はじめまして。7世代までランクマシングルを割とやっていて、ダイパリメイクの発売でまた最近復帰した人間です。少し対戦ブランクがありますので、疑問点・改善点等ございましたらぜひよろしくお願い致します。
はじめに
お互いに理想個体を想定しています。
また、広く使われているHABCDSといった非公式の略称を使用します。
マニューラについて
A120、S125という高い素早さからそこそこの火力で殴るポケモンです。HBDは低く、こおり・あくというタイプからも受けとしての性能はおろか受け出しもタイミングを選ぶ必要があり、サイクル戦にはかなり不向きであると言えます。
一方で、こおり・あくという技範囲はアタッカーとしては希少かつ通りが良く、猫騙し・こおりのつぶてという強力な先制技を覚えることも相まって、攻めとしての性能はかなり高いポケモンになっております。
ドラゴンタイプが蔓延るダイパリメイク環境では活躍が大いに見込まれるポケモンであります。
採用理由と役割
ダイパリメイク環境におけるガブリアス カイリュー ラティオスといった使用率上位のドラゴンポケモンや、キノガッサ グライオンなどを一方的に狩ることができるポケモンであり、対面でこれらのポケモンを処理することで裏のエースを通しやすくするねらいで採用しております。
持ち物
いのちのたま
後のダメージ計算上持ち物はこれで確定です。
特性
プレッシャー/わるいてぐせ
どちらでもあまり変わらないと思います。はたきおとすを覚えているポケモンを意識するのであれば、わるいてぐせで良いとは思いますが、誤差です。
性格・努力値と調整
ようき
調整案
H28-A252-B4-C0-D4-S220
149-172-86-*-106-190
A・・・ぶっぱ
S・・・最速120族抜き
H・・・10n-1、4n+1 珠ダメ、ステロダメ最小
※A特化A+1カイリューのしんそく珠ダメ1回込み確定耐え
B,D・・・余り
別案1 ・・・(*1)
H28-A252-B28-C0-D4-S196
149-172-89-*-106-187
(*1)で後に説明します。
S・・・最速S+1バンギラス抜き
B・・・A特化A+1カイリューのしんそく珠ダメ2回込み最大乱数以外耐え
別案2 ・・・(*2)
H28-A252-B44-C0-D4-S180
149-172-91-*-106-185
こちらも後に(*2)で説明します。
S・・・最速115族抜き
B・・・A特化メタグロスのバレットパンチ珠ダメ2回込み最大乱数以外耐え
意識する素早さラインによって素早さを調整して下さい。
最速120族抜き→S220振り
竜舞した最速バンギラス抜き→S196振り
最速115族抜き→S180振り
のようにSを落としてもらって構いません。私は不意に当たったジュカインとフーディンにボコボコにされたのでこのSラインまで振りました。無振りでも珠ダメージは変わらないので、細かい調整が面倒な場合は普通に陽気ASぶっぱでも良いとは思います。
ですが後に説明するカイリューのしんそくやメタグロスのバレットパンチを意識する場面が多いので、乱数を底上げするという点でHBに少し振る有用性はかなりあると思います。(*1) (*2)
技構成
確定技
ねこだまし
こおりのつぶて
コンセプト上確定。
まず、いのちのたま猫騙し+こおりのつぶて でガブリアス カイリュー キノガッサを対策するために考案しました。いのちのたま、ねこだまし、こおりのつぶてのどれがなくなっても役割を完全に遂行できないのでここまでは確定です。(ダメ計は下記)
選択技
じごくづき
受け出ししてくる鋼タイプへの打点。こちらが有利対面のときに打つと、交換で出てきたハッサム ヒードラン エンペルトなどの鋼タイプやウォッシュロトムに大きなダメージを与えることができます。また、ゲンガー フワライド エーフィ等先発に出てきやすいポケモンに強く出れるのも良い点。
つららおとし
一致氷技として非常に優秀。こおりのつぶてでグライオンや草タイプの受けポケモンを落とすことができないので、グライオンやフシギバナ キレイハナ ラフレシア等が重いパーティの場合は採用すると役に立ちます。
3割ひるみは神。
かわらわり
バンギラスや壁張りライコウを一方的にボコせる技。初手の壁張りは許さないという強い意志をもつ方におすすめです。じごくづき+かわらわりで大抵のライコウなら倒すことができます。
またじごくづきと同様に交換読みの場面で出されやすい鋼タイプに抜群をつけるという利点もあります。
立ち回り例
先発もしくは死に出しがメインです。半減以下が少ないこと・耐久が低いことを考慮して、等倍以上での受け出しはほぼしないような立ち回りにする必要があります。
基本は高い素早さを活かし猫騙し+何かを選択していきます。
ガブリアス 、カイリュー、ポイヒでないキノガッサに対しては猫騙し+こおりのつぶてで落ちるのでスカーフ、タスキ、マルチスケイル関係なく一方的に処理することができます。
※ダイパリメイク環境において少数ながらヤチェのみガブリアスがいるので、スカーフでないことが予想できる(例えばトゲキッスがpt内にいる等)ならこおりのつぶてではなくつららおとしの選択もアリだと思います。(10%外しを無くしてくれ下さい)
与ダメージ計算
ねこだまし+こおりのつぶて
B4 ガブリアスガブリアス 113.0〜137.8% 確定1発
H4 カイリューカイリュー 114.8〜141.2% 確定1発
※マルチスケイルは猫騙しに適用されるものとします
B4 キノガッサキノガッサ 102.9〜123.6% 確定1発
※ポイヒガッサ(H100B156)に対しては76.0〜93.5%なので猫+つぶてでは落としきれません。猫騙しを打ったタイミングでどく状態になったらつららおとしを打ちましょう。マッパをもってるポイヒガッサは多分存在しません。
じごくづき
B4 ラティアスラティアス 120.6〜142.5% 確定1発
B4 メタグロスメタグロス 87.0〜105.8%
※猫騙しは7.7〜9.0%
H252 ハッサムハッサム 48.5〜57.0%
H244ヒードラン ヒードラン 41.6〜49.7%
H252 エンペルトエンペルト 49.7〜59.1%
H252水ロトム ウォッシュロトム 50.3〜60.5%
HB特化クレセリアクレセリア48.0〜58.5%
つららおとし
HB特化カバルドンカバルドン 54.4〜65.1%
H212B252腕白グライオングライオン 126.5〜152.5%
HB特化キレイハナキレイハナ 73.4〜87.8%
HB特化フシギバナフシギバナ 79.1〜93.0%
HB特化ラフレシアラフレシア 79.0〜95.0%
※これらの草タイプ物理受けは猫騙しを打つことで乱数で倒すことができるようになります。
ステロを絡めることで確実に落とせるようになりますが、ちからをすいとられないタイミングで交換する必要があります。
かわらわり
H252 バンギラスバンギラス 95.6〜113.0%
H244 ヒードランヒードラン 51.2〜61.9%
H252 ライコウライコウ 33.5〜40.1%
※じごくづきが54.3〜63.9%
耐久無振りライコウならじごくづき+かわらわりで104.8〜124.1%
被ダメージ計算
カイリューカイリューA特化A+1しんそく 71.8〜85.2%(107〜127) 珠ダメ1回込み確定耐え
(*1)
SラインをS+1最速バンギ抜きまで落とす調整にして、努力値をH28-A252-B28-D4-S196のように少しBに振ることでカイリューの意地A+1しんそくを珠ダメ2回込み最大乱数以外耐えることができます。ですのでSラインを落とすことによってカイリューを倒した後の行動保証が確約されるという確たるメリットがございます。
A特化ハッサムハッサムバレパン 106.0〜126.1%
A特化メタグロスメタグロスバレパン 72.4〜85.9% (108〜128)珠ダメ1回込み耐え
(*2)
さらに、Sラインを最速115族抜きまで落とす調整にして、努力値をH28-A252-B44-D4-S180のようによりBに振ることでメタグロスのA特化バレパンを珠ダメ2回込み最大乱数以外耐えることができます。
SラインとHBラインはパーティと相談して調整を行ってください。努力値がカツカツではありますがどの調整案も仕事をしてくれるマニューラになるはずです。
C252 ゲンガーゲンガーヘドロばくだん 59.0〜70.4%
C特化水ロトムウォッシュロトムハイドロポンプ 68.4〜81.2%
苦手なポケモン
ハッサム バシャーモ ゴウカザル サーナイト ピクシー ミロカロス スイクン エアームド マリルリ、その他物理受けのポケモン全般
さいごに
ここまで長文をお読みいただきありがとうございました。マニューラにきあいのタスキではなくいのちのたまを持たせる利点が少しでも感じていただけましたら幸いです。
私自身USUM以来の復帰勢であり、また育成論を投稿するのも初めてですので、不備等至らぬ点が多々あると思われます。申し訳ないです。
お気軽にコメント、ご指摘、ご質問くださいませ。