今回はフロストロトムです。
- 注意書き
・コメント時には最低限のマナーとして敬語の使用をお願いします。
・ダメージ計算は164さん、トレーナー天国さんのものを使用しています。
- フロストロトム
ダブルではノオーフロストとしてそれなりに採用されていますが、シングルでは全くと言っていいほど見かけません。
ですが、電気氷の完璧な相性補完をタイプ一致で使える点はかなり魅力的です。
電気氷の強さはサンダースやサンダー、ボルトロスなどの電気タイプのめざ氷持ちがそれを知らしめていますね。
電気氷の両方を半減で受けられるのはヒートロトム、フロストロトム、ランターン、ジバコイルくらいしかいません。それくらい受け難いです。
そんなフロストロトムが不遇な理由としては、メインウェポンになるであろう、FC時専用技が命中不安定な吹雪な点が大きいでしょう。
また、同じ氷タイプのユキノオーと役割が被る為、ガチ環境ではほとんど採用されません。
ユキノオーは特性の雪降らしのあられによる決定力補助、自身のあられによる吹雪必中や、天候変化+水地面耐性のおかげで天候パに役割を持ちやすいことなど、あちらのほうが単体性能としては優秀です。
上記のことを考慮した上でユキノオーとの差別化をしないとフロストロトムは採用できないので、まずは差別化から。
- 差別化
FCロトム H50 A65 B107 C105 D107 S86
ユキノオー H90 A92 B75 C92 D85 S60
見比べてみると特攻と素早さはフロストロトムのほうが上回っています。
BDもこちらが上回っていますが、Hの低さのせいで実質はほとんど同じ耐久です。
D耐久に至ってはノオーのほうが高いです。
ということで、CSを伸ばすことが差別化に繋がると考えられます。
では、CSを伸ばすことでユキノオーと違いどのような役割を持つことが可能になるかというと、
キノガッサやS調整眼鏡サンダー、準速オノノサザンなどの中速を上から殴れる
・最速までSを振ることでS実数値は151となり、最速スイクン、準速サザンまで抜くことができます。
ユキノオーもスカーフを巻くことで可能になりますが、こちらの場合持ち物が自由なのと、小回りの利きやすさがある為、意識する必要は無いです。
パルガッサを見れる点なども評価できます。
氷を半減で受けにくるメジャーな炎・鋼タイプに対して一致電気技を等倍で撃てる
・ユキノオーの天敵である炎・鋼タイプに一致電気技を等倍で撃てることがフロストロトムの一番の長所といっても過言ではないと思います。
メジャー所でいうとシャンデラ、ヒードラン、メタグロス、ハッサムあたりでしょうか。
電気タイプのおかげでバレパンで縛られにくいのも助かりますね。
以上の点がユキノオーと大きく違うところです。
ということで、ここらへんを意識してフロストロトムの構成を考えました。
- 構成
性格:おくびょう
特性:ふゆう
持ち物:命の珠
個体値:31-2-30-31-31-31
努力値:0-0-0-252-4-252
実数値:125-63-127-157-128-151
技:ふぶき ボルトチェンジ かみなりor10万ボルト めざめるパワー氷or炎or地
性格
最速スイクン、準速サザンに先制を取るためにも臆病で確定です。
準速100属には綺麗に抜かれるので注意。
特性
浮遊です。
これで地面に繰り出せます。
ですが、これはユキノオーも同じで差別化要素にはなりません。
持ち物
命の珠で確定です。
理由としては、氷技を半減で受けに来た炎・鋼タイプに電気技が等倍で通るのですが、10万ボルトや雷でも一撃で持っていくほどの火力は無く、居座ろうにも炎タイプには弱点を突かれてしまう為、ボルチェンで逃げざるを得ない場面が多いからです。
一番重要なのは吹雪+ボルチェン+10万でH187-D135メタグロスに対して確定を取れること。
吹雪受けにグロス来る→ボルチェンで逃げる→2サイクル目作って10万で落とす、みたいな展開は非常に多いです。
努力値
最速スイクンに先制で殴れるようS252振り。
高火力で炎・鋼に圧力を掛けるためにもC252振り。
余りの4は気休め程度のダウンロード意識でDに。
また、今回はFC時専用技の吹雪を採用しています。
ユキノオーとの差別化の為にも、命中70の吹雪の採用理由を見出さなければいけません。
単純に氷技がこれしかないので(めざ氷が一応ありますが)入れなければならないってだけじゃ少し足りませんね。
では、このダメージ計算を見てください。
H189-D134カイリューへの珠吹雪 108.4%〜129.1%
これはラティオスの眼鏡流星最高乱数切り耐え調整のマルスケカイリューです。
そのマルスケカイリューを珠吹雪で一撃で持っていくことができるのです(カイリューに限らず、眼鏡流星耐えサンダー、カバルドンなどももちろん確定1)
その為の命の珠採用でもありますし、ユキノオーと違いカバ(ドリュ)パルガッサをいっぺんに見る為でもあります。カバに起点作りをさせない為、打ち勝てないもののドリュにも圧力を掛けられます。
眼鏡流星耐えを壊すCのラインは正確には努力値140振りのC実数値143ですが、S252振りと合わせるとその時点で余る努力値は116
耐久に振っても命の珠のダメージで調整が崩れやすく、先ほど説明した通り、炎・鋼などに高火力で圧力を掛けていきたい為、CS252振りです。
※以下、与ダメージ計算はC157@命の珠、被ダメージ計算はH125-B127-D128で計算。
- 確定技
ふぶき
つえーヤツなら当てます()
初手に多いカイリュー、サンダー、カバルドンを黙らせる為にも確定。
HD特化カバは確定で落とせませんが、ローブを意識してのB振り個体は多い為、ラティの眼鏡流星耐えしてるカバルドンを見れるだけで十分です、
H189-D134マルスケカイリュー 108.4%〜129.1% 確定1発
H215-D136カバルドン 94.4%〜112.5% 乱数1発 (62.5%)
H185-D85ドリュウズ 88.6%〜103.7% 乱数1発 (31.3%)
H181-D165ナットレイ 47.5%〜55.8% 乱数2発 (76.6%)
ボルトチェンジ
氷技を半減で受けにきた炎・鋼タイプなどに一貫して刺さります。
H187-D135メタグロス 32%〜37.9% 乱数3発 (93.7%)
H167‐D110シャンデラ 44.3%〜52% 乱数2発 (12.9%)
H193-D131ヒードラン 32.1%〜38.3% 乱数3発 (92.8%)
H175-D130ハッサム 36.5%〜42.8% 確定3発
めざめるパワー氷or地面or炎
炎はナット、ジバコへ、地面はヒードラン、ジバコへ、氷はガッサ、オノノへの安定した遂行が可能です。格闘はバンギドランナットに一貫して刺さるが火力不足で、HDバンギに対しても確定2取れない為、候補外にしていますがパーティ上重い場合は圧力掛けとしてありかもしれません。
個人的優先度は、炎>>地面>氷。
自分は氷を使っていますが、こちらのボルチェンなどが入って消耗したサンダーや、ガッサや無振りオノノを安定して倒せる為重宝します。ガブの身代わりを壊しつつ珠ダメで退場なんて使い方も。
地面はヒードランがパーティ上どうしても重い場合仕込みましょう。確定は取れないものの、珠吹雪込みで確定です。
ナットレイには吹雪2連打を当てれば高乱数で突破できますが、2連続で当たる確立は49%。
ステロや電磁波を撒かれることも多く、行動を妨害されたりなど少し厳しい相手の為、めざ炎採用も十分ありです。
ですが、S個体値を30に下げなくてはならない為、仮想敵である最速スイクン、準速サザンドラと同速ゲーになってしまいます、それでも大丈夫な場合のみ採用しましょう。
まぁ、パーティに合わせて選びましょうってことです。
ダメ計は多過ぎるんで重要なヤツだけ乗せときます。
めざめるパワー地面
H193-D131ヒードラン 86%〜102.5% 乱数1発 (6.3%)
吹雪外しもあるんで、ボルチェンで削って確実にめざ地圏内に入れるのが吉かもしれません。
※めざ地面採用時
個体値は31-2-31-30-30-31
努力値は0-0-0-248-8-252
実数値は125-63-127-156-128-151 になります。
めざめるパワー氷
H175-D98オノノクス 94.8%〜113.1% 乱数1発 (62.5%)
H155-D93キノガッサ 112.2%〜132.2% 確定1発
H186-D80マンムー 54.3%〜65% 確定2発
雨パ構築のマンムーは大体エッジ切ってステロ入ってるので十分に突っ張ることがあります。等倍ならこんぐらいっていう目安って意味でも乗せました。
ガッサを安定して処理できたり、使ってみて勝手がよかった為、優先度はめざ氷を一番上にしています。
めざめるパワー炎
H181-D184ナットレイ 66.2%〜80.6% 確定2
H175-D130ハッサム 98.2%〜116% 乱数1発 (81.3%)
H155-D93ガッサにはめざ炎で確定は取れませんが、H137-D80のASガッサになら最高乱数1つ切りで落とせます。
※めざ炎採用時
個体値は31-2-31-30-31-30
努力値は4-0-4-248-4-248
実数値は126-63-128-156-128-150 になります。
10万ボルト
スイクンやブルンなどに対しては居座らなきゃいけない場合があるのでそれを意識して。
H205-D137スイクン 77.5%〜92.6% 確定2発
H205-D125ブルンゲル 84%〜101.9% 乱数1発 (6.3%)
H197-D120ニョロトノ 92.3%〜110.6% 乱数1発 (56.3%)
H187-D135メタグロス 43.8%〜51.8% 乱数2発 (12.9%)
メタグロスに対しても微妙に足りないかも知れませんが、無振りフロストロトムじゃコメバレを耐えられない為、居座って10万を2発撃つなんてことありえないのでこれで十分。
一番重要なのは吹雪+ボルチェン+10万で確定を取れること。
吹雪受けにグロス来る→ボルチェンで逃げる→2サイクル目作って10万で落とす、みたいな展開は非常に多いので覚えておきたいです。
かみなり
10万ボルトとの選択。
水耐久を一撃で落としたい時などに採用しましょう。
また、H193-D131ヒードランを吹雪+ボルチェン+雷で確定で落とせますが、食べ残しがあるとどっちにしろ安定しません。他のデメリットとしてはスイクンメタグロスの処理が安定しなくなります。
H205-D137スイクン 99%〜118% 乱数1発 (93.8%)
H193-D131ヒードラン 55.4%〜65.2% 確定2発
- 被ダメージ計算
A200ハッサムの珠バレパン 56%〜66.4% 確定2発
A200ハッサムのバレパン 43.2%〜51.2% 乱数2発 (5.1%)
A211ローブシンの根性マッパ 91.2%〜107.2% 乱数1発 (43.8%)
A211ローブシンのマッパ 62.4%〜73.6% 確定2発
A176メタグロスのバレパン 26.4%〜31.2% 確定4発
A177ランドロスのストーンエッジ 84.8%〜100.8% 乱数1発 (6.3%)
C177ボルトロスの気合玉 100.8%〜120% 確定1発
A182ガブリアスの逆鱗 77.6%〜92% 確定2発
C160サンダーの眼鏡雷 50.4%〜60% 確定2発
C110スイクンの波乗り 36.8%〜44% 確定3発
- 立ち回り
役割対象と対面すれば遂行するだけ。
サンダーカイリュー辺りが舐めて居座れば珠吹雪で落ちますし、吹雪読みでシャンデラハッサムがくればボルチェンで圧力を掛けて、2サイクル目を作るだけ。吹雪+ボルチェンが入れば大体10万なり雷なり吹雪圏内に入るので2サイクル目にはどんどんなぎ倒していけます。
ちなみに、半減吹雪>等倍ボルチェンで威力の差は約6%~8%、半減吹雪>等倍10万ボルトで威力の差は約20%~25%。
ダメージ感覚を掴むことができれば、これは10万で落ちるラインなのか、一回ボルチェンで回すべきなのかが分かります。
これはフロストロトムを使う上ではかなり重要なので慣れましょう。
採用理由はエース採用っぽい感じですが、高速ATには弱く、エースではありません。あくまでカバドリュガッサ、パルガッサ、サンダー辺りが重いと感じたら補完として入れる感じです。
- 最後に
本当は壁ライコウかゴツメサンダー書く予定だったんですがね。
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