今回は個人的に好きなポケモンであるミロカロスをどうにかレート環境で運用出来ないかと考えた結果の一つでございます。
- はじめに
H A B C D Sと省略表記する事とします。
また、個体値はA不問の5Vを理想個体とします。
混乱ダメも考慮すると低い方が良いです。
また、低評価の場合は何かしらのコメントを頂けると幸いです。
ダメージ計算はすべて以下のサイトを利用させていただきました。
http://pokemon-trainer.net/bw/dmcs.html
- ミロカロスについて
初登場はルビー・サファイアではありますが、個人的にはシロナさんの相棒的な立ち位置のイメージです。
この風貌に魅了され、使いたいと思った方も多いのではないでしょうか。
かく言う私もその一人で、今回の育成論の投稿に至った訳であります。
さて、ミロカロスについて考察を加える前に、同じ単水タイプであるスイクン、シャワーズとの差別化をしなくてはなりません。
種族値を見てみましょう。
ミロカロス: 95- 60- 79-100-125-81
スイクン :100- 75-115- 90-115-85
シャワーズ:130- 65- 60-110- 95-65
スイクンと比較した場合、HPにそこまでの差はありませんが、物理方面はかなりの差があります。特性ふしぎなうろこ発動時にはスイクンをも上回る物理耐久を得る事が出来ますが、やけど、どく等による定数ダメ、ねむり、まひによる行動制限を考えると安定した働きは難しそうです。しかしながら数値的にはそこまで絶望的という訳でもないように感じます。また、特殊方面ではC、D共にこちらの方が上回っておりC、Dの種族値というのは差別化に置けるひとつのポイントとなりそうです。
しかしここで問題となってくるのがシャワーズの存在です。Dの種族値こそミロカロスから劣りますが、高いHP、Cの種族値もあるため種族値のみでは特殊方面における差別化のポイントとはなりにくそうです。
そこで重要になってくるのが技構成です。
ミロカロスはスイクン、シャワーズが覚えないじこさいせいという回復技を持っています。スイクン、シャワーズは共にねむるを覚えますが、ねむるの採用にはカゴの実が必須レベルとなる上に、回復回数は1回に限られてしまいます。
また、加えてミロカロスはりゅうのはどうを覚えるのです。
普段は冷凍ビームより範囲が狭く、また一致半減ハイポンと不一致等倍竜波の威力が同じである事から採用される事は滅多にありませんが、対グドラとなると話は別です。
グドラに対して水技は1/4、冷凍ビームも等倍でしか入らず、耐久に振ったこの3匹では火力が足りません。よってグドラを見る点において、竜波を覚えるというのは重要な差別化のポイントと言えるでしょう。
よって以上をまとめると
対雨特殊グドラへの受け出し性能(竜の波動) 自己再生
以上二点を大事にしながら構成を考えて行きたいと思います。
- 特性
不意の状態異常を有効活用出来る可能性がある事に加え、今回は物理を受ける前提ではないのでメロメロボディの発動機会もなさそうです。
- 持ち物
オボンを盾に無理矢理耐久をあげてCにも振りたかったので。
たべのこし
残飯込みで眼鏡グドラの流星群確定1.5耐えしますので、眼鏡グドラに対して、2サイクル目以降に対しても強くなれます。
- 性格
おだやか
失礼致しました。私の検証不足です。コメントによる指摘から穏やかの方が無駄が少ない、という事が判明しましたので変更致します。
- 努力値
実数値にすると
202-×-110-141-160-102
となります。
特防
オボン抜きでC特化珠グドラの竜波+流星群を確定耐え
特化珠グドラの竜波ではオボン発動圏内まで行きません(白目
防御
珠徹子A特化武神の雷Pを確定耐え
補正なしガブの鉢巻き逆鱗を確定耐え
鉢巻き特化カイリューの神速を確定2耐え
特攻・素早さ
冷凍ビーム、ハイドロポンプを搭載する上で必要最低限と思われる所までCに振り、残りをSに。
- 技構成
ハイドロポンプ
威力120のタイプ一致メインウエポン。Cにあまり振っていない今回の型では火力不足感が否めませんが...
りゅうのはどう
今回のコンセプトの中心となる技。グドラに抜群で入るのが唯一の強み。この技で確定数を減らし、急所被弾を抑えたいという狙いもあります。
じこさいせい
自分のHPを半分回復する再生技。上述のとおり差別化の重要なポイントでもあります。特にグドラに対しては半分以下のダメージで押さえられる技も多いので、確定で良いのではないでしょうか。
選択技
ひかりのかべ
対グドラへの安定性をさらにあげるなら。グドラ以外の特殊ATに対しても一層強くなれます。
さいみんじゅつ
命中不安が有りますが、それでも尚強力な技です。
トノに容易にアンコを撃たせない圧力にもなり、グドラ対面からグドラが逃げた先に当てられればかなりのアドバンテージになります。
れいとうビーム
グドラ以外への役割を持たせたい場合には。4倍龍にそれなりに強くなれます。
めざめるパワー
電気か草の選択になると思います。電気があればギャラに強くなり、草があれば水地面複合タイプへの打点が持てます。また、どちらの場合でも殻破パルへの打点となります。
- 被ダメ
控えめC特化グドラ
珠竜波 32.6%〜39.1%
珠流星 50.9%〜60.3%
眼鏡竜波 37.6%〜45%
眼鏡流星 58.4%〜69.8% オボン/残飯込みで確定1.5耐え
竜J竜波 37.6%〜45%
流星群 39.1%〜46.5%
眼鏡めざ電 39.6%〜47.5%
以下は参考までに
臆病C252ラティ
眼鏡流星 66.8%〜79.2% オボン込みで確定1.5耐え
眼鏡10万 61.3%〜72.2%
眼鏡雷 77.2%〜91%
臆病C252霊獣ボルト
眼鏡10万 99%〜116.8%
珠10万 86.1%〜101.4% 乱数1発 (12.5%)
10万V 66.3%〜78.2%
不一致めざ電程度ならば十分受けきれますが、タイプ一致電気技は相当厳しいです。
物理方面
意地っ張りA特化ローブシン
鉄の拳
珠雷P 83.6%〜99%
珠ドレP 62.3%〜73.7%
珠マッパ 33.6%〜40.5%
根性
雷P 80.1%〜95%
ドレP 59.9%〜71.2%
マッパ 32.6%〜38.6%
力尽く
珠雷P 91.5%〜107.9% 乱数1発 (50%)
珠ドレP 52.9%〜62.3%
珠マッパ 27.7%〜33.6%
意地っ張りA特化カイリュー
鉢巻神速 41.5%〜49%
鉢巻雷P 78.2%〜92%
鉢巻逆鱗 92.5%〜109.9% 乱数1発 (56.3%)
陽気A252ガブ
鉢巻逆鱗 83.6%〜98.5%
意地っ張りA特化ガブ
鉢巻地震 76.2%〜90.5%
意地っ張りA特化パルシェン
殻破Jロクブラ 20.2%〜24.2% オボン込みで確定5耐え
意地っ張りA特化キングドラ
1積逆鱗 73.2%〜86.6%
1積珠逆鱗 95%〜112.3%
ラムグドラなら竜波1発入れられる程度で、物理グドラはかなり厳しいです。
物理耐久は最低限の確保に留まっています。1発で返り討ちに出来る自信が無い限り、繰り出すべきではないと思います。
- 与ダメ
ハイドロポンプ
H252ローブシン 52.8%〜62.7% 食べ残し込みで超高乱数2(99.66%)
H4グドラ 20.5%〜24.5%(雨下) 身代わりすら壊せません
H4殻破パル 88%〜103.9% 乱数1発 (31.3%) 確実性を求めるならめざパが欲しい所。
りゅうのはどう
H4グドラ 55.6%〜66.2% 確定二発です
れいとうビーム
H4ラティオス 50%〜60.2%
191-106ガブ 100.5%〜119.3%
H4カイリュー 51.4%〜61%(マルスケ込み)
102.9%〜122.1%
めざめるパワー
電気
H4殻破パル 136.5%〜161.9%
H252ギャラ 93%〜110.8% 乱数1発 (56.3%)
草
H252ラグ 98.5%〜117.8% 乱数1発 (93.8%)
ピンポイントになりますが、あってよかったと思える場面は有りそうですね。
- 運用
急所さえ引かなければ確定で2発耐えてくれるはずですので、後出しから回復および壁張り等で安定させ竜波で殴る、というのが基本となります。
しかしここで注意すべきなのは物理グドラの存在です。
差別化云々の所でも述べたとおり、ミロカロスには最低限の物理耐久しかなく、龍舞グドラには役割を持てません。ですので物理グドラに対してはHBムドー等の別な対処が必要になってきます。
- 運用PT例
バンギムドーの受けループを基本に雨グドラに対しミロカロス、特殊電気に対しラティオスを繰り出したい形。
この並びなら物理グドラにもそれなりに圧力をかけられるかと思います。
- まとめ
初投稿という事で特にレイアウトが全く分からず、見苦しい物となってしまった事をここに深くお詫び申し上げます。
意見、指摘等がございましたらコメントをしていただけると恐縮でございます。
- ひとこと
- 更新履歴
8/18 努力値、性格の変更、及びそれに伴うダメージ計算の調整。一部記述修正。
8/18 物理グドラに関する記述を追加。一部記述修正。
8/18 選択技に催眠術を追加。運用PT例の枠を追加。
8/18 タグの変更。一部記述の修正。
8/19 持ち物に残飯を追加。ダメ計の追加。一部記述修正。