ポケモンパーティ構築(ダブル)
【SV キタカミプロローグ】初心者用スタンパーティ(最終394位/R1694)
初めましてサンカクと申します。
公式大会のキタカミプロローグが開催されるということで、人生初のダブルバトルに挑戦しました。
ダブルバトル初心者ですが、目標としていた順位以上の結果を残すことができたため、使用した構築を紹介させていただきます。
コンセプト
ダブルバトルで強いと思う以下の役割をこなせるポケモンのうち、可能な限り種族値の高いポケモンを採用することで、初心者でも勝てる構築を組む(ダブルバトルエアプ勢の考えです)。
- ねこだまし枠 (ねこだましで相手ポケモンをひるませる)
- いかく枠 (相手の物理ポケモンの火力を削ぐ)
- いかく対策枠 (『かちき』や『まけんき』などの特性で相手のいかく枠の選出を牽制する)
- S操作枠(『トリックルーム』や『おいかぜ』などのS操作を行う)
- ひこう(じめん無効)枠(技の無効化)
構築経緯
オーガポン(かまど) ⇒ オーロンゲ ギャラドス ⇒ ガチグマ(アカツキ) ⇒ ヤバソチャ ⇒ ドドゲザン
- 碧の仮面のパッケージポケモンであり構築の中心としたかったため確定。フォルムの中で自分が一番強いと考えているオーガポン(かまど)を採用。
- ねこだまし枠、いかく枠、S操作枠、ひこう(じめん無効)枠を兼ねることができ、オーガポン(かまど)とタイプが被らないオーロンゲとギャラドスを採用。
- ここまで一体も特殊アタッカーが存在しないため、自分がキタカミ図鑑の中で最も強い特殊アタッカーと考えているガチグマ(アカツキ)を採用。
- オーロンゲやギャラドスとサイクルが行えるポケモン且つ、特殊アタッカーも兼ねられるポケモンとしてヤバソチャを採用。
- 最後にいかく対策枠且つ、タイプ相性補完の良いポケモンとしてドドゲザンを採用。
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使用ポケモン
- オーガポン(かまど)@かまどのめん(ようき)かたやぶり
- HP:12 / 攻撃:236 / 防御:4 / 特防:4 / 素早:252
- /
- 実数値:157-170-105-x-117-178 / 個体値:31-31-31-x-31-31
- ツタこんぼうウッドホーンじゃれつくニードルガード
物理アタッカー。対面ポケモン。
調整
・HP:奇数
・攻撃:可能な限り高く
・防御:4振り
・特防:4振り
・素早:最速
環境的にミラーの多発が予想されること、同速にライチュウやゲンガー、S105属としてマシマシラやコジョンドがおり、素早さを落とす余裕がないため最速一択。
『かまどのめん』の技威力1.2倍補正もあるため、いじっぱりでなくとも火力は十分だった。
1試合だけ相手の攻撃をミリ耐えすることができたため、微妙に耐久に振った努力値が活きることとなった。
技構成
- ツタこんぼう - 物理技(非接触)
- メインウェポン。専用技。非接触技なのが地味に偉い。
- ウッドホーン - 物理技(接触)
- メインウェポン。相手に与えたダメージの半分だけ自分のHPが回復。草技の選択肢として『ウッドハンマー』や『パワーウィップ』などがあるが、反動ダメージや命中率などのデメリットがなく、ギャラドスの『いかく』やオーロンゲの『すてゼリフ』と併せて、相手の攻撃を耐えることができるのが非常に動きとして強いと思い採用した。
- じゃれつく - 物理技(接触)
- サブウェポン。ジャラランガやオンバーンなどのタイプを意識して採用。『じだんだ』との選択ではあったが、テラスをするポケモンも多く、単純に高威力である点も含めて採用して良かった技であった。
- ニードルガード - 変化技
- オーガポン(かまど)ミラーの場合、『ニードルガード』と併せてギャラドスやオーロンゲで『でんじは』を撃つことで、素早さのマウントをとることを意識した(結果的に同速勝負をする機会がほとんどなかった)。
選出率
1位(44試合/45試合)
- オーロンゲ@バンジのみ(しんちょう)いたずらごころ
- HP:252 / 攻撃:4 / 防御:214 / 特防:36 / 素早:4
- /
- 実数値:202-141-112-x-110-81 / 個体値:31-31-31-x-31-31
- ソウルクラッシュでんじはねこだましすてゼリフ
サポート。サイクルポケモン。(ねこだまし枠、S操作枠)
『ねこだまし』を使用できるポケモンの中で種族値が500以上であり、『ねこだまし』後も役割を持ちやすいポケモンであるため採用。
相手側は壁展開を警戒する必要があるため、『ねこだまし』を有効に使用できる点もGood!
調整
・HP:ぶっぱ
・攻撃:4振り
・防御:可能な限り高く
・特防:可能な限り高く
・素早:4振り
HPが1でも残れば、仕事ができるポケモンであるため、物理耐久、特殊耐久を可能な限り高くした。
場持ちを良くするために、混乱実を採用。(オボンのみでも良かった)
技および雨パへの対抗策として、テラスタルを採用。
技構成
- ソウルクラッシュ - 物理技(接触)
- メインウェポン。相手の特殊火力を削ぐことができるため、『サイコフィールド』が展開されても、最低限の仕事を行うことができる。
- でんじは - 変化技
- S操作技(しびれさせることは目的ではない)。特性『いたずらごころ』により、優先度+1で撃つことができる。展開によっては相手ポケモン全員にまひを入れることもあった。
- ねこだまし - 物理技(接触)
- 本ポケモンの採用理由。
- すてゼリフ - 変化技
- 自主交代技。交代先であるギャラドスの『いかく』やヤバソチャの『おもてなし』と併せて、エースポケモンが相手の攻撃を耐えてから反撃する動きが強かった。
選出率
2位(43試合/45試合)
- ガチグマ(アカツキ)@とつげきチョッキ(ひかえめ)しんがん
- HP:148 / 防御:4 / 特攻:252 / 特防:100 / 素早:4
- /
- 実数値:207-x-141-205-98-73 / 個体値:31-x-31-31-31-31
- ブラッドムーンだいちのちからハイパーボイスしんくうは
特殊アタッカー。対面ポケモン。
調整
・HP:16n-1
・防御:4振り
・特攻:ぶっぱ
・特防:可能な限り高く
・素早:4振り
C実数値205ガチグマ(アカツキ)@シルクのスカーフのテラス『ブラッドムーン』を最高乱数切り耐え。
『トリックルーム』展開を前提とした構築ではないため、個体値は最大で問題なし。
基本的にワンパンされることはなく、高火力特殊技で相手ポケモンの体力ゲージを3本分程度稼いでくれる試合も多かった。
タイプ一致テラス下の『ブラッドムーン』と『ハイパーボイス』は脳汁が出る。
技構成
- ブラッドムーン - 特殊技
- メインウェポン。専用技。タイプ一致テラス下で撃つと、ほとんどのポケモンをワンパンできる。
- だいちのちから - 特殊技
- メインウェポン。撃つ機会は少なかったが、タイプ一致高火力技として採用。
- ハイパーボイス - 特殊技
- メインウェポン(全体技)。テラスを切らない場合に少し威力が物足りない場面はあったが、何も考えずに撃ってているだけでダメージレースが有利になった。
- しんくうは - 特殊技
- 先制技。ミリ耐えしたポケモンを先制技で縛ったり、倒れ際に撃つ。
選出率
3位(34試合/45試合)
- ギャラドス@たべのこし(わんぱく)いかく
- HP:244 / 攻撃:4 / 防御:164 / 特防:92 / 素早:4
- /
- 実数値:201-146-132-x-132-102 / 個体値:31-31-31-x-31-31
- たきのぼりでんじはちょうはつまもる
サポート、サイクルポケモン。(いかく枠、S操作枠、ひこう(じめん無効)枠)
特性が『いかく』のポケモンのうち種族値が500以上であり、タイプ相性補完が良いため採用。
調整
・HP:奇数最大
・攻撃:4振り
・防御:11n
・特防:可能な限り高く
・素早:4振り
HPが1でも残れば、仕事ができるポケモンであるため、総合耐久を可能な限り高くした。
場持ちをよくするために、たべのこしを採用(『まもる』込みで『オボンのみ』よりも回復量が多くなる想定)。
ジャラランガなどへの対抗策として、テラスタルを採用。
『たきのぼり』の火力がなさすぎるため、もう少し火力に努力値を割いても良かったかもしれない。
技構成
- たきのぼり - 物理技(接触)
- メインウェポン。『でんじは』と併せたまひるみコンボで、運勝ちも可能。
- でんじは - 変化技
- S操作技。『でんじは』を入れることで、カマスジョー以外のポケモンより早く動くことができる。
- ちょうはつ - 変化技
- 搦め手を使用してるポケモンへの対抗策として採用。使用する機会は少なかったが、『トリックルーム』や積み展開を防ぐために活用できた。
- まもる - 変化技
- 相手の『トリックルーム』のターン稼ぎなどに使用した。
選出率
同率4位(20試合/45試合)
- ヤバソチャ@ゴツゴツメット(ひかえめ)おもてなし
- HP:244 / 防御:4 / 特攻:148 / 特防:108 / 素早:4
- /
- 実数値:177-58-127-176-114-91 / 個体値:31-0-31-31-31-31
- シャカシャカほうちからをすいとるいかりのこなトリックルーム
サポート、サイクルポケモン。(S操作枠)
『トリックルーム』におけるS操作が行える点、特性『おもてなし』によるサイクル性能の高さを理由に採用。
構築的に物理アタッカーを多く採用しているため、特殊アタッカーである点もGood!
調整
・HP:奇数最大
・防御:4振り
・特攻:11n
・特防:可能な限り高く
・素早:4振り
C実数値205ガチグマ(アカツキ)ガチグマ(アカツキ)のブラッドムーンを確定耐え。
構築的に特殊アタッカーが少ないため、特攻にも最低限努力値を振っている。
イッカネズミイッカネズミの『ふくろだたき』を『いかりのこな』ですうことを想定して、ゴツゴツメットを採用。
技および天候パへの対抗策として、テラスタルを採用。
技構成
- シャカシャカほう - 特殊技
- メインウェポン(全体技)。命中不安はあるが、体力回復により、場に居座り続けることも可能となる。
- ちからをすいとる - 変化技
- 相手の物理アタッカーを機能停止にしつつ、体力管理が行える。相手の残ポケモン数が2体以下になってからは積極的に撃っていた技。
- いかりのこな - 変化技
- 『まもる』不採用のガチグマ(アカツキ)をかばうときに使用。
- トリックルーム - 変化技
- S操作技。実際には1回しか撃たなかった技(その1回も相手のトリックルーム展開を切り返すために使用)。1回も自分から『トリックルーム』を撃つことはなかった(『でんじは』によるS操作の方が、有用だったため)。
選出率
同率4位(20試合/45試合)
- ドドゲザン@くろいメガネ(いじっぱり)まけんき
- HP:220 / 攻撃:196 / 防御:4 / 特防:60 / 素早:28
- /
- 実数値:203-198-141-x-113-74 / 個体値:31-31-31-x-31-31
- ドゲザンアイアンヘッドふいうちまもる
対面ポケモン。(いかく対策枠)
相手のいかく枠の選出を牽制することができ、種族値が高く、先制技があり、タイプ相性補完にも優れているため採用。
調整
・HP:余りで耐久指数を可能な限り高く
・攻撃:11n最大
・防御:余りで耐久指数を可能な限り高く
・特防:余りで耐久指数を可能な限り高く
・素早:S4振りガチグマ(アカツキ)ガチグマ(アカツキ)抜き調整
技構成
- ドゲザン - 物理技(接触)
- メインウェポン(必中技)。タイプ一致技の最高打点。
- アイアンヘッド - 物理技(接触)
- メインウェポン。ブリムオンやオーロンゲ、サーナイトを意識して採用。
- ふいうち - 物理技(接触)
- タイプ一致先制技。H振りオーガポンであれば、約95%の乱数2発。
- まもる - 変化技
- ガチグマ(アカツキ)がとつげきチョッキを使用しているため、『まもる』を採用。
選出率
同率6位(19試合/45試合)
戦術と解説
基本選出
- 先発:オーロンゲオーガポン(かまど) もしくは オーロンゲガチグマ(アカツキ)
- 後発:オーガポン(かまど)もしくはガチグマ(アカツキ) + ギャラドス or ヤバソチャ
・相手に壁展開を意識させるためにも、オーロンゲは先発固定。初手『ねこだまし』+高火力技でアドバンテージをとることを重視。
・ギャラドスとヤバソチャは後発固定。オーロンゲの『すてゼリフ』や不利対面をとった際の交代先となる。
・テラスタルは基本的にガチグマ(アカツキ)かオーガポン(かまど)に使用する。
- オーガポン(かまど)の選出を控える場合
・特になし。(他のポケモンの方が刺さっていると判断した場合は選出をしない)
- オーロンゲの選出を控える場合
・相手パーティにドドゲザン、イエッサン♂、イエッサン♀、ブリムオン、のいずれかが複数体存在する場合。
・ドドゲザンに対しては、オーロンゲ側から有効な技が『ねこだまし』しかない。
・『サイコフィールド』上では『ソウルクラッシュ』しか有効ではない。
・『マジックミラー』に対しては補助技が反射されてしまう。
⇒ただし、ドドゲザンやブリムオンはオーガポン(かまど)やガチグマ(アカツキ)で倒してしまえばオーロンゲが有効に動かせるため、1体のみであれば特別に選出を控える必要はない。
- ギャラドスの選出を控える場合
・オーガポン(かまど)やローブシンなどの「いかく」が有効となる物理アタッカーが存在しない場合
・相手パーティにドドゲザンやイイネイヌなどの「いかく対策ポケモン」がいる場合
⇒相手パーティに「いかく対策ポケモン」がいても、倒してから場に出してしまえば良いため、ドドゲザンやイイネイヌがいても選出NGということではない。
- ガチグマ(アカツキ)の選出を控える場合
・特になし。(他のポケモンの方が刺さっていると判断した場合は選出をしない)
- ヤバソチャの選出を控える場合
・対晴れパ
- ドドゲザンの選出を控える場合
・特になし。(他のポケモンの方が刺さっていると判断した場合は選出をしない)
戦績
30勝15敗(レート:1694)
プレミ集
過去の自分への戒めとして、キタカミプロローグでやらかした信じられないプレミ集を以下に掲載します。
- 交代読みなどが発生しない場面において、残りHP1/4のガブリアスに対してオーガポン(かまど)で『ウッドホーン』ではなく『じゃれつく』を撃って外してしまった(これが失着となってしまった)。
- 交代読みなどが発生しない場面において、『いたづらごころ』のオーロンゲで補助技である『でんじは』をタイプに撃ってしまった。(知識としてはもちろん知っていたが、普段使わないポケモンであるため、肝心なところでミスをしてしまった)。
- 特性『ばんけん』のイイネイヌ対面で、『いかく』ギャラドスを出してしまい、イイネイヌにパーティを半壊させられた。
- 『かえんだま』を持っておらず、『かちき』である可能性が非常に高いミロカロスに対して、オーロンゲで『すてゼリフ』を撃ってしまい、Cランク+3のミロカロスが爆誕した。(結果的には勝利したが、肝を冷やすこととなった)
投稿日時 : 2023/10/15 16:38
最終更新日時 : 2024/01/04 18:35
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