽制技による役割破壊で相手の交代先に負担をかけサイクル崩壊させる事を主目的としている。
したがって砂起点型や(抜き)エース役のメガバンギとは運用方法が全く違う。
- 特殊バンギラスは意表がつける(重要)
バンギラスは有利不利がはっきりしている故に交代が読みやすく、
相手方はりゅうのまい/岩技/悪技/れいとうパンチ/じしん@メガ石のような構成を想定して立ち回ることが多いので、役割破壊を刺しやすい。
(具体例をあげるとはがねタイプ読みかえんほうしゃや、ドヒドイデ読み10まんボルト等
また、一般的なバンギラスで相手にできない相手を対処できるのでこちらが有効技があるにも関わらず居座りを許しやすい)
火力にしても珠装備以上ならメガバンギの役割破壊3色パンチ以上の火力が出るので、
受けようと出てきた物理受けに十分な圧を加えることができる。
勿論いかくややけどで止まらないのも嬉しいところだ。
- 特殊バンギラスの弱点
珠装備の場合特に耐久性に難がある。
弱点を突きながら戦う必要があり読みが必要になる。
一般的なバンギラスで対処可能な相手の突破が難しい場合がある。
(本論の型の場合ウルガモスやリザードンは突破不可能)
したがって、当たり前だが型バレすると特に厳しい。
例えば普通の型でも稀にあるれいとうビームぐらいなら、いかくを嫌った役割破壊として見てもらえるかもしれないが、
それ以外の技も無駄撃ちすると間違いなくヤバいバンギラスだと思われて動きづらくなる。
- 運用の方法
初手有利対面読み先発や等倍以下の技読みで受け出しする。
対面の相手をそのままごり押しで倒す。
もしくは有利対面による交代圧をかけ、後続の相手を牽制技で削り倒す。
せいかくについて
筆者はひかえめで運用している。
とはいえ筆者が試用していないので積極的にお薦めはしないが、どうしても特殊バンギで岩技を使いたいなら
無振りでもストーンエッジの方がC特化げんしのちからよりも火力が出るので両刀向け性格もありか。
努力値について
- 調整A(面倒な人向け)
H252,C252,余り4
調整が面倒、珠ダメなんてしらねって方はこちら、筆者はこれ。
火力ギリギリの場合があるためCに全部、耐久を高めるために残りは全部H。
余りはS60族の4振り抜き想定でSがオススメ。
- 調整B(珠ダメ気になる人、上記両刀使い向け)
H188,C252,余り68
HP実数199調整。一応余りをAに振ると上記両刀性格の場合エッジでテテフなんかが乱数のようだ。
持ち物について
本論では筆者のオススメするいのちのたまとしているが好きにカスタマイズできる。
例えばじゃくてんほけんやこだわりメガネ、たつじんのおびやとつげきチョッキ、各種Zクリスタル等を持たせてもよい。
なお、アイテムによって倒せる相手、倒せない相手が変わってくる場合や
パーティの仲間とかみあう場合もかみあわない場合もあるのでその点は熟考が必要になる。
技構成と主要な与ダメージ
本論では運用の関係上必須技は考えていないので、
以下の技からパーティで重い相手を調べて自由にカスタマイズしてほしい。
(ポリクチが重たいと感じるならきあいだま/かえんほうしゃ/任意/任意といったかんじ)
また、筆者が使用していない技についても一応何種類か紹介している(☆が試用済、★が未試用)
なお指数の表記は珠込み、ダメージは砂ダメ未考慮となっている。
- ☆れいとうビーム…火力指数18837
アーゴヨン、カバルドン、ボーマンダ、ガブリアス、サンダー、グライオンあたりに万全で対面した際には倒す、もしくは砂による相討ちが狙える。
また、交代読みでキノガッサやランドロス霊獣、ボルトロス霊獣等の相手に刺す。
とはいえ一般的なバンギラスのれいとうパンチの存在もあるので、
おそらく相手も氷技は想定済、うまく読んで刺そう。
・HD特化メガボーマンダ 90~107.9%(50%乱数1)
・同カバルドン 48.3~58.2%(94.9%乱数2)
・H4アーゴヨン 102.6~122.1%
・H252チョッキランドロス霊獣 97.9~116.8%(87.5%乱数1)
・H4ボルトロス霊獣 92.2~109%(50%乱数1)
・無振キノガッサ 余裕の確1
- ☆かえんほうしゃ……火力指数18837
炎4倍勢であるナットレイへの遂行技であるとともに、岩技なんかを受けに来るはがねタイプへの牽制技。
ハッサムは有利なように見えるかもしれないがバレットパンチ2セット耐えないので迂闊に受け出ししてはいけない。
HDテッカグヤはギリギリ確3なので突破は厳しいがHBあたりが受け出しで飛んでくるとボーナス。
・HD特化メガハッサム 100~117.5%
・同ナットレイ 86.1~103.3%(18.8乱数1、D無振りなら確1)
・(メガ)ルカリオ H108までなら確1
・H252メガクチート 79.6~94.2%(確2)
なおメガ前クチートなら余裕の確1
・無振メタグロス 83.8~98.7%(確2)
・同メガメタグロス 72.2~85.8%(確2)
ようきグロスのアイアンヘッドの場合、ごく稀に直前の珠ダメ込みで耐えることもあるが
基本的には次のターンに確実に負けてしまうので、素直に退くか捨てよう。
だいもんじなら落とせる場合もあるが命中の関係上オススメはしない。
- ☆10まんボルト……火力指数18837
ドヒドイデやヤドランのような低火力水タイプへの遂行技であるとともに、ギャラドスやマリルリへの牽制技を想定。
・H252D4 ドヒドイデ 56~68.1%(確2)
・同カプ・レヒレ 54.2~64.4%(確2)
・同メガヤドラン 70.7~83.6%(確2)
・同マリルリ 56~68.1%(確2)
・H4ギャラドス 139.7~167.2%
・同メガギャラドス 56.1~66.6%(確2)
- ☆きあいだま……火力指数25116
一応最大火力である。遂行技としてポリゴン2やガルーラへの最大打点。
バンギラスの呼ぶ相手にもあんまり刺さらない気がするんで牽制技としては役に立たないか。
とはいえポリゴン2相手にできるのは有用だが、その場合クソ外しから再生合戦になるので使うならPP最大化推奨。
・H252D4ポリゴン2 56.7~67.6%(命中考慮約49%乱数2)
・H4メガガルーラ 87.8~103.3%(命中考慮約16%乱数1)
HDポリゴン2は倒せないので諦めましょう。
- ☆あくのはどう……火力指数25116
一応最大火力で命中安定。
C252ゲッコウガの珠あくのはどう並の火力は出る。
耐久指数20000ぐらいの相手なら等倍で高乱2にすることは可能なので、一貫性があるならば遂行技兼牽制技として無難に連打することができる。
筆者はSM時期に1シーズン使用していたが何か違和感があり現在は使用していない。
強いといえば強いんですけどね。
- ☆まもる
何らかの技を使用してギリギリ相手が残ってしまった場合に砂ダメを稼ぐ際、
もしくはバシャーモの膝蹴りを避ける際に使用する。
これも筆者は現在使用していない。
以下未試用技候補
- ★ストーンエッジ……火力指数23400
A下降補正で計算しているがリザードンやウルガモスには、この技を入れないと突破できないはず。
バシャーモやヒードランには後述のだいちのちからの方が入る。
また、氷4倍以外のひこうタイプへの最大打点。
- ★だいちのちから……火力指数18837
前述のようにバシャーモやヒードランにはこちらが刺さるか。
また、アーゴヨンやドヒドイデ想定の場合れいビや10万の互換として使えるかもしれない。
- ★なみのり……火力指数18837
みずタイプの打点ではある。
しかしバンギラスって意外に器用ですね。
被ダメージ
珠ダメがあるので以下の表記に攻撃回数×10%相当のダメージが入る。
- 物理部門……耐久指数26910
格闘は不一致かわらわり程度なら耐えるかもしれないが基本的には無理。
弱点例
・A特化メガボーマンダじしん 60.8~72.4%(確2)
・同ランドロス霊獣じしん 90.8~107.2%(43.8%乱数1)
・A252メガメタグロスアイアンヘッド 86.9~102.4%(12.5%乱数1)
・A特化メガハッサムバレットパンチ 56~67.6%(確2)
・同マリルリハチマキアクアジェット 56~67.6%(確2)
・A252メガギャラドスたきのぼり 70.3~84%(確2)
2倍弱点ならギリギリ耐えることも可能なので牽制技が刺さったら、居座りから撃破も可能。
等倍や半減なら2~4割程度しか入らないことも多いので繰り出しから積極的に交代圧をかけることができる。
- 特殊部門……砂込み37260
物理同様に格闘は不一致きあいだまぐらいなら耐えることもあるかもしれないが、基本的には期待できない。
弱点例
・C特化ヒードランラスターカノン 49.2~58.9%(98%乱数2)
・同ヒードランだいちのちから 37.6~44.4%(確3)
・同カプ・レヒレムーンフォース 47.3~56%(73.8%乱数2)
・C4メガヤドランねっとう 37.6~44.4%(確3)
・無振ドヒドイデねっとう 18.3~23.1%(乱数5)
これもまた物理と同様だが、砂込みでの耐久力が素晴らしいため、
場合によっては弱点技への受け出しも考慮にいれて動くことができる。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ご意見、ご指摘、ご感想はコメント迄
わかる範囲で返信させていただきます。
本文内には書きませんでしたが、この型の魅力はそのバクチ性故の楽しさだと思っています。
交代するかしないか、抜群刺さるか刺されるか、倒すか倒されるか。
使っていて面白い型だと思いますね。
ちなみに私は同じ名前でレートに潜っているので、もし見かけたら
こいつのバンギは特殊かー
と思って動けば有利になるかもしれませんねw