初めに
初めまして、「またたび」です。
ご高覧頂きありがとうございます。初投稿になるので至らぬ点がございましたらご指摘ください。
また本育成論ではHABDCSなどの略称を使用しています。ダメージ計算はポケマスのダメ計を使用させて頂きました。
採用理由と役割
今回、バクガメスを採用しようと思った理由は炎/竜の優秀な耐性と高いB種族値、そして特性のシェルアーマーによりウーラオス(れんげき)などの物理アタッカーに強く出られると思ったからです。
また、特殊技を採用しているのでHBの種族値も高いウーラオス(いちげき)に対してダメージが入り易い点も採用理由の一つです。
役割としては基本的に先発か、死に出しでウーラオス(いちげき)(一撃、連撃)、ザシアン(王)、ゴリランダー、ドリュウズ、エースバーン、フェローチェなどの物理アタッカーを落としてもらいます。
最近、多く見られるようになったウインディとの差別化点は鉢巻ウーラオス(れんげき)(連撃、一撃)に対しても役割を持てる点と、威力150の専用技トラップシェルで相手の物理アタッカーに大きな削りを入れられる点です。
※鉢巻持ちのウーラオス(れんげき)(連撃)対面では、こちらのバクガメスの選択した技次第では中乱数で耐えられて負けます。詳しくは後述のダメージ計算をご覧下さい。
持ち物
今回の型は役割対象をゴツメ込みで落とせるようCを調整しているのでゴツメ確定です。
特性
シェルアーマーです。ご存知かと思いますが急所に当たりません。
性格・個体値・努力値と調整
性格は呑気or図太いです。
個体値はH(A)BCDが31を理想です。
※ラッキーメタのヒートスタンプを採用しない場合はAの個体値は必要ありません。
努力値はH252 B20 C236
耐久確保のためH252
CはH4ウーラオス(いちげき)(一撃)をトラップシェル+ゴツメで確定1発を取れる調整です。
※C236振りの実数値が141で、C特化の場合は157になります。C特化も考えましたが、乱数が少し動く程度だったのでC236振りに落ち着きました。
Bは余りです。
技構成
トラップシェル
今回のコンセプト上この技は確定です。威力150のタイプ一致技です。
相手の物理技を受けた際に接触、非接触を問わずダメージを与えます。物理技でも控えと交代する蜻蛉返りを打たれた場合はこの技の仕様上、失敗に終わります。
また、相手の技でこちらのバクガメスが落とされた場合も同様に不発となります。
鬼火
トラップシェルを見た後の相手の交換読みや、剣舞などの積み技が選択されそうな局面で打ちます。
竜の波動
ウーラオス(れんげき)(連撃)に対してはトラップシェルよりこちらの方が打点になります。
トラップシェルは1度見せると警戒されるので普通の技も通りが良いです。
火炎放射
こちらも基本的にはトラップシェルを見せた後に打ちます。嫉妬の炎より気持ち火力が出ます。
嫉妬の炎
火炎放射に威力は劣りますが、甘えて積み技を選択した相手に痛い一撃を入れられます。
熱砂の大地
技範囲が広がりますがバクガメスのC種族値の低さを考慮するとタイプ不一致技の火力は期待できないので優先度は低いです。
ヒートスタンプ
希石ラッキーなどの小さくなるメタです。
特殊火力が低いので相手がラッキーを選出していた場合、出してくる可能性は大いにあります。
ただ、相手のパーティー内にラッキーがいない場合は技3つで戦うことになるので注意が必要です。
流星群
ウーラオス(れんげき)(連撃)に対しては流星群が最も大きな打点になるので採用価値はあります。
ただ、下手に打ってC2段階下降がかかってしまうと、トラップシェルやその他の特殊技が機能しなくなってしまい汎用性が落ちます。
立ち回り例
先発か死に出しでウーラオス(いちげき)(一撃、連撃)ザシアン(王)エースバーンフェローチェドリュウズゴリランダーなどと対面できた場合は脳死でトラップシェルを打ちます。
鉢巻、スカーフ、襷など幅広く対応でき相手の持ち物に依存することなく戦えます。
※対面のウーラオス(れんげき)(連撃)が鉢巻と分かっている場合は、トラップシェルより竜の波動の方が確実に落とせます。詳しくはダメ計をご覧下さい。
受け出しできる対面もありますが、最近の物理アタッカーの火力は凄まじいので、回復手段のないバクガメスでの受け出しはリスキーです。
そのため持ち物の分からない相手や、バクガメスに等倍以上で通る技が読める対面での無闇な受け出しはしない方が賢明です。
※威嚇などで相手のAに下降補正をかけることで受け出しが可能になるポケモンもいます。
詳しくは後述のダメージ計算をご覧下さい。
また、相手の初動が蜻蛉返りだった場合ゴツメによる削りは入れられますが、トラップシェルは不発に終わり技もバレます。
ただ、トラップシェルを持っていることを相手に気づかせる事で、再び相手の物理アタッカーと対面した際に鬼火や火炎放射が通りやすくなるので、悪いことばかりではないです。
ヒートスタンプを採用した場合はラッキーなどの小さくなるを積んでくるポケモンにも役割を持てます。
もし相手の先発や交換先が起点作り型、特殊アタッカー型だった場合は、不利対面になるので潔く引いて下さい。
与ダメージ計算
トラップシェル
H4ウーラオス(いちげき)(一撃)
85.2~100.5% 乱数1発(ゴツメ込み確定1発)
H4ザシアン(王)
104.7~125% 確定1発
H252ゴリランダー
128.5~151.6% 確定1発
H252チョッキゴリランダー
85~101.4%(ゴツメ込み確定1発)
H4ウーラオス(れんげき)(連撃)
42.6~50.0% 乱数2発(ゴツメ込み確定2発)
D1段階下降時63.6~75% 確定2発
※D1段階下降時でもトラップシェル+ゴツメで倒しきれませんが、最初のトラップシェルのダメージが低乱数を引いていなければ再び接触技を打った時のゴツメで倒せます。
竜の波動
H4ウオノラゴン
80.7~97.5% 確定2発
H4ウーラオス(れんげき)(連撃)
47.7~56.8% 乱数2発(86.7%)
D1段階下降時72.1~85.7% 確定2発
※竜の波動+ゴツメでも超低乱数で落とせますが、ここで超低乱数を引けなくても次に接触技を打ってきた時のゴツメで確実に落とせます。
火炎放射
H4ウーラオス(いちげき)(一撃)
51.1~60.2% 確定2発
HD特化ナットレイ
88.3~106% 乱数1発(25%)
H4ザシアン(王)
64.2~76.1% 確定2発
H252チョッキゴリランダー
52.1~61.8% 確定2発
流星群
H4ウーラオス(れんげき)(連撃)
73.2~86.9% 確定2発
D1段階下降時
110.7~131.2% 確定1発
ヒートスタンプ
HB特化希石ラッキー(小さくなる使用後)
40.3~47.6% 確定3発
※卵産み連打で受け切られますがラッキーの攻撃手段が地球投げだった場合、接触時のゴツメのダメージも入るので希石ラッキーとの対面はヒートスタンプ連打で勝てます。
被ダメージ計算
※A1段階下降時の被ダメージの計算は威嚇が入った場合の想定になります。
A252鉢巻ウーラオス(れんげき)(連撃) 水流連打
43.1~50.2% 乱数2発(0%)
A特化鉢巻ウーラオス(れんげき)(連撃)水流連打
44.9~55.6% 乱数2発(75.4%)
A1段階下降時 水流連打
28.7~34.1% 乱数3発(0%)
A252鉢巻ウーラオス(いちげき)(一撃) 暗黒強打
43.1~50.8% 乱数2発(3.1%)
A252鉢巻ウーラオス(いちげき)(一撃)不意打ち
25.1~30.5% 確定4発
A特化鉢巻ウーラオス(いちげき)(一撃)暗黒強打
47.3~56.2% 乱数2発(82%)
A1段階下降時 暗黒強打
31.1~37.7% 乱数3発(84.2%)
A特化鉢巻ウーラオス(いちげき)(一撃、連撃) インファイト
70.6~83.2% 確定2発
A1段階下降時 インファイト
46.7~55.6% 乱数2発(69.5%)
A特化ザシアン(王)じゃれつく※A1段階上昇
64.6~76% 確定2発
A通常時 じゃれつく
43.1~50.8% 乱数2発(3.1%)
A特化鉢巻ゴリランダー 10万馬力
67~79% 確定2発
A特化ドリュウズ じしん
80.2~97% 確定2発
A252ランドロス(霊獣) じしん
79~93.4% 確定2発
A252バンギラス ストーンエッジ
73~87.4% 確定2
C252{カプ・レヒレ}ムーンフォース
45.5~53.8% 乱数2(37.9%)
C252バドレックス(こくば) アストラルビット
84.4~99.4% 確定2発
A特化鉢巻顎ウオノラゴン 先制エラがみ
116.7~137.1% 確定1発。。。
苦手なポケモン
特殊アタッカーの{カプ・レヒレ}やカイオーガ、起点作成型のクレッフィやエルフーンなどの物理技で攻撃してこない相手には役割を持てません。
対面の有利不利はかなり分かりやすいので、引くタイミングより引き先をよく考えた方が立ち回りが安定します。
相性の良い味方・構築例
まず挙げられるのは苦手なカプ・レヒレやカイオーガに強いゴリランダーやザシアン(王)です。
他にはラグラージやカバルドンが挙げられらます。自身の弱点が草でゴリランダーなどを誘いやすく、欠伸、ステロなど優秀な補助技も使えます。バクガメスが抜群を取られる岩も半減で受けられる点も強いです。
また、上記の2体に似た動きで挙げると地面無効のユクシーを採用してみても面白いと思います。
あとは、地面無効で威嚇+蜻蛉返りで裏に引けて、且つバクガメスの苦手なバンギラスに強く出られるランドロス(霊獣)も相性が良いです。
ちなみに私がバクガメスと併せて愛用しているのは、起点作成型の脱出ボタンエルフーンです。バクガメスで有利を取れる相手に甘えるを打って脱出が決まると、バクガメスの耐久が単純計算で倍になりますし、仮に相手が蜻蛉返りを打ってきたとしても脱出ボタンの仕様で裏に引けず場に残るので、有利対面のまま引き継げます。
このポケモンの対策
特殊アタッカーの大半が今回のバクガメスを積みの起点に出来ます。
また、バンギラスなどの特殊耐久に厚いポケモンでも容易に対策ができるかと思います。
バクガメスは今回の型以外にも鉄壁ボディプレ型や殻を破る型なども一定数いるようですが、元の種族値が微妙なこともあり大きな驚異になることはあまりないと思います。
終わりに
最初にも申しましたが、初めての投稿になりますのでダメージ計算のミスや、調整の不備、誤字脱字などございましたら修正しますのでご指摘ください。
また、似た育成論が既に投稿されていた場合もお教え頂きたいです。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。良ければ「殻が爆ぜるバクガメス」使ってみて下さい。