はじめに
はじめまして、saiと申します。
初投稿故拙い部分もあるかと思いますがご容赦ください。
注意事項
・指定がない限り、お互い理想個体を想定しています。
・略称を使用します。(例:攻撃→A、防御→B)
ヌメルゴンとは
ヌメルゴン第6世代に登場した単ドラゴンタイプの600族であり、最大の特徴としてD種族値150と、他のポケモンをよせつけない圧倒的種族値をしています。また、A種族値100、C種族値110と物理、特殊型どちらもできる種族値をしており、とても広い技範囲を持っています。ただ、ドラゴンタイプにしては低速で、積技を覚えないので、抜きエースとしてはイマイチです。
特性は3種類あり、もっとも実用的なのは草食です。草食は草タイプの技を無効化するので、キノコの胞子ややどりぎの種、リーフストームが効きません。これにより、ジャローダに最も安定して後出しできるポケモンの一体です。うるおいボディは発動機会に恵まれず、ぬめぬめは物理耐久の低いヌメルゴンには扱い辛い特性かと思います。
PGLのデータ(2015.6/25現在)によると、持ち物はとつげきチョッキ(43.5%)、こだわりメガネ(19.0%)であり、食べ残しは9.4%となっております。
また、性格は74.8%が控えめと圧倒的で、技の採用率上位もほとんどが特殊攻撃技となっています。
以上のデータより、現在ヌメルゴンは「相手の特殊攻撃技を高い特防によって耐え、相手の弱点を突き、負担をかけていく。」という風に使われているのが一般的かと思います。
しかし今回は、その高い特防を活かした毒守型を紹介したいと思います。
採用理由
・毒守による耐久潰し
・特殊受け
・愛
差別化について
メジャーな毒守ポケモンであるヒードラン、ギルガルドとは、タイプで差別化できていると思いますが、あえてあげるとすれば、
メリット
・電気、水耐性
・やどりぎ無効
・かわいい
デメリット
・やけど、毒が有効
・連続技やみがわり貫通技に弱い
・一致イカサマでみがわりが壊れる
総合的に、ヌメルゴンは電気、水タイプに強いですが、定数ダメージに弱く、安定性ではヒードラン、ギルガルドの方に軍配が上がります。特に、毒が有効なのは致命的で、役割対象である耐久型のポケモンはどくどくを持っている可能性があるので、毒を浴びると役割遂行が難しくなります。そのため、立ち回りには注意が必要です。
特性
基本的にそうしょくで確定ですが、うるおいボディにして、雨乞い+眠るでゾンビ戦法をするのも面白いかもしれません。
持ち物
居座り性能を上げる食べ残しで確定です
性格・努力値
個体値、努力値などは、HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早さの順に表記します。
- 調整1
性格 臆病
個体値 31/0or26or31/31/31/31/31
努力値 220/0/52/0/0/236
実数値 193/94or106or108/97/130/170/143
H…食べ残し効率の良い16n+1
A…物理技採用時は個体値26or31、特殊技採用時は0
B…A個体値26の時、みがわりが不一致イカサマ耐え
D…みがわりが4振りクレセの冷Bを最高乱数以外耐え
S…最速ヒードラン抜き(目安)
素早さを上げ、ハメられる範囲を広げた調整。毒羽サンダーに対して先制でみがわりを張れたりします。
地震を採用する場合、陽気でも臆病でも確定数がほとんど変わらないので、イカサマや自傷ダメージを減らすため性格は臆病となります。
不一致イカサマはA個体値26以下(実数値106以下)でみがわりが確定耐えとなります。A個体値31でも最高乱数以外耐えなので、こちらでも良いかと思います。
なお、Aを108から106に下げることによって、H252メガゲンガーへの乱数2発が98%から90%となります。ご注意ください。
特殊技を採用する場合はB努力値52をDに20振り(みがわりが無振りクレセの冷B確定耐えライン)残りは自由に振り分けてください。(例:H220A0B12C4D20S252)
- 調整2
性格 穏やか
個体値 31/0/31/31/31/31
努力値 220/0/0/0/220/68
実数値 193/94/90/130/217/109
H…食べ残し効率の良い16n+1
B…みがわりが不一致イカサマ耐え
D…みがわりが4振りポリ2の冷Bを最高乱数以外耐え
S…4振りFCロトム抜き抜き
特防を上げ、みがわりが壊れない範囲を広げた調整。
Bにまわす努力値がない関係上、基本的には特殊技を採用することになります。
確定欄はこちらの調整となっています。
ポリ2の冷Bをみがわりが耐えるってすごいですよね。
技構成
確定技
- みがわり/どくどく
この型のコンセプトなので確定
選択技
- まもる
毒や食べ残しを活用するにあたってのターン稼ぎ技。他にも拘りロックしたり、様子見にも使える便利な技ですが、相手の無償降臨を許したり、積まれたりする可能性があるので無闇に使わないよう気を付けてください。
- かえんほうしゃ/だいもんじ
毒の効かない鋼に対する打点。かえんほうしゃは命中安定でppも多いですが、火力不足です。私が使用しているので確定欄はかえんほうしゃとなっています。
- じしん
毒の効かない鋼に対する打点その2。こちらはヒードランに通るため、ヌメルゴン1体でクレセドランを見れるようになります。
- りゅうのはどう/りゅうせいぐん
タイプ一致の安定技。等倍範囲は広いですが、抜群をとり辛いので、火力はそこそこです。また、呼ぶ鋼、妖に対して通りません。
- まとわりつく
毎ターン8分の1の定数ダメージを与え、交代を封じます。役割対象を逃がさず処理したり、交代してでてきたポケモンに守ると組み合わせて4分の1+αのダメージを与えて、なおかつ交換読み交換をできなくしたりできます。
他にも10万ボルトやれいとうビーム、いわなだれ、だくりゅう、きあいパンチなどがありますが、上記の技より汎用性に劣るので、基本的には上記の技から選択したほうがいいと思います。
また、前述の通り、眠ると雨乞いを採用する場合、技構成は眠る/雨乞い/どくどく/選択となります。
ダメージ計算
調整1/調整2の順に記載します。
- 被ダメ
C96クレセリアの冷B 20.7〜24.9%/16.6〜19.7%
C126ポリゴン2の冷B 26.9〜32.1%/20.7〜24.9%
C172ポリゴン2の冷B 36.3〜43.5%/29.0〜34.2%
C177ボルトロスのめざ氷 24.9〜30.1%/19.7〜23.8%
C222ギルガルドのシャドボ 30.1〜36.3%/24.9〜29.5%
C127ジャローダの竜波 24.9〜30.1%/19.7〜23.8%
C192メガルカリオのラスカノ 35.2〜42.5%/29.0〜34.2%
C172火ロトムの眼鏡オバヒ 28.5〜34.2%/22.8〜26.9%
C205ウルガモスのさざめき 31.6〜37.6%/25.4〜30.1%
C155ゲッコウガの珠冷B 64.8〜767%/49.7〜60.6%
C238メガサーナイトのハイボ 96.4〜115.0%/75.6〜90.2%
C194眼鏡サザンドラの悪波 40.4〜48.2%/31.6〜37.8%
A222メガハッサムのバレパン 40.4〜48.2%/43.5〜51.8%
A172メガクチートの不意打ち 55.4〜65.3%/59.6〜70.5%
A260メガへラクロスのミサイル針(1発) 20.2〜23.8%/21.8〜25.4%
一致イカサマ 30.1〜36.3%/29.5〜34.7%
不一致イカサマ 20.4〜24.4%/19.7〜23.3%
- 与ダメ
物理技はA106、特殊技はC130で計算しています。
[かえんほうしゃ/だいもんじ]
H167-D70ギルガルド 75.4〜89.8%/92.2〜109.0%(50%)
H145-D90メガルカリオ 69.0〜81.4%/82.8〜97.9%
H157-D115メガクチート 49.7〜58.6%/59.9〜71.3%
H181-D142ナットレイ 70.7~84.0%/86.2~101.7%(6.25%)
H175-D120メガハッサム 84.6〜100.6%(6.25%)/102.9〜123.4%
[りゅうのはどう/りゅうせいぐん]
H183-D115ガブリアス 65.6〜78.7%/89.5〜118.0%(87.50%)
H155D101メガバシャーモ 40.6〜48.4%/60.6〜72.3%
H167-D115メガゲンガー 32.9〜39.5%/50.3〜59.3%
じしん
H193-B127ヒードラン 66.3~78.8%
H157-B145メガクチート 35.7~43.3%
H167-B70ギルガルド 68.3〜81.4%
H167-B100メガゲンガー 47.9~57.5% 乱数2発(90%)
他にも記載してほしいダメ計があったらコメントにてお願いします。
運用方法
他の毒守型と同じように、有利なポケモンに対して後出しし、1サイクル目は毒を撒いていき、2サイクル目からみがまもを仕掛けていくのが理想的な動きとなります。このヌメルゴンは火力がないので、積の起点にされてもケアできるよう心掛けてください。
相性の良い味方
- 物理受け(ヤドラン、クレセリア、エアームドなど)
ヌメルゴンが苦手な物理型を受けてもらいます。また、これらのポケモンが苦手な特殊型に対し、ヌメルゴンが役割を持てます。
- 鋼タイプ(ギルガルド、ハッサム、ナットレイなど)
ヌメルゴンが苦手な連続技持ちやスキンハイボに対してのケアです。地面技、格闘技が一貫しがちなので、それらを半減以下にできるポケモンを控えさせておくと良いかと思います。
最後に
いかがだったでしょうか?ヌメルゴンといえばチョッキ、眼鏡と思われがちですが、高い特殊耐久を活かして毒守する型もあってもいいんじゃないかと思い投稿させてもらいました。毒守としての性能は今一歩かもしれませんが、うまく動かすことができれば十分活躍できると思います。
初投稿故至らぬ部分があるかもしれませんが、これを期にヌメルゴンを使ってみていただけたら幸いです。
論中のミスの指摘や、追加してほしい事柄などございましたら、コメントにてお願いします。